2025.02.24

2/23 市長選のあと

先週の市長選挙の締となることを2つ行いました。

22日10時は、選挙前の、ワンチームあさかの2連ポスターで告知した街頭演説会を朝霞駅南口で、応援弁士は選挙の結果もあったので欠席してもらい、都合のつく市議5人で執り行いました。
小野寺のりこさんにいただいた2万0377人、投票に行くのをやめてしまったものの市政改革に期待をしようとする市民と、18日に急逝した小池議員に、市政改革の誓いを立て、終わりました。

23日15時は、市議会の会派「立憲歩みの会」主催で、選挙報告会を開きました。参加者どうしの感想の意見交換、私どもの結果報告と簡単な分析、全体での意見交換をいたしました。
全体のなかでは、あと一歩となったところで負けたことにくやしい思いがいっぱいでした。
熊本市から転居したばかりという91歳の参加者から、負けという面ばかりではなく接戦に持ち込めた、ここまでできることはめったになか、そこをちゃんと評価した方がよい、と激励をいただきました。
別の参加者からは、基地跡地など争点化できた課題もあったので、前向きな発信メッセージばかりではなく、少しは相手候補の問題点も指摘すべきだったのではないか、というご意見もいただきました。

●市内に当選した松下まさよさんの確認団体のポスターが増殖しています。よくよく見てみると日本維新の会の掲示板に、証紙がないので、つまり市長選後に新たに貼り出されたポスター。 新市長は、維新にお世話になるということかと読み取りました。

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2025.02.15

2/15 朝霞市長には小野寺のりこさんを~2025市長選

0hcx8gojpchhcfhg29o6zjifrbehpymau_aynsvf 街頭による選挙運動は終わりました。終盤戦まで大接戦です

みなさまの一票が、問題解決されない市役所を放置するのか、問題解決のための市役所に変える一歩となるのか、決めることができる朝霞市長選挙です
市民にチャンスがあるこの機会に、陣営の中枢に入ったものとして、どこまで訴えが届いたか、不安ばかりです。

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そのなかで市民の支援の輪が広がり、地縁の強い人も、浮動票的な人も、どんどん小野寺さんの訴えにものすごい共感が広がって、体や言葉を使って反応していることが感じられた選挙でした。


あとは有権者のみなさまが投票箱に「小野寺のりこ」と書いて投票してくださることを信じてあすの夜を待つしかありません。
ぜひ、未来への選択として、「小野寺のりこ」さんに投票してください。

Line_album_61219-_241219_7●今回、市議会議員たちが主体的に小野寺のりこさんを担ぎ出して、選挙を闘いました。富岡現市政とその継承者では乗り越えられない、時代遅れの体質を克服するために、風通しのよい、新しい方法論を持つ、実務者こそふさわしいと、市内在住者ではないハンデを覚悟して担ぎ出しました。

そして加わった9人の市議が持てる力でフルに動きました。それは序盤で圧倒して、富岡市長の引退を決断させました。

20年前の市民みんなで作った地域福祉計画を、まともな対立候補もいない選挙で選ばれた当時の新市長に反古にされたこと、13年前から市議になって、様々な場面で市民が泣き寝入りを選ばされる場面を見続けたこと、市民に諦めを伝えなくてはならない苦しい場面が走馬灯のようになって、ようやく富岡市政が終わるんだ、自分たちが道を拓くためにやることやったんだと、涙が止まらない状況です。

小野寺さんや、あさか未来の7議員や本田議員と始めた選挙準備、お互いが弱点をあげつらわず、長所を使い合うかたちで前に進みました。田原団長はじめ、私たちが弱小会派にもかかわらず、配慮いただけた選挙だったと思います。

●選挙の動きはYoutubeにまとめられています。
【朝霞市長候補・小野寺のりこ】あなたの大切な一票を託してください!一緒に新しい朝霞の未来の扉を開きましょう!!

●私にとって大きな争点は、朝霞市 の市民運動ではここ20年重要課題であった米軍基地跡地利用
小野寺候補は、市民合意でまとめた現在の基地跡地利用計画の実現のスピードアップです。
松下候補は、民間資本導入の再開発です。青年会議所の公開討論会の資料でしか明らかにしていません。公開討論会では、「基地跡地をはじめとする再開発地域に向けた体制整備を構築したい」「市単独の事業でなく民間資本を入れたりであります」と、基地跡地を民間資本が回収できる再開発地域にしていくことが語られています。
youtube該当発言部分から

