2024.02.23

3/22 議案への確認に忙殺されていました~

3月定例市議会は、来年度一年間の市の事業メニューとなる予算案が示されます。16日の提示、21日の議会初日の提案を受け、400以上ある事業名を精査するのに追われています。また市職員からの逆の問い合わせも多く、15分入替えで対応しているような状況です。

そのなかで議会初日のご報告が遅れてしまいました。
21日9時から市議会3月定例会が開かれました。定例市議会の初日は市長提出議案の提案理由のみです。

議事に入る前段に一般質問の日割りが議長から初日9人、2日7人、3日目4人と宣告があり、それにしたがうと
3月12日(火)9:00~福川,小池,兼本,飯倉,田原,西,宮林,遠藤,陶山
3月13日(水)9:00~増田,獅子倉,権,渡部,高堀,本田,黒川
3月14日(木)9:00~石川,外山,田辺,利根川
との割り振りで、通告順から当てはめると私は13日の午後最終となりました。

終了後、2024年度一般会計予算、2023年度一般会計補正予算を除く39議案への質疑通告を会派として本田議員と割振り提出しました
前夜、書面で準備したものをそのまま出しましたが、他の議員が本会議中に議会事務局に送信した、と割って入ってきました。議会事務局は申し合わせ通り整理してくれましたが、議事の最中に通告書を送るモラル、課題です。
この4年ぐらい、内職程度では留まらない、議事中のスマホはじめ通信機器の操作がめだちます。会議手法の進歩を制約してくるので、厳格に規制したくありませんが、通信機器をひっきりなしに操作している人もいます。その議員の行動が議場外からコントロールされているとみなされても仕方がありません。

10時40分から全員協議会が開かれ、教員逮捕「事故」の報告書の説明が教育委員会から行われました。
教育逮捕の「事故」報告書の報告には、詳しい内容は別記事に書きましたのでご参照ください。
この件については、当該校の保護者の感覚を伝えるため、13日の私の一般質問でも取り扱います。
説明は20分ほどでしたが、昼食をはさみ14時20分まで、質疑応答が続きました。
途中、市長が声を荒らげる場面もある緊迫のある全員協議会でした。

その終了後、議会運営委員会を傍聴しました。
議題は提出された「朝霞市議会の秩序とモラルについて市議会で議論を求める請願」の審議がありました。

先の市議選で市民の選択肢を奪うような選挙戦術を多用したり、長時間駅を占拠して市政に無関係な他党派や宗教団体を誹謗中傷することにあけくれ市民に呆れられています。抗議したり公選法にもとづき場所の明け渡しを求めた陣営や候補者に、動画撮影で脅かした所属党派・陣営の振る舞いもあり、市民として是とできるものではなく、市議会として議論せよ、という内容です。
正規委員の全会一致で可決しています。
討論的なことは休憩中に行われましたが、
私の所属する会派の本田議員からは、市民の選択肢を保障する観点で選挙が行われる必要だと考え採択に賛成するが、その具体先はきちんと議論していく必要とする意見表明を行っています。全委員から意見が求められています。
本田議員からは、議決権のない無会派のオブザーバーからも意見を求め、認められました。
無会派議員の石川議員からは「駅頭の混乱の実情をよく知らないので判断できない」、外山議員からは「自分たちのことだと思うが、道路使用許可を取っている」などとの意見が出されています。
その後については、公明党の利根川委員長が、次回には他自治体の政治倫理条例を参考に審議に、と提起したところで、本田議員から、持ち寄るかたちで作られなければならないのではないか、と意見を言い、これから各会派で案を持ち寄りながら、倫理条例になるのか申し合わせになるのか、検討が開始されることになります。

●今議会で審議される議案一覧
※会派:立憲歩みの会では、議案ごとに担当議員を決めて、大きな議案、問題の深い議案以外は会派で1人質疑者を絞ることにしています。
所管委員会のものは委員会所属議員、委員会のないものは得意分野や他の議案の負荷などを加味して決めています。また本会議は所属委員会の質疑はできないことになっているので、別の議員が質疑をすることにしています。

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2023.12.29

12/27 監査委員は議会から選びました~改選後最初の議会が終わりました

27日、改選後初の市議会12月定例会が終わりました。最終日にかけられた議案は1件、2人いる監査委員のうち1人を改選後の議員から選ぶ議案。法律で市長が提出することになっています。従来は、その議員を市長が一本釣りで決め、市政野党議員は決め方が自己矛盾だと反対するというお約束の展開でした。

今回の改選後、市議会では、議員から選ぶ監査委員は議会で推挙する、ということで合意しました。多数会派で調整済みだったようですが、会派代表者会議で石原茂議員を推挙することを確認し、議長から市長に石原議員を監査委員に任命する議案を提出するよう申し入れしました。
市長からはその通りの議案が提出されてきたので、みんなで提案・合意した人事なので、質疑、討論をせず、全会一致で決まりました

自治体の監査委員制度は1943年までは、議会が監査委員を選んでいました。戦時体制のなかで、行政の長が選ぶ制度に変わり、1947年、中途半端な戦後の民主化のなかで、行政の長が選びつつ、1人は議員、1人は有識者が選ぶ、という制度になってきました。
戦後改革、国に関わるものでは大幅な民主化が進んだと思いますが、地方自治に関しては総力戦体制のなかでの動員対象としての自治体という位置づけが引き続き残され、議会が弱められたのではないかと感じることもあります。

