7/28 外山議員への懲罰特別委員会の審議が終了しました
28日午後、市議会懲罰特別委員会が開かれました。2024年6月10日の市議会本会議での議会、宗教団体、労働組合、政党に対する誹謗中傷と、そうした暴言をしてもよいとする「ラディカルデモクラシーと称するものへの捉え方を問い、1年を超える審議を終え、
①外山まき議員への懲罰相当
②外山まき議員への懲罰は議場での陳謝とする
③陳謝文の確定
を決定しました。
懲罰については形式的には陳謝が相当だと思いますが、
①関連する行動が暴力的であること、
②懲罰特別委員会の審査の過程で、市民ではない支持者が議会に大量におしかけてスマートフォンのカメラで撮影し、議会事務局職員はじめ権限のない人たちを脅してきたこと、
③失言を撤回したそばから問題発言を繰り返し組織性もあり再犯性が高いこと、
④市民が問題議員を規制できなかったことに納得していないこと、
などから懲罰を加重して提起しましたが賛成少数で斥けられました。
懲罰特別委員会が長期に審査を行いましたが、その間、外山議員が役員を務めるつばさの党関係者が、衆議院東京15区補欠選挙(2024年4月15日投票)の選挙妨害行為で逮捕起訴され、半年以上の拘留があったり、つばさの党同様の街頭活動をしてきた立花孝志の率いるNHK党が兵庫県知事選挙や東京都知事選挙での選挙違反と思われる街頭活動とそれにともなう自殺者の発生など(これに対してはつばさの党も批判しているようですが・・・)から、現在は、外山議員が役員をしているつばさの党に関して、スマートフォンで他人を脅かすような活動は沈静化している状況です。
本来、地方自治法で、地方議会の懲罰は、議会内で議長の議事指揮権にあからさまな妨害をする人に対して、議会の秩序維持として制度化されているものですが、議席を足がかかりにして確信犯的に社会に対して様々な問題行動を起こす議員をどうするかを、自治的に統制する制度は弱いと感じました。一方で、政治的自由の確保との兼ね合いで、議会の秩序維持以外の目的での懲罰を発動することも相当慎重でなくてはならないと受け止めています。
そのなかで朝霞市議会はこれまでの間、NHKから国民を守る党で立花孝志氏以外で初めて公職者を生み出した議会でもあり、つばさの党の選挙違反容疑に至る問題行動の足がかりになってしまったこともあり、市民の議会や市の政治に対する厳しい目を意識した対応を取る必要があったと思います。
2025年2月の市長選でも、つばさの党の党首が別の政党を立ち上げて立候補しましたが、他陣営への選挙妨害や街頭演説の場所の長時間占拠と他陣営の排除はなかったものの、通行人である市民に恫喝的な言動や卑猥な言葉を投げかけていて、選挙を足がかりに人の嫌がることをして「ラジカルデモクラシー」と言うような、民主主義の自壊をもたらすような考え方はまだ払拭できたとは思えませんでした。
懲罰特別委員会の審議のなかでは、選挙違反事件で釈放されたメンバーが朝霞市に転居してきていることも明らかにされ、今後のつばさの党の活動家が朝霞市内でどのように動いていくのか、注意が必要とも受け止めました。
選挙違反事件の釈放条件が明らかにされていないこともあり、釈放条件でおとなしくしているだけなのかは解明できませんでした。
そうした迷いのなかから、懲罰特別委員会の所属議員が、最も重い懲罰から懲罰相当なしまでの間で悩み抜いて出した結論です。
●NHKから国民を守る党の所属議員といい、つばさの党の議員といい、市議会議員の時期と投票率の低さ、改革の停滞していた市議会があって、その隙間に根城にされたことがあります。また、朝霞市の行政にとって賛成要員となる「与党会派」に入れ「与党議員」(市長提出議案に一つも傷つけずに賛成する立場)として、甘やかしてきた前市政の問題を認識しておくべきことだと思います。
●ファシズムができるときというのは、民主主義が抑圧される面もありますが、一方で、議会や制度を無視してでもよいとする熱狂的なムーブメントが起きるときです。また議席をもつ政治集団どうしが議場外で争いごとを始めるのも特徴的な現象です。
●今回の参院選でも、スマートフォンのカメラで脅かし合う映像がSNSに大量に流れてきています。一般市民がうんざりするような選挙になっているなぁと感じています。
●SNSでの選挙運動が全面的に自由なのに対して、リアルなコミュニケーションによる選挙運動にほとんど規制がかけられている日本の選挙制度のアンバランスさの解消は課題だと思います。