●市長選では、一部の左派系市民から「自民党と癒着して」との批判を頻繁に受けました。松下候補はきれいな非自民なのですか、と考えてほしいです。
私たちは、人権や自由、福祉や働くことの価値、社会参加など市役所改革に必要な視点は、小野寺さんに乗った自民党籍の市議とも共有しています。
児童扶養手当の根拠なき打ち切りをして、その後処理でも泥仕合をするような、人権や福祉に問題のある現市政の継承が、左派的価値観にどう折り合うのかさっぱりわかりません。不可解です。
政策面では物取り主義的な政策は後背にしましたか、その他の政策ではそこいらの革新市政よりはるかにリベラルな政策を並べました。
松下候補のどこに問題があるのよとも問い詰められましたが、基地跡地のことでは上記のとおりです。公共的な問題解決を放棄して市場化して一部の人の儲けにする話です。

●松下候補はそのようなことはないのですが、その重厚な応援団たちによる「ヨソモノ」攻撃。転校生いじめを見ているようで、嫌な気分でした。母も朝霞に疎開中、いじめられたという証言を最近聞きました。

●私たち「立憲歩みの会」の市議2人は、応援する小野寺さんが市長に当選した際には、政局的な攻撃に対してはディフェンスするものの、間違った仕事や考え方がおかしい仕事をしたときにはきちんと批判をし、朝霞市役所の仕事を正すスタンスは続ける、と確認しています。

●今回初めて政策に「インクルーシブ」「こども人権オンブズマン」という言葉が入りました。

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2025.02.14

2/13 横一線で終盤戦へ~朝霞市長選

春一番、すさまじい風でした。通勤で苦労された方も多くおられたと思います。
私も選挙運動するなかで、13日は強風で屋外活動ができないこともありました。しかし追い風なのかなぁ、なんて思いながら、終盤戦を迎えています。

いろいろな方に情勢を聞かれます。小野寺陣営の中枢にいますが、正直わかりません。肌感覚ではまだ五分五分だなぁと思います。
松下陣営は、富岡市長が長年蓄積した関係性を使って、市内の組織を束ねる人たちに頼みまくっている、という話を聞きます。人間関係の上の方からつてをどんどん引っ張っているという感じでしょう。応援する市議も11人で数が上回ります。
一方、私どもの小野寺陣営は、そうした組織を支えている構成員一人ひとりに接触しながら地盤を広げ、あわせてコネクションのない朝霞市民にどれだけ会うか、という地べたを這う運動を展開しています。応援する市議は9人ですが、当選回数や平均年齢が下回るので、機動力がその数の差を凌駕している、と思っています。
メディアも取材に訪れますが、「わからない」という答えしかありません。

つまり五分五分で、一人ひとりの有権者の方々が、これからの朝霞市をどうするか、ということを考えて投票していただけたらと思います。

20250214onoderanittei 私の応援している小野寺のりこさんは、政策力、リーダーシップ、現場を観る力では、圧倒的だと思っています。ぜひ多くの人に投票していただきたいです。
そして、よい、と思ったら、周囲の人に小野寺さんがいいよ、と広げていただけたらありがたいです。

●いろいろな陽動作戦で、市長としての実務能力と関係のない、政局や批判的な言葉が飛び交っていますが、厳正に市役所の「社長選び」だと思ってください。職員にとってよい上司となるのは誰か、そのことで役に立つ市役所にすることができるのは誰か、という視点で選んでいただけたらありがたいです

●黒川あつひこ陣営、今回は露骨な選挙妨害的な活動はありませんが、一方で市民を挑発して聞くに堪えない言葉を投げかけたり、学校前で威圧的な拡声器使用をしていたり、今回は今回で問題だと受け止めています。

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2025.02.11

2/9 余はいかにして小野寺のりこを応援団になりしか~朝霞市長選スタート

きょうから朝霞市長選挙が始まりました。このブログでは私が小野寺のりこさんを応援している、ということを読み取っていただいていると思います。

一番めの理由は、富岡市政がゆえに、疎外されたり、干されたり、市役所で問題のある処理にあった弱い市民たちとその後処理のまずさを見てきて、市政転換させなくては、と思い続けたことにあります。まずは一回、権威主義の市政を終わらせて、人が顔色うかがいビクビクさせるような市政運営を変えることが最重要事項でした。そのなかでの人材さがしです。