終了後9:25~11:00は全員協議会で、市から報告が3点ありました。
1つめは、内間木地区の新しい道路建設にともなう沿道開発の話。公園を作る話が中心で、そのPFIだけれども、過去にはごみ捨て場として使われた土地もあるところなので、建設後、運用が始まってから民間事業者から賠償請求されたりしないか心配です。
2つめは、わくわく号。運転士不足の対応です。2025年度から東武バスウエストが埼玉県西部7市のコミュニティーバスから一斉に撤退する提案の説明。衝撃が走っていました。それとは別に2024年春から夜間夕方を中心に減便があることも提案されました。
3つめは、栄町給食センターの取り壊し工事。電柱移設に関して意見がまとまらず工事が止まり工事費が8000万円ぐらいまで膨らんだみたい。私からは取り壊さず工事現場のままにして放置したら、と提案しましたが、移設に向けての合意が成立したみたいで前に進むしかなさそうです。

最後は議会だより編集委員会。委員長として会議を切り盛りました。12月議会が終わったというウェブ記事の確認と、12月6日の前任期の臨時会の記事の確認した後、前委員長からの引き継ぎとして、紙面改革と採決結果の掲載から議会だよりの改革を始める話をしました。また全委員に会派または委員としての議会だよりの改革要望事項を文字で提出することを求めました。
委員のみなさまは概ね前向きだったのですが、採決結果を掲載することに関して、思わぬ議員から今の誌面のままではできないと強く指摘されました。採決結果こそ議員の専権事項なので、市民に報告する最優先の情報という視点で見てほしいことを申しました。

●改選後の議事に関する数量的データをこれから議会が終わるたびにまとめて報告したいと思います。
今回議会・累計ともに
市長提出議案数 1件
反対数 全議員0件
議案質疑の数 全議員0件
修正案提出件数 全議員0件

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2023.12.19

12/18② 任期初日・市議会の体制づくりが終わりました

18日の初議会の続報です。任期最初の18日、改選後の市議会の体制づくりを行いました。

まず私のことが先で恐縮ですが、
所属委員会は引き続き建設常任委員会、議会の役職としては議会だより編集委員会の委員長を引き受けることになりました。会派「立憲・歩みの会」の代表として会派間交渉に出席することになります。
消防など、四市で共同事業をする朝霞地区一部事務組合の議員に12年ぶりに就任することになりました。
議席の位置、控室の位置は変更ありません。
一般質問をエントリし、25日14~15時スタートとなりそうです。

18日の議事を追ってご報告します。議員名の多くを敬称略としたのはご容赦ください。
●議長選挙は、公明党の岡崎議員、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
岡崎 12票(公明党+進政会+1)
福川 11票(立憲歩みの会+あさか未来+1)
石川 1票
という結果で、岡崎議員が議長に就任しました。

●副議長選挙は、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
福川 23票
石川 1票
という結果で、福川議員が副議長に就任しました。

●一般質問は18日17時締切までに、18議員がエントリし、初議会の特例による抽選の結果、以下の順番になりました。
22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原

●各議員の所属委員会と、委員長、副委員長は以下のとおり決まりました。

  立憲・
歩みの会
あさか
未来
進政会 公明党 無会派
議席数(24議席) 2人 8人 6人 5人 3人
総務常任委員会
6人
  ◎田原
飯倉
野本
○陶山
利根川
岡崎
 
建設常任委員会
6人
黒川 福川
○兼本
石原
◎遠藤  
教育環境常任委員会
6人
  ◎小池
○高堀
獅子倉 駒牧 田辺
外山
民生常任委員会
6人
本田 西
渡部
○増田 ◎宮林 石川
議会運営委員会
8人
本田 ○田原
小池
兼本
石原
野本
◎利根川
遠藤
(田辺)
(石川)
(外山)
議会だより編集委員会
7人
◎黒川 西 増田 ○宮林 田辺
外山
石川
会派代表者
(議長による会派代表者会議の招聘対象)
黒川 田原 野本 利根川 (田辺)
(石川)
(外山)

◎委員長 ○副委員長 カッコ内はオブザーバー

●広域自治体・朝霞地区一部事務組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),石原(進政会),黒川(立憲歩みの会),宮林(公明党),飯倉(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は消防,し尿処理,知的障害者入所施設,新たに建設される予定の火葬場の運営を、朝霞,志木,新座,和光の四市で運営する広域自治体です。

●広域自治体・朝霞和光資源循環組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),田辺(無会派),遠藤(公明),小池(あさか未来),高堀(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は2030年頃に稼働開始する朝霞市,和光市の共同のごみ処理施設の運営をする広域自治体です。

●広域自治体・埼玉県都市ボートレース企業団議会の議員(1人)には、
野本(進政会)
が選出されています。
この一部事務組合は戸田競艇場の半分の開催を県内自治体で共同して行う広域自治体です。

●広域自治体の議員選挙は、前任期は少数派に不利になっていることから議長別枠をどのように扱うかで議論になりました。
この4年間は、引き続き議長別枠1人は外数として勘定し、残り、4人×2組合+1人×1組合の合計9人枠を各会派の構成人数によっておおよそ公平に割り振る調整を行っています。その結果、前半2年間であさか未来が3,進政会が2,公明党が2,立憲歩みの会が1,無会派が1となるような数字で割振りが行われました。この4年間はその扱いでいきます。
今回はこれでおさまりが良く終わりましたが、大会派から議長が就任しやすいことから、次回改選後も、広域自治体の議員枠は、議長を会派の内数として扱うことを求めていきます。

