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2025.02.14

2/13 横一線で終盤戦へ~朝霞市長選

春一番、すさまじい風でした。通勤で苦労された方も多くおられたと思います。
私も選挙運動するなかで、13日は強風で屋外活動ができないこともありました。しかし追い風なのかなぁ、なんて思いながら、終盤戦を迎えています。

いろいろな方に情勢を聞かれます。小野寺陣営の中枢にいますが、正直わかりません。肌感覚ではまだ五分五分だなぁと思います。
松下陣営は、富岡市長が長年蓄積した関係性を使って、市内の組織を束ねる人たちに頼みまくっている、という話を聞きます。人間関係の上の方からつてをどんどん引っ張っているという感じでしょう。応援する市議も11人で数が上回ります。
一方、私どもの小野寺陣営は、そうした組織を支えている構成員一人ひとりに接触しながら地盤を広げ、あわせてコネクションのない朝霞市民にどれだけ会うか、という地べたを這う運動を展開しています。応援する市議は9人ですが、当選回数や平均年齢が下回るので、機動力がその数の差を凌駕している、と思っています。
メディアも取材に訪れますが、「わからない」という答えしかありません。

つまり五分五分で、一人ひとりの有権者の方々が、これからの朝霞市をどうするか、ということを考えて投票していただけたらと思います。

20250214onoderanittei 私の応援している小野寺のりこさんは、政策力、リーダーシップ、現場を観る力では、圧倒的だと思っています。ぜひ多くの人に投票していただきたいです。
そして、よい、と思ったら、周囲の人に小野寺さんがいいよ、と広げていただけたらありがたいです。

●いろいろな陽動作戦で、市長としての実務能力と関係のない、政局や批判的な言葉が飛び交っていますが、厳正に市役所の「社長選び」だと思ってください。職員にとってよい上司となるのは誰か、そのことで役に立つ市役所にすることができるのは誰か、という視点で選んでいただけたらありがたいです

●黒川あつひこ陣営、今回は露骨な選挙妨害的な活動はありませんが、一方で市民を挑発して聞くに堪えない言葉を投げかけたり、学校前で威圧的な拡声器使用をしていたり、今回は今回で問題だと受け止めています。

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2025.02.11

2/9 余はいかにして小野寺のりこを応援団になりしか~朝霞市長選スタート

きょうから朝霞市長選挙が始まりました。このブログでは私が小野寺のりこさんを応援している、ということを読み取っていただいていると思います。

一番めの理由は、富岡市政がゆえに、疎外されたり、干されたり、市役所で問題のある処理にあった弱い市民たちとその後処理のまずさを見てきて、市政転換させなくては、と思い続けたことにあります。まずは一回、権威主義の市政を終わらせて、人が顔色うかがいビクビクさせるような市政運営を変えることが最重要事項でした。そのなかでの人材さがしです。

11月下旬に、市長選に出ると思わされていた田原市議の紹介で、小野寺のりこさんと会わされました。小野寺さんが、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営を大事にする人だと感じとり、その点で現市政の問題点を指摘してきた私たちが、小野寺さんを市長として担ぐのは道理だ、と認識したことから始まります。
松下陣営が盛んに「ヨソモノ」批判をされていて、私もいかにも選挙的に最初にそこが引っかかりましたが、朝霞市の超えなくてはならない課題に向き合う人材としての評価をしました。少なくとも市民を自分への従属度合いで測り、そのことで政策を著しく差をつける市政よりは、「ヨソモノ」であったとしても今いる朝霞市民の動きや声をコーディネートできる有能で市民への愛情がある人なら問題ないと思いました。朝霞市民の大半はベッドタウンとして住んでいただいた方々ですし、出自を超えるべき都市です。そして地域の声を伝えるのは我々、住所要件が求められている市議会の議員がやるべきことです。

この間、政策づくり、応援団の形成などで小野寺さんと一緒に仕事をしているなかで、たいていの課題で朝霞市議会の議事録に目を通していたり、資料を読み込んでいて、驚くことが多くありました。そこから朝霞市のこれまでの課題と長所と市民合意の感覚を読み取っていただけました。
ポピュリズム的政策には一線を引き、市の問題点は、市民も市職員もポテンシャルに問題があるのではなく、人材育成の機会不足にあると見抜き、そのことに力点を置いた政策提言は、市議団や会派で乗り越えようとした壁そのものへの指摘でした。

