2018.05.28

5/27 オープンミーティング・ご来場ありがとうございました

27日、午後、あさかプレーパークの一会員として総会に参加いたしました。やはり運営資金の調達に苦心しているようです。とくに本体の朝霞の森の定期開催日以外の、朝霞の森の関連事業、黒目川や城山での開催事業の資金調達に苦心しています。民間の公募資金の獲得にも取り組んでいるのですが、これが当たり外れが大きく、市民自身による資金協力なしには厳しいところです。そのなかで、着実に寄附が増えているということに少しうれしい話もありました。

Dscn9838その後、イベントがあったのですが、総会のみの出席の後退席し、私が3ヵ月に1回開いているオープンミーティング。予告では都市計画としましたが、制度説明で終わりそうだったので、内容を変え、今年の朝霞市の事業で、参加者の関心が高かったシンボルロード計画に関連して、活用の参考になればと、先日市議会建設常任委員会で見学してきた、滋賀県草津市の草津川跡地公園などの取り組みを報告いたしました。

Dscn9830この公園では、市内の園芸業者のJVが運営の指定管理者となって、市民活動の支援を行いながら、公園利用を促していく仕組みを動かしています。指定管理者が、個人↔協同、受け身↔能動的の座標軸で、協同で能動的な取り組みがこれからは必要だよね、ということなども啓発し、市民活動をするノウハウまで提供しています(ノウハウを提供している「くさねっこ活動ルールブック」が秀逸)。
草津市では駅前周辺で猛烈なマンション開発が行われ、庭を持たない市民がいます。身近な庭として実感してもらうように、ガーデニングの場所を提供し、園芸業者がガーデニングのノウハウを提供することで、事業を成り立たせていることがあります。朝霞市でそれがそのまま導入できるとは思いませんが、こうした公益的活動をする地域の民間企業の力をどう引き出すか、ということはとても参考になったので、そのところをご紹介しました。

●草津川跡地公園を見学して、市役所の課題としては、市民参加をやったり、市内の事業者に働きかけをしたり、そういう多面的な働きかけができる、優秀なコンサルタント会社を選ぶ仕組みを持っているか、ということが参加型の公園づくりのカギだと思いました。財政ルールでは「最小のコストで最大の効果」と言われます。役所が完全に企画しきれるものに関してはそのルールは適用できますが、役所で足りないノウハウの調達は、最小のコストで選んでしまうと形だけ作って終わりというノウハウしか買えません。結果としてお金を使ったのに、というものになります。そのあたりの腹のくくり方が問われていると思います。

●宣伝がインターネットと直接の声かけにとどまったので、参加者数を心配していましたが予想以上に多くの方に来ていただき、感謝しています。

| | コメント (0)

2015.08.04

8/4 米軍基地跡地の利用計画のたたき台まとまる

本日、市の基地跡地利用検討委員会が開かれ、これから市民に意見募集(パブリックコメント)を行うためのたたき台をまとめました。私も傍聴に行ったのですが、傍聴席は満席で、席を追加させると心象が良くないと思ってすごすご帰って、あとで職員から説明を受けました。

・現在の陸上競技場の前を通る「公園通り」沿いに、幅50メートルの滞留機能を重視した公園型道路を作る(土地代はゼロ、建設費は社会資本整備交付金等の活用)
・公園通り以西、青葉台公園より東の16ヘクタールは、緑地を基本とした公園とする。公務員宿舎予定地だったところは公園予定地にするので、地区計画を見直す。
・中央公民館と図書館の北側の土地を中央公民館や図書館とともに公共施設の区域とする。
・朝霞駅前通りの活性化や、旧川越街道沿いの活性化、第四小学校の活用などで一体を活性化していく、
などの内容で、大半の地域が市民が願っていた緑地として保全される計画となりました。

妥当な内容にまとまってきて、ほんとうによかったと思います。

●これからの課題として、①土地買い取り費用の捻出(総額120億円)、②公共施設用地の利用の仕方と新たな土地利用規制の内容、③土地利用の推進の期間と体制などが課題になると思います。