●会派代表者会議では、議員から選ぶ監査委員についても議論が行われました。
監査委員は行政運営の適正さを確保するための職です。そのうち1人は議員から選ぶことになっていますが、これまでは、市長が一方的に任命した議員を議案として提出され、市議会が同意してきました(水面下で根回しはあったのでしょうが、私には事前にこの人をという打診は来たことがありません)。
地方自治法では市長が任命権があるものの、市長のすることを監視すべき職を市長が議会から一本釣りする人事は、行政を監査する監査委員制度の趣旨や、他市の運用などを比較すると良くないと思い、制度運用の問題として2019年、2021年の改選では、市長の任命提案に私は反対してきました。
今回、あさか未来の田原議員が、監査委員制度の目的からは議員から選ぶ監査委員を会派間で公式に協議して推挙していくべきではないか、という提起がありました。私も同様の問題意識から賛同し選び方を協議しました。
他会派も同意し、監査委員候補は市議会会派代表者会議の協議の結果として推挙し、議長が任命権のある市長に伝えることとしました。協議の結果、石原議員を推挙することとしました。
議員から選ぶ監査委員の建て付けの悪さは、地方議会のあり方として議論になっているものです。元々は住民の代表機関である地方議会が市民から人選していたものですが、1943年の地方自治制度の改正で行政自らが選任する制度に変わり、戦後の民主化で、監査委員を議会承認人事とすることと、議員からも選ぶ制度に変わった経緯があります。本来のあり方からすると中途半端な制度ゆえの矛盾や運営上の工夫が必要な制度です。

●議員の住所は、pdfでの議員名簿は公開することが継続することとなりました。政党所属が正直に表記されていないので「所属政党」という欄が実態を表さないので「党派」という欄とし、さらに市議会議員としては所属会派が重要として、会派名を付記することになりました。
一方、議会HPに直接公開している議員名簿に関して、おおよその住所だけの表記にできる選択肢を設けました。

●昔の議会運営委員の選出基準に、会派がなくても「ただし、国会に議席を有しており、全国的な組織を持ち、国民に認知された政党は、構成議員数が1人でも委員を選出する」という条件があり、2000年6月に削除されています。それを復活を求める声がありましたが、今回は認めることにはなりませんでした。
私も、地域政党の所属議員や他の無会派議員と比較して、国政政党所属議員だけを優位に扱うのはおかしいとして、反対をしました。大選挙区制の今の市議会議員選挙の仕組みのもと、1人会派として拒否権を容認する例外を認めていくと、都下某市議会のように合意形成する力より遠心力が働きます。
現在も朝霞市議会では、議会運営委員会や会派代表者会議にも無会派議員を1人ずつ招聘しており、ほとんどの問題を全会一致で処理しているので、正規委員とほぼ同等の実態があります。
調べてみると、1992年に議会運営委員会の選出基準を決めたときに、民社党の小南議員が該当し、廃止された直近では1999年市議選で日本社会党の八巻議員が引退しています。

●その他議席の位置、控室の割振りを決めています。

●人事に関して議長選からガチンコの対決になることが予測されていたので、その他人事でも対決型になり長時間議会になることを想像していましたが、かえって緊張感で短くすることができたように思います。また、長老議員と新人議員ばかりで、議会役職を任ぜられる2期~5期の中堅世代の議員が少なかったことで、調整しようがないところもあったと思います。

●速報していくはずでしたが、場面展開が多くて、なかなか情報発信できなかったことをお詫び申し上げます。

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2023.12.18

12/18① 本日から新議会が始まります~朝霞市議会

18日になりました。きょうから新任期です。私は4期目に入ります。2027年12月17日までが任期になります。

朝霞市議会、そうあるべきなのですが、律儀に任期最初が日曜日であろうが招集かけらます。議長選出他、議会の体制づくりを行います。
二元代表制という考え方から言えば、任期が始まっているのに議長が決まらないということは、議会としてスキがある状態なので、私はこの慣習は好ましいと思っています。

きょうは、議長選、会期の決定、議席の確定、副議長選、常任委員の指名、議会運営委員の指名、各委員会の委員長の選出、広域自治体である一部事務組合に送り出す3団体計11人の議員の選挙という流れになります。
その他、控室の部屋割り、附属機関委員の決定など本会議で諮らない様々なことも決定します。
それらを単純多数決で力で押し切って決めるのは乱暴なことから、会派間交渉と調整、それを確定させる会派代表者会議が本会議を停め何度も入ります。
夕方には、一般質問

スタートは9時、15分ほどで議長選挙を議題とします、と宣告されて休憩に入り、全員協議会に場面転回して、議長選の立候補者のエントリと所信表明(法律上不要ですが、何をしたい誰だかわからない人を選ぶ不透明さをなくすために2011年議長選から立候補させる慣習を入れています)、続く休憩中に会派の代表者が集められ最初の議会人事・庶務の調整課題を示され、休憩が終わり議長選の投開票が行われ、また休憩に入り、という感じで休憩、再開が繰り返されます。

●2019年12月18日の議会までは、4年に一回のこの日に、義務である市長、副市長、教育長のほか、全部長も出席していました。答弁する機会もなく、いつ開いたり閉じたりするかもわからず、他の仕事もできなくなることから、議会人事の審議に部長級の出席は不要と提案し、2023年9月の会派代表者会議で、議会対応を行う総務部長以外の部長級の出席を求めないことになりました。

●夕方には、今議会の一般質問のエントリが提出され、今週後半から来週に想定される新議会の議員の抱える課題が質問として示されます。youtubeで中継がありますので、投票した議員、投票しようか迷った議員がどのようなことを聞いているのか、ご覧ください。