●こんな風に書くと、あの黒川滋が小野寺のりこに白紙委任したかの印象を与えると思われそうで、街頭でもそのような言葉を投げつけられたことが何度かあります。実際に市長になって、問題が起きることが必ずあります。そのときは私たち市議会・会派・議員個人が議会の質問権などを通じて、きちんと指摘して是正させていく職業的責任はもちろん果たしていきます。
私が過去の職業人生で、白を黒と言ってまでの賛意を示したことはありませんし、体制内チェック機能として少しうるさいんだよ、と言われるぐらいの仕事してきました。

●立憲系の黒川滋が、自民党と癒着するのか、という批判を、街頭で左派的スタンスの市民からいただくことが何度もありました。
おそらく田原市議はじめ、自民党籍の市議が多いあさか未来のみなさまと今回の選挙を共闘していることを指摘しているのだと思います。衆院選の後なのでこういう印象操作は効くのでしょうかね。
小野寺さんの政策を読んでいただければ、私たち「朝霞市議会立憲歩みの会」の綱領やスタンスにものすごく近いことを読み取っていただけると思います。
私たちに自民党と癒着した、という批判は何のためなのだろうか、と思って耳を傾けています。相手方の松下候補も、残り半分の自民党籍と思われる市議がついています。そして革新系は候補者を擁立していない状況です。
小野寺さんであれ、松下さんであれ、こうした競争的な市長選になるなら、よりましな方を選択するべきだけの話だと思います。私にとっては、同じ保守なら(小野寺さんをもろ自民とかもろ保守と思ったことはありませんが)、福祉、働くことの尊厳、自由、人権、風通しのよい自治体経営の視点で、小野寺さんを選んだ、という結果です。

●昨日も書きましたが、基地跡地にハコモノを乱立せさることや、タワマン的なものを建てるのは反対なので、基地跡地に民間資本を導入するとぶち上げた松下候補は応援できるものではありません。

●昨夕、つばさの党の黒川あつひこ候補が、朝霞台駅南口で、通行人つかまえて罵声を浴びせかけているシーンを見かけました。同じ黒川姓で、迷惑な存在です。
裁判所は市長選を前に釈放したのか、と思うところです。そして、市民は保釈中に彼から何が守られるのか、選挙妨害罪など成立しないと発信している顧問弁護士には、保釈条件を開示して、朝霞市民にここまではしないという安心を示してほしいところです。

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2025.02.08

2/8 小野寺のりこさん政策集とメイキング情報

475814191_28259630433685506_557570549957 小野寺のりこさんの政策集が好評です。当初、12ページもの紙を読むだろうか、とにかく文字数は少ない方がよい、というのが朝霞の政治文化のなかで、量的にたくさんのことを伝えてよいのか、考えどころでした。読む方のうけとめもありますし、政策宣伝に関わる印刷物づくりは体力も知力もお金も奪われる話だからです。

結果的には出してよかったと思っています。市民のみなさまもビラだけの情報では飽き足りていなかったんだと確認させてもらいました。駅頭によっては奪うように持っていっていただくところもありました。
小野寺さんの政策だけではなく、一緒に仕事した仲間の証言からの仕事ぶり、対話集会の紹介からの「官僚でしょ」という先入観の払拭ができたと思います。ぜひ見て読んでいただけたらと思います。

新聞折り込みと、8000部を駅頭の演説会などで配布したのみなので、アクセスできない方も多くおられたと思います。webでも紹介いたします。

小野寺のりこ政策集
※小野寺のりこさんのwebページにも公開されています。

田原市議と私とで政策集の紹介の動画が配信されています。
【ライブ配信】小野寺のりこさんを語る。黒川さんとの思い付き対談で政策集をご紹介。(youtube)

●あすからの市長選、準備は追い込みに追われています。

20250202matsushita ●小野寺のりこ政策集は2月2日に新聞折り込みになっていましたが、同日、松下まさよさんのビラも入っていました。富岡市長と柴崎和光市長と3人の鼎談で、和光市と協力していこうみたいな内容でしたが、和光市とのごみ処理の話では、よくこうしたことが書けるなぁ、と思うような内容がありました。

朝霞市と和光市とのごみ焼却施設の更新では、富岡朝霞市長がどういう合理的判断したのか未だにわかりませんが、2014年に共同で建設する案を破棄して、朝霞市単独建て替えに判断を切り替えました。当時の職員たちが困り果て。お互いにただ刺激してもかえっても意地になられて逆効果だから時機を待つことを確認しあったことをよく覚えています。
この時点で施設を更新していれば150億円ぐらいで更新できましたが、単独で110億円使うことを覚悟して、3億円もの設計費を使い、約4年空費しました。