11月下旬に、市長選に出ると思わされていた田原市議の紹介で、小野寺のりこさんと会わされました。小野寺さんが、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営を大事にする人だと感じとり、その点で現市政の問題点を指摘してきた私たちが、小野寺さんを市長として担ぐのは道理だ、と認識したことから始まります。
松下陣営が盛んに「ヨソモノ」批判をされていて、私もいかにも選挙的に最初にそこが引っかかりましたが、朝霞市の超えなくてはならない課題に向き合う人材としての評価をしました。少なくとも市民を自分への従属度合いで測り、そのことで政策を著しく差をつける市政よりは、「ヨソモノ」であったとしても今いる朝霞市民の動きや声をコーディネートできる有能で市民への愛情がある人なら問題ないと思いました。朝霞市民の大半はベッドタウンとして住んでいただいた方々ですし、出自を超えるべき都市です。そして地域の声を伝えるのは我々、住所要件が求められている市議会の議員がやるべきことです。

この間、政策づくり、応援団の形成などで小野寺さんと一緒に仕事をしているなかで、たいていの課題で朝霞市議会の議事録に目を通していたり、資料を読み込んでいて、驚くことが多くありました。そこから朝霞市のこれまでの課題と長所と市民合意の感覚を読み取っていただけました。
ポピュリズム的政策には一線を引き、市の問題点は、市民も市職員もポテンシャルに問題があるのではなく、人材育成の機会不足にあると見抜き、そのことに力点を置いた政策提言は、市議団や会派で乗り越えようとした壁そのものへの指摘でした。

●こんな風に書くと、あの黒川滋が小野寺のりこに白紙委任したかの印象を与えると思われそうで、街頭でもそのような言葉を投げつけられたことが何度かあります。実際に市長になって、問題が起きることが必ずあります。そのときは私たち市議会・会派・議員個人が議会の質問権などを通じて、きちんと指摘して是正させていく職業的責任はもちろん果たしていきます。
私が過去の職業人生で、白を黒と言ってまでの賛意を示したことはありませんし、体制内チェック機能として少しうるさいんだよ、と言われるぐらいの仕事してきました。

●立憲系の黒川滋が、自民党と癒着するのか、という批判を、街頭で左派的スタンスの市民からいただくことが何度もありました。
おそらく田原市議はじめ、自民党籍の市議が多いあさか未来のみなさまと今回の選挙を共闘していることを指摘しているのだと思います。衆院選の後なのでこういう印象操作は効くのでしょうかね。
小野寺さんの政策を読んでいただければ、私たち「朝霞市議会立憲歩みの会」の綱領やスタンスにものすごく近いことを読み取っていただけると思います。
私たちに自民党と癒着した、という批判は何のためなのだろうか、と思って耳を傾けています。相手方の松下候補も、残り半分の自民党籍と思われる市議がついています。そして革新系は候補者を擁立していない状況です。
小野寺さんであれ、松下さんであれ、こうした競争的な市長選になるなら、よりましな方を選択するべきだけの話だと思います。私にとっては、同じ保守なら(小野寺さんをもろ自民とかもろ保守と思ったことはありませんが)、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営の視点で、小野寺さんを選んだ、という結果です。

●昨日も書きましたが、基地跡地にハコモノを乱立せさることや、タワマン的なものを建てるのは反対なので、基地跡地に民間資本を導入するとぶち上げた松下候補は応援できるものではありません。

●昨夕、つばさの党の黒川あつひこ候補が、朝霞台駅南口で、通行人つかまえて罵声を浴びせかけているシーンを見かけました。同じ黒川姓で、迷惑な存在です。
裁判所は市長選を前に釈放したのか、と思うところです。そして、市民は保釈中に彼から何が守られるのか、選挙妨害罪など成立しないと発信している顧問弁護士には、保釈条件を開示して、朝霞市民にここまではしないという安心を示してほしいところです。

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2025.02.08

2/8 小野寺のりこさん政策集とメイキング情報

475814191_28259630433685506_557570549957 小野寺のりこさんの政策集が好評です。当初、12ページもの紙を読むだろうか、とにかく文字数は少ない方がよい、というのが朝霞の政治文化のなかで、量的にたくさんのことを伝えてよいのか、考えどころでした。読む方のうけとめもありますし、政策宣伝に関わる印刷物づくりは体力も知力もお金も奪われる話だからです。

結果的には出してよかったと思っています。市民のみなさまもビラだけの情報では飽き足りていなかったんだと確認させてもらいました。駅頭によっては奪うように持っていっていただくところもありました。
小野寺さんの政策だけではなく、一緒に仕事した仲間の証言からの仕事ぶり、対話集会の紹介からの「官僚でしょ」という先入観の払拭ができたと思います。ぜひ見て読んでいただけたらと思います。