●私が市議選に出たのは4年前にこの問題の解決に議会がいま一歩の勢力不足で解決できなかったから。選挙中に富岡市長が中止を決断し、民主党政権が受け入れ、そして私の任期満了間近に、理想的なかたちでまとめられたことは、本当にうれしいことだと思っています。
運動を推進してきたみなさまや支えたり見守ってきた市民のみなさま、現実的な解決策を模索した市職員、公園のあり方のイメージをふくらませるのに協力していただいた学識経験者のみなさまなどの努力の末です。
私は、富岡市長が公務員宿舎の中止を決断したこと、その後市民運動のメンバーはじめ、基地に関わる様々な市民と市役所が対話を続ける仕組みをつくり維持させることに尽力し、どういうものになるか、という結論に関してはその成り行きを尊重し口だししないようにしてきました。私の成果だというものはありませんが、みんながまとまって、8割合意できた結果となったことを大変満足しています。

| | コメント (0)

2015.03.16

3/15 基地跡地の中に入り、利用計画をギロンする

Dscn6027_215日朝、米軍基地跡地の見学会があり、100人の市民が参加(事前申し込み)しました。子連れの方が多かったのが印象的です。これまで青々とした緑が盛んな時期に見学会が開かれることが多かったのですが、葉のない季節の見学は初めてでした。

見学会終了後、参加者から意見を聞くということで、6班に分かれてワークショップをしました。テーマは①朝霞の森、現在の基地跡地の中心部の緑地、②中央公民館・図書館周辺の公共施設、③公園どおり周辺に予定されているシンボルロードの3ヵ所(3機能)をギロンしました。基地に関係する市民運動関係者ではない参加者からも活発な意見が寄せられました。

Dscn6077_2議員である私が意見を言うのはもったいないので、班で司会役兼タイムキーパーをしました。班のメンバーからの意見は、①は緑地としての利用はおおむね賛成意見が多かったのですが、基地の遺稿や跡地としての雰囲気をどこまで残すか、②施設のための用地はいるか/いらないか、不足する福祉施設などどうするのか、③シンボルロードはどうやって活性化するか、などが論点だったように思います。

全体での発表では、30~40年ぐらいの未来を見通して、という意見や、詳細はさらにギロンして決めていこう、という意見が多かったように思います。

市の基地跡地利用検討委員会がいささか高次元な話で迷走気味なので、一つの判断材料になるのではないかと思います。

●この会を通じて、市の意向は、多くの市民に公務員宿舎計画が完全に復活しないことが認識されたと思います。
また、中央公民館周辺を公共用地として位置づけることに関して賛否がありますが、上に高層マンションや下にショッピングセンターなどをくっつける、派手な不動産開発的なイメージは払拭できたのではないかと思います。またシンボルロードはそもそも否定論の人もおられましたし、それはそれで大事に議論していかなくてはなりませんが、肯定している市民からは、ただの公園的道路だけではなく、緑地部分を生かした小規模の商業活動も誘致していくようなことが必要という議論もありました。
緑地をどうしていくかが今後の焦点になるのではないか、とも思います。

| | コメント (0)

2015.02.16

2/16 頭脳のブートキャンプ~基地跡地利用計画策定委員会を傍聴して

16日午後、基地跡地利用計画策定委員会を傍聴しました。
委員長をされている高村先生の強い要請で、この地をどのように使いたいのか、どのように過ごしたいのか、もっと議論しなきゃならん、というハッパのもと議論を進めましたが、行政、議員委員、市民委員それぞれがうまく消化できずに終わった感じがしました。

要領よく、ハコモノ・施設を並べて「こんなもんだ」という計画をまとめる前に、こうした議論はしておいた方がよいと思うのですが、実感を抽象化する議論がうまくできないみたいで、委員のみなさまや市職員の頭脳のブートキャンプみたいになったところがあります。抽象的な感覚を言葉にしていくためには、かしこまった会議の席より、もう少しくだけたワークショップや場合によっては宴席などで頭を柔らかくしておかないとなかなか実感を言葉にしていくことは難しいのではないかと思いました。

