2024.11.22

11/22 市議会一般質問のエントリが締め切られました

12月10日から12日までの市議会議員が質問をもちよる「市政に関する一般質問」、きょうエントリが終わりました。
20議員がエントリしました

12月定例市議会・一般質問通告議員 エントリ順、敬称略
福川,兼本、高堀,田原,西,小池,駒牧,飯倉,宮林,
遠藤,増田,渡部,外山,石原,本田,黒川,
権,石川,田辺,利根川

発言はエントリ順になりますが、日付の区切りは議会初日の11月25日に議長から宣告されます。
私は11日になるか12日になるか微妙な状況です。

通告した内容は
1.子どもの人権の保障
2.保育行政の現況と課題
3.職員政策について
4.来年度予算編成の状況
5.市民負担の変更と財政
6.施設の課題
7.図書館の未来
8.市長選挙への対応について
の大項目8件です。


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2024.09.02

9/2 報告会へのご参加ありがとうございました

1日午後、決算の説明を行う市政オープンミーティングには、少なくない参加者に驚きました。ご参加ありがとうございます。また来ようかなと迷っていただいた方にもお礼を申し上げます。

今回は、参加者との自由意見交換に時間を多めに取りました。市政・行政の課題を参加者からお題をいただいて、みなさんで議論していただきました。子育て支援から子どもを大切にする政策へのシフトの必要性、地域福祉を作ろうとしない福祉施策展開の問題、人口問題、市役所のICT化などいろいろなお題を話しました。

20240828500

現在、会派で市議会に提示された議案の調査に当たっています。決算を扱う議会なので、主には数字とその裏付け資料の点検ですが、ときに外に出て、議題の対象になっている施設や事案の場所を見に行きます。

現地に行くと発見があります。今回、道路廃止議案があるのですが、現地に行ってみると、10トントラックがしばしば走っている交差点のど真ん中。まさかこの交差点を道路から外して、公共施設を建てたり、売却をしてしまうことがあっては大変。ここを廃止してしまって大丈夫なのか、これが質疑の題材になります。


工事の被害の補償だという対象建築物を見てまいりました。たしかに満身創痍の対象建築物でしたが、どうも工事の副作用とは思えないほどの状況で、はたして何があったのだろうか、ということも題材になります。

こうした調査の結果は、6日の本会議議案質疑(中継・録画公開あり)や、10日からの委員会審議(こちらは申し訳なく中継・録画公開はありません)の審議に反映します。

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2024.05.27

5/27 議員の不法行為に向き合うために~市議会会派代表者会議

最近、市民から容疑者と間違えられている、悲しい朝霞市議会議員の黒川滋です。

きょう9時から朝霞市議会の全員協議会が開かれました。全員協議会は公式な会議ではありませんが、議事以外の議会内の調整、議員提出議案の会派間・議員間のすりあわせをする会議体です。
そのなかで、市民からの問い合わせ、文書を議会事務局として受け取っていることもあり、先の衆院選でのつばさの党の選挙妨害行為に関して、現地で関与し、同党の幹部と意思疎通を密にしているとみられる所属議員がいる朝霞市議会としてどうするかという話題になりました。

その対応として、一つは、田原議員から「朝霞市政治倫理条例」の提示がありました。ここでは、朝霞市内で公職者と公職をめざす政治活動をする者に、刑事事件に関与しない、他人を脅迫しななどの規範を示すことをめざしています。無会派の議員から、若干の疑問を示されたほかは、特に意見はなく、その対応だけが宿題となりました。
私からは「議会の議員の議員報酬等及び費用弁償の支給の一時差し止め等に関する条例」を提示しました。刑事事件で逮捕、勾留された議員の報酬を停止し、有罪となった場合は不支給とする内容です。広く刑事事件とするとやりすぎなので、支給停止の対象の罪を、公選法の悪質犯、政治資金規正法、あっせん利得法、刑法では、人身を拘束するような罪や凶悪犯、汚職に対象を絞りました。
法律の指定が複雑なので、6月3日13:30~再度会派代表者会議をして、文言調整をして10日の市議会初日に提案することになる見込みです。