●議会日程、議長選の結果など断続的にいろいろなことが決まります。時間が作れるときに続報を発信したいと思います。

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2023.12.16

12/15 会派「立憲・歩みの会」を継続します~新議会に向けて

32830_015日午前、市議会会派「立憲・歩みの会」現任期最後の団会議を行いました。
当面の日程、住民相談の対応、市の政策の動きなどを確認し、新任期に向けての課題を話し合いました。
そのなかで、新任期も本田まきこ議員と市議会内の政党ともいえる会派は「立憲・歩みの会」を継続し、「人間の安全保障」が求める自治体施策を推進する活動を続けます。会派としてめざす社会を記した「綱領」も内容にはわたらない文言修正を合意し、修正しています。
新議会の体制を決める18日の会派間協議では、市議会の権限強化や、公正な議会慣習の改善を求めていくことも確認しました。

●いろいろな議員の情報を総合すると朝霞市議会の会派は以下の通りになったようです(敬称略)。
あさか未来 8議席 福川,田原,小池,飯倉,西,兼本,渡辺,高堀
進政会 6議席 石原,野本,増田,権,獅子倉,陶山
公明党 5議席 利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
立憲・歩みの会 2議席 黒川,本田
無会派 3議席 田辺(社民推薦),石川(共産党),外山(つばさの党)

●会派が人事のためだけの仲良し集団であってもよいですが、市民にはわかりにくいものです。私たちは国政政党の単位で結成しておらず、政党の綱領で目標を指し示すことができませんので、2019年に結成するときに、以下の10か条のめざす社会・行動原則を示した綱領を決めています。
朝霞市議会会派 立憲・歩みの会 綱領
1.当会派は、朝霞市で、日本国憲法が目的とする開かれた民主主義と公正な市政運営をさらに向上させ、市民の不幸を最小化し、市民の自由を高めることを目的に結成します。
2.当会派は、情報公開、当事者参加、市民参画、公正な手続を前提とした市政運営の向上に取り組みます。
3.当会派は、前条の目的と市民福祉の向上を目的に、二元代表制の一つの代表機関として機能する朝霞市議会の議会改革を積極的に推進します。
4.当会派は、基本的人権が尊重される社会を構築し、基本的人権が調和する朝霞市の行政運営を求め取り組みます。
5.当会派は、基本的人権の社会権を重視し、自己決定を支える基幹的な社会サービスの強化をめざし、取り組みます。
6.当会派は、教育の民主化と不合理な規制撤廃を進め、これからの世界に生きていくことを想像した人材育成に資する提言に取り組みます。
7.当会派は、原子力発電の利用をできるだけ早い時期に停止することを求め、取り組みます。
8.当会派は、都市計画、土地利用、住宅政策を抜本的に見直し、市民福祉の向上をめざす取り組みをします。
9.当会派は、地域の経済的格差はじめ格差社会の問題の解消に取り組みます。
10.当会派は、構成員が政策研究活動に取り組むこととし、政務活動費もそのために使用します。」
2019年の綱領決定時にはですます調の不揃いなところがあり、15日の団会議で修正いたしました。

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2023.12.14

12/13 新議会に招かれました

現議長から11日付「市議会定例会招集について」という文書が届きました。新議員として出席せよ、という通知です。

12月18日9時に招集、新議員によって始まります。この議会を、初議会と呼びます。議長も何も決まっていない、議員対等原則の混沌から、古事記でしずくを垂らして島が形成されたり、キリスト教の創世記の7日間のような、初期動作を始めます。このあたり、会社的組織に慣れ親しんでいる普通の日本人にはなかなか馴染めない状態です。

届いた文書で議事として通知されているのは、
1.議長選挙について
2.副議長選挙について
3.各常任委員の選任について
4.議会運営委員の選任について
5.朝霞地区一部事務組合議員の選挙について
6.朝霞和光資源循環組合議会議員の選挙について
7.埼玉県都市ボートレース企業団議会議員の選挙について
が示されています。

このほか、議席の指定、会議の日程、議事録署名人の指定など諸議題も加わります。
また本会議に諮られないなかでは、控室の指定、議会だより編集委員の決定などもあります。
議員説明会でも示されたとおり、当日の議事運営を決める会派代表者会議の結果によって、18日中に一般質問の通告締切が行われ、初議会に限り締切直後の事務局の抽選で質問順番が決まります。

●上司も部下もいない議会のなかで、人事案件は全議員が「しょうがないか」と納得するように組み立てなくてはなりません。そのため、上記7つの人事の下準備が終わるまで、何度も本会議を開会したり閉会したりしながら、公正な配分、という前提をふまえながら、会派の代表者で人事の調整を行っていきます。

●今回の初議会から、議会人事案件を協議中の本会議に、総務部長以外の部長出席を免除する申し合わせをしています。
人事議案を扱っているときには、議員や会派の間での協議次第で再開したり休憩したりを繰り返す必要があります。そのたびに、部長級職員が議事に無関係にもかかわらず出席したり退席したりを繰り返します。また本会議の様子はインターネット中継もそれています。
議事に必要ないのに出席を求めるのは非効率という理由で私が提言し、何度かの協議ののちすべての会派が同意してくれました。

●他自治体の議会は、任期が始まってもしばらく議会が開かれないところもありますが、朝霞市議会は厳密で、選挙後の新任期の初日(12月18日)が日曜日であっても集められ、そこで議長を確定します。初当選の2011年は日曜日でした。
空白期間に議会で決めるべきことが起きる可能性があることを考えれば、議会が機能し続けるためには、よい運用だと思っています。

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2023.12.07

12/6 困っている人は困っているけれどもそれでよいか~市議会臨時議会

6日9:00~朝霞市議会臨時議会がありました。岸田政権が住民税非課税世帯に7万円を給付する補正予算を提案、11月30日に国会を通過し、政府からも自治体に年内給付をめざせ、と「通知」されていることを受け、年内給付のためならと、開かれた市議会です。