また世代的な問題も感じました。今後30年ぐらいかけて完成させていく計画です。にもかかわらず市民から選ばれている委員のほとんどが高年齢層。30年後とは言いませんが、基地跡地の利用が佳境に入っていくところでの現役世代が入っていないことは、こういうイマジネーションを出し合うような議論をするときに最も弱点ではないかと感じました。

そうした議論をして、具体的な話をしないはずなのですが、まとまってきた方向性は「公園通り」の沿道に設ける「シンボルロード」をどのように楽しめる空間にしていくのか、ということは先行してやっていく、可変的な取り組みとしていく、というようなことではないかと思います。

●近々、市のホームページに公開されますが、今回の市役所が作ったレジュメは、これまでの朝霞市の出してきた企画書のなかではかなりレベルの高いものではないかと思いました。先生がダメ出しして(確かにさらに高い水準のものを望まないと具体的な絞り込みに情報不足になるかも知れないとは思いました)職員が疲れてしまっていたので、終了後、率直に評価をして慰労しました。

●何か施設があって、その施設を要求して、それに人間生活をあわせるというのは考えてみればおかしいわけで、何かしたいというのがあって、それにあわせて施設を作っていくといのうが本来あるべき姿なのだろう、と思いながら高村先生の難しいお題を、自問自答しながら傍聴していました。それは父の故郷の大分県の小都市やその近隣のなかで美しい市町村を想像しながら、行政・民間によるハコモノ開発を求める声より、どういうことができるまちなのか、ということをそこそこの市民たちは議論していたな、と思い出しました。50年来、計画的な開発をした経験のない朝霞で私も育ってしまったので、どうしてもあるべきまちの姿ということを想像するのは私も不得手です。

●最近、そうしたことでインパクトが大きかったのはちくま新書の「駅をデザインする」という本です。なぜ古い東急渋谷駅が良くて、新しい渋谷駅がダメなのか、考え方、人間が駅で過ごすということはどういう状態なのか、などを考えて批評しています。著者は、1980年代に確立した営団地下鉄のサイン(案内)システムを開発したデザイナーです。

●もう一つ、獨協大学地域政策研究所が提唱し、産業社会の転換、冷戦構造の終焉から、モーレツサラリーマンにあわせて作ったベッドタウンシステムは終焉するという「ポスト・ベッドタウン」という考え方があります。これまで中央線・小田急線・東急線の沿線の地域が進んだ世界ととらえて、そこに追いつこうとしたベッドタウンの進化論が、これからは覆って、外国人や経済的弱者と共存してきた東京の北東部の柔軟性が強みになっていく、という理論があります。朝霞というのは東京の南西部ではなくて北東部に近い地域。今日出てきた、おしゃれである、というキーワードが朝霞市民にとっての安らぎになるのか、お金を使っていただくにしても、ナショナルチェーンへの安易な期待にならないのか、不安に考えるところもあります。

●国が地方消滅への対策を盛んに旗降るので、学者委員のみなさまが、少子化対策をアジェンダの一つに設定したことは気がかりでした。朝霞市は子どもが多くて、そのことで児童福祉や学校教育に負荷がかかって、子どもを増やすために跡地利用を起爆剤にするという発想なら、ミステイクをするように思います。黙っていても子どもの多い自治体ですから、むしろ定住や子どもと暮らす質というところに着目したまとめにしていってほしいです。

●大規模な商業施設で活性化を図る、という発想とは一線を引いたところに議論は確定してきていることは少しほっとします。

| | コメント (0)

2014.11.10

11/8 朝霞の森の秋祭りでごみ整理をしました

Dscn567811月8日、朝霞の森で秋祭りが行われ、のべで3000人の参加者がありました。

演奏、キャンドルナイト、プレーパーク、市内各団体の展示や子どもと一緒のものづくり、消防はしご車の体験などが行われ、みんなで朝霞の森の2周年を祝いました。
朝霞の森の地が、様々な曲折を経て、市民が自由を体験する場として定着しつつあります。
天候が不安ななか、来ていただいた来場者のみなさまに感謝しています。

