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2024.05.30

5/30 突然ですが6月9日午後に市政オープンミーティングを開きます

急なお知らせです。
6月9日に私の市政オープンミーティングを開きます。
議会日程から9日に開きたいと思っておりましたが、会場確保ができず断念していたところ、昨日、会場が見つかり、開催を決めました。

3月定例会の報告(教員逮捕事件やそれを受けての人事案件の処理)
6月定例会の議案の説明と意見交換
最近の市政の話題

など、参加者のみなさまとお話したいと思っています。
議案に対していただいた意見は、議会の質疑に盛り込んだことがあります。

くろかわしげる市政オープンミーティング
●日時 2024年6月9日(日)13:30~16:30
●会場 朝霞市産業文化センター2階第三研修室
朝霞台駅北口・北朝霞駅徒歩8分 浜崎分署前

※途中入退場できます。
※参加費はありません。
※駐車場か狭いので可能な方は徒歩または公共交通でお越しください。
※お子様連れも大歓迎です。
※参加希望者は、ご一報いただけると資料印刷の数の確定に助かります。

また終了後、くろかわしげる後援会臨時総会を開く予定です。

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2024.05.27

5/27 議員の不法行為に向き合うために~市議会会派代表者会議

最近、市民から容疑者と間違えられている、悲しい朝霞市議会議員の黒川滋です。

きょう9時から朝霞市議会の全員協議会が開かれました。全員協議会は公式な会議ではありませんが、議事以外の議会内の調整、議員提出議案の会派間・議員間のすりあわせをする会議体です。
そのなかで、市民からの問い合わせ、文書を議会事務局として受け取っていることもあり、先の衆院選でのつばさの党の選挙妨害行為に関して、現地で関与し、同党の幹部と意思疎通を密にしているとみられる所属議員がいる朝霞市議会としてどうするかという話題になりました。

その対応として、一つは、田原議員から「朝霞市政治倫理条例」の提示がありました。ここでは、朝霞市内で公職者と公職をめざす政治活動をする者に、刑事事件に関与しない、他人を脅迫しななどの規範を示すことをめざしています。無会派の議員から、若干の疑問を示されたほかは、特に意見はなく、その対応だけが宿題となりました。
私からは「議会の議員の議員報酬等及び費用弁償の支給の一時差し止め等に関する条例」を提示しました。刑事事件で逮捕、勾留された議員の報酬を停止し、有罪となった場合は不支給とする内容です。広く刑事事件とするとやりすぎなので、支給停止の対象の罪を、公選法の悪質犯、政治資金規正法、あっせん利得法、刑法では、人身を拘束するような罪や凶悪犯、汚職に対象を絞りました。
法律の指定が複雑なので、6月3日13:30~再度会派代表者会議をして、文言調整をして10日の市議会初日に提案することになる見込みです。

渦中の外山議員も無会派の議員として出席されていましたが、弁明的な発言はありませんでした。

その他の議題としては、議会ICT化としてタブレットを配布して使用すること、地方自治法の改正にあわせて委員会のオンライン開催を可能とすることなどを議論いたしました。

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2024.05.18

5/17 重たくどよーんとする足の確保の課題~市の地域公共交通協議会

17日14:30~朝霞市の市民・交通事業者・行政・警察等で交通政策を協議する「地域公共交通協議会」が開かれ、9つのテーマを議論しました。今回は、遠慮しがちな交通事業者、行政からも活発な発言があり、聞き応えのある会議でした。まだ公募委員など市民の発言が低調なのが課題でしたが、そのなかで町内会委員が地域事情をヒアリングして発言されていたのが印象的でした。

心配されていたコミュニティーバスの運営にあたる東武バスの撤退は見送られましたが、バスダイヤの見直しは言明されています。実証実験をしたワゴンバス、ねぎし号とひざおり号の結果は、目標数値を大きく下回る結果でしたが、交通事業者からは目標数値が楽観的すぎたと指摘をうけながら、今後も検討は続行されることになりました。
その他、運転士不足のなかから、様々な報告が行われています。

協議会の運営の質が変わってきたなと思っています。以前は、ない地域に公共交通を整備する、プラスの話が中心でしたが、今は公共交通の担い手不足による資源の減少に市民のダメージを軽減していくか、代りの手段を作っていくか、というものに変わってきています。右肩上がり要求貫徹みたいな話は通らない認識で公共交通の政策は当たらないと、現場に無理を押しつけ、担い手をなくし、ゼロになっていくと感じています。