臨時議会では、一般会計補正予算(第4号)として、1万1000世帯に7万、事務費込みで約8億円の支出に、全額国庫補助金が歳入となる内容が提案されました。
これに対する質疑者は、田辺議員、石川議員、外山議員、大橋議員、本田議員、黒川、田原議員の7人でした。
その答弁内容からは、10月の非課税世帯3万円給付の対象者には12月27日口座振り込みで送金する予定、その後の振込先変更がある人は18日まで訂正を求めること、口座番号がわからない人には2月末まで受け付け、3月末までに支払をすること、銀行口座のない住民には職員立ち会いのもと現金支払をすること、などが確認されています。

採決の結果、可決していますが、私ども「立憲歩みの会」2議員は、防衛予算確保の玉突きで赤字国債が原資であること、4万円の所得税減税との組み合わせがわかりにくい手法であり混乱を招くことなどから、全会一致で可決すべきではないとして反対としました。
討論者 本田(反対),野本(賛成),大橋(賛成)
採決の結果
賛成:20 あさか未来,公明党,進政会,共産党,無所属クラブ
反対:2 立憲歩みの会

●報道では、さらに住民税非課税世帯の子育て家庭に5万円を給付するという話が飛び込み、こういう場当たり的な現金バラマキでよいのか、疑問ばかりです。先日、朝霞市の子ども子育て会議でも、この話がくすぶっている段階で、子育て世代のためといってバラマキをやるけれども結果としてそれは赤字国債なら子どもの未来を苦しめるだけではないか、という委員の発言があったそうで、むしろ不安感や将来に対する不透明感を強めてしまっているのではないかと思います。

●朝霞市7万世帯に住民税非課税世帯が1万1000世帯もあるということですが、大半が年金生活者で、税の年金控除を使うと、住民税非課税世帯に該当してくるという方の割合が高いと思われます。現役世代で住民税非課税世帯として暮らしていくのには、持ち家でもなければ相当な困難があるのではないかと思われます。

●物価高騰は、物やサービスに対してお金がだぶついているから発生しています。物価高騰で儲かっている分野からの税収を確保せず赤字国債で給付金を出せば、市中に流れるお金を増やしむしろますます物価高騰を誘発する環境を作ってしまいます。「国民が困っているから政府が身銭を切る」という美談・義務感で何もかも政策を進めていくのがよいのか、立ち止まって考える必要があると思います。
通常、物価高騰の対策は、お金のだぶつきを回収する緊縮財政政策が取られるものです。そうした緊縮財政政策を回避するなら、物価高騰に連動した賃金上昇や税収増がなければ、どこかで誰かがお金をだぶつかせているわけで、それを政府が代わりに払うのではなく、そこにお金を吐き出させる政策が必要なはずです。

●臨時議会終了後、議会だより編集委員会、議員会役員会に役として出席。これで2019年改選の議会任務は天変地異でもなければ終了です。また会派として、今後の方向性を打ち合わせいたしました。引き続き立憲民主党所属の本田議員と「立憲歩みの会」という会派を組む方向を確認しています。本田議員の足を引っ張るのではないかと、思うところもあります。また、他会派の交渉も増えるなかで、どのように向き合うべきか基本原則を確認しました。
18日の初議会から、新任期の開始となります。

●先の市議選の得票の大幅減について、多くの方からご心配いただきました。支持者の自然減や運動の弱点を原因とした減少分を上回る減りについて理解しきれず悩み続けてきました。多くの議員他から、他候補に関連する同姓の活動家が、youtubeを舞台に炎上狙いの活動を市内の駅頭で展開して、そのイメージダウンをかぶって票が溶けたのではないか、という指摘、証言をいくつもいただきました。他責的な結論はいやですし、いろいろ考えましたが、残余の理由がそれしか考えられません。選挙中たまたま遭遇した公明党の元議員からも「何が何でも生き残りなさい」という忠告がありました。他候補の方が私から離れた票が見えやすかったのではないかと思います。情報提供に感謝しています。呆れて「黒川」という名前を忌避した票ですから、溶けてしまった500票を次の4年で挽回する自信は失っているところです。信用第一の仕事だなと痛感しています。
ただ臨時議会で落選したり引退した議員たちと同席する前で、いただいた議席は大事にすべきものと恐縮しました。4年間の議会活動、それにともなう広報等の政治活動は引き続き精一杯取り組んでいきます。

●議案質疑の際、議長が私を指名する際、「外山さん、失礼黒川さん」と言い間違える場面がありました。私は上記のような事情があったので議長も「そう間違えられましたか」と冒頭申し上げました。うっかりの勘違いとは存じていましたが、議長からは後ほど丁重なお詫びをいただきました。それくらい、混同されていたんだと改めて自覚しました。昼食中にも、息せき切ったような女性から、参政党の街頭宣伝活動に対処しろ、という電話がかかってきて、わけわからないのでどなたにお掛けかと問いましたら「つばさの党の黒川さんではないのですか」と言われました。

●週明け月曜日の朝、朝霞台駅に立った後から不特定多数の方々の前に出ると震えが出ています。いろいろ報告しなければならないこと、遅れてしまうことをお詫び申し上げます。

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2023.11.30

11/26 肩ひじ張らない朝霞市を風通しよく~朝霞市議選に立候補中

2023年くろかわしげる市議選の関連記事です
11/26 朝霞市議会議員選挙に立候補しました
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2023.11.24