渦中の外山議員も無会派の議員として出席されていましたが、弁明的な発言はありませんでした。

その他の議題としては、議会ICT化としてタブレットを配布して使用すること、地方自治法の改正にあわせて委員会のオンライン開催を可能とすることなどを議論いたしました。

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2024.02.23

3/22 議案への確認に忙殺されていました~

3月定例市議会は、来年度一年間の市の事業メニューとなる予算案が示されます。16日の提示、21日の議会初日の提案を受け、400以上ある事業名を精査するのに追われています。また市職員からの逆の問い合わせも多く、15分入替えで対応しているような状況です。

そのなかで議会初日のご報告が遅れてしまいました。
21日9時から市議会3月定例会が開かれました。定例市議会の初日は市長提出議案の提案理由のみです。

議事に入る前段に一般質問の日割りが議長から初日9人、2日7人、3日目4人と宣告があり、それにしたがうと
3月12日(火)9:00~福川,小池,兼本,飯倉,田原,西,宮林,遠藤,陶山
3月13日(水)9:00~増田,獅子倉,権,渡部,高堀,本田,黒川
3月14日(木)9:00~石川,外山,田辺,利根川
との割り振りで、通告順から当てはめると私は13日の午後最終となりました。

終了後、2024年度一般会計予算、2023年度一般会計補正予算を除く39議案への質疑通告を会派として本田議員と割振り提出しました
前夜、書面で準備したものをそのまま出しましたが、他の議員が本会議中に議会事務局に送信した、と割って入ってきました。議会事務局は申し合わせ通り整理してくれましたが、議事の最中に通告書を送るモラル、課題です。
この4年ぐらい、内職程度では留まらない、議事中のスマホはじめ通信機器の操作がめだちます。会議手法の進歩を制約してくるので、厳格に規制したくありませんが、通信機器をひっきりなしに操作している人もいます。その議員の行動が議場外からコントロールされているとみなされても仕方がありません。

10時40分から全員協議会が開かれ、教員逮捕「事故」の報告書の説明が教育委員会から行われました。
教育逮捕の「事故」報告書の報告には、詳しい内容は別記事に書きましたのでご参照ください。
この件については、当該校の保護者の感覚を伝えるため、13日の私の一般質問でも取り扱います。
説明は20分ほどでしたが、昼食をはさみ14時20分まで、質疑応答が続きました。
途中、市長が声を荒らげる場面もある緊迫のある全員協議会でした。

その終了後、議会運営委員会を傍聴しました。
議題は提出された「朝霞市議会の秩序とモラルについて市議会で議論を求める請願」の審議がありました。

先の市議選で市民の選択肢を奪うような選挙戦術を多用したり、長時間駅を占拠して市政に無関係な他党派や宗教団体を誹謗中傷することにあけくれ市民に呆れられています。抗議したり公選法にもとづき場所の明け渡しを求めた陣営や候補者に、動画撮影で脅かした所属党派・陣営の振る舞いもあり、市民として是とできるものではなく、市議会として議論せよ、という内容です。
正規委員の全会一致で可決しています。
討論的なことは休憩中に行われましたが、
私の所属する会派の本田議員からは、市民の選択肢を保障する観点で選挙が行われる必要だと考え採択に賛成するが、その具体先はきちんと議論していく必要とする意見表明を行っています。全委員から意見が求められています。
本田議員からは、議決権のない無会派のオブザーバーからも意見を求め、認められました。
無会派議員の石川議員からは「駅頭の混乱の実情をよく知らないので判断できない」、外山議員からは「自分たちのことだと思うが、道路使用許可を取っている」などとの意見が出されています。
その後については、公明党の利根川委員長が、次回には他自治体の政治倫理条例を参考に審議に、と提起したところで、本田議員から、持ち寄るかたちで作られなければならないのではないか、と意見を言い、これから各会派で案を持ち寄りながら、倫理条例になるのか申し合わせになるのか、検討が開始されることになります。

