1/16 県内自治体議員向けに予算審議の研修会を開きました
16日午後、朝霞市内で、県内自治体議員の参加を得て、3月定例市議会でみっちり審議される予算審議の技術や考え方の講座を開きました。2023年統一選はじめ1期目の議員を中心に17人の議員に参加していただきました。
私からは、予算審議の考え方として、民主主義社会として議会が予算を決めることの意味、自治体予算編成の流れや予算要望のタイミングなどを話し、予算審議の考え方をお話しました。また予算審議に向き合うためには、自分なりの地域代表なのか、ある考え方を代表しているのか、職層の代表なのか、不正が許せないのか、何らかの価値観をきちんともって膨大な予算資料を見ていく必要があることも伝えました。
続いての講師、北本市議の櫻井卓さんからは、予算のチェックポイントの具体的なところをお話してもらいました。元県庁職員として財政担当もしたことがあり、ここに注意というところをピンポイントで示しました。
再び私から、予算に不満のときの対応として、反対、議会としての付帯決議、予算組み替え動議、修正動議、不満の討論をまぜながらの賛成というパターンを示して、そのうち修正動議の出し方の注意点などを、2023年3月朝霞市議会定例会での修正動議の提出の手続きや議事を紹介しながら、お話しました。反対とするときも、実際に議案が通るか通らないかも含めて市民生活のバランスでどのような反対をしていくのか、考えて対応することが大事ともお伝えしました。
続いて、同僚の本田市議から、地方分権の目玉政策として導入されたはずの介護保険特別会計が、予算項目の設定が抽象的でどんぶり勘定的で、議員にとってはブラックボックス化してしまいやすいので、議員として予算書以外にどんな情報をもとに予算の公正性を判断すべきかという講義をいたしました。
9月の決算、3月の予算の審議を1回みっちりやれば、自治体の仕事の見取り図が頭のなかにできあがってきますし、その自治体のクセもわかってきます。新人がんばれという思いで、お伝えしました。