11/24 議会が有意義な場になるか~政策シリーズ第6弾

12年間、悶々としたのが市議会が有効な場にできるかどうか、ということです。
朝霞市議会の投票率の低さは、国政にしか関心のない半分ぐらいの市民の政治意識の問題も指摘できるものの、やはり市議会があってよかった、と思える場面を市議会自身が作っているのか、問われているのではないかと思います。ただの行政の追認と、町内会長がやった方がよいような市の仕事の中継ぎだけでよいのか、という問題が横たわっています。市に問題解決を必要としない市民からは、市議会なんているの、とよく聞かれます。それに対する答えを、議会として出していかなくてはならないと思っています。

議会が有効に思われるためには、決める、ということでの消極的な態度を変えることです。
市長提出議案に対する修正は、私が12年議員やったなかで、1件もありません。わずかな文言で法文上の問題議案があっても、引っ込めて行政が直して再提出され「一事不再議」という考え方からは大問題な処理(私も当時はこれを見過ごしてしまい反省しています)や、中身の審議をする委員会審議の省略され、議会として自発的に直すという機会を放棄したことがありました。
そうした議会のなかで、私が挑戦してきたことがあります。

1.市長提出議案に修正案を出す
 朝霞市議会は、巧妙に多数派が作られ、市長提出議案に反対したことのない議員が3分の2ぐらいおります。そのなかでいつも市役所の提案どおりの議案が可決されていきます。一方で、既存の反対する側も、観念的な反対論が多く、この議案がそもそもダメなのか、直せばよいのか、そのあたりの価値判断を放棄しています。
 私は致命的な問題があるものの、ここを直せば納得性のある議案になるのではないか、という市長提出議案に12年間に7件の修正案を提出してきました。自分のなかではまだまだ少ないと受け止めていますが、反対するより悪感情が渦巻き政治力が削がれる修正案の提案としてはギリギリの数だったとは思います。
 そのうち2つの修正案については、その後運用でムリがきて、数年後に市長提出議案として市長から提出され実現したものもあります。議会が先読みして問題点を直すということを採決行動に動かしていれば、最初から問題が解決できていた案件だと思っています。
 ちなみに朝霞市議会でこれまでに出された議案への修正案は、委員会を含めて10本です。

2.全員賛成の議案でもきちんと討論する
 私が当選したばかりの頃の市議会では、反対者がいない議案には討論をしてはいけない、というルールにない規制がありました。しかしどんな議案でもやった方がよいけどカンペキだということはないはずです。また全員賛成するような議案でも、議員が考え方を述べ、その議案を評価することで行政運営の規律を維持ることにつながるものです。さらには良い議案はちゃんとほめた方がよいこともあります。
 全員賛成の議案でも、考え方のある議案や新規条例には、きちんと討論をし、議案の評価をした上で、採決するようにしてきました。
 これは私が積極的に取り組みましたが、先行して小山元議員が取り組んできたものでもあります。

3.市長提出議案に厳正に審査する
 当たり前のことですが、市長提出議案に最初から賛成、反対を決めずに、中身をできるかぎり調べて、評価をして、賛否を決めるよにしてきました。朝霞市議会の場合、与党議員を自認する、市長提出議案に賛成する議員が最初から多数派なので、私の立場は「このぐらいかな」というより少し厳しめに判断するように心がけてきました。
 その結果、今任期4年間318議案議案に対して反対数で5番目、保守市長に対する評価だということで最初から反対することを決めている議員がいる当初予算・決算議案除くと、反対数で2番目の審査の厳しさを維持しています。
 「何でも反対する議員」という言葉があります。非生産的な反対や理由なき反対をしていたらそう言われても仕方がありません。市役所に責任のないことで反対されてもそうかも知れません。私にもそうした言葉を投げかけられることがあります。しかし、何でも賛成する議員と言われるよりはましと言われるように言い聞かせて、良い議案にはきちんと賛成し、駄目な議案を鵜呑みにするようなことはしないように留意してきました。

4.わからないことは聞く
 朝霞市議会に来て驚いたのには、市長提出議案に対する質疑が、一部の議員しか行われてないことでした。これでよく議案の内容をわかって賛成しているな、と疑問がつきまとっていました。一方で特定の会派には議場で質疑もしないのにこんなものまで、と思う情報が提供されていることもありました。
 議会は議場で共有している情報で、意思決定をしていく場です。
 2022年12月の輝政会の分裂、あさか未来の誕生から、議会全体で市長提出議案に対する予備調査や質疑が活発化しています。その前段に私たち会派「立憲歩みの会」として質疑を練り、議場で議案の長所短所を見えるように質疑を展開していくことを心がけてきました。もちろん委員会があるので詳細審議は委員会に譲りますが、出された議案の概略や本質的な部分ぐらいは本会議場で確認しておくべきです。行政の都合のよい説明だけかも知れない、と厳しい目で見ないと、後で泣くのは市民です。

5.不利益変更の議案には当事者の意思確認を求める
 障害者施策でひどいのですが、不利益変更する議案に関して、当事者たちとの話し合いもせず、良くて一方的な「ていねいなご説明」だけで提案してくることがあります。障害者やそのご家族が委員となって政策を議論する審議会があるのにそこに提案しない、良くて報告で審議もしないで出してきます。
 こうした議案に対しては、困る当事者の意思確認や意見交換をしたのか、と毎度問い詰め、それがされていない議案には反対してきました。教員逮捕案件で「警察からの事前説明がなかった」と教育委員会は再三困惑していましたが、その言葉どおり、社会的強者に関わる課題で、相手方と話し合いもしていない話など、簡単に提案できるものなのでしょうか。