●今議会で審議される議案一覧
※会派:立憲歩みの会では、議案ごとに担当議員を決めて、大きな議案、問題の深い議案以外は会派で1人質疑者を絞ることにしています。
所管委員会のものは委員会所属議員、委員会のないものは得意分野や他の議案の負荷などを加味して決めています。また本会議は所属委員会の質疑はできないことになっているので、別の議員が質疑をすることにしています。

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2023.12.29

12/27 監査委員は議会から選びました~改選後最初の議会が終わりました

27日、改選後初の市議会12月定例会が終わりました。最終日にかけられた議案は1件、2人いる監査委員のうち1人を改選後の議員から選ぶ議案。法律で市長が提出することになっています。従来は、その議員を市長が一本釣りで決め、市政野党議員は決め方が自己矛盾だと反対するというお約束の展開でした。

今回の改選後、市議会では、議員から選ぶ監査委員は議会で推挙する、ということで合意しました。多数会派で調整済みだったようですが、会派代表者会議で石原茂議員を推挙することを確認し、議長から市長に石原議員を監査委員に任命する議案を提出するよう申し入れしました。
市長からはその通りの議案が提出されてきたので、みんなで提案・合意した人事なので、質疑、討論をせず、全会一致で決まりました

自治体の監査委員制度は1943年までは、議会が監査委員を選んでいました。戦時体制のなかで、行政の長が選ぶ制度に変わり、1947年、中途半端な戦後の民主化のなかで、行政の長が選びつつ、1人は議員、1人は有識者が選ぶ、という制度になってきました。
戦後改革、国に関わるものでは大幅な民主化が進んだと思いますが、地方自治に関しては総力戦体制のなかでの動員対象としての自治体という位置づけが引き続き残され、議会が弱められたのではないかと感じることもあります。

終了後9:25~11:00は全員協議会で、市から報告が3点ありました。
1つめは、内間木地区の新しい道路建設にともなう沿道開発の話。公園を作る話が中心で、そのPFIだけれども、過去にはごみ捨て場として使われた土地もあるところなので、建設後、運用が始まってから民間事業者から賠償請求されたりしないか心配です。
2つめは、わくわく号。運転士不足の対応です。2025年度から東武バスウエストが埼玉県西部7市のコミュニティーバスから一斉に撤退する提案の説明。衝撃が走っていました。それとは別に2024年春から夜間夕方を中心に減便があることも提案されました。
3つめは、栄町給食センターの取り壊し工事。電柱移設に関して意見がまとまらず工事が止まり工事費が8000万円ぐらいまで膨らんだみたい。私からは取り壊さず工事現場のままにして放置したら、と提案しましたが、移設に向けての合意が成立したみたいで前に進むしかなさそうです。

最後は議会だより編集委員会。委員長として会議を切り盛りました。12月議会が終わったというウェブ記事の確認と、12月6日の前任期の臨時会の記事の確認した後、前委員長からの引き継ぎとして、紙面改革と採決結果の掲載から議会だよりの改革を始める話をしました。また全委員に会派または委員としての議会だよりの改革要望事項を文字で提出することを求めました。
委員のみなさまは概ね前向きだったのですが、採決結果を掲載することに関して、思わぬ議員から今の誌面のままではできないと強く指摘されました。採決結果こそ議員の専権事項なので、市民に報告する最優先の情報という視点で見てほしいことを申しました。

●改選後の議事に関する数量的データをこれから議会が終わるたびにまとめて報告したいと思います。
今回議会・累計ともに
市長提出議案数 1件
反対数 全議員0件
議案質疑の数 全議員0件
修正案提出件数 全議員0件

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2023.12.19

12/18② 任期初日・市議会の体制づくりが終わりました

18日の初議会の続報です。任期最初の18日、改選後の市議会の体制づくりを行いました。

まず私のことが先で恐縮ですが、
所属委員会は引き続き建設常任委員会、議会の役職としては議会だより編集委員会の委員長を引き受けることになりました。会派「立憲・歩みの会」の代表として会派間交渉に出席することになります。
消防など、四市で共同事業をする朝霞地区一部事務組合の議員に12年ぶりに就任することになりました。
議席の位置、控室の位置は変更ありません。
一般質問をエントリし、25日14~15時スタートとなりそうです。