新聞折り込みと、8000部を駅頭の演説会などで配布したのみなので、アクセスできない方も多くおられたと思います。webでも紹介いたします。

小野寺のりこ政策集
※小野寺のりこさんのwebページにも公開されています。

田原市議と私とで政策集の紹介の動画が配信されています。
【ライブ配信】小野寺のりこさんを語る。黒川さんとの思い付き対談で政策集をご紹介。(youtube)

●あすからの市長選、準備は追い込みに追われています。

20250202matsushita ●小野寺のりこ政策集は2月2日に新聞折り込みになっていましたが、同日、松下まさよさんのビラも入っていました。富岡市長と柴崎和光市長と3人の鼎談で、和光市と協力していこうみたいな内容でしたが、和光市とのごみ処理の話では、よくこうしたことが書けるなぁ、と思うような内容がありました。

朝霞市と和光市とのごみ焼却施設の更新では、富岡朝霞市長がどういう合理的判断したのか未だにわかりませんが、2014年に共同で建設する案を破棄して、朝霞市単独建て替えに判断を切り替えました。当時の職員たちが困り果て。お互いにただ刺激してもかえっても意地になられて逆効果だから時機を待つことを確認しあったことをよく覚えています。
この時点で施設を更新していれば150億円ぐらいで更新できましたが、単独で110億円使うことを覚悟して、3億円もの設計費を使い、約4年空費しました。

その後、第八小学校の生徒数がパンクすることが判明、増築に10億円以上必要となるという朝霞市側の財政的事情を理由に、2018年、再び和光市と共同でごみ焼却施設を更新する話に戻りました。国費で応援してもらって使った単独建て替えの設計費3億円はほぼムダになりました。しかしCO2を撒き散らすだけの今の焼却施設を放置できませんし、どちらにしても広域化による節約効果はあるので、和光市との広域化を推進するために、設計費のムダは責めることは避けました。
その後の建設労務者の設計単価の引き上げ、建設資材の高騰、インフレなどが襲い、2市で150億ぐらいの建設費が、300億円近い金額になっています

為政者の責任として4年空費したことで、100億以上の価格高騰によるムダが生じたわけです。比例按分の負担ですから、このことは和光市にも迷惑をかけた話のはずです。

その富岡市長とその後継者と、和光市のトップが仲良く入っているチラシが配られたようです。感覚を疑うところがあります。片方の陣営に肩入れして何かよいことがあるのだうろか、と思うところです。

いずれにしても責任感のある自治体経営をきちんとやらなくてはダメです。

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2/8 米軍基地跡地に民間資本導入を言及した発言がありました~公開討論会

8日14時から、あすからの市長選を前に、朝霞青年会議所主催で、候補予定者による立会演説会が開かれました。
事前審査を終えてている人のうち、小野寺のりこさん、松下まさよさんの2人が出席、田村雄二さん、黒川あつひこさんは欠席しました。

テーマは経済政策と福祉医療を設定されました。
経済政策のなかで大きく違ったところは、小野寺のりこさんが、人材開発や働く場に参加できない人を参加させていくことでの活性化を求め、農業や商業の後継者問題に取り組む、人材の育成に視点を置いていることに対して、松下まさよさんが、下北沢や吉祥寺のような活性化をめざすとしていること、米軍基地跡地に民間資本を入れて開発を進めていくなど、ハコモノ的な提案を打ち出していることです。

福祉医療に関しては、小野寺のりこさんが、産後ヘルパーの派遣や地域の困りごとを引き受けるコミュニティーソーシャルワーカーの配置などソフト育成を中心に打ち出していることに対して、松下まさよさんが、朝霞警察署跡地に中核的医療機関の設置を打ち出しています。
放課後児童クラブがパンクしている問題には、小野寺のりこさんが、4月からの放課後こども教室のスタートを見守りつつ、放課後児童クラブの増設と民間事業者の協力を求めることを打ち出していることに対して、松下まさよさんは、放課後こども教室の全校展開に留めています。

●閉ざされた空間の討論会にしたくない、オープンスペースで開きたいという主催者の気持ちはよくわかるのですが、2月の寒空で2時間、静かに着席を求められる討論会。出席させられる側、そして何より一般有権者に聴いてほしいと参加を促す側として、場所の再考を求めましたが、叶えられず残念だったと思います。
駅頭に長時間立つことを何度も経験した陣営として、2月の寒さがこたえることはよく知っています。