運転士不足の解消には、公共交通の従事者の待遇改善、そのためには公共交通の利用を促していくこと、公費投入を考えなくてはならないのだろうと思います。さらにはバブリーな今の時代ならではの職業観を、手や足を動かす仕事を再評価していく職業観に転換が起きる必要があると思っています。収入額から逆算させるような文科省の進めるキャリア教育の失敗ではないかと思ったりもしています。
自動運転が宣伝されすぎていますが、技術開発だけではなく、道路環境の整備、自転車や歩行者のルール徹底などを進めると、全的な導入に少なくともあと20年はかかるもので、引き続きバスやタクシーの運転士は必要といえるでしょう。
そんな前提を含みながら、使い倒すだけではなく、地域の生活のQOLを上げるために、今の交通資源をどう配分するか重要な会議体となっています。

交通政策の進捗を確認する議題では、計画を踏襲できている課題の報告の上承認を求められました。私は、課題や未達事項をのどうするかという話が必要で、次回からはそういう用意してほしいと求めました。利用喚起策に関して、わくわく号のロケーション案内システムの利用をどう評価するか、啓発ばかりでよいのか、様々な提起がされました。
計画の進捗報告なので、そうですか、という話で、議題は承認されました。

報告事項が大事なことが多く、一部は本当は議題にすべきものもあり、苦言を呈しました。
1つめは、わくわく号根岸台線、宮戸線の件です。東上線沿線のコミュニティーバスから東武バスが手を引くというニュースが流れましたが、坂戸市と東松山市は別の事業者に移行し、ほかの自治体は、当面運営を続行することになりました。ただし、運転士不足に対応するダイヤ見直しをにおわす話もされています。

2つめは、わくわく号内間木線のワゴンバス化の実績報告です。1ヵ月運行して、前年比74%の乗客数となり減少が報告されたものの、当初予定より堅調な推移と報告されました。内間木地区の町内会委員2人からは、1人は町内会で確認することを、1人はいくつかの課題を示し、事業者からは、数字の読み方で新たな手段になった割に客の減が少なかったこと、日曜日に関しては落ち込みが大きいことなど報告されました。現状を継続しながら、改善を追求することになりました。

3つめは、根岸台7丁目の「ねぎし号」、膝折4丁目の「ひざおり号」の実証実験の結果でした。結論は実現に向けて続行となりましたが、実証実験の結果が目標数値収支率30%の乗客数を割り込んだ結果になっています。わくわく号と比較して目標数値が高すぎる可能性、目的に叶う路線設定でないことなどが課題ではないか、と申し上げました。事業者からは、意向調査から目標数値の設定や実験結果の評価が行われ、実験結果はアンケートに対しての歩留まりが比較的良好な結果ではないか、という評価を受けました。
この案件には、発言が多く、また今後の方向性の決めも少なくないことから、議題とすべきだったのではないか、とも指摘しました。市からは実験の報告だったので報告としたが、決めることが出てきたので改善したいという答えを受けています。
バス事業者からは、定時低運行の乗り物と規定しすぎない方がよいのではないか、という提案をいただきました。運営に向けて紆余曲折してこの案となった経緯はあるしこれからまた検討に時間をかけるのはと思う一方で、もう少し頭を柔らかく考えてもよいのかなと思う大事な指摘でした。

4つめは、西武バスが土曜日ダイヤを当面、日曜日ダイヤで運行することの報告で、確認されました。バス事業者からは、運転士不足はかなり前から始まっていたものの、コロナでの観光バス需要の壊滅的な状況に助けられて、運転士をやりくりできたが、観光需要が復活するなかで、深刻になったと報告されています。

5つめは、シェアサイクルの運営会社シナネンモビリティから委員となったあいさつと事業の状況の報告と、実証実験が終わり本格事業に移行することが報告されました。また、バスと共存していきたい、とお話をいただきました。これも確認されました。

6つめは、第二次地域公共交通計画の策定が開始され、コンサルタント業者が選定された報告がされ、確認されました。

その他として
1つめは、朝霞リードタウン(積水跡地)・根岸台7丁目と和光市駅との間で運行している予約制のデマンド乗り合いタクシーの状況報告と経路変更の検討が報告されました。制度上は事業者の裁量権といい、西友根岸台店の近傍などに経由地を追加することを検討中、と報告いただき、異論があれば求められましたが、特に異論がなく確認されました。
2つめは、わくわく号の利用状況の報告で、対年同月101%を確保したことが報告されました。

