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2026.08.21

8/20 ねぎし号の経路変更を承認~市地域公共交通協議会

20日地域公共交通協議会が開かれました。ワゴンバス「ねぎし号」の経路変更、国際興業バスの運賃値上げ、朝霞台の交通戦略策定の報告などがありました。

ねぎし号は、現在、狭隘道路を500メートル弱通行する区間があり、対向車があると運転に負荷がかかるということから、経路変更が提案されてしました。今は、「水久保公園」と「コートエスペランサ」の起点を入れ替え、コートエスペランサ前から東南部町内会から馬頭観音に抜けるルートに変更、水久保公園が折り返し待機が困難な道路であることから、水久保公園側で待機時間をカットするダイヤ変更も行われます。
料金や、60分パターンのダイヤは維持されます。
前回提案があり、持ち帰り検討した結果、委員のみなさんの承認で、変更となります。

国際興業バスの値上げは、現在初乗り220円~230円を240円に、240円を250円に、250円以上の区間は現行維持という変更になります。バス専業事業者として、運転士確保のためにやむを得ない事情と説明がありました。

朝霞台駅周辺の交通戦略は、朝霞台駅の建て替えに向けて、交通環境の改善を計画するものです。必要性はよく理解するのですが、その前提として朝霞台駅の改築がどのようになるのかある程度具体的な情報が不可欠です。しかし、この会議で明らかになったのは、協定締結で入手できるはずの「図面」が手に入っていないという答弁でした。
そのなかで3月までに策定する日程が示されましたが、拙速さは間違いのもとになると思いました。この4月には策定が遅延した都市計画マスタープランの完了(それがないと策定費用が支払えない)が越年になりました。そうなることがわかってから何度も市議会があったのに、法的に必要な予算手続きは無視され、大規模災害などの意思決定不能状態に取られるべき「事故繰越し」という議会無視の制度を使ったばかりです。また市のしかるべき附属会議体や議会での意思決定を無視するかたちで話が進まないか、要注意です。
バス会社からは朝霞台駅南口に関して、乗降環境の改善を求められました。朝霞市内で珍しくドル箱路線のこの路線の運行に協力していくことは不可欠だと思います。
また朝霞台駅周辺の整備に関してシェアサイクリングばかり特書きされていたことにバス会社の委員さんから、バスの経営に悪影響があるものを我慢しているが、自転車とバスの共存できる運行環境を整備してくれ、自転車運転のマナーを改善してくれ、という要望がされました。
それに対してシェアサイクリング事業者からは、利用者への注意喚起に取り組みつつ、交通空白地域の補完的役割があることを訴えられました。

1日1本になった志木駅東口→三原通り→膝折→朝霞駅南口の「朝11」系統については、減便直前の前回、市が他のバス会社に運行引き受けの検討を求めましたが、東武バス、西武バスともに「運転士不足で新規路線を引き受けるのは困難」という回答で、うち1社がさらに検討という報告でした。
拙速な反応はつつしむべきですが、他市でもどこでも路線が引き剥がされているなか、撤退した他者の路線を引き取れと言われたバス会社の言い分としてはそりゃそうでしょう、という感じで、市として、バス会社の善意頼みで、3ヵ月ごとに会議を繰り返すばかりで、いつまで実質利用できない状態を放置しておくのか、と思ったものです。彼らは基本、運賃だけで事業をやっていて、誠意と慈善だけでは事業はできません。空白時間が長引けば長引くほど、復活したときの利用者の回復に時間がかかります(それが狙いなのかも知れませんが)。
そのようななか、委員として入っている公明党の利根川議員が、バス会社への制度としての公的助成を求めました。私も手段としてもっておく必要があると思っています。金銭面だけではありませんが、自治体が無傷でバス路線が維持できる時代ではないように思います。

西武バスの委員の発言のなかで、運転士が確保できてもしたいこととして「コロナ明けでバス利用者の復活は引き続き続いており、都内他路線では乗り残しが起きるほどの状況で」という発言があったことは、朝霞市にとってはプラスがなくても、バス事業の維持に光が出てきた感じがしています。
いずれにしても、朝霞市民がマイカーからバスにシフトする流れを強めないことには、バス会社としても社内的に運転士を引っ張ってくる話をするのは難しいのだろうと思います。

●バスや駅の環境改善に市が個別に要望し交渉すると課題解決より断りの論理になりやすいです。交通に関して包括的に協議する体制を、と思って提案した地域公共交通協議会を、国土交通省から出向した当時の部長が、わくわく号の改革に取り組むなかで、実現していただいたこの協議会です。
当初は、交通事業者からは特に意見も出ず、わくわく号の運営変更の議題ばかりでしたが、最近は、交通事業者から率直な意見、実情の表明が行われ、市役所としても課題確認がしやすくなったこと、業種間、事業者間での課題共有ができるようになったことが良かったと思います。
しかし、それがバスもタクシーも運転士不足という環境になってしまって、サービスの拡充が難しい時代になっていることが、残念なところです。

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