2025.02.19

2/19 しんけんつらい訃報

市長選の結果のショックを解消できずにいます。

そのなか、きのうまで一緒にいた仲間である小池貴訓議員が18日朝、急死したとの訃報を受けました。
めいっぱいのお悔やみを申し上げます。そしてお礼と悲しみの気持ちでいっぱいです。

亡くなる前日、つまり負けた開票日の翌朝、雑踏に立つ私に、SNSで退行的な考えを書いたものを見て「くろかわさんがダメなんかじゃない」と一所懸命励ましてくれたことへのお返しがまだです。その後、キリのよいところまでと、駅の反対側のみんなとの合流が遅れたら、私がどこかに行ってしまったのではないか心配して、小池さんはわざわざ迎えて迎えに来てくれました。
その後の合同演説会の小池議員のマイクの言葉は見事でした。
それが最後の別れで、24時間もたたない後に再会できなくなったことに、ショックをうけています。

5年前に初めて議会に来てくれたときには、野党議員の生命線である質問時間の刈り込みばかり言ってくるので、正直、苦手でした。
しかし、最大会派のなかで、私に話をしてくれるようになった最初の方の議員だったと思います。私の控室が入口に最も近いところにあるので、いつものぞいていって、話を一つ二つ置いていってくださるのが楽しみでした。
「敵を愛せ」という言葉があります。小池さんの行動様式でした。しなやかで、いろいろな人をきちんと観ていて、間接の軟骨のようにいろいろな人のつなぎ役になってくださっていることとにふれ、人なつっこくしてくださることに感銘を受け続けました。

市議選での結果に続き、市長選の準備で自信喪失している私に、小池さんは「くろかわさんはわたしがもっていないものをもっている」と言ってくださいましたが、その中身を聞かせてもらのうことはないままでした。
むしろ小池さんこそ、私にできないことばかりもっています。

今の市議会、議長経験者級の議員と新人議員ばかりで、数少ない中堅議員として、新人と長老の間に入って、持ち前の柔らかな話し方と、柔軟性で、いろいろなことを調整してくれました。最もコミュニケーションが難しい議員にも、信頼関係を勝ち取ってくるような人でした。
議会だよりをナントカ改革しようとして、編集委員長のときに研修予算をつけて、道筋を私に託してもくれました。3月10日に初めての技術研修をします。

今回の市長選でも、小野寺陣営についてくれなさそうな人を招いて、力ある人を引き込んでくれました。
今回、ウグイスをしてくださる小池さんの配偶者と3回、選挙カーでご一緒しました。降りてからご夫婦と一緒に話をさせてもらいましたが、楽しくて幸せなご夫婦でうらやましかったです。いつまでもあの感じが続いてほしかったです。

急にこのようなことになるとは思いもよりませんでした。
守り切れなくて申し訳ない思いばかりです。

小池貴訓さん、
天国から私たちの街を見守ってください。

●市民に希望も見せられず、無為に市議会に置いてけぼりになり残って生きていることが、しんどい日々でもあります。

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2025.02.08

2/8 小野寺のりこさん政策集とメイキング情報

475814191_28259630433685506_557570549957 小野寺のりこさんの政策集が好評です。当初、12ページもの紙を読むだろうか、とにかく文字数は少ない方がよい、というのが朝霞の政治文化のなかで、量的にたくさんのことを伝えてよいのか、考えどころでした。読む方のうけとめもありますし、政策宣伝に関わる印刷物づくりは体力も知力もお金も奪われる話だからです。

結果的には出してよかったと思っています。市民のみなさまもビラだけの情報では飽き足りていなかったんだと確認させてもらいました。駅頭によっては奪うように持っていっていただくところもありました。
小野寺さんの政策だけではなく、一緒に仕事した仲間の証言からの仕事ぶり、対話集会の紹介からの「官僚でしょ」という先入観の払拭ができたと思います。ぜひ見て読んでいただけたらと思います。

新聞折り込みと、8000部を駅頭の演説会などで配布したのみなので、アクセスできない方も多くおられたと思います。webでも紹介いたします。

小野寺のりこ政策集
※小野寺のりこさんのwebページにも公開されています。

田原市議と私とで政策集の紹介の動画が配信されています。
【ライブ配信】小野寺のりこさんを語る。黒川さんとの思い付き対談で政策集をご紹介。(youtube)