その後、第八小学校の生徒数がパンクすることが判明、増築に10億円以上必要となるという朝霞市側の財政的事情を理由に、2018年、再び和光市と共同でごみ焼却施設を更新する話に戻りました。国費で応援してもらって使った単独建て替えの設計費3億円はほぼムダになりました。しかしCO2を撒き散らすだけの今の焼却施設を放置できませんし、どちらにしても広域化による節約効果はあるので、和光市との広域化を推進するために、設計費のムダは責めることは避けました。
その後の建設労務者の設計単価の引き上げ、建設資材の高騰、インフレなどが襲い、2市で150億ぐらいの建設費が、300億円近い金額になっています

為政者の責任として4年空費したことで、100億以上の価格高騰によるムダが生じたわけです。比例按分の負担ですから、このことは和光市にも迷惑をかけた話のはずです。

その富岡市長とその後継者と、和光市のトップが仲良く入っているチラシが配られたようです。感覚を疑うところがあります。片方の陣営に肩入れして何かよいことがあるのだうろか、と思うところです。

いずれにしても責任感のある自治体経営をきちんとやらなくてはダメです。

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2/8 米軍基地跡地に民間資本導入を言及した発言がありました~公開討論会

8日14時から、あすからの市長選を前に、朝霞青年会議所主催で、候補予定者による立会演説会が開かれました。
事前審査を終えてている人のうち、小野寺のりこさん、松下まさよさんの2人が出席、田村雄二さん、黒川あつひこさんは欠席しました。

テーマは経済政策と福祉医療を設定されました。
経済政策のなかで大きく違ったところは、小野寺のりこさんが、人材開発や働く場に参加できない人を参加させていくことでの活性化を求め、農業や商業の後継者問題に取り組む、人材の育成に視点を置いていることに対して、松下まさよさんが、下北沢や吉祥寺のような活性化をめざすとしていること、米軍基地跡地に民間資本を入れて開発を進めていくなど、ハコモノ的な提案を打ち出していることです。

福祉医療に関しては、小野寺のりこさんが、産後ヘルパーの派遣や地域の困りごとを引き受けるコミュニティーソーシャルワーカーの配置などソフト育成を中心に打ち出していることに対して、松下まさよさんが、朝霞警察署跡地に中核的医療機関の設置を打ち出しています。
放課後児童クラブがパンクしている問題には、小野寺のりこさんが、4月からの放課後こども教室のスタートを見守りつつ、放課後児童クラブの増設と民間事業者の協力を求めることを打ち出していることに対して、松下まさよさんは、放課後こども教室の全校展開に留めています。

●閉ざされた空間の討論会にしたくない、オープンスペースで開きたいという主催者の気持ちはよくわかるのですが、2月の寒空で2時間、静かに着席を求められる討論会。出席させられる側、そして何より一般有権者に聴いてほしいと参加を促す側として、場所の再考を求めましたが、叶えられず残念だったと思います。
駅頭に長時間立つことを何度も経験した陣営として、2月の寒さがこたえることはよく知っています。

1b55525d3b73481b975c893488a11c5e ●米軍基地跡地の利用は、2004年の米軍基地跡地への唐突なタワー型公務員宿舎建設の提案から、跡地利用への市民の間を二分する論争が始まり、2011年の国家公務員宿舎の建設断念、2014年に開発型の跡地利用を断念し、2015年に現計画で市民合意を取って前に進むこととしています。
米軍基地跡地利用の現計画を、策定した現市長の後継者と称する人が、全面的に破棄して、民間資本導入を言いだしたことは、選挙の争点ではないかと思っています。民間資本の導入ということは、高額の土地に対して換金価値のない利用はありえません。朝霞市の場合は分譲の集合住宅になることが想定されます。貴重な緑地空間を潰して市民のための公共施設を作るに留まらない話になり、そのことを朝霞市の景観に大きく影響を及ぼす開発となり、大きな問題になることが想定されます。
同地は、マンモス校化している第八小学校の校区にあたり、民間資本による巨大な住宅開発となることで、第八小学校がパンクするリスクもあります。
市の財政でも、100億単位の負担が求められることが想定されます。近年、財源は市役所周辺ばかりに使われています。まちづくりがそれでよいのかどこでしたいう問題もあります。
何より、こうした大きく意見の割れる提案をすることで、市政が不信感にとられ混乱し市民の協力を求められる場面での力が削がれることが想定されます。朝霞市は国家公務員宿舎建設問題で市民を二分する論争が起こり、当時は市民の間に不信感や対立が起きました。この問題の収束に関わってきた市議会議員としては、10年かけてようやく修復してきたことを蒸し返すのもたいがいにしてほしいと受け止めています。
同時期に政界に進出し、その選挙戦でこの対立の混乱のしんどさを体験したはずです。その経験を思い出せない提言をしていることに、残念な思いをしています。