18日の議事を追ってご報告します。議員名の多くを敬称略としたのはご容赦ください。
●議長選挙は、公明党の岡崎議員、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
岡崎 12票(公明党+進政会+1)
福川 11票(立憲歩みの会+あさか未来+1)
石川 1票
という結果で、岡崎議員が議長に就任しました。

●副議長選挙は、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
福川 23票
石川 1票
という結果で、福川議員が副議長に就任しました。

●一般質問は18日17時締切までに、18議員がエントリし、初議会の特例による抽選の結果、以下の順番になりました。
22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原

●各議員の所属委員会と、委員長、副委員長は以下のとおり決まりました。

  立憲・
歩みの会
あさか
未来
進政会 公明党 無会派
議席数(24議席) 2人 8人 6人 5人 3人
総務常任委員会
6人
  ◎田原
飯倉
野本
○陶山
利根川
岡崎
 
建設常任委員会
6人
黒川 福川
○兼本
石原
◎遠藤  
教育環境常任委員会
6人
  ◎小池
○高堀
獅子倉 駒牧 田辺
外山
民生常任委員会
6人
本田 西
渡部
○増田 ◎宮林 石川
議会運営委員会
8人
本田 ○田原
小池
兼本
石原
野本
◎利根川
遠藤
(田辺)
(石川)
(外山)
議会だより編集委員会
7人
◎黒川 西 増田 ○宮林 田辺
外山
石川
会派代表者
(議長による会派代表者会議の招聘対象)
黒川 田原 野本 利根川 (田辺)
(石川)
(外山)

◎委員長 ○副委員長 カッコ内はオブザーバー

●広域自治体・朝霞地区一部事務組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),石原(進政会),黒川(立憲歩みの会),宮林(公明党),飯倉(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は消防,し尿処理,知的障害者入所施設,新たに建設される予定の火葬場の運営を、朝霞,志木,新座,和光の四市で運営する広域自治体です。

●広域自治体・朝霞和光資源循環組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),田辺(無会派),遠藤(公明),小池(あさか未来),高堀(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は2030年頃に稼働開始する朝霞市,和光市の共同のごみ処理施設の運営をする広域自治体です。

●広域自治体・埼玉県都市ボートレース企業団議会の議員(1人)には、
野本(進政会)
が選出されています。
この一部事務組合は戸田競艇場の半分の開催を県内自治体で共同して行う広域自治体です。

●広域自治体の議員選挙は、前任期は少数派に不利になっていることから議長別枠をどのように扱うかで議論になりました。
この4年間は、引き続き議長別枠1人は外数として勘定し、残り、4人×2組合+1人×1組合の合計9人枠を各会派の構成人数によっておおよそ公平に割り振る調整を行っています。その結果、前半2年間であさか未来が3,進政会が2,公明党が2,立憲歩みの会が1,無会派が1となるような数字で割振りが行われました。この4年間はその扱いでいきます。
今回はこれでおさまりが良く終わりましたが、大会派から議長が就任しやすいことから、次回改選後も、広域自治体の議員枠は、議長を会派の内数として扱うことを求めていきます。