●あすからの市長選、準備は追い込みに追われています。

20250202matsushita ●小野寺のりこ政策集は2月2日に新聞折り込みになっていましたが、同日、松下まさよさんのビラも入っていました。富岡市長と柴崎和光市長と3人の鼎談で、和光市と協力していこうみたいな内容でしたが、和光市とのごみ処理の話では、よくこうしたことが書けるなぁ、と思うような内容がありました。

朝霞市と和光市とのごみ焼却施設の更新では、富岡朝霞市長がどういう合理的判断したのか未だにわかりませんが、2014年に共同で建設する案を破棄して、朝霞市単独建て替えに判断を切り替えました。当時の職員たちが困り果て。お互いにただ刺激してもかえっても意地になられて逆効果だから時機を待つことを確認しあったことをよく覚えています。
この時点で施設を更新していれば150億円ぐらいで更新できましたが、単独で110億円使うことを覚悟して、3億円もの設計費を使い、約4年空費しました。

その後、第八小学校の生徒数がパンクすることが判明、増築に10億円以上必要となるという朝霞市側の財政的事情を理由に、2018年、再び和光市と共同でごみ焼却施設を更新する話に戻りました。国費で応援してもらって使った単独建て替えの設計費3億円はほぼムダになりました。しかしCO2を撒き散らすだけの今の焼却施設を放置できませんし、どちらにしても広域化による節約効果はあるので、和光市との広域化を推進するために、設計費のムダは責めることは避けました。
その後の建設労務者の設計単価の引き上げ、建設資材の高騰、インフレなどが襲い、2市で150億ぐらいの建設費が、300億円近い金額になっています

為政者の責任として4年空費したことで、100億以上の価格高騰によるムダが生じたわけです。比例按分の負担ですから、このことは和光市にも迷惑をかけた話のはずです。

その富岡市長とその後継者と、和光市のトップが仲良く入っているチラシが配られたようです。感覚を疑うところがあります。片方の陣営に肩入れして何かよいことがあるのだうろか、と思うところです。

いずれにしても責任感のある自治体経営をきちんとやらなくてはダメです。

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2025.01.24

1/23 民主主義の質が問われる朝霞市長選挙

昨日、つばさの党党首とみられる人物によりX(旧twitter)に以下の投稿がありました。

「朝霞市長選挙も立候補すると思うよ
俺の女をいじめてた奴らが居るようだけど、全員凄まじい量のYouTube広告攻撃を喰らわしてやるよ(合法的)
田原亮とか、お前ら、覚悟してろよ(非暴力に追及)
俺を怒らせたよな、お前ら
午前8:07 · 2025年1月23日」

自らの引き起こしたことを何の反省もしていないことを痛感させる投稿です。来月行われる市長選で、候補者陣営や、市民の平穏な生活に何らかの妨害行為(合法すれすれと言い張る)と、不快な運動が市内各地で展開されるものと想定されます。
こうした人たちが定住してしまった経緯など、いろいろ申し上げたいことはありますが、そこは控え、
市民のみなさまには、この投稿どおりの状況になった際には、なにとぞ惑わされることなく、また選挙に呆れることなく、市政の未来を選択してくださることを切に願うものです。

●自由で多様性のある社会であってほしいし、困難を抱えた人にも居場所は作られるべきですが、会津の「ならぬものはならぬ」というのはこういうときの言葉なのだろうと思います。高学歴で、保釈金3000万をすぐさま用意できた彼らの振る舞いは、朝霞市の人々が我慢して容認する存在ではなく、まぎれもなく強者の狼藉です。

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2024.12.31

12/31 お役に立っているのかと思いながら、多忙な一年。ありがとうございました。

もうすぐ2024年が終わります。すごくジタバタした一年、みなさまにはハラハラさせたと思います。見守ってくださったり、助言くださったり、時には手まで貸してくれてありがとうございました。

