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2024.06.15

6/14 残念ですが懲罰動議を提出しました~朝霞市議会本会議2日目

14日市長提出議案への質疑のため、市議会本会議が開かれました。
7本の議案の質疑は7議員から18回行われ、委員会審議に付託されています。
また、10日の本会議における外山まき議員が議案に無関係に団体等に名誉毀損等の発言があったことに、議長あてに田原、利根川、黒川の3議員が懲罰動議が提出したことを受けて、冒頭懲罰動議の提案理由、外山まき議員の弁明、動議に対する質疑、懲罰委員会の設置と委員の任命の議事が行われています。
外山議員の弁明では、名誉毀損した各団体等への発言は陳謝があり、撤回し、取り消す意思が示されました。議事録等は、次回本会議以降の議決で整理されることとなります。
懲罰委員会の次回審議は、25~27日頃となる見込みです。

●議案質疑の内容です。

議案第52号 朝霞市森林環境整備基金条例(総務常任委員会)
 市に配分される年間1400万円の森林環境譲与税は、工事や備品購入で国産木材を購入したものに充当できるが、年度を跨いでプールしてまとめて使えるようにするための目的を絞った基金を設置するものです。
質疑者:高堀,黒川,石川,田辺
私の質疑の要約
Q.森林環境譲与税を受け取っても中途半端なので金額がまとまるまで基金に積んで、国産材を使った施設リニューアルなどにまとめて使ったらどうかと2019年以降毎年のように指摘してきたが跳ねられた。どのような事情で基金設置することになったのか。
A.国産材による学校の机、ロッカーの更新のめどがたち、残金が出る可能性が出てきた。使途を考えたいので基金に積むことも可能としたい。
Q.基金に積んだ森林環境譲与税をどのように使っていくという計画はあるのか。
A.計画はない。

議案第53号 工事請負契約の締結について(宮戸二丁目公園・建設常任委員会)
 宮戸のテニスコート跡に作られる公園の設計が終わり、工事契約の承認議案です。1億7094万2674円+消費税で落札した川越市の山岸造園との契約を承認するもの。予算は2024年度当初予算で、2億1104万7千円で確保されています。
質疑者:田原,本田,石川,田辺

議案第54号 工事委託に関する協定の締結について(東上線を跨ぐ浜崎跨線橋更新・建設常任委員会)
 老朽化している浜崎跨線橋の更新工事が専門工事となるため東武鉄道に委託するものです。2億7115万7千円+消費税で委託。
質疑者:小池,本田,石川,田辺

議案第55号 人権擁護委員候補者の推薦(要害映子さん・継続・本会議のみ)
質疑者:黒川,田辺
私の質疑の要約
Q.今回は継続ということですが、それでも人権擁護委員の出身が民生・児童委員と保護司ばかりになってしまっていて、元々のものである法曹界の出身者がいない状態が続いている。出身バランスを考えないのか。
A.それぞれの引き受けてのことを考え、特にバランスを考えるということはしなかったが、今後は考えたい。
Q.昨年の教員逮捕事件の加害者からの人権侵害は相談があったのか。
A.なかったと認識している。

議案第56号 人権擁護委員候補者の推薦(奥村晴代さん・継続・本会議のみ)
質疑者:田辺

議案第57号 人権擁護委員候補者の推薦(飯倉昇明さん・継続・本会議のみ)
 任期が来る人権擁護委員5人のうち3人の推薦で、全員続投という提案です。
質疑者:田辺

議案第58号 2024年度一般会計補正予算(第2号)歳出は建設常任委員会
 城山公園の楢枯れ・枯損木357本を伐採する3448万5千円を計上。財源は財政調整基金の取崩し。
質疑者:飯倉,本田、石川,田辺

●14日本会議冒頭での懲罰委員会の提出、外山まき議員の弁明、2議員からの動議に対する質疑の内容です。
外山議員は弁明で陳謝し10日の問題発言9点は取り消す、と言っているので、懲罰委員会での審査と並行して、今後の言動を見守ることになると思います。都知事選の彼らの言動が焦点かと思っています。