●会派代表者会議では、議員から選ぶ監査委員についても議論が行われました。
監査委員は行政運営の適正さを確保するための職です。そのうち1人は議員から選ぶことになっていますが、これまでは、市長が一方的に任命した議員を議案として提出され、市議会が同意してきました(水面下で根回しはあったのでしょうが、私には事前にこの人をという打診は来たことがありません)。
地方自治法では市長が任命権があるものの、市長のすることを監視すべき職を市長が議会から一本釣りする人事は、行政を監査する監査委員制度の趣旨や、他市の運用などを比較すると良くないと思い、制度運用の問題として2019年、2021年の改選では、市長の任命提案に私は反対してきました。
今回、あさか未来の田原議員が、監査委員制度の目的からは議員から選ぶ監査委員を会派間で公式に協議して推挙していくべきではないか、という提起がありました。私も同様の問題意識から賛同し選び方を協議しました。
他会派も同意し、監査委員候補は市議会会派代表者会議の協議の結果として推挙し、議長が任命権のある市長に伝えることとしました。協議の結果、石原議員を推挙することとしました。
議員から選ぶ監査委員の建て付けの悪さは、地方議会のあり方として議論になっているものです。元々は住民の代表機関である地方議会が市民から人選していたものですが、1943年の地方自治制度の改正で行政自らが選任する制度に変わり、戦後の民主化で、監査委員を議会承認人事とすることと、議員からも選ぶ制度に変わった経緯があります。本来のあり方からすると中途半端な制度ゆえの矛盾や運営上の工夫が必要な制度です。

●議員の住所は、pdfでの議員名簿は公開することが継続することとなりました。政党所属が正直に表記されていないので「所属政党」という欄が実態を表さないので「党派」という欄とし、さらに市議会議員としては所属会派が重要として、会派名を付記することになりました。
一方、議会HPに直接公開している議員名簿に関して、おおよその住所だけの表記にできる選択肢を設けました。

●昔の議会運営委員の選出基準に、会派がなくても「ただし、国会に議席を有しており、全国的な組織を持ち、国民に認知された政党は、構成議員数が1人でも委員を選出する」という条件があり、2000年6月に削除されています。それを復活を求める声がありましたが、今回は認めることにはなりませんでした。
私も、地域政党の所属議員や他の無会派議員と比較して、国政政党所属議員だけを優位に扱うのはおかしいとして、反対をしました。大選挙区制の今の市議会議員選挙の仕組みのもと、1人会派として拒否権を容認する例外を認めていくと、都下某市議会のように合意形成する力より遠心力が働きます。
現在も朝霞市議会では、議会運営委員会や会派代表者会議にも無会派議員を1人ずつ招聘しており、ほとんどの問題を全会一致で処理しているので、正規委員とほぼ同等の実態があります。
調べてみると、1992年に議会運営委員会の選出基準を決めたときに、民社党の小南議員が該当し、廃止された直近では1999年市議選で日本社会党の八巻議員が引退しています。

●その他議席の位置、控室の割振りを決めています。

●人事に関して議長選からガチンコの対決になることが予測されていたので、その他人事でも対決型になり長時間議会になることを想像していましたが、かえって緊張感で短くすることができたように思います。また、長老議員と新人議員ばかりで、議会役職を任ぜられる2期~5期の中堅世代の議員が少なかったことで、調整しようがないところもあったと思います。

●速報していくはずでしたが、場面展開が多くて、なかなか情報発信できなかったことをお詫び申し上げます。

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2023.12.18

12/18① 本日から新議会が始まります~朝霞市議会

18日になりました。きょうから新任期です。私は4期目に入ります。2027年12月17日までが任期になります。

朝霞市議会、そうあるべきなのですが、律儀に任期最初が日曜日であろうが招集かけらます。議長選出他、議会の体制づくりを行います。
二元代表制という考え方から言えば、任期が始まっているのに議長が決まらないということは、議会としてスキがある状態なので、私はこの慣習は好ましいと思っています。

きょうは、議長選、会期の決定、議席の確定、副議長選、常任委員の指名、議会運営委員の指名、各委員会の委員長の選出、広域自治体である一部事務組合に送り出す3団体計11人の議員の選挙という流れになります。
その他、控室の部屋割り、附属機関委員の決定など本会議で諮らない様々なことも決定します。
それらを単純多数決で力で押し切って決めるのは乱暴なことから、会派間交渉と調整、それを確定させる会派代表者会議が本会議を停め何度も入ります。
夕方には、一般質問