1月は、昨年末の朝霞市議選に立候補もしていないのに、街頭で激しく悪宣伝を繰り返したつばさの党の黒川敦彦と勘違いされたのか、日頃の活動の質に問題があるのか、市議選の結果が前回比500票以上の減となる不振から、再生不可能な未来を感じて、引き続き意気消沈をしていました。

2月、2023年10月に発覚した部活動で有名な市内中学校の教員逮捕事件の、教育委員会の内部調査の報告がされました。深刻な面に触れても深掘りはありませんでした。教育委員会の対応方針は「あってはならない」と現場への綱紀粛正の強化が中心。成果を神格化し、有力者や地域が特権的な扱いをして、体罰や精神的なハラスメントなどの予兆的な問題が通報されても異動をさせず、全部「あいつが悪い」という話だけです。これでは再発防止にはならないと思いました。

2~3月、予算議会で少しずつ息を吹き返しました。市民の感覚と正邪の価値判断、それを議案とのにらめっこして、議会の発言をすることが私の活力です。
私どもの会派「立憲歩みの会」は光熱水費の見積不足に対して予算修正案を提出しましたが、根拠がないまで言われて否決されました。しかし12月市議会でやっぱりそこが足りない補正予算が出てきました。また会派「あさか未来」もDX人材確保の別の予算修正案を提出し否決されましたが、わずか1議席差という結果でした。
市議会が予算を決める場として、ただ追認するのではなく、主体的に関わる試みが昨年同様行われたことはよかったと思います。
教育長の再任議案では、資質を問う教員逮捕事件の対応に質疑や反対討論が盛んに行われました。そのなかで、市長や、擁護する市政与野党の議員からとんでもない発言が繰出したのが、当該校の現役保護者として強く記憶に残っています。

4月は七尾市に、能登地震の自治労の応援ボランティアに加わり、給水ポイントの管理人として8日間行きました。あの時点での被災地の救援、特に災害復興住宅の提供では、東日本大震災に比べて遅れているのを実感しました。宿舎の氷見市の海岸の夜明けの風景がきれいでした。
新しい勉強を始めました。
衆院の補欠選挙があった東京15区では、つばさの党による選挙妨害が派手に行われました。朝霞市議選で、面倒を恐れてけりつけない問題であり、痛恨の極みでした。これ以後、朝霞市議会として、ほぼ一体的にこの問題の対処に動くようになります。
NHK党もつばさの党も、朝霞での議席獲得が悪行の起爆点になっています。野党や市長にものいいする一部与党議員への見せしめ的として、当選した彼らを与党に組み込み、支持層を斡旋したり、市職員がていねいに対応させて優遇したことで、政治活動の勘違いを促したことが原因とみています。

5月、第三中学校のPTAの総会があり最後の最後の1年、会長職を引き受けることにしました。いろいろあっての小中のPTA役員の初心者なので、ジタバタしながらやっています。

6月は、定例市議会のなかで、4月の補欠選挙で暴れ回ったつばさの党所属の議員の問責や、逮捕時のための危機管理の条例提案に関わりました。つばさの党の議員の反対討論で飛び出した暴言から、さらに懲罰動議を発案することになり、民主主義と自由の狭間のなかで、文案づくりに追われました。市議会での討論や提案理由説明がYouTubeに拡散され「もうひとりの黒川」というあだ名までもらいました。
図書館まつりにとりくみました。市内で源氏物語の学習会を開催していることのは学舎の岩野さんに講師をしていただいて、権力と宮中の関係、和歌が果たすコミュニケーションの話をしていただきました。

7月は、所沢市の相談支援事業所で実習を受けました。議員活動をする上でとても肥やしになりました。障害者のケアプラン作成のみならず、市の委託事業も受けていて障害者やその他福祉を必要とする方々の様々な困難事例の相談が舞い込むところなので、事例をリアルに接し、その重みを受け止める機会となりました。

