1/15 国会は国会、市議会は市議会です
14日夜に朝日新聞速報で、立憲民主党と公明党が合流する、というニュースが流れ、15日の両党の会議で、そのことが決められてしまいました。ステークホルダーに前触れもなく、こんな簡単に組織って変えるものなのだ、という衝撃とともに、これまで私自身、国政選挙のたびに応援をお願いしてきた関係で、応援していただいたみなさまには、その衝撃を察するに、申し訳ない思いです。みなさまの国政への思い・願いをどう伝えていこうかと思案し続けているところです。
私はこれまで、前職では民主党に近いところにいましたが政党籍をおかずにきました。2017年に民主党の名称変更である民進党が空中分解し立憲民主党ができてからは、党籍を持たずに国政選挙では立憲民主党を基本に応援し、6年前からは立憲民主党籍のある本田議員と市議会で会派「立憲歩みの会」を組んできました。そのようなことから、私たちの行く先にも多くの方に心配をいただいているのではないかと思います。
今回の合流も衆議院議員だけということなので、朝霞市議会では引き続きそのままの会派構成で進みます。
公明党さんとは福祉や衛生、学校教育、社会教育などの政策、議会運営の改革では多くの共通する問題意識を持っています。一方で、現市長を積極的に支える責任を負う公明党と、前の市長選で対抗する候補を応援しチェック機能を担っている私ども「立憲歩みの会」とでは、市政に対する議場での役割は大きく異なります。そこは引き続き継続していくべきだと思います。また市議会ですから、支持者である朝霞市民との距離感でいうと、国政の変化にあわせてころころ変えるべきものでもありません。
引き続き、朝霞市議会の「立憲歩みの会」と「公明党市議団」はそれぞれの役割で、市政が最大の効果を出せるように奮闘していくことになろと思います。
●公器である野党第一党が、党員やサポーター、所属自治体議員への組織内討議も、ステークホルダーへの予告もなく、合併したり解散したりするものなのでしょうかね。北海道拓殖銀行や山一証券でさえ、前触れというものがありました。
前職が労働組合の事務局だったので、組織の合併・解散というのは総会の手続きを経るものだと習ってきましたし、最初に応援した日本社会党は、政権政党になるための党改革と新党運動は、党員や地方の友党関係者、一般国民相手にも何年も議論して進んできたものだと思っています。しかし、今回、党大会もなく新党に移る話をし、両院議員総会という国会議員の会議だけで決めて、個々の議員が離党して新党に行く、という毎度の「自己責任論」での処理をしたわけです。「党首選挙への選挙権が得られますよ」と党員拡大をしてきた同党ですが、大事なときこそ党首選も党大会もせず、両院議員総会だけで決めてしまう、というのが組織としての問題です。これは民主党からの習い性です。
突然発表できた秘密を守られた、ということがネット言論空間では評価されているみたいなのですが、営利企業のような私的財産でもない世界で、それが評価点なのでしょうか。そのぐらいマスコミに見放されていたということではないのでしょうか。
●この件については寝耳に水の、多くの国会議員たちも混乱しているようです。今現在、党首も幹事長も、ステークホルダーに向けたメッセージは何も出していません(何党が主体なのかわかりませんが、衆院選の候補者募集のSNS投稿はしていますが)。枝野幸男さんのツィートが最も誠実に対応していると思います。
枝野さんは、高市政権の暴走と、「リベラル」の「のれん」が政治的な攻撃対象の旗印にしかならないなかで、それに対抗していかなくては、経済も平和もおかしくなるのではないか、と考える立憲民主党と公明党が共闘していかなくては、日本政治がおかしくなる、という問題意識はよくよく理解できます。そのなかで改めて立憲民主党が大事にしてきた人を大切にする政治の価値を残していきたい、という表明です(このブログの続きを読むに転載しました)。
●国政公明党がこうした決断をしたのは、すごいと思っています。
同じく組織政党である社会党も共産党も、党勢やイデオロギー的影響力が低下しているのに、ほとんど改革できずに、今に至って自然消滅の危機に立っています。(社民党は立憲民主党に合流という組織判断をしていますが、それでも完全なかたちではありません)。得票数の低下の始まりの段階で、危機意識を働かせて合流という判断をしたことになります。
●すぐやってくる国政選挙ですが、埼玉4区内はよほどの情勢変化がない限り、既定の選挙協力での協力を行うつもりです。
これまで熱心な支持者にもご協力をお願いし、その依頼はしますが、おそらく、組織アノミーを起こして、今までどおり十分の協力は得られないのではないかと思っています。