それまで毎日のように市議たちにかかってくる深夜の非通知による電話、執拗なSNSへの絡みつきなど、「答えろよ」暴力(ハラスメントの一定義で、シーライオニングという言葉があります)何かと実力行使に訴えてくるつばさの党の関係者たちの様々な圧力に、市議一同、精神的に重い負担を強いられてきたなかでの、対処となりました。私自身、提案者を代表して議場に立ったことは、標的になりやすいところに立ったな、という重荷を抱えながら生きていくことになるのだろうと思っていますが、弁明のとおりの本人の改悛と言動の改め、組織としての自重を強く求めたいと思います。
以下、詳細です。

14日本会議冒頭での懲罰委員会の提出、外山まき議員の弁明、2議員からの動議に対する質疑の詳細です。

懲罰動議の提案理由
 大変残念なことでございますが、外山まき議員に対する懲罰動議について、田原、利根川、黒川の3人の発議者を代表して黒川滋が提案理由を説明いたします。
 6月10日の外山議員の発言について懲罰を科すことを求め、動議を提出しております。
 理由、議員提出議案の審議において、団体、政党、警備活動に対して名誉を傷つけることについて、議会の品位を貶めたため懲罰動議を提出しました。問題点は9点です。

1点目から4点目は、6月10日、令和6年朝霞市議会第2回定例会朝霞市政治倫理条例の審議にあたり、外山麻貴議員が討論において発言したことを問うものです。
1点目はその発言で、2023年11月4日の花火の日の朝霞駅前での街頭演説をたしなめた田原亮議員に対して「要望にも応えず、言いたいことを言って去っていってしまったということで、事務所と兼用になっているご自宅に、その後、自分の連絡先を渡しに行った」と、激しくドアに叩き家族を威圧するように呼び出した上、そのことをWEBにまで公開して晒し物にしたことを隠し、自分たちだけが「パワハラに当たる」などと実態と異なるかたちで名誉を傷つけたこと。
2点目は、その発言で、令和6年請願第1号の審議過程に対して「この請願だけは異例のスピードで通り」と非難したが、定例会提出期限にしたがい、会議規則等の議会ルールにしたがい審議されたものを不当な処理をしたかのように公言したこと。
3点目は、その発言で、上記2にもとづく政治倫理条例の提案と審議に対して「これまで条例、議員提出の条例などほぼ作られないのにも関わらず」と発言。これまで議会内のルールに関しては何度でも条例は提出されてきた。また政策条例についても、修正案・修正動議の提出の頻度は少ないもののほとんどないというまでの状況ではなく、事実誤認の発言をし、議会の名誉を傷つけたこと。
4点目は、その発言において、他者の発言としながらも特定の宗教団体「の集団ストーカー」特定の宗教団体「の方の資金トラブルを指摘したら、そこから組織的な嫌がらせが始まり、あの杉田の家の前に猫の生首を置かれたり、車のなかにごみを入れられたり、仏壇を投げ入れられたりといった執拗な嫌がらせを受け、そして仕事を失い、酷い目にあった」「組織的な」特定の宗教団体「による集団ストーカー被害」などと議案審議に必要もないのに公開されている場で、論証もなく名指しで宗教団体の名誉を傷つけたこと。