8~9月は、2023年の市の決算を審査しました。過去最大の15億円の赤字(実質単年度収支)の原因さがしに追われました。
裁量を残すために計画なしにお金を使っているのと、強権的な市政のもとで面倒な提案をしたくない職員の心証のもとで、大きな事業もできずごまかしごまかしだらだらと現状維持のためだけの経費にだらだらと有り金全部を使い、お金が流出している、そんな結果です。
また、善政を見せつける政治的スローガンとしての効果度外視の値引き、値上げの回避を繰り返し、これも財政を悪化させています。このままでは、値引き、割引のために、お金がなくなり、一番きついところにある人への福祉を切るという2014年のときのような本末転倒のことが起きます。
「あさか未来」さんから中期財政計画にもとづく財政運営をせよ、という附帯決議が出て、全くその通りと思い賛成しましたが、1議席差で否決されています。
一方で、同じ「あさか未来」さんから、教員逮捕事件での教育委員会の後始末が悪いことを指摘して、組織的対処を求める附帯決議が提出され、これは1議席差で可決しました。

10月は降って湧いた衆院選。久しぶりに民主党系が躍進したのはよかったのですが、その後の国民民主党の暴走気味に辟易しています。応援した8区市来、7区小宮山、4区岸田が議席を射止めたことはよかったと思います。4区での維新の不振は、政治構造を変えていくためによかったのではないかと思います。

11月は、特別養護老人ホームでの実習をしました。介護実習ではなく、利用者のニーズを確認していく実習で、コミュニケーションに課題がある自分を見つめ直してしんどい体験でした。

12月は、11月末に降ってきた次の市長候補予定者の対応に追われました。
またワンチームあさかという朝霞市政を改革する運動を開始し、12月31日12:45に一つの作業を終えて、散らかったままでこれから正月を迎えます。

振り替えると日常がなく、ただ忙しい一年でした。
みなさまにもよいお年をお迎えください。
そして、ようやく朝霞市政をよくするチャンスがやってきました。その機会を逃さず、みなさまの期待に押しつぶされずに、実務者としての自分の役割を言い聞かせて、前に進みたいと思っています。

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2024.04.22

4/22 選挙の自由とそれを利用した暴力と

更新が止まってしまいました。
七尾から帰ってから、すき間があれば恩人が出ている志木や日高の選挙の応援をしておりました。
ようやくと思ったら、朝霞市議の所属政党であるつばさの党が、衆院補選のある江東区で他陣営に暴力的な妨害をしているという報せが入り、情けない思いをしています。

その兆しは昨年12月の朝霞市議選でも出ており、市民の多くから、街頭活動への苦情が言われておりました。つばさの党が、街頭演説できる駅出口5か所のうち2か所を常時占拠し、公職選挙法にもとづき明け渡し要求をしても応じず、要求をした陣営や議員をスマホカメラで追い回すというようなことをされていました。2か所のうち1か所は、党首である黒川敦彦が、品のない他党派の罵倒、宗教団体への誹謗中傷を繰り返していました。さらには他党の街頭演説に面前での拡声器での妨害を行っておりました。その場面を目撃した我が子に「父親の仕事が市議会議員と言えなくなった」と言われました。
残った場所の取り合いで、他の陣営も市民に眉をひそめられるようなことをせざるを得なくなり、選挙全体が荒れていました。魅力的な候補者が多かった市議選だったので、投票率だけが上がったのが救いでした。

今回、朝霞で行われたことがパワーアップして江東区に輸出されたようなことになっています。
※いろいろ中継が流れていますが、youtubeの視聴回数が加害者の資金源になっているので、動画で見るのは控えることをお勧めします。

統一自治体選のムーブメントを利用しようとする政治勢力にとって、その8ヵ月後にある朝霞市議選は、候補者の転居+選挙準備期間の確保など考えるとよいタイミングで、私が「インディーズ政党」とカテゴライズする政党にとって出やすく当選しやすい環境にあります。また政治風土も議会に対する問題解決に無力感が漂っているので、やけっぱちにおかしな政党に投票する人を作りやすい環境があります。駅をジャックするという単純刷り込み効果の宣伝で、市議選の当選に必要な1%(数字は諸説あり)ぐらいの支持を作れるという説があります。
そうした状況のもと、8年前のNHKから国民を守る党の誕生、4年前のつばさの党など、街頭で問題行動を起こす政治勢力の初動になりやすいところがあります。

