12/18② 任期初日・市議会の体制づくりが終わりました
18日の初議会の続報です。任期最初の18日、改選後の市議会の体制づくりを行いました。
まず私のことが先で恐縮ですが、
所属委員会は引き続き建設常任委員会、議会の役職としては議会だより編集委員会の委員長を引き受けることになりました。会派「立憲・歩みの会」の代表として会派間交渉に出席することになります。
消防など、四市で共同事業をする朝霞地区一部事務組合の議員に12年ぶりに就任することになりました。
議席の位置、控室の位置は変更ありません。
一般質問をエントリし、25日14~15時スタートとなりそうです。
18日の議事を追ってご報告します。議員名の多くを敬称略としたのはご容赦ください。
●議長選挙は、公明党の岡崎議員、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
岡崎 12票(公明党+進政会+1)
福川 11票(立憲歩みの会+あさか未来+1)
石川 1票
という結果で、岡崎議員が議長に就任しました。
●副議長選挙は、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
福川 23票
石川 1票
という結果で、福川議員が副議長に就任しました。
●一般質問は18日17時締切までに、18議員がエントリし、初議会の特例による抽選の結果、以下の順番になりました。
22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原
●各議員の所属委員会と、委員長、副委員長は以下のとおり決まりました。
立憲・ 歩みの会 |
あさか 未来 |
進政会 | 公明党 | 無会派 | |
議席数(24議席) | 2人 | 8人 | 6人 | 5人 | 3人 |
総務常任委員会 6人 |
◎田原 飯倉 |
野本 ○陶山 |
利根川 岡崎 |
||
建設常任委員会 6人 |
黒川 | 福川 ○兼本 |
石原 権 |
◎遠藤 | |
教育環境常任委員会 6人 |
◎小池 ○高堀 |
獅子倉 | 駒牧 | 田辺 外山 |
|
民生常任委員会 6人 |
本田 | 西 渡部 |
○増田 | ◎宮林 | 石川 |
議会運営委員会 8人 |
本田 | ○田原 小池 兼本 |
石原 野本 |
◎利根川 遠藤 |
(田辺) (石川) (外山) |
議会だより編集委員会 7人 |
◎黒川 | 西 | 増田 | ○宮林 | 田辺 外山 石川 |
会派代表者 (議長による会派代表者会議の招聘対象) |
黒川 | 田原 | 野本 | 利根川 | (田辺) (石川) (外山) |
◎委員長 ○副委員長 カッコ内はオブザーバー
●広域自治体・朝霞地区一部事務組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),石原(進政会),黒川(立憲歩みの会),宮林(公明党),飯倉(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は消防,し尿処理,知的障害者入所施設,新たに建設される予定の火葬場の運営を、朝霞,志木,新座,和光の四市で運営する広域自治体です。
●広域自治体・朝霞和光資源循環組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),田辺(無会派),遠藤(公明),小池(あさか未来),高堀(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は2030年頃に稼働開始する朝霞市,和光市の共同のごみ処理施設の運営をする広域自治体です。
●広域自治体・埼玉県都市ボートレース企業団議会の議員(1人)には、
野本(進政会)
が選出されています。
この一部事務組合は戸田競艇場の半分の開催を県内自治体で共同して行う広域自治体です。
●広域自治体の議員選挙は、前任期は少数派に不利になっていることから議長別枠をどのように扱うかで議論になりました。
この4年間は、引き続き議長別枠1人は外数として勘定し、残り、4人×2組合+1人×1組合の合計9人枠を各会派の構成人数によっておおよそ公平に割り振る調整を行っています。その結果、前半2年間であさか未来が3,進政会が2,公明党が2,立憲歩みの会が1,無会派が1となるような数字で割振りが行われました。この4年間はその扱いでいきます。
今回はこれでおさまりが良く終わりましたが、大会派から議長が就任しやすいことから、次回改選後も、広域自治体の議員枠は、議長を会派の内数として扱うことを求めていきます。
●会派代表者会議では、議員から選ぶ監査委員についても議論が行われました。
監査委員は行政運営の適正さを確保するための職です。そのうち1人は議員から選ぶことになっていますが、これまでは、市長が一方的に任命した議員を議案として提出され、市議会が同意してきました(水面下で根回しはあったのでしょうが、私には事前にこの人をという打診は来たことがありません)。
地方自治法では市長が任命権があるものの、市長のすることを監視すべき職を市長が議会から一本釣りする人事は、行政を監査する監査委員制度の趣旨や、他市の運用などを比較すると良くないと思い、制度運用の問題として2019年、2021年の改選では、市長の任命提案に私は反対してきました。
今回、あさか未来の田原議員が、監査委員制度の目的からは議員から選ぶ監査委員を会派間で公式に協議して推挙していくべきではないか、という提起がありました。私も同様の問題意識から賛同し選び方を協議しました。
他会派も同意し、監査委員候補は市議会会派代表者会議の協議の結果として推挙し、議長が任命権のある市長に伝えることとしました。協議の結果、石原議員を推挙することとしました。
議員から選ぶ監査委員の建て付けの悪さは、地方議会のあり方として議論になっているものです。元々は住民の代表機関である地方議会が市民から人選していたものですが、1943年の地方自治制度の改正で行政自らが選任する制度に変わり、戦後の民主化で、監査委員を議会承認人事とすることと、議員からも選ぶ制度に変わった経緯があります。本来のあり方からすると中途半端な制度ゆえの矛盾や運営上の工夫が必要な制度です。
●議員の住所は、pdfでの議員名簿は公開することが継続することとなりました。政党所属が正直に表記されていないので「所属政党」という欄が実態を表さないので「党派」という欄とし、さらに市議会議員としては所属会派が重要として、会派名を付記することになりました。
一方、議会HPに直接公開している議員名簿に関して、おおよその住所だけの表記にできる選択肢を設けました。
●昔の議会運営委員の選出基準に、会派がなくても「ただし、国会に議席を有しており、全国的な組織を持ち、国民に認知された政党は、構成議員数が1人でも委員を選出する」という条件があり、2000年6月に削除されています。それを復活を求める声がありましたが、今回は認めることにはなりませんでした。
私も、地域政党の所属議員や他の無会派議員と比較して、国政政党所属議員だけを優位に扱うのはおかしいとして、反対をしました。大選挙区制の今の市議会議員選挙の仕組みのもと、1人会派として拒否権を容認する例外を認めていくと、都下某市議会のように合意形成する力より遠心力が働きます。
現在も朝霞市議会では、議会運営委員会や会派代表者会議にも無会派議員を1人ずつ招聘しており、ほとんどの問題を全会一致で処理しているので、正規委員とほぼ同等の実態があります。
調べてみると、1992年に議会運営委員会の選出基準を決めたときに、民社党の小南議員が該当し、廃止された直近では1999年市議選で日本社会党の八巻議員が引退しています。
●その他議席の位置、控室の割振りを決めています。
●人事に関して議長選からガチンコの対決になることが予測されていたので、その他人事でも対決型になり長時間議会になることを想像していましたが、かえって緊張感で短くすることができたように思います。また、長老議員と新人議員ばかりで、議会役職を任ぜられる2期~5期の中堅世代の議員が少なかったことで、調整しようがないところもあったと思います。
●速報していくはずでしたが、場面展開が多くて、なかなか情報発信できなかったことをお詫び申し上げます。
| 固定リンク
コメント