最後に、市の福祉部から、高齢者の移送の課題に積極的に取り組みたいので、事業者や関係者のみなさまとの協力をお願いしたい、というあいさつがありました。

次回は8月開催と予告されています。

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2024.05.05

5/3 人間を支える社会権と言論の自由と~憲法記念日の市内行動

S__14032904_03日、会派「立憲歩みの会」として、10時から約1時間ずつ、朝霞駅南口、東口、朝霞台駅南口、志木駅東口、南口の5か所で憲法記念日の街頭演説を行いました。

会派の綱領(政策の大目標)にある、憲法の社会権として、人間を自由にする教育・福祉を整備する責任が自治体にあるし、自治体議員にあるという話とともに、今年は、28日投開票の衆院補選で同僚議員が暴れ回った現実を見て、街頭での実力行使が政治を支配してはならない、という話をしてまいりました。
同僚の本田議員からは、朝の連続テレビ小説「虎に翼」から個人の自由の尊厳の話もされました。

憲法改正に態度不鮮明だった岸田首相が、政局の都合だと思われますが、突然、今国会までに憲法改正を発議するような匂いのある発言をし始めました。これに対して国民の支持は薄く、岸田首相の態度への批判もいたしました。政府や統治機構を国民がどう制御するかと定義する憲法を、どうするかということは国民合意が必要で、政局でやったり、敵味方のあぶり出しが自己目的化したかたちでやるものではありません。

●かつて憲法の改正の是非論では、自衛隊の位置づけがテーマで改正が必要なのは9条ぐらい、他は国論を二分しないとか言われていました。改正の賛成派、反対派とも、カルトな人たちを除けば、戦後の民主主義は擁護しつつ、安全保障だけどうするかという論題だったと思います。
しかし気づいたらです。自民党の憲法改正草案に書かれているのは、人権条項の切り落としや政府の制約を外す話など、戦後の改憲派もが共有してきた自由と民主主義に関する価値まで動かそうとしています。とにかく憲法改正ありきという流れのなかで、本筋の安全保障の憲法改正そっちのけで、国民はしょうがないだろうと考えると思ってか、人権条項の切り落としや政府の誓約を外す方を優先して改正するような話になりやすい状況です。
昨日も水俣病の被害者と政府との対話が、政府によって一方的に打ち切られる事件がありました。自治体のデジタル化は、政府が作ったシステムに乗らなくてはならず、自治体事務の自治に対する侵害かも知れません。近年作られる法律や予算は、自治体の自治事務を国が指図するような政令委任が増えています。政府は予備費を莫大に見積もる予算を用意し、国民の代表による審議を受けないで、税金からやりたい放題、選挙対策に浪費しています。
じわりじわりと、国が何でも決める社会に戻されようとしている危機感を持たざるを得ません。それに対して「スンッ」と、スマートに誰かが決めることは受け入れるものでしょ、という社会があるなぁ、とも感じています。原因は、政権交代というわかりやすい社会変革を、陣笠議員の思いつき提案と受け入れられないときのひどい抵抗、安っぽいスローガンで、壊されてしまった民主党政権の失敗にあるのですが。

●憲法の一押しを本田議員は自由権の基本となる憲法第13条を挙げました。
私は、憲法第21条を挙げています。結社の自由というのが、民主主義と自由の最も根幹にあたると考えているからです。

●一方で、憲法の条文による課題としては、①あいまいでやりたい放題の首相の任意解散権で国会運営が不安定化・対立しやすく生産的な民主主義とならない問題(下院の解散がこんなに多い国は、解散による選挙しかなかった英国と、政権が不安定なイタリアだけです)、②性少数者の家族を容認すると解釈することの抵抗の根拠とされる第24条の「両性」という言葉、③裁判所の独立性を言いながら最高裁の裁判官を内閣が任命するシステム(定期的な政権交代があるか、欧州のような与野党合意を前提とする内閣があれば問題は起きにくいのですが)が課題だと思っています。その他は憲法に適合した政府運営がされているか、という問題があります。

●ほかに市内では、公明党さんも憲法記念日の街頭演説をされていました。こちらの方が歴史は長く、敬意を表したいと思います。

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