1b55525d3b73481b975c893488a11c5e ●米軍基地跡地の利用は、2004年の米軍基地跡地への唐突なタワー型公務員宿舎建設の提案から、跡地利用への市民の間を二分する論争が始まり、2011年の国家公務員宿舎の建設断念、2014年に開発型の跡地利用を断念し、2015年に現計画で市民合意を取って前に進むこととしています。
米軍基地跡地利用の現計画を、策定した現市長の後継者と称する人が、全面的に破棄して、民間資本導入を言いだしたことは、選挙の争点ではないかと思っています。民間資本の導入ということは、高額の土地に対して換金価値のない利用はありえません。朝霞市の場合は分譲の集合住宅になることが想定されます。貴重な緑地空間を潰して市民のための公共施設を作るに留まらない話になり、そのことを朝霞市の景観に大きく影響を及ぼす開発となり、大きな問題になることが想定されます。
同地は、マンモス校化している第八小学校の校区にあたり、民間資本による巨大な住宅開発となることで、第八小学校がパンクするリスクもあります。
市の財政でも、100億単位の負担が求められることが想定されます。近年、財源は市役所周辺ばかりに使われています。まちづくりがそれでよいのかどこでしたいう問題もあります。
何より、こうした大きく意見の割れる提案をすることで、市政が不信感にとられ混乱し市民の協力を求められる場面での力が削がれることが想定されます。朝霞市は国家公務員宿舎建設問題で市民を二分する論争が起こり、当時は市民の間に不信感や対立が起きました。この問題の収束に関わってきた市議会議員としては、10年かけてようやく修復してきたことを蒸し返すのもたいがいにしてほしいと受け止めています。
同時期に政界に進出し、その選挙戦でこの対立の混乱のしんどさを体験したはずです。その経験を思い出せない提言をしていることに、残念な思いをしています。

●市役所の基地跡地利用に関するweb情報の リンク です。

●公開討論会では、参加者からの質疑で、新聞社名を出して質疑される方がいました。取材できるので、こういう場で新聞記者が質疑するのは異例ですが、その内容が、近隣市の特定の事業者にあたかも疑惑があるかのような前提を、すれすれで候補予定者たちにふりかけてきており、いかがなものかと思うところがありました。

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2025.01.06

1/6 富岡市長6選目の出馬はせず~朝霞市長選

5日の市議会「立憲歩みの会」新春懇談会、来ていただいた方、来ようかなと関心持っていただいた方にお礼をもうしあげます。会はみんな大いにおしゃべりして終えることができました。参加者のみさなまは、私たち会派の黒川・本田の市議と、ゲストのワンチームあさかの小野寺のりこさん、くまがい裕人参議院議員と意見交換をすることもできたのではないかと思います。今年のやり方を振り返って、次回、もっとみんなが参加しやすく話しやすい企画を考えてみたいと思います。

会派として初めての試みでしたが、私たちからの「説明会」だけではなく、こういう場や、もっとリラックスしながら距離を縮められる機会を作っていけたらと思いました。

会場の設営や撤収、参加者へのお菓子やお茶の補給など、会の運営に協力してくれた多くの参加者には重ねてお礼を申し上げます

6日になりまして、仕事始めでした。わが会派としては早速団会議を開きました。ワンチームあさかで活動しているなかで接した市民の方々から、様々な宿題をもらってくることがあって、それをどう対応していこうか、簡単な打ち合わせをしました。

午前中、富岡勝則朝霞市長と松下昌代埼玉県議が新座記者クラブで記者会見をし、富岡さんが5期目で市長を終えること、松下さんが市長選に出馬することが表明されたようです(みなさまが読む頃には新聞地方面の記事になっていると思いますが)。

いずれにしても新市長は新人なので、3月の議会日程はおおよそ確定してきて、新市長の任期開始(市長としての権限を持てるの)は3月17日なので、地方自治法の告示から議会初日までの最低日数の関係から開会日は3月25日より早くすることは困難で、3月31日までに可決すべき議案は、駆け足で審議することと、一般質問は4月に送らるようなことになるのだろうと思います。

●12月23日のブログ記事の市長選の説明会に出席していた陣営の5番目が判明しました。池田清さんという方です。また6人目の立候補手続き書類を取りに来たという情報もあります。富岡市長が松下県議に入れ替わることになると思います。

