2011.11.03

11/2 日本の有利な条件を引き出せないTPP交渉参加

東京新聞によると、TPP交渉に参加して日本に有利な条件を引き出す、という段階は過ぎていて困難らしい。アメリカやチリ、ブルネイやシンガポールなどの作っている秘密協定を丸飲みさせられることになる。民主党の前原氏、仙谷氏などの推進論の大きな根拠がまやかしだったということになるのだろう。

●社会を犠牲にして経済を追い求めるような、観念的な自由貿易の理想論で輸出産業を強化するよりも、為替レートの問題に全力を挙げるべきときだと思う。
輸出産業の強化といっても、関税がゼロになることは、商品力、為替レート、原価の抑制、訴求力などのさまざまな要素の一つにすぎない。数パーセントの関税であれば、その程度の価格競争力はすぐうち破られるようにしか思えない。また中韓露抜きの環太平洋という枠組み、つまり対米関係だけで将来があるとも思えない。

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