スタートは9時、15分ほどで議長選挙を議題とします、と宣告されて休憩に入り、全員協議会に場面転回して、議長選の立候補者のエントリと所信表明(法律上不要ですが、何をしたい誰だかわからない人を選ぶ不透明さをなくすために2011年議長選から立候補させる慣習を入れています)、続く休憩中に会派の代表者が集められ最初の議会人事・庶務の調整課題を示され、休憩が終わり議長選の投開票が行われ、また休憩に入り、という感じで休憩、再開が繰り返されます。

●2019年12月18日の議会までは、4年に一回のこの日に、義務である市長、副市長、教育長のほか、全部長も出席していました。答弁する機会もなく、いつ開いたり閉じたりするかもわからず、他の仕事もできなくなることから、議会人事の審議に部長級の出席は不要と提案し、2023年9月の会派代表者会議で、議会対応を行う総務部長以外の部長級の出席を求めないことになりました。

●夕方には、今議会の一般質問のエントリが提出され、今週後半から来週に想定される新議会の議員の抱える課題が質問として示されます。youtubeで中継がありますので、投票した議員、投票しようか迷った議員がどのようなことを聞いているのか、ご覧ください。

●議会日程、議長選の結果など断続的にいろいろなことが決まります。時間が作れるときに続報を発信したいと思います。

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2023.12.16

12/15 会派「立憲・歩みの会」を継続します~新議会に向けて

32830_015日午前、市議会会派「立憲・歩みの会」現任期最後の団会議を行いました。
当面の日程、住民相談の対応、市の政策の動きなどを確認し、新任期に向けての課題を話し合いました。
そのなかで、新任期も本田まきこ議員と市議会内の政党ともいえる会派は「立憲・歩みの会」を継続し、「人間の安全保障」が求める自治体施策を推進する活動を続けます。会派としてめざす社会を記した「綱領」も内容にはわたらない文言修正を合意し、修正しています。
新議会の体制を決める18日の会派間協議では、市議会の権限強化や、公正な議会慣習の改善を求めていくことも確認しました。

●いろいろな議員の情報を総合すると朝霞市議会の会派は以下の通りになったようです(敬称略)。
あさか未来 8議席 福川,田原,小池,飯倉,西,兼本,渡辺,高堀
進政会 6議席 石原,野本,増田,権,獅子倉,陶山
公明党 5議席 利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
立憲・歩みの会 2議席 黒川,本田
無会派 3議席 田辺(社民推薦),石川(共産党),外山(つばさの党)

●会派が人事のためだけの仲良し集団であってもよいですが、市民にはわかりにくいものです。私たちは国政政党の単位で結成しておらず、政党の綱領で目標を指し示すことができませんので、2019年に結成するときに、以下の10か条のめざす社会・行動原則を示した綱領を決めています。
朝霞市議会会派 立憲・歩みの会 綱領
1.当会派は、朝霞市で、日本国憲法が目的とする開かれた民主主義と公正な市政運営をさらに向上させ、市民の不幸を最小化し、市民の自由を高めることを目的に結成します。
2.当会派は、情報公開、当事者参加、市民参画、公正な手続を前提とした市政運営の向上に取り組みます。
3.当会派は、前条の目的と市民福祉の向上を目的に、二元代表制の一つの代表機関として機能する朝霞市議会の議会改革を積極的に推進します。
4.当会派は、基本的人権が尊重される社会を構築し、基本的人権が調和する朝霞市の行政運営を求め取り組みます。
5.当会派は、基本的人権の社会権を重視し、自己決定を支える基幹的な社会サービスの強化をめざし、取り組みます。
6.当会派は、教育の民主化と不合理な規制撤廃を進め、これからの世界に生きていくことを想像した人材育成に資する提言に取り組みます。
7.当会派は、原子力発電の利用をできるだけ早い時期に停止することを求め、取り組みます。
8.当会派は、都市計画、土地利用、住宅政策を抜本的に見直し、市民福祉の向上をめざす取り組みをします。
9.当会派は、地域の経済的格差はじめ格差社会の問題の解消に取り組みます。
10.当会派は、構成員が政策研究活動に取り組むこととし、政務活動費もそのために使用します。」
2019年の綱領決定時にはですます調の不揃いなところがあり、15日の団会議で修正いたしました。