●22年前、立場も資格もない市民が約40人集められて、地域福祉を考えろ、というお題をもらって2年間計画を策定したことがありました。当時朝霞台地区にはほとんど認可保育園がなくて、漏れなく待機児童となり認可外保育所に預けるしかありませんでした。そんな不満を市役所に言いたくて、何らかの委員を探していたときに当たったのがこの地域福祉計画の委員です。
担当職員からは、市民が自由に計画を書けと言われ、朝霞市役所もこんなこと始めたんだ、と少し驚きました。私も赤ちゃんをだっこしながら会議に出て、コンサルが派遣した大学院生や他の市民と文案を作ったり直したりしました。参加した市民みんながポテンシャルもあり、愛情もある人々で、この人たちが市内でいろいろな活動を始めたら面白い街になるな、と思っていました。福祉の考え方の違う障害当事者の親たちが参加していて、お互いをこすりあうので、管理職経験者が音頭取って飲み会設定して子どもも連れてきてもらって、お互い何が違うのさ、と一目置き合う関係に変えました。当時の福祉のセンスでは一見関係のないスーパー、タクシー会社、駄菓子屋みたいなところにも話を聴きに行きました。今では、高齢者の買い物対策や地域社会の子育てみたいな言葉で語られている場の運営者たちです。

計画書は、ちょうど富岡市長に交代した頃にできあがり、検討した市民は「推進委員」に任命され、さぁ実行しようか、と新年度迎えたら、前市長の政策の遺物とばかりに、計画書は店ざらしにされ、活動予算一つなく、市民啓発の講演会一つ開けず、ただ日常抱えている福祉の不満を吐き出し続ける場になってしまいました。そこから20年。

それはそれで意味ありましたが、市民の問題解決力を雑音みたいに捉えているんだな、ということは感じました。そんな状態がその後10年続いて、歯が抜けるように推進委員たちは引退したり、ときに死亡されていなくなっていきました。計画書を一緒に書いた職員も、若手だと思っていたら一昨年、定年で退職されています。
そんな体験をして、富岡市政になってからの市民力をつけたがらない市政運営を痛感しなければ、私が市議会議員に挑戦していなかったのではなかと思います。

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2011.03.16

3/16 計画停電のやり方について考えること

日頃の準備不足を安全圏にいる我々が買い占めをすることによって、物不足に拍車をかけて被災地への物の流れがさらに滞らせることはやめてほしい。

●こんなときに「合成の誤謬」なんて言葉を使ってよいものかと思うが、ややそんなことを感じる。

計画停電の必要性は理解できるが、もっとも公共性の高い電車への通電をやめることで、結果としてガソリンの浪費が行われている。これは被災地のガソリン不足に拍車をかけている。停電を実施して、その一方でもっと大きなエネルギー浪費が行われているなら、やり方が完全に間違っている。
同じようなことが、乾電池、使い捨てカイロ、ペットボトルの水についておきている。

マイカーが増えれば当然渋滞がひどくなり、そのことで物流が滞る。物がなくなるの悪循環が起きる。そのことは声のでかい首都圏の人が最も被害が少なくなり、被災地への物流が犠牲になる。

●計画停電をするならするで、きちんと方針を貫徹しないと、停電はどうせ起こらないという見込みで行動する人が増える。事故のもとである。管理組合役員をしていてエレベーターへの閉じこめが起きないか、不安でいる。余った電気は、医療機関や公共施設、信号設備、電車など、生命や公共性で優先度の高いところに配電するべきではないか。特定の施設や設備だけ通電させるのは技術的にできなかったり、労力がかかるのかも知れないが。

●計画停電や原発をめぐる情報の取り扱いで、お役所仕事の度合いでは、東電に勝るものはない、と実感した。むしろそうした批判をこれまで浴びてきた自治体の方が、東電の流す実態不明の情報をもとに計画停電の実施などについて相当頭をひねって工夫して情報を流している。しかし、そうした努力を各自治体職員がそれぞれで頭をひねってやっていることは無駄ではないか。東電が自治体職員と同等の努力をすれば何百もの自治体職員が無駄な労力を使わずに済む。

●通勤電車を動かすことは重要だと思う。一つは、首都圏に住んでいる労働者を生産活動に戻して、経済活動を復活させないと、被災地を復興させるだけの体力を失う危険性がある。一つは、多数派ではないが少なくない数、ふだん日中働いている人が通勤できずに家にいることが、買い占め等の行動に走らせているような気がしている。少し遅れて出勤したら、夫婦連れで大きなビニル袋を抱えて歩いている人が多い。通勤している人も無理な通勤でほんとうに疲弊している。戦争末期、電車の中での日本人がみんな疲れて下向いていたというルポルタージュを読んだことがあるが(出典失念)、そんな雰囲気である。

●こうした混乱状況に際して、証券取引所を開設しているのがいいことなのかわからない。株価を下げて、さらに社会に破局をイメージさせるようなムードづくりをしてしまう。それと統一自治体選挙は全国で延期すべきである。地震被災地や原発災害への心配とそれに伴う情報でめいっぱい、市民生活は計画停電の情報確認に追われ、政策論争が「不謹慎」な事態になっている。その状態でどのように公職を選ぶのだろうか。インディアンポーカーみたいな選挙は民主主義の主旨に反し、やるべきではない。