朝霞市議会の議員の報酬を活動資金にして、朝霞市では統治しきれない江東区で迷惑かけ続けているわけですから、さてどうするか、ということに頭をひねらねばなりません。

●こうした政治勢力が朝霞を基盤にしやすい状況として、当選後の市長与党のなりふり構わない多数派工作があると思っています。8年前から、議会のなかで全議案に賛成しない勢力や、市長選で造反しかねない議員への牽制のとして、こうした当選者を与党に組み込み甘やかす一方、理のある反対派の話に応じず、政治的に議会を締めてきた歴史があります。市内の団体への関わりも、その距離感で用意されたり排除されたりします。製造責任はありませんが、培養責任はあると思っています。

●選挙が乱闘の現場になっていくような状況が続くと、政党は自衛策として警備部隊を持たざるを得なくなっていくと思います。それは第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の、ドイツの政党と同じ状態におかれます(日本でも戦前の政党は院外団という自衛組織を抱えていました)。その警備部隊の街頭戦がエスカレートするなかで、ナチスが政権を取っています(その自衛組織もナチスが政権担当すると邪魔になって消されていくのですが)。政党内でもそうした暴力装置をどう制御するかが課題にもなります。あまりよい展開ではありません。

●独裁国家でも選挙時だけ自由があったりするぐらい、選挙では自由な言論、集会の開催が重要です。それを妨害行為から守るために規制しろと言わざるを得ない状況は頭の痛い問題です。ただでさえ、日本の選挙は国連が人権問題として勧告するほど世界でトップクラスの規制の多い選挙で、さらに規制を増やすことになるのではないか、と心配しています。一般刑法の適用で解決したい問題です。

●黒川など滅多にない姓なので、つばさの党の党首の黒川敦彦が私と間違われて、相当な風評被害を受けた先の市議選でした。どう名誉回復していただけるのか、という、いつもの任期よりさらに試練の4年だと受け止めています。

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2024.04.10

4/7 北陸から帰還しました

51175_0石川県七尾市で、給水車に給水するボランティアに7日間参加してきました。黒目川花まつりなどに顔出せず申し訳なかったのですが、よい機会でした。
古巣の自治労は、阪神大震災以来、大規模災害の後、全国規模の組合員動員で、災害対策の支援を行っています。埼玉県本部から、年度またぎで支援に出せる組合員を探すのが難しいとして、組織内議員である私に声がかかったもので、ありがたく行きました。
業務は、給水ポイントで、市内で市民や施設に配水をしている応援当番の(愛知県内5自治体)5台の給水車に補水をする作業です。作業自体は難易度が高いものではないので、こうして関われたことがありがたいと思いました。

休憩時間には七尾市内をできるだけ散策したり給水車の行く先の給水所を見学いたしました。
七尾市内は、ほぼ全部給水できるのですが、住宅の破壊が集中している地区があって、避難所生活が避けられない状態が続いています。そのなかで配水を求める住民がまだ少なからずいる状況です。
そうした住民が水を求めているときに何を考えているのか、そんなことを考えながら作業してきました。またまだまだの輪島、珠洲などのまちのことを思いながらの作業でもありました。

気になる住宅再建ですが、東日本大震災のときには、3ヵ月経た6月には、仮設住宅が用意され始め、外側から避難所運営の支援をたたみ始めていたことから、今回は住むところを中心に再建が遅れていると感じています。建築労働者の確保、土地の確保など様々ありますが、菅直人政権に比較すると、災害対策では予備費の確保しか関心がなく、国の中枢部の再建に対する意志力の弱さは感じざるを得ません。帰還して、テレビニュースで流れる万博のリング建設に偉い人たちの関心が行っていることに不思議な感覚があります。

政治家なので現地でのポスターの貼られ具合も気になりますが、自民党の西田代議士、立憲民主党の近藤代議士のポスター、真新しいのが貼り出されていて、石川3区の政治家たちが、災害で聞き取りなど奔走したことを感じます。私の教訓になりました。