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2023.12.14

12/13 新議会に招かれました

現議長から11日付「市議会定例会招集について」という文書が届きました。新議員として出席せよ、という通知です。

12月18日9時に招集、新議員によって始まります。この議会を、初議会と呼びます。議長も何も決まっていない、議員対等原則の混沌から、古事記でしずくを垂らして島が形成されたり、キリスト教の創世記の7日間のような、初期動作を始めます。このあたり、会社的組織に慣れ親しんでいる普通の日本人にはなかなか馴染めない状態です。

届いた文書で議事として通知されているのは、
1.議長選挙について
2.副議長選挙について
3.各常任委員の選任について
4.議会運営委員の選任について
5.朝霞地区一部事務組合議員の選挙について
6.朝霞和光資源循環組合議会議員の選挙について
7.埼玉県都市ボートレース企業団議会議員の選挙について
が示されています。

このほか、議席の指定、会議の日程、議事録署名人の指定など諸議題も加わります。
また本会議に諮られないなかでは、控室の指定、議会だより編集委員の決定などもあります。
議員説明会でも示されたとおり、当日の議事運営を決める会派代表者会議の結果によって、18日中に一般質問の通告締切が行われ、初議会に限り締切直後の事務局の抽選で質問順番が決まります。

●上司も部下もいない議会のなかで、人事案件は全議員が「しょうがないか」と納得するように組み立てなくてはなりません。そのため、上記7つの人事の下準備が終わるまで、何度も本会議を開会したり閉会したりしながら、公正な配分、という前提をふまえながら、会派の代表者で人事の調整を行っていきます。

●今回の初議会から、議会人事案件を協議中の本会議に、総務部長以外の部長出席を免除する申し合わせをしています。
人事議案を扱っているときには、議員や会派の間での協議次第で再開したり休憩したりを繰り返す必要があります。そのたびに、部長級職員が議事に無関係にもかかわらず出席したり退席したりを繰り返します。また本会議の様子はインターネット中継もそれています。
議事に必要ないのに出席を求めるのは非効率という理由で私が提言し、何度かの協議ののちすべての会派が同意してくれました。

●他自治体の議会は、任期が始まってもしばらく議会が開かれないところもありますが、朝霞市議会は厳密で、選挙後の新任期の初日(12月18日)が日曜日であっても集められ、そこで議長を確定します。初当選の2011年は日曜日でした。
空白期間に議会で決めるべきことが起きる可能性があることを考えれば、議会が機能し続けるためには、よい運用だと思っています。

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2023.12.07

12/6 困っている人は困っているけれどもそれでよいか~市議会臨時議会

6日9:00~朝霞市議会臨時議会がありました。岸田政権が住民税非課税世帯に7万円を給付する補正予算を提案、11月30日に国会を通過し、政府からも自治体に年内給付をめざせ、と「通知」されていることを受け、年内給付のためならと、開かれた市議会です。

臨時議会では、一般会計補正予算(第4号)として、1万1000世帯に7万、事務費込みで約8億円の支出に、全額国庫補助金が歳入となる内容が提案されました。
これに対する質疑者は、田辺議員、石川議員、外山議員、大橋議員、本田議員、黒川、田原議員の7人でした。
その答弁内容からは、10月の非課税世帯3万円給付の対象者には12月27日口座振り込みで送金する予定、その後の振込先変更がある人は18日まで訂正を求めること、口座番号がわからない人には2月末まで受け付け、3月末までに支払をすること、銀行口座のない住民には職員立ち会いのもと現金支払をすること、などが確認されています。

採決の結果、可決していますが、私ども「立憲歩みの会」2議員は、防衛予算確保の玉突きで赤字国債が原資であること、4万円の所得税減税との組み合わせがわかりにくい手法であり混乱を招くことなどから、全会一致で可決すべきではないとして反対としました。
討論者 本田(反対),野本(賛成),大橋(賛成)
採決の結果
賛成:20 あさか未来,公明党,進政会,共産党,無所属クラブ
反対:2 立憲歩みの会