●朝霞市議会が震災で一般質問を中止と。市職員の足手まといになるからということらしいが、非常時に役に立たない行動しかできない存在と自覚しているなら、自治体議会なんか解散してしまえ、と思う。職員に足手まといになるような議会習慣ばっかり作って、利益と交換ばかりしてきたからこんな判断になっているのだろう。議員どうしで何ができるか、問題はないか議論すればいいことではないか。何もかも市職員に答弁を求めるから行政の足手まといにしかならない。開くのが不適切というなら、延期すればよい。戦時中がそうだったが、議論もしないで議案を採決するための議会なんて、自らの存在意義を否定するものだ。
少なくとも、議会としての本分を発揮できないなら、一般質問中止に賛成した議員は、市役所の震災対策が終わるまで、議員報酬を全額返上して被災地に寄附でもしてくれ、と思う。
どうせこんなことは与党会派からの判断だろうから、そうなれば富岡市長も、議会対策がいならなくなった職務の分は報酬を返上すべきだろう。

●我が家が計画停電でどのグループに属しているのか未だにわからない。自宅で使っている電気にたいしたものはないのでよいのだが。

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2010.11.21

11/20 市民が開く議会報告会

午後、市民が開く議会報告会に出席。

主催者代表の岩垣さんが議会改革について問題意識を持ち議会の傍聴を続けている。その活動の延長で市民主催の議会報告会を開いて市議会議員を呼ぶということになった。
報告会には市民が30人近く出席していた。

出席した市議会議員は、堀内初江(共産党)、田辺淳、藤井由美子(市民ネットの会)、小山香(無所属)の4人。当初は保守系無所属の参加も予定されていたが都合で欠席。また与党会派(進政会、明政会、公明党)は欠席という。こうした市政全体について考えるイベントに出席を拒み続ける、与党会派の市議のひきこもり体質は問題だと思う。議会閉会中も報酬払うということは、議会外のこうした場において、政治的合意形成を図る努力をせよということなのだから、こういう場に誰か出てきちんと説明すべきではないか。

4人の議員から6月議会、9月議会で質問したことを中心に、課題としている政策課題について発表がされる。
堀内議員は、女性センターの開設とDV対策の推進に取り組んでいる、という説明がされた。
田辺議員は、市の施設管理公社の運営問題
藤井議員は、ユニバーサルデザインのまちづくりと基地跡地の汚染物質の除去
小山議員は、地域福祉計画の推進状況
を中心に話を進めた。

市民からは活発に政策課題について意見が出て、堀内議員に対しては、男女平等を推進する体制の必要性はわかるもののハコモノとしての女性センターの開設に対する疑義、田辺議員に対しては、施設管理公社の経営がだめだというのはわかっても施設を廃止せよということなのかローコストでやれということなのかわからないという質問、藤井議員については基地跡地問題全般の進捗状況などが出された。
気になったのは、基地跡地、女性センターの扱い、地域福祉計画の議論。

富岡市長はまだ国家公務員宿舎がやってくることを前提にしていると公式答弁しているらしい。そのこと自体、現実認識能力がないのか、まさかそこまでということはないので、おそらくどこかで新たな基地跡地利用について、いくつかだまし討ちする可能性があるということなのかも知れない。
毎度指摘しているが、基地跡地を買い取れという運動をするよりも、市の財政が厳しくなりつつある折、社会的規制をして高層建築物を建てられないようにすることが優先課題のような気がしている。運動団体には少し路線修正が求められるように思う。

不交付団体を直撃している財政運営を前提として、女性センターについて、質問者にあったようにハコモノとするにはいま一つ積極的な説明が必要だろう。その堀内議員からの説明の中で気になったのは、富岡市長が女性センターの設置は国家公務員宿舎の建設と一体だとして、国家公務員宿舎建設はまだ撤回しないことを前提に、前にも後ろにも動かそうとしないという話。女性センター、保育所の増設、児童館学童保育の増設など、基地跡地の開発という無理な計画に道連れして関連施策を人質にとって市民に報復をするかのようなやり方はよろしくないと思う。