比例区については、現在、白紙です。これまで党籍もないのに、これまでの政治行動への誠実さと、日本政治のためと見返りも求めず一方的に応援してきました。勝手なことやって、謝罪も説得も来ないところを応援すべきなのでしょうか。迷うところです。
枝野幸男さんのツィート全文 1月15日16:31
「立憲民主党を支え続けてくださっている皆さまに、あらためて心より感謝申し上げます。SNS 上での厳しい批判や圧力がある中でも、揺らぐことなく応援してくださる皆さまの姿勢には、頭が下がる思いです。
2017 年の希望の党騒動の際には、結党直後の短期間で、大きなご支援をいただき、わずか半月で野党第一党へと押し上げていただきました。まさに皆さまのお力で立憲民主党は救われました。このことへの感謝は、今も変わりません。
今回の党の決断について、納得できない、同意しがたいと感じておら
れる方が少なくないことも受け止めています。ご支援くださる皆さまにそのような思いを抱かせてしまっていることに、心からお詫び申し上げます。今回の積極的意義は執行部からの発信に委ね、私からは特に立憲民主党を強くご支持いただいてきた皆さんへのご説明をいたします。
率直に言って、私自身、2017 年 10 月の結党時の姿のまま続けられたらという思いが全くないと言えばうそになります。
しかし、この 8 年余りで、日本政治と立憲民主党を取り巻く環境は大きく変わりました。特に二つの点で、状況は結党時とはまったく異なっています。
一つ目は、野党第一党としての「公器」への変化です。
皆さまのご支援により、立憲民主党は結党直後に野党第一党となりました。
結党の原動力は、排除の論理への反発や、自らの信念を貫くという個人的な思いが、大きなウェートを占めていたことは間違いありません。こうした姿勢に共感してくださった多くの方々が、党を支えてくださいました。
しかし、野党第一党となった瞬間から、党は「公器」としての役割を強く求められるようになります。信念を大切にしつつも、与党に代わりうる選択肢となるためには、より幅広い国民を包摂する姿勢が不可欠です。これは、結党時の反骨精神とは性質が大きく異なります。
2017 年総選挙直後から、私は代表として、結党時の思いと「公器」としての責任をどう両立させるか、苦心してきました。
二つ目は、安倍元総理の死を契機とした政治環境の激変です。
2022 年、安倍元総理の逝去は、日本政治にとって象徴的な転換点となりました。
立憲民主党の結党は、自民党一強・安倍一強体制の下で行われました。安倍政権は強いリーダーシップで、自民党的秩序を社会の変化に合わせてかろうじて維持していた側面がありました。
しかし、安倍氏の退陣と逝去により、抑え込まれていた変化が一気に噴き出しました。
極右勢力の台頭、分断をあおる政治、目先の利益に訴える悪しきポピュリズム
――こうした動きが勢いを増し、政治の秩序は大きく揺らぎました。
その到達点の一つが、昨年の参議院選挙であり、公明党との連立から、維新との連立へと舵を切った高市政権の誕生だと受け止めています。
かつては「自民対非自民」「権威主義対立憲主義」という対立軸が大きな意味を持っていました。しかし今、最も問われているのは、分断と対立をあおるポピュリズムとどう闘うかという点です。
立憲民主党もまた、安倍政権期を前提に結党・拡大してきた存在であり、政治のフェーズが変わった今、大きな転換を迫られていると感じてきました。
党の立場も政治環境も大きく変わる中で、結党時の思いを守るためにこそ、今の状況に合わせて、みずからが変わっていく必要があると考えています。
本来、このような大きな決断は、党員や自治体議員の皆さんとの丁寧な議論を経て進めるべきものです。執行部もその手順を想定していたはずです。
しかし、解散・総選挙は待ってくれません。この選挙で手をこまねいている間に、高市自民党や維新が大勝し、立憲民主党が激減してしまえば、取り返しがつかなくなる可能性があります。
今回の決断が選挙でどう評価されるかは、国民の皆さまの判断に委ねられています。
ただ、段階を踏んでいる余裕がない中で、執行部はこのタイミングで挑戦する決断をしたと理解しています。
最後に、私自身、立憲民主党という名前にも、これまでの歩みにも深い愛着と誇りがあります。複雑な思いがないわけではありません。
しかし、政治家としての責任は、自らの感傷を離れ、果たすべき役割に向き合い、最大限の挑戦をすることだと考えています。
これまでのご支援に重ねて感謝申し上げつつ、詫びとご報告とさせていただきます。」
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