●報道では、さらに住民税非課税世帯の子育て家庭に5万円を給付するという話が飛び込み、こういう場当たり的な現金バラマキでよいのか、疑問ばかりです。先日、朝霞市の子ども子育て会議でも、この話がくすぶっている段階で、子育て世代のためといってバラマキをやるけれども結果としてそれは赤字国債なら子どもの未来を苦しめるだけではないか、という委員の発言があったそうで、むしろ不安感や将来に対する不透明感を強めてしまっているのではないかと思います。

●朝霞市7万世帯に住民税非課税世帯が1万1000世帯もあるということですが、大半が年金生活者で、税の年金控除を使うと、住民税非課税世帯に該当してくるという方の割合が高いと思われます。現役世代で住民税非課税世帯として暮らしていくのには、持ち家でもなければ相当な困難があるのではないかと思われます。

●物価高騰は、物やサービスに対してお金がだぶついているから発生しています。物価高騰で儲かっている分野からの税収を確保せず赤字国債で給付金を出せば、市中に流れるお金を増やしむしろますます物価高騰を誘発する環境を作ってしまいます。「国民が困っているから政府が身銭を切る」という美談・義務感で何もかも政策を進めていくのがよいのか、立ち止まって考える必要があると思います。
通常、物価高騰の対策は、お金のだぶつきを回収する緊縮財政政策が取られるものです。そうした緊縮財政政策を回避するなら、物価高騰に連動した賃金上昇や税収増がなければ、どこかで誰かがお金をだぶつかせているわけで、それを政府が代わりに払うのではなく、そこにお金を吐き出させる政策が必要なはずです。

●臨時議会終了後、議会だより編集委員会、議員会役員会に役として出席。これで2019年改選の議会任務は天変地異でもなければ終了です。また会派として、今後の方向性を打ち合わせいたしました。引き続き立憲民主党所属の本田議員と「立憲歩みの会」という会派を組む方向を確認しています。本田議員の足を引っ張るのではないかと、思うところもあります。また、他会派の交渉も増えるなかで、どのように向き合うべきか基本原則を確認しました。
18日の初議会から、新任期の開始となります。

●先の市議選の得票の大幅減について、多くの方からご心配いただきました。支持者の自然減や運動の弱点を原因とした減少分を上回る減りについて理解しきれず悩み続けてきました。多くの議員他から、他候補に関連する同姓の活動家が、youtubeを舞台に炎上狙いの活動を市内の駅頭で展開して、そのイメージダウンをかぶって票が溶けたのではないか、という指摘、証言をいくつもいただきました。他責的な結論はいやですし、いろいろ考えましたが、残余の理由がそれしか考えられません。選挙中たまたま遭遇した公明党の元議員からも「何が何でも生き残りなさい」という忠告がありました。他候補の方が私から離れた票が見えやすかったのではないかと思います。情報提供に感謝しています。呆れて「黒川」という名前を忌避した票ですから、溶けてしまった500票を次の4年で挽回する自信は失っているところです。信用第一の仕事だなと痛感しています。
ただ臨時議会で落選したり引退した議員たちと同席する前で、いただいた議席は大事にすべきものと恐縮しました。4年間の議会活動、それにともなう広報等の政治活動は引き続き精一杯取り組んでいきます。

●議案質疑の際、議長が私を指名する際、「外山さん、失礼黒川さん」と言い間違える場面がありました。私は上記のような事情があったので議長も「そう間違えられましたか」と冒頭申し上げました。うっかりの勘違いとは存じていましたが、議長からは後ほど丁重なお詫びをいただきました。それくらい、混同されていたんだと改めて自覚しました。昼食中にも、息せき切ったような女性から、参政党の街頭宣伝活動に対処しろ、という電話がかかってきて、わけわからないのでどなたにお掛けかと問いましたら「つばさの党の黒川さんではないのですか」と言われました。

●週明け月曜日の朝、朝霞台駅に立った後から不特定多数の方々の前に出ると震えが出ています。いろいろ報告しなければならないこと、遅れてしまうことをお詫び申し上げます。

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