驚いたのは小山議員からの地域福祉計画の質疑に関しての説明。小山議員が課題としている人権を支える福祉施策の充実について地域福祉計画にぶちあたり、良いことを書いてあるのになぜやらないんだ、という趣旨の質問をし、これに対する朝霞市の反応が、市の職員はそんなものがあったのか、というものだったということで、小山議員は策定過程についていい加減だったのではないかと怒っておられた。
地域福祉計画の策定委員として、この小山議員の前提認識が誤りであることを説明した。策定過程にどっぷりはまってコンサルタント、当時の福祉課職員とともに作業をした私は、朝霞市の地域福祉計画の策定過程については、朝霞市で最も早い完全な市民参加を保障して策定された計画であること、コンサルタントが鋳型にはめるような策定をしようとしたことについて市民が疑義を呈して手作りで作っていった計画であること、ただの町内会がんばれという計画になりがちな地域福祉計画を、自治体の福祉基本計画としての責任を持たせるために市民委員が入れていったのが人権を支える福祉であったことなどを説明して誤解を解いたが、そうした誤った認識をさせるような情報を吹き込んだのは、答弁調整をした健康福祉部の部課長のはずで、彼らの責任だろう。この間、地域福祉計画の推進の市民委員に会うこどにおべんちゃら顔して近づいてきていたので策定過程を知らないなんてはずはない。悪質である。
地域福祉計画に書かれていること何一つやろうともせず、無報酬の市民委員に実行責任を押しつけておきながらひどいことをするものだと思った。こういうことをするから市役所はろくでもないという印象が根付いてしまう。

まぁ、市民参加や情報公開を弁護士出身という仕事の本分から推進した塩味市長のもとで策定され、計画ができあがる最終段階で権力主義的な富岡市長に交代した不幸のできごとと言えるのかも知れない。

その他参加者から意見交換のあった後、相模原市で議会通信簿を作成されている赤倉さんから、議会改革の取り組みや、朝霞市の議会改革を求める市民の動きに対するコメントをいただいた。

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2009.10.15

10/15 協働指針の唯一の市民参加・パブコメに対応しない朝霞市役所

朝霞市のコミュニティーバス(なぜか朝霞市は循環バスという)の検討委員会がまとめた案に対するパブリックコメントの回答が発表された。

日頃、地域の公共交通に不便を感じているので、懇切丁寧に書いてお送りしたが、答えの半分は「検討委員会の検討対象ではありません」というものだ。さらに残りの答えは「AだからA」という非科学的な二段論法で埋め尽くされている。あとは少し前向きだが結論を変えるものではない。今後再検討の機会があったら考えますというもの。
回答にもならない回答を書いているにもかかわらず、欄外にちゃっかり「個々の回答に対する質問は受け付けません」というようなことを書いている。

バカにしているんか!と思う。
全ての提出者は、仕事でもないのに意見を書いて提出しているのに、言葉遣いだけ敬語で、何一つ提出された意見に敬意を払った対応などしていない。
提出した意見で何も見直さないというのなら、議論のやり直しをしないというのなら、無意味ではないか。さきにまとめた「協働指針」で、パブリックコメントが政策への市民参加だと言い切り、その他の手法を切り捨てた富岡市政の市民参加の程度の低さを感じざるを得ない。唯一の市民参加ならもっと丁寧に対応すべきではないか。

これまでのパブリックコメントより市民の提出数が多かったこと、利用者がお客様であるということから、それでもまだこれまでのパブリックコメントよりましな対応に感じるところがダメだ。

人の話を聞いたら、取り込めるものは取り込み、取り込めないものはなぜ取り込めないのか、きちんと論理的に説明すべきことだろう。
ここには、市民とコミュニケーションを取っていいものをつくろうという発想がほとんどない。市の多くの政策は、何百万円、ときには8桁に乗る対価を払ってコンサルタント会社に丸投げしている。その選定は極めて不透明である。コンサルタント会社パッケージ商品のやり方の通り政策がまとめられ、使われるもの、市民に愛されるものという判断を全く無視された状態で答申や計画案を売りつけられる。その原案をそのまま市民に提示し、市民に本質的な問題提起をされても何一つまともな回答もせず押し通し、結局は使われない公共サービスの提供ばかりやり続けて、何が楽しいんだろうかと思ってしまう。

朝霞市は他市に比べて、人件費総額も公務員数も少なく、単純な評価では優秀な自治体と評価されがち。しかし、委託費やコンサルタント料など物件費は他市より相当高い数字が出ている。
決算書のこうした姿と、日頃の政策決定にあたっての市民や当事者への対応を見ていると、公務員がコンサルタントに政策決定を丸投げし、政策学習ができておらず、市民に対する説明では、詭弁や言い逃れの作文ばかり書いていることが浮き彫りになる。

職員にとっても、市民に有効な市役所になっている、市民にある程度理解されている、そう実感できる職場にしないと、能力の発揮がされないのではないかと心配にもなる。

※コミュニティーバスのパブリックコメントの内容については、追ってアップします。

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