また、開催に尽力していただいた関係者、市みどり公園課などのみなさまの労力に頭が下がります。

今回は、富岡市長や豊田衆議院議員、利根川市議会議長、神谷・醍醐両県議会議員も来てくださり、あいさつや会場内を歩いて参加者の楽しむ様子を見ておられました。

●2月の基地の歴史展の蓄積から、紙芝居の展示が行われました。市職員の企画です。歴史展で紹介された市内在住の田中さんの紙芝居の絵を展示していました。朝霞の基地での米軍と市民との関わりを描いた絵です。
歴史展では基地にまつわるセックスワーカーの日常なども描かれていましたが、今回は子どもも多いというのでそこは外し、占領軍が朝霞にもたらした文化交流を中心に紹介する絵が展示されていました。どれも生き生きとした力作でした。

●焼きそば製造班のみなさまも、通算で3回になり、今回は、野菜や肉の不公平がでないように、作る時間を短縮できるように、前段の仕込みをやったり量の区分をしたり工夫しておられました。改善です。

●私は芸も何もないのと、前回は市民の寄付で無料の飲食提供をしたので、政治家に禁止されている法規制の疑惑を招かない参加として、このイベントでは会場でのごみ整理をしています。

ごみは市に1日半預かってもらって本日10日、クリーンセンターに搬入されます。そのためどのように体積を減らし、飲食物の水が漏れないようにするかが課題です。

ごみ整理を担当すると、市の分別収集への協力が浸透してきていて、ほとんどすべてのごみは、私がそばに立っているだけで、きれいに分別されていました(襟足よれよれの白いシャツをわざと着ていきましたが全く汚れませんでした)。3000人が参加して、やきそば、お汁粉、コーヒー・紅茶があっても、参加者から出たごみは6袋に留まりました。朝霞市民のごみ捨てのマナー、見事です。ごみ整理して全く嫌な思いをしませんでした。

参加者のご協力にお礼申し上げます。もちろん課題もありましたので、次回には改善したいと思います。

| | コメント (0)

2014.10.26

10/26 市民と市役所の協働である基地跡地の歴史学習会を、市役所職員が理由も言わず一方的に打ち切る

基地跡地利用市民連絡会のブログから、市民と市役所との協働作業として進められてきた、基地跡地の歴史勉強会が久々に開かれたら、市の担当課長から、事業としては終わり、と急に打ち切り宣言をされたということです。

この歴史勉強会は、4年にわたり朝霞市に対立をもたらせてきた基地跡地に公務員宿舎建設する計画を終息させるにあたり、市民運動からの議会請願などをふまえて、合意形成を進めてきたことの副産物とも言えるものです。
それが理由も告げず、一方的に終わらせたとなれば、今後、ガッツリ追及していかなくてはならないと思います。

2011年以降、市民運動との協調を進めてきた市役所ですが、最近は逆コースが目立ちます。市役所の運営にとっても信用問題にかかわり、不利益な判断です。

●しかし、未だに、一方的に何かを決めれば市民は従うべきだ、市の決定に、異論を言わせないし、理由も説明しなくてもよい、などと考える管理職がいることに呆れかえっています。

●日本の地方自治法の解釈が、地方分権まではほんとうにデタラメで、市民を支援するための福祉政策は、民法の「負担付き給付」などをもとに解釈して、双方合意だから一方の市がやめたと言えばやめられる、と解釈し、決定に関わることは行政法に逃げ込んで、公的な立場は公正中立だから同意はいらない、と、ご都合主義的に使い分けていて、それを裁判所が追認してきた歴史があり、未だにその矛盾が変更されずにいます。困ったものです。

●このようなことをすると、まじめに市役所につきあい、協力しようとする市民活動ほど、バカをみるので、結果的に、市役所の業務を徹底的に反対する市民運動か、補助金や行政サービスにたかる市民活動しか育たなくなるように思います。残念なことです。