●市役所の基地跡地利用に関するweb情報の リンク です。

●公開討論会では、参加者からの質疑で、新聞社名を出して質疑される方がいました。取材できるので、こういう場で新聞記者が質疑するのは異例ですが、その内容が、近隣市の特定の事業者にあたかも疑惑があるかのような前提を、すれすれで候補予定者たちにふりかけてきており、いかがなものかと思うところがありました。

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2025.02.01

1/31 住民の意思が反映される自治体の予算審議を問いかける~片山善博さんの話

31日作業をしながら、自治労の地方財政セミナーをオンラインで聴いておりました。

最初の片山善博元鳥取県知事の講演で、デジタルはともかく、トランスメーションの話が全然できていない、という話がありました。

自治体の仕事を実際に規定する予算を決める過程を問題視して、住民が自治としてコントロールできる予算編成過程になっているか、議会がしかるべき責任を果たしているか、問いかける内容でした。

朝霞市を含めて多くの自治体では、議会に予算案が提出されるまで、政策決定過程の名のもとに、いろいろな名目で、内容について情報公開がされていません(ときには提案された段階の予算案すらWebにも掲載されず自治体の窓口で怪訝そうに見られて見せてもらう自治体も残っています)。住民の代表機関である議会は、予算案が提出されると、1か月の短期間の間に、内容を精査して可否判断をします。片山元知事は、本来ここで、議会にとって予算案の不満な部分を修正して、議会の考えを反映させるべきところをまずしない。そうすると行政が秘密に作った予算案を、無傷で通すわけで、これで自治と言えるのだろうか、と問いかけていました。
実務上の弊害もあります。地域経済や福祉を支える事業者が、次年度も仕事があるかどうか、2月下旬までわからないわけです。出てきたところでどうしようもないので、裏で情報を集めるということをせざるを得なくなります。そういう情報流通は、不公正な行政となる温床です。

片山元知事は、議会は何のためにあるのか、住民の意思を反映させて決める場所である、それなのに議会に出されるまで他に情報を出してはいけないというのがおかしい、住民が提案におかしいと思ったら、議会を通じて変えて決めることが議会の役割のはず、と前提を話し、まずは予算案がどう決まるかは検討の早い段階から住民に届くように情報公開をし、住民が問題点を見つけたら議員に働きかけるようにし、行政が出した予算案を議会できちんと決められる前提を作ったことを話していました。
そのための情報の改革がトランスメーションだ、と指摘しました。

私も同感でした。
3月下旬までに結論を出すために、2月下旬に2週間程度の時間で、約600ページある予算案、1000ページくらいある附属資料、さらには朝霞市の場合その数的な積算情報すらも不十分な附属資料ばかりだったので、個々の課に基礎的な数字の資料を取り寄せ続けて問題点を発見する、という作業をしてきました。短期間に直感的だったり先入観たったりで目立つ問題点しか見つけられず、議案質疑で問題点をぶちぶち指摘するのが精一杯です。よくよく聴けば必要性があって効果も高い事業も短期間の質疑通告のなかで挙げざるを得ません。全体的に情報が遅く、不十分に出るので、職員も議員も何度もアナログなやりとりを続け、ときに公開するのしないの、意地悪な情報を作ったり、非効率な作業を強いられています。10月の事業採択の段階から情報が出ていれば、必要性の確認と合意形成はもっと容易にできるものです。
しかしこの面倒さを避けたら、議会や議員はただ行政を追認しているだけになります。
予算の修正を何度か出しましたが、それもぶちぶち不満言うなら言った分だけ出すべきなのに、結局論証できて、象徴的な部分にしか出せてこられませんでした。

市の事業をうける事業者や市民活動もたまりません。翌年度も事業があるのか人員体制や資材の購入で問い合わせてみても、継続できるか予算案を見てくれ、議会で決まるまで、翌年度その仕事をやるかやらないか言えない、なんて言われるわけです。どこかをご機嫌損ねないように、ははーっと行政に屈するしかありません。

●朝霞市議会では決まってもないものを予算と言うことになっていますが、変だなと思いましたが、どうも予算案のようです。いろいろ調べましたが、国税庁ではこんなことを書いています。
「「予算案」は、国会の議決を経て初めて予算として成立します」
議会で審議中のものは予算案ということになると思います。諸会議でも、決定したら「案という字を消してください」という言葉があります。
案なのか案じゃゅないのか、大事な話のように思います。

●あすの新聞折り込みで「ワンチームあさか」の政策冊子が配布されます。街頭の演説会場では請求された方に手渡ししています。

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