6.一般質問の改革~見えやすい議論に
 市議会議員が自らの抱える課題を自由に質問できる「市政に関する一般質問」という日程が毎議会3日ありました。以前は、国会の代表質問のようにまとめて演説のように質問して、答弁、まとめて質問して、まとめて答弁、という方式で、いったいこの答弁がどの質問に結びついているのか聞いている方が困惑するようなものでした。
 12年前から一般質問の改革が課題になり、質問と答えが一つずつ結びつく「一問一答方式」の導入を求める請願を議会が全体で可決したにもかかわらず、毎回ちゃぶ台返しする任期の長い議員たちがいて、改革が進みませんでしたが、ようやく2022年9月に話がまとまりました。
 質問時間を短くしたい与党と、維持したい野党で折りわなかったのですが、和光市議会や新座市議会の相場をみながら、若干短くしながら、時間制限は質問時間だけのカウントを守りました。都内などで答弁をだらだらして議会の質問時間を奪う行政があると聞いているからです。この調整には今回引退を表明している共産党の斎藤議員が、議会内の難しい人たちを説得・調整していただいた功績が大きかったです。
 一方で一般質問がわかりやすくなったことは良かったものの、他の議事に対して一般質問は何のためにあるのだろうか、ということも踏まえた議会・議員の資源配分も考えなくてはなりません。
 12年前の初当選の頃に比べて、与党に限らず一般質問しかやらない議員が増えました。24人で共有すべき議案の審査そっちのけで、自分の独壇場と設定された場で言いたいことだけ言っているとしたら議会の機能不全です。議案としてい出ている案件に、議案質疑もせず、一般質問で行政をやり込めている議員もいました。一般質問でワクチン接種に盛んに反対して行政をやり込めている議員が、ワクチン接種を拡大することが中心の内容の補正予算に賛成し続けました。議会の本分は議案や予算を定めることです。一般質問でできることは行政運営の軌道修正や内容の確認です。権限としては議案の方が優先すべき仕事です。

7.議会のオンライン中継
 議会改革のなかで、本会議のオンライン中継が定着しています。実現に向けて1期目は同世代の議員と尽力し、他の議会の事例など映像を見せながら紹介しました。各会派の歩み寄りで実現しました。
 これよって市民は議場来なくても、土曜や日曜でも夜でも議会の様子が確認できるようになりました。その際、安価なUstream(後にyoutube)を利用して実現しています。
 現在の課題は、詳細審議する委員会の映像または音声中継の実施と、議会自体のオンライン開催を可能とするルールとインフラの整備です。来年度からの次期改選後の議会の課題となっています。

8.芸は盗む
 労働組合で働いていたり、高校、大学で学内の議論の場に挑み続けてきた私には、他の人より議会という場への対処の仕方は慣れているつもりですが、それでも細かい技術では気づかないことがいっぱいあり、他の議員が経験で習得してやっていることは、できるだけ「芸を盗む」かのように、取り入れてきました。またそれを秘技にするのではなく、24人でできるだけ共有できるようにしてきました。

9.会派運営の改革
 市議会の会派というのは市民に謎な存在です。端的に説明すると、市議会内の政党なのですが、政党というには理念も何もなく人事ポストが有利だからと聞かされてくっついている会派があり、それで議事に影響を及ぼしているので、これでは会派弊害論が出るなぁと思って見ていました。
 しかし、会派は必要で、議員が考え方の近い人とグループを作り、上司も部下もない議員たちが自治的な仕組みをもっていくことは大事です。わが「立憲歩みの会」独自の取り組みですが、会派会派運営の透明化と、会派の理念の提示を行いました。公明党会派さんを見習い、わが会派では定例の会議を設定してきました。日程確認から始まって、情報の共有、政策への対処を共有して、信頼できる会派づくりに取り組んできました。
関連記事 2019/12/17 会派「立憲・歩みの会」を結成しました

10.議事ルールの守り手として
 議会のルールが意味の無いものと思わせるものがありますが、多くは外国や国内の他議会などの過去の抜き差しならないトラブルから形成されてきたものです。また少数派が好き勝手にやられないための慎重なルールだったりします。
 安易に議会のルールを軽視する行動には厳しく対処してきました。一方で無意味だと思うルール変更には積極的に提案したり協力してもきました。
 私自身議員になった頃、いくつか議会ルールを知らずに失敗して、反省を求められたり、大事な判断すべきところで判断ミスをしたことがありました。そのたびに痛恨の思いをしていて、それからは議会ルールと首っ引きで仕事をしてきました。
 最近、採決時の起立をいい加減にする議員が増えたり、議場での通信機器の使用がだらしない議員が増えています。注意喚起していきたいと思います。

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2023.11.11

11/10 議会が有用な場所と思われる改革の指摘~朝霞地区議長会研修

10日午後、朝霞地区四市の議長会で、議会改革の研修会がありました。講師は三重県議会事務局を長年務めた高沖秀宣さん。
三重県議会は、県議会の議会改革のトップランナーで、そこで取り組まれた実践が全国の議会改革の実践例に展開されているものが多くあります。

折しも市議選前、今回は候補予定者が多いせいか、市内では下品な宣伝戦が衝突しあう光景も珍しくなく、それを受けて、市民の少なくない方々からは、市議会なんて存在意義あるの、あってもなくても変わらないじゃない、みたいな問い返しがしばしば行われます。
それに対して、現職議員や議員候補予定者は○○を実現したというような答えもできますが、議会が必要と思われる議会づくりをしていかなくてはならない、ということの示唆に富んだお話だったと思います。