消火栓から水を抜いているので、近隣住民からは興味津々でいろいろ話しかけられました。そのなかで感謝の言葉をいただきつつ、いろいろ教訓になるお話をいたしました。

●自治労は1995年の阪神大震災から、大規模災害の後、組合員を動員する災害対策支援を行ってきました。東日本大震災、福井水害、中越地震で動いています。阪神大震災の頃は、自治体間支援のスキームが薄かったり、専門職の確保に注意が払われなかったりしたことから、そうした専門職や専門器材の必要なピンポイントの動員が多かったと聞いています。徐々にそれが自治体間支援のスキームが決まってきて、水道、建築、福祉、保健医療などの分野などが行政間の支援に移行、現在は避難所運営支援をなど中心に、自治体職員の負担軽減(そのことで当該自治体の職員でなければできない職務に復帰してもらうこと)を目的とした支援動員が中心になっています。

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2024.01.01

1/1 新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年は大変お世話になりました。試練は続きますが、緊張感のある議会になり、試練のステージは変わってきたなと思います。
市民に有効な自治体・政治を、いただいた議席へのお返しとできるよう、あの手この手で奮闘したいと思います。
本年もまたよろしくお願いいたします。

●昨年は試練の1年でした。

〈1~4月〉統一選に出る仲間たちの応援に奔走しました。
朝霞市選挙区で、初めて具体的な応援の声がかかり候補者を応援しましたが、私が入らせてもらった段階ではどうにも手遅れという感じでした。候補者陣営にではありませんが、いろいろもやもやする選挙でした。
一方、友人の岩田さんが出た吉川市選挙区では、1人区で200票差の大善戦。勢いのある選挙ってこういう選挙なんだ、と勉強させてもらいました。

〈3月議会〉予算案に修正案を出し僅差まで詰めました。
やると言って予算に入れなかった医療的ケアを必要とする子のための看護師配置。ノーマライゼーションも何もあったものではないとのいきどおり、自治体デジタル化が言われているなかで満足な研修も受けさせてもらえないでいる担当職員たちに研修費をつけるため、増額修正の修正案を提出しました。結果は否決でしたが、12:10の1議席の違いというところまで追い詰めたのは初めてでした。

〈4月〉
統一戦一般市町村議になった方に、当選後3日目のところで研修会を設定し、5人の自治体議員・経験者と講師をして、最初に何を注意しなければならないかという講座を開設しました。大好評でした。

〈5月〉
何年ぶりかの北海道・札幌。最初の選挙をした横路孝弘さんのお別れ会に出ました。

〈6月〉
・あさかプレーパークの会の総会で、会員として議長を務めました。議長職権で参加者みんなの自己紹介をしてもらい、会員間の親睦を広げられたのが楽しい時間でした。
・自治労の職場の先輩の萩尾七夫さんの追悼。すぐ「バカモノ」と怒るのですが、話を聞き込むと、書記(事務員)道みたいなものに教わることが多く、寂しいものでした。
・図書館まつり、多くの参加団体の展示があり、ロビーは大盛況。コロナ中はほんとうに細々と続けてきたイベントでしたが、今回は意外な団体から参加があり、ほんとうに楽しい時間になりました。
・人手不足の折、自治労埼玉県本部から、「アドバイザー」としてアルバイト勤務が始まりました。政策関係の仕事をしています。

〈7月〉
・会派を超えて、保育所入所手続き・決定のオンライン化を推進した塩尻市を見学。自前でコンピューターを工夫し続けた役所の風土が大きいと思いました。
・自治労埼玉県本部中央委員会で、推薦決定の報告をいただきました。各労組の推薦の前提となるものでした。
・4年ぶりの朝霞台南口・若松町町内会の夏祭がありました。例年以上の参加があって大賑わいで、町内会の役員さんがヘトヘトになっていました。
・後援会の会合。ここで私の説明が悪くて、ストップがかかってしまいました。いろいろなつまづきの始まりかなと思っています。

〈8月〉
・彩夏祭。第三中学校の鳴子隊「みつばち」の給水を担当しました。暑さでヘトヘトで見る状況ではありませんでしたが、花火の中止に驚きました。いろいろな見直しが必要なのかなと思う事件でした。
・自治体学会に参加。自治体議会の議員立法の分科会で、田村琢実県議のパネリスト出演を交渉させてもらいました。議員立法の盛んな県議会の状況に評価はされました。一方、自民党だけでやっていてよいのか、という話も。その直後の9月議会の虐待防止条例改正のときの話にもつながる議論でした。
・朝霞台駅南口の「複合公共施設」の建設の住民説明会。全然住民が参加していないし、参加者が議論する場面もなく、朝霞台はこんな扱いされるんだ、と思ったものです。
・後援会のなかで了承が出て、ようやく再起動できました。