●市民の側に非があるとするなら、それをその市民に説明すべきです。そこもまた卑怯で、今日の義や仁という言葉に通じるものがあります。

| | コメント (0)

2014.06.15

6/14 朝霞の森再開イベントで、ごみ整理係を担当しました

10352404_652934238115164_43626999345月から再開した「朝霞の森」のイベント、「再開フェスタ」にごみ整理の手伝いをしてきました。

のべ約1500人の市民が来てくださり、食事をしつつ、音楽やプレーパークを楽しみ、朝霞の森の再スタートを確認する場になったと思います。
ご来場くださったみなさまにお礼を申し上げたいと思います。また企画と準備にあたったみなさまのご努力には頭の下がる思いです。

たくさんの方がお見えになったのに、ごみの分別・整理にほぼすべての参加者が協力してくださり、これだけのごみの量にまとめることができました。感謝いたしますとともに、ごみ再資源化への市民の意識の定着を感じました。

●イベントのごみ整理では、ごみステーションの管理、その後のごみの搬出、清掃工場があくまでの保管を考えると、①水物をどうごみ袋に入れさせない、②わりばしやくしのようにとがったものをごみ袋に入れさせないということが課題です。

●市民の役所から自立も課題と思いつつ、大切な休日を返上して、市の資材の貸し出し等にあたった都市建設部の職員のみなさまの協力はありがたかったと感じる場面が多くありました。公務員の仕事として、市民の自立を促しつつ、どこまで市民のてづくりのまちづくりに関わっていくのか、全く関わらないというのも学びがないことになる、ということからも、いろいろ考える場になりました。

●市議会議員として、ああした場での協力に迷うところがあります。食べ物を有償で提供することの手伝いなら問題にならないと思いますが、無償になると、公選法にひっかかる可能性が出ます。その結果、いつもごみ整理係を選んでいます。
基地跡地をできあいの公園とせず、ありのままの自然に人間が関わり、工夫していく場として公開せよ、というのが私の選挙公約の考え方で、(だから私が何かしたということではなく)様々な方のご努力で現在の朝霞の森の姿になっていっているので、こうした取り組みにはこれからも協力していくことになるのだろうと思います。

| | コメント (0)

2014.01.17

1/16 「朝霞の森」当面閉鎖へ

朝霞の森で、さびて信管のなくなった手榴弾が発見されました。発見された手榴弾自体は安全なものでしたが、他にもこうしたものが埋まっていないか、安全確認のため、当面、閉鎖されることになりました。
閉鎖期間は、金属探査などを行うということです。

なお、市の担当者に閉鎖期間を確認したところ、安全確認ができるには数日という日数ではなく長くなる、ということでした。

残念ですが、自由に遊べる場としての安全が確認されることを優先して、市の対応を待ってくださるようお願い申し上げます。

プレーパークなどの朝霞の森で予定されている行事の日程については、わかり次第ここでもお知らせしたいと思います。

| | コメント (0)

2013.11.11

11/11 手作りのお祝い…朝霞の森1周年

Dscn417511月9日に朝霞の森1周年のイベントが開かれました。多くの市民の参加があり、開催準備に関わった一員としてうれしく思います。

多くの参加していただいた市民のみなさまには、お礼申し上げます。
今回、心がけたのは、完成されたものを提供するのではなく、手作り感を大切にしました。この広場「朝霞の森」がハンドメイドの自由さを大切にした広場である、というコンセプトを表現したかったからです。
酒でも持ち寄ってたき火のまわりで星空でも楽しもう、という話で企画が始まりましたが、あれよあれよという間にそれなりのイベントになって、楽しく過ごすことができました。

後半では、七輪やたき火のエリアで、近所のスーパーで買ってきた具材で自主的に焼き物を始める参加者もおり、隣では子ども達が木工をしたり、手作り感を楽しんでいただけたのはよかったと思います。