高沖さんのお話では、
自治体議会を「議決機関」として、採決だけにクローズアップするのは間違いで、憲法も地方自治法も「議事機関」として、話し合って、提案に対して最善の結果を模索すべき場と指摘されました。多様な民意の反映するために議論をして時に修正を加えていく作業をすべきだ、とおっしゃっていました。
予算についても、地方自治法では議会の権能として予算を承認するのではなく「定める」と書かれていて、市長が提出する予算に対して、議会が議論して、議会として必要と思えば修正して議決すべきだ、と指摘されました。後から、議会自身が賛成して決めた予算に(一般質問で)いろいろ物言いしていてよいのか、という問題意識のなげかけは大事だと思いました。市長提出議案に無傷にで賛成しておけ、叶えられない要望は一般質問で後から言えばいい、みたいなお作法がお利口とされる我が議会で「議決機関」としての議決責任すらどうかと思うこともしばしばあります。
執行官の事務の都合ではなくて、多様な住民の側の視点で、合議で、政策形成機能を発揮するのが議会だらか、調査や研究に力を入れて、ちゃんと提案できる議会になろう、というのが第一節でした。

第二節は、二元代表制として首長からの独立性を保てという話と、そのためには首長や行政職員に質問ばかりする議会ではなくて、議員どうしで議論して政策形成することが大事というお話でした。

第三節では、議員力もつけるけど、集団としての議会力もつけようというお話で、埼玉県議会の一連の議員立法の取り組みを一定評価しつつ、10月の児童虐待防止に関する条例改正の失敗では、自会派だけの議論で原案をおしつけるような展開になったのが調査や研究の量的な問題として良くなかった、議会は議論して最善の結論を出そうとするから意味があるのだ、と指摘されました。

第四節では、議会がちゃんと議論できるようにするためには、年間4会期で運用するのではなく、通年議会として、4回の大きな会議の他、会議と会議の間に小さな会議ができるような運用が必要と提言されています。

第五節では、コロナ後の議会のあり方して、何があっても議事機関としての機能を維持するためにオンライン議会の準備しておくこと、育児や介護している議員の議論への参加を可能としておくことが必要との指摘もされました。

議会としての調査活動の大事さも最後に指摘していました。
一つは委員会審議できちんと参考人招致・公聴会をして、研究者や利害関係者の話を聴いて議決していくことが必要、と指摘されました。
政務活動費の使途についても力説されました。高沖さんも4市の政務活動費の使途を公開情報から調べられ、広報費の支出の比率が高いこと、調査研究の使用が低いこと、多額の残額を残していることを問題視され、きちんと専門家に話を聴いたり、勉強会に行く費用にも充当すべき、と指摘されそう思いました。
余談ですが、私と本田議員でつくる「朝霞市議会立憲歩みの会」では、広報費の使用は一番後回しにしよう、と会派綱領で決めています。こうした歯止めをしておかないと、どうしても政治家の生存戦略としての広報にばかり公費を使うことになりかねません。

質問は4人の市議から出されました。
・鎌田和光市議から政務活動費の適切な水準の質問があり、高沖さんからまずは調査研究活動で使い切ってみてから、それから水準を考えるべきではないか、と答えられました。少し無茶な答えと受け止められた可能性がありますが、調査研究活動にもっと力を入れよう、という示唆だと思いました。
・赤松和光市議から、予算審議で調査時間がないという質問があり、高沖さんからは三重県議会では、事業採択が決まった12月頃に議員に対して新規事業の説明が行われ、議員はそこから調査をして、2~3月の予算議会に向っている、事業採択が決まった後の新規事業の説明がなければ、本予算は可決できないと執行部に伝えている、と答えがされました。
私が議員になった頃、2月前半に新規事業の説明が行われていましたが、「議員の負担になるから」などとの「ご配慮」で、ここのところ2月後半、3月議会開会間際の説明になることが多く、問題だと思っておりました。使途の実態も不透明なまま議決できないとして予算案の反対理由に挙げたこともあります。
・島田新座市議から議会改革は全会派一致じゃないとできないのはおかしい、という質問があり、高沖さんからは何が正解かという答えはしませんでしたが、議会全体として改革が必要というスタートに立たないと、どんな決め方をしてもという答えがされました。
私もこれは悩ましい話で、議会のルール変更を多数派が好き勝手しないためには多数決原理で決めない方がよいと思う一方、理由にもならないことで有無も言わずに拒否権を発動される議員や会派がしばしばあって、それが少数のごね得だけではなく多数会派が発動することもあり、朝霞市議会でもあまり軽々にべきだ論を振りかざさず、今の議会ルールの変更手続きのなかで慎重にやるしかない、と考えています。
・松永和光市議からは参考人の招致費用はどうしたらよいかという質問があり、高沖さんからは議会として議長から予算確保を求めるべきことだという答えがありました。

●市議会の任期満了を前に改選があるわけですが、議会改革が停滞しているのはなぜか、という観点での有権者の視点が必要だと思っています。高沖さんの話をウンウンと聞いている議員と、舌打ちして聞いている議員と、双方おりました。そうだろうなぁと思って見ておりました。

●「議事機関」ではなく「議決機関」と書いている事例としてあげられたのが、朝霞市議会の議会の解説でした。朝霞市議会で配布している議会の解説資料、市民の議会に対する権利・手続きを明示していて悪くはないのですが、時折、地方自治法をめぐる考え方の変化を反映していない記述もあり、修正が必要です。

●その「議決機関」としての機能としても不十分です。採決態度を市のホームページの奥深いページでしか公開しておらず、議会だよりに掲載することができていません。1会派を除きやるべきと答えている状況です。

●この研修をもって今任期の議会としての公務はすべて終了しました。

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