〈10月〉
・市立中学校で部活動指導で有名な教諭が逮捕される事件がありました。指導からの問題は市民からも相談がありいろいろ聞いていたのですが、そこまでしたか、ということに衝撃を受けました。

〈10~12月〉
・とにかく市議選とその準備に忙殺されました。
・立候補者説明会。39陣営もの参加者に圧倒されました。このときの危機感の持ち方が命拾いしたのかも知れません。
・票を激減させてあと少しで危うかった4選目。当選できたのにはほっとしていますが、票の離れの原因が正確につかめなくていまも悩み続けています。他責の部分を除いたところで、結局選挙ってこういうスタイルでやるしかないのかな、みたいな感想と、ほんとうにそうか、というものとがせめぎ合っています。
・新議会が始まりました。勉強家の新人が多くてほっとしています。その能力が生きるような関わり方をしたいと思っています。
・本田議員のご厚意で、会派は継続できることになりました。本田さんトップ当選だったのに、私の結果で喜べなくしてしまったことが申し訳ないと思っています。
・議会が始まってみると、水を得た魚のように論戦を張っている自分がいるようです。仕事はできていますので、ご安心ください。

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2023.12.18

12/17 武蔵野市議補選・菅源太郎さん応援

武蔵野市長の辞職による選挙、それに立候補する市議2人の辞職による玉突きで、武蔵野市では24日投票の市議補選がスタートしました。2000年からの友人である菅源太郎さんが立候補しているので、応援に行ってまいりました。

初めてお目にかかった頃は、政治青年で国政ばかりに関心がありました。あえて地方の選挙区で2度、国政をめざされ、苦杯をなめてきました。今回、市議会という基礎的なコミュニティーでの政治に手を挙げ、同じ基礎自治体の課題が取り組めるということでは、友人として諸手を挙げて応援しています。
子育ては私の方が先行し、子育てでドタバタしている私を見て「よくやっているなぁ」という感じでしたが、ご自身も2010年に結婚され、今では子どもを育てていくなかで、私以上のお父さんとしての活躍しています。PTAや学童保育の保護者会の役員をされるなかで、保護者としての肌感覚が今回の選挙での訴えに全開しています。
補欠選挙で被選挙数が2人と小さい中で、有力候補3人、全候補数6人という激戦ですが、ぜひ当選してほしいと思っております。

●武蔵野市の選挙は、朝霞市と対極の文化だなぁと感じることが多くあります。住民に選挙への忌避感がなく、誰が誰を応援しているか旗色が鮮明です。誰を応援しようが、あまり不利にならないで地域社会に生きられるのでしょう。
ポスターや拡声器の多さでいうと、武蔵野市の方が強いです。そこから聞こえてくる内容は、連呼より政策です。
いろいろ学びますが、取り入れられないこともあるなぁ、と思いながら見てきました。

●18日から議会なので、応援は17日だけとなります。後ろ髪引かれますが、ここから9日間は朝霞市のために時間を全部さきます。

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2023.12.10

12/10 臨時事務所を閉じます

本日をもって選挙事務所にもいたしました、朝霞市三原の線路沿いのくろかわしげる後援会臨時事務所を閉鎖します。
昨晩は、事務所お別れ会を開きました。運動員や、他陣営の参謀もお見えになり、激励をいただくなかで、今後の方向性も話す機会をいただきました。
今後の日常活動は、自宅と議会控室を拠点に引き続き行います。
2ヵ月の間、事務所運営に協力してくださった方々、近隣店舗のみなさまには感謝申し上げます。