朝霞高校ジャズクラブをはじめ、舞台で演奏をしていただいたみなさまはみな、朝霞市内の音楽や芸術をされているみなさまでした。
青年会議所のイベントでのアイディアを持ち寄ってくださった野島さんの提案で、キャンドルサービスでは、子ども達のろうそくの点火によって、朝霞の森を祝う言葉が暗闇に浮かびあがり、美しいイベントとなりました。

Dscn4154そのなかで私はごみ整理係を担当いたしました。
参加者のみなさまのご協力のおかげで、きれいに会場を返すことができました。

具体的には、みなさまがごみ箱の前に立ち止まって、箸や紙皿、空き缶などをどのごみポストに入れたらいいのか考えながら入れていただく、その一手間で、ごみステーションすらほとんど汚れず、片付けすることができました。ご協力ありがとうございました。市側から提案されて、割り箸を分別して段ボール箱に回収したことが、袋割れが起きず、汁物の混入に対して、無難に対応できたように思います。また、割り箸を分別回収できたので、後のキャンプファイアーの燃料にできました(参加した子ども達がやってくれました)。
余談ですが、ごみ整理をしていた私の服も、ごみ処理作業ではほとんど汚れることはありませんでした。

飲食について部分的に有料にできたら、もっとみなさまに積極的に暖かいものを取っていただいたり、やきいもを楽しんでいただけたのではないかと思いますが、国有地の無償貸与に、営利活動の禁止という条件が入り、原価の一部負担も、カンパ募集も会場内では不可、ということで、寄付者のご寄付の範囲でしかできませんでした。もちろんクレームをする方もおらず、そのことも参加していただいたみんさまに感謝したいと思います。

Dscn4181また、持ち寄りのハンドメイドで作ったイベントでしたので、資金難が課題でした。主催した責任者からお礼があったと思いますが、改めて私からも朝霞駅周辺の商店などのみなさまの支援、工事機材等を貸し出していただいて力業をこなしていただいた三和建業様、土曜日にもかかわらず主催者たちにまざって準備作業や後片付けをしていただいた朝霞市都市建設部の職員のみなさま、さんまを提供していただいた気仙沼市の阿部様、一緒に主催した仲間のみなさまにもお礼を申し上げたいと思います。

| | コメント (0)

2013.05.06

5/6 朝霞の森・半年です

Dscn2747_2国家公務員宿舎建設が中止になった予定地に、昨年11月から開かれた原っぱ「朝霞の森」が半年になります。
あいている土地は何かに活用されなくてはいけない、という開発神話みたいなものから自由になり、多くの市民が思い思いに使い、憩いの場にしています。
計画的に何かをしていくのではなく、ハコモノを置くわけでもなく、集まってきた人たちで新しいことを始めながら共通の空間ができる、「朝霞の森」の実験に、これからも私は期待していきたいと思います。

Dscn2750さて、その「朝霞の森」の利用の目玉であるプレーパークが、昨日5日からは2週間連続で始まりまっています。そこできょう、朝霞の森に行ってきました。
これまで月1回の土曜日、日曜日だけ開催していたものを、平日日中も開くことで、新しいニーズや担い手との接点が出てくるかも知れません。また、この連続開催にあたっては、主催団体のメンバーのみなさんがボランティアを発掘したり、アイディアを出し合ったと聞きます。そうしたところから質的な変化がうまれてくるかも知れません。
きょうは、大きなマットのブランコ、小屋づくり、どろ水など子どもたちが思い思いにスペースを生かして遊んでいました。

連休中は朝霞の森でバーベキューがたくさん行われたとも聞いています。6月1日には青年会議所の県大会もここで開かれます。市民にとって大切な場、という思いが共有されるなかで、自然発生的な基地跡地の利用が広がっていくことが、納得性の高い活用への道につながっていくのだと思います。

私自身も、できるだけ市民の自主性による活用を大切にしながら、目詰まりになっていることがあれば少しだけ手伝っていく、という立場で、朝霞の森の進化に関わっていきたいと思います。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