5点目から9点目は、令和6年朝霞市議会第2回定例会(6月10日)の議員提出議案第4号「議員の議員報酬等の差し止めに関する条例」の審議にあたり、外山麻貴議員の討論においての発言での問題です。
5点目は、その発言で、議案と関係もないのに、衆議院東京15区補欠選挙で自らの所属する政党が選挙の現場で異様な行動ゆえに混乱をもたらし警備が必要になったことを省みずに「公務員が公務中に特定の人は応援してはならないという公職選挙法違反であり、権力者が税金を多量に私的に利用しているということを許している」などと制度にもとづく公務としての警備を誹謗中傷したこと。
6点目は、その発言で、「日教組に応援されているのは公務員に応援されているということで公職選挙法違反」と言い、民間団体を誹謗中傷した上に、公務員の私的な政治的自由まで禁止されるべきかのような人権侵害の発言をしたこと。
7点目は、その発言で、議題に関係もないのに「日本維新の会さんに対しては大阪万博の跡地でカジノをやっているというのはロシアマフィアにお金が流れる、そういう売国政策」などと、名誉を毀損したこと。
8点目はその発言で、4月の衆院東京15区補欠選挙でのトラブルに対して、「演説会場として予告されている場所にわざわざおしかけ自分たちが先にいたから、後から来た相手陣営が妨害した」と言い張り、「権力者の気分で弾圧されるかされないかということが決まるということこそ民主主義の崩壊」などと事実と異なる前提で、法と秩序を守ろうとすることを民主主義の敵であるかのように非難して、事実を歪曲していること。
9点目はその発言で、議題とは無関係な話のなかで「自民党が」特定の宗教団体2つと「動員力を当てにして言いなりになっている現状」が「基本的には朝霞市でも、それの縮小・再生産が行われている」などと事実と異なる誹謗中傷を行っている。

また、令和6年朝霞市議会第2回定例会初日の終了後のNHKのインタビューに対して、「どうやっていけば適法の範囲内か探りながらやっていきたい」と答え、違法行為すれすれのことも今後は続けていくと発言している。
未熟で非道な「選挙運動」に参画して民主主義の価値を貶め選挙区の有権者の政治不信を招き、他陣営の立候補者や運動員たちを恐怖感に陥れた活動をしたことの人権侵害や、民主主義への破壊的な行為に対して省みがないことを付言して、懲罰動議の提案としたいと思います。
よろしく、慎重に、じっくりと審査していただきたいと思います。

外山まき議員の弁明
 このたびは、伝聞による不確かな情報や、一方的な解釈による事実誤認、また、感情的な名誉毀損的発言など、議会の名誉を傷つけるような発言をしてしまったことについては深く反省し、ご指摘の9点については発言を取り下げ、撤回して謝罪させていただきたいと思います。大変申し訳ありませんでした。私も、この懲罰動議が初めての経験で、朝霞市議会としてもはじめてのことということで、今後の経緯がわかっておりませんでが、懲罰委員会が開かれるということですので、そこでの審議を待ちたいと思います。このたびは議会の品位を下げてしまったことは反省したいと思います。大変申し訳ありませんでした。

質疑
Q.動議が出されましたが、10日の本会議終了後の代表者会議だったと思いますが、討論の発言について問題視されましたが、そのときに発言の訂正を求めるという話があったなかで、最終的に議長の方から発言の真意や事実確認が外山議員と確認されて、その後、話して代表者会議が終わったと記憶していますが、動議が出されたということですが、議長が発言について話し合うということについて、経過は具体的に聞かれたのか。
A.非公式な場で報告は受けておりまして、発言の撤回はその時点ではないと伺いました。
Q.今まで懲罰動議など私も受けたことがないぐらい、朝霞市ではそういうことがなかったかなと記憶ですが、かなり重い提案だと思うのですね。先ほどこれをやると懲りない人であればどんどん火に油を注ぐ状態になっていくし、エスカレートしていると思いますが、弁明を聴くと撤回すること含めて陳謝したということですが、今までのこういった議場での発言で、不穏当発言での訂正をして陳謝してことが済むというのが通常だったと思いますね。文言が訂正部分が多いですけれども。何を発言をしたかわからないように議事録になっているものがあると思うのですね。そういうことを含めて、当人の弁明を聴いた上で、そのまま提案されるのかということか。
A.先ほど石川議員の質疑に答弁しましたが、議長からは発言の撤回と取り消しと促しをした上で、それがなかったので提出した。12日までに提出しなければならないという期限をめがけて提出したということになります。出されたら懲罰委員会が自動設置となるので、そのなかで検討されると思います。その際に謝罪と取り消しが検討されるべきものだと思います。その上で懲罰委員会の決定に従うということになると思います。


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