選挙が終わってからの日々です。
4日11:00~当選証書交付式が行われ、当選証書を受領した他、議員個人にまつわる諸届けをしています。
5日 本田議員と、連合加盟産業別労組の一部にあいさつ回りをいたしました。優先度では市民が先とは思いますが、遠方の組合もあるので行けるときに行くということで参りました。
6日 臨時議会がありました。ブログの記事にしています。
7日 議会事務局から議会説明会がありました。すでに承知のこともありましたが、改めて仕事のルールの再点検に拝聴しました。石川、田辺議員は欠席されていました。午後は、総評OBOG会の学習会があり、労働問題に取り組んでこられた熊沢誠先生の話を聞くことができました。労働問題が政治依存で解決されていないか、職場でのラディカルな「産業民主主義」として労使関係が形成されていないのではないか、と戦後労働運動の問題点をバシバシ指摘されていました。高齢な先生なのに問題点の指摘は新鮮です。
8日 諸打ち合わせ、午後は会派の団会議を開きました。会派の団会議では、会派のあり方と18日からの議会対応を協議しました。
綱領・規約の再点検をしました。規約に関しては2019年に決めたものの内容が引き続き適切としました。綱領も内容に問題はないものの、ですます調に統一されていない点があり文言修正することとして、次回の団会議で正式に決定します。
議会対応のことでは、議長経験者中心の当選6回以上のベテランが7人、新人~2期が13人という議会構成のなかで、当選3~5回の中堅議員が4人しかおらず、議会の役職の分担などから、十分な議論ができるバッターを確保できるのか議論になりました。また、これまで革新系に議会の役職を与えないことをしてきた朝霞市議会として、議会を回すためだけにでもそれでは立ちゆかない状況になったことも共有しました。市議選での共産党の自滅的な候補絞り込みの結果、4つの常任委員会に十分な議論ができるバッターを配置できるのかも課題になりました。
夕方、連合朝霞・東入間地協の幹事会があり、当選あいさつを本田議員としてまいりました。
新座市議選で国民民主党の山口歩候補予定者、衆院選の埼玉8区で立憲民主党の市来ともこ候補予定者の推薦決定がされ、ごあいさつをいただきました。市来さんは旧知の友人で、近くで活躍をされることを楽しみにしています。
9日 午前中川越高校後援会役員としてPT会(PTA)の役員選出の方法の確認作業、午後事務所の片付けし、夕方から事務所お別れ会を開きました。

●この間、市議会の会派結成の情報が入っています。あさか未来に8人の議員が、ということはお伝えしましたが、市長直系の会派・進政会も6人で結成することになったようです。これで4会派21議席の会派構成がまとまってきました。
あさか未来(8)福川,田原,小池,飯倉,西,兼本,高堀,渡辺
進政会(6)石原,野本,増田,権,獅子倉,陶山
公明党(5)利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
立憲歩みの会(2)黒川,本田
現時点で会派をどのようにするのかまだ情報がないのは、田辺,石川,外山の3議員です。

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2023.11.24

11/23 労働者視点を忘れずに~勤労感謝の日

23日は勤労感謝の日でした。もともと神道の新嘗祭ですが、戦後「勤労感謝の日」という労働を称賛する祝日になりました。

朝霞市の人口の大半は、給与所得者とそのご家庭です。生産設備を持たず、自らの頭や体で労働し、対価として賃金を受け取って生活している方々です。
戦後、様々な労働者保護施策が充実するなかで、労働政策、社会保険、社会保障の政策の張り巡らせで、生活の安定やリスクのヘッジがされるようになりましたが、それでも失業すれば大変な状況におちいる方々であることは間違いありません。

労働組合職員出身としての立場、祖父の代からのサラリーマン家庭であった視点や感覚を持つ議員として、そうした人々が朝霞市で生活が根詰まりしないように、ライフによりそいながら、政策の穴がないか埋めていくことに注力してきました。

具体的には、ご家族の保育や介護、出産や出産後の生活、失業時の生活困窮者への支援制度、労働相談など政策の改革と刷新を訴えてきました。

●この時期にと言われそうですが、22日は、教員再逮捕を受けて、当該校のPTA役員としての用務に専念しました。
安心できる学校にするために、何ができるだろうか、と考えながら一日を過ごしました。

●事務処理が一つ遅れてしまいました。致命的ではないのものの、それができなくて大丈夫なの?と心配させることになりました。

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