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2023.12.29

12/27 監査委員は議会から選びました~改選後最初の議会が終わりました

27日、改選後初の市議会12月定例会が終わりました。最終日にかけられた議案は1件、2人いる監査委員のうち1人を改選後の議員から選ぶ議案。法律で市長が提出することになっています。従来は、その議員を市長が一本釣りで決め、市政野党議員は決め方が自己矛盾だと反対するというお約束の展開でした。

今回の改選後、市議会では、議員から選ぶ監査委員は議会で推挙する、ということで合意しました。多数会派で調整済みだったようですが、会派代表者会議で石原茂議員を推挙することを確認し、議長から市長に石原議員を監査委員に任命する議案を提出するよう申し入れしました。
市長からはその通りの議案が提出されてきたので、みんなで提案・合意した人事なので、質疑、討論をせず、全会一致で決まりました

自治体の監査委員制度は1943年までは、議会が監査委員を選んでいました。戦時体制のなかで、行政の長が選ぶ制度に変わり、1947年、中途半端な戦後の民主化のなかで、行政の長が選びつつ、1人は議員、1人は有識者が選ぶ、という制度になってきました。
戦後改革、国に関わるものでは大幅な民主化が進んだと思いますが、地方自治に関しては総力戦体制のなかでの動員対象としての自治体という位置づけが引き続き残され、議会が弱められたのではないかと感じることもあります。

終了後9:25~11:00は全員協議会で、市から報告が3点ありました。
1つめは、内間木地区の新しい道路建設にともなう沿道開発の話。公園を作る話が中心で、そのPFIだけれども、過去にはごみ捨て場として使われた土地もあるところなので、建設後、運用が始まってから民間事業者から賠償請求されたりしないか心配です。
2つめは、わくわく号。運転士不足の対応です。2025年度から東武バスウエストが埼玉県西部7市のコミュニティーバスから一斉に撤退する提案の説明。衝撃が走っていました。それとは別に2024年春から夜間夕方を中心に減便があることも提案されました。
3つめは、栄町給食センターの取り壊し工事。電柱移設に関して意見がまとまらず工事が止まり工事費が8000万円ぐらいまで膨らんだみたい。私からは取り壊さず工事現場のままにして放置したら、と提案しましたが、移設に向けての合意が成立したみたいで前に進むしかなさそうです。

最後は議会だより編集委員会。委員長として会議を切り盛りました。12月議会が終わったというウェブ記事の確認と、12月6日の前任期の臨時会の記事の確認した後、前委員長からの引き継ぎとして、紙面改革と採決結果の掲載から議会だよりの改革を始める話をしました。また全委員に会派または委員としての議会だよりの改革要望事項を文字で提出することを求めました。
委員のみなさまは概ね前向きだったのですが、採決結果を掲載することに関して、思わぬ議員から今の誌面のままではできないと強く指摘されました。採決結果こそ議員の専権事項なので、市民に報告する最優先の情報という視点で見てほしいことを申しました。

●改選後の議事に関する数量的データをこれから議会が終わるたびにまとめて報告したいと思います。
今回議会・累計ともに
市長提出議案数 1件
反対数 全議員0件
議案質疑の数 全議員0件
修正案提出件数 全議員0件

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2023.12.26

12/25 教員逮捕事件の議会審議~朝霞市議会一般質問日目

25日朝霞市議会一般質問2日目。利根川議員、高堀議員、田辺議員、黒川、増田議員が質問に立ちました。
このなかで一番重苦しい雰囲気になったのは、利根川議員と私の教員逮捕事件の質問でした。

利根川議員から、逮捕案件の相談は自分が対応してきたこと、教育委員会の動きが悪く、結果としてこうした犯罪として立件することに持ち込むしかなかったことを指摘、教育委員会の自浄能力を問う、厳しい質問でした。
教育委員会の問題を指摘し終えた利根川議員から、市長に教育委員会から独立した子どもの相談機関の設置を求める質問が繰り出され、市長が設置を検討するよう指示したとの答弁がありました。
教育委員会への相談が事件防止に機能しなかった現実からは、こうした展開になるのは必然だと思うところです。

私も自治労在職時代から、子どもの権利を守る公務員の役割として子どもオンブズマンに関心を払ってきましたし、2011年の初当選の選挙では当時はアレルギーも起きるかと思ってやわく書きましたが、子どもの相談機関の設置を公約にしました。議員になって視察の最初に川西市子どもオンブズパーソンへのヒアリングを提案して亡くなった神谷団長率いる市議会民生常任委員会でヒアリングをしました。
今回の改選でも会派として本田議員とともに、子どもの相談機関の設置を訴えてきたので、利根川議員の質問からとはいえ、道筋がついたと思っています。

私から逮捕事件については以下のようなやりとりをしました。

Q.厳正な処分とは具体的に何か。
A(学校教育部長).市教委に処分権はないが、当該の職員に忖度まじえず、厳正に対処したい。県教委に厳しい処分を求めたい。
Q.話が教員業界の話ばかり。学校として二度とこういうことを起こさないためにやるべきことがあるのではないか。部活動をめぐる問題では昔にも性加害こそなかったがハラスメント案件はあったではないか。厳正な処分だけでよいのか。
A(学校教育部長).生徒へのケアはしている。校長会を通じて再発防止を喚起している。
Q.真相究明をきっちりやる必要があるのではないか。手遅れにならないかと心配している。
部活動でおきたことについて(いくつかのハラスメント・ガイドラインの逸脱を例示して)適切と考えるか。
A(学校教育部長).背景や理由を問わず不適切である。申し訳なく思っている。
Q.退部者に対して「もう何も成し遂げられない人間になるぞ」という言葉が投げかけられた。
A(学校教育部長).不適切である。
Q.一連のことに管理職や同僚たちは何をしていたのか。
A(学校教育部長).教員のなかでの自浄作用が必要だったと思う。
Q.一方で現場にも同情するところもある。部活動で全国的に高名になったことで、地域や保護者や政治家が功績を称え、そこで起きている不適切な事象にブレーキを学校だけで掛けられたのか。学校の政治的立場を失うことになる可能性もある。そういうときこそ現場から距離のある教育委員会がブレーキを掛けなくてはならないと思う。にもかからず厳重に注意するに留まり、転勤させるなどして、子どもとの関係性をはがさなかったでしょ。
A(教育長).逮捕事案はあってはならないと思う。部活動の指導で行きすぎるときに校長として厳しく指導したが、保護者や生徒から戻してほしいという声に適切な判断がでなかったと反省している。教育委員会としても対処したが、実績もあるということでバイアスがあったことは否定できない。部活動の実績が上がるにしたがってカリスマになり、独立王国みたいにしてしまったこと、振り返ってみれば歯止めがかけらなかったことに責任を感じている。
Q.相談体制はどうしたのか。
A(学校教育部長).さわやか相談室、子ども相談室、庁内で受け付けた。当初は子ども相談室から相談員を派遣して随時相談に乗った。当該の部活動には子ども1人ひとりに相談活動をした。
Q.それぞれが頑張ったと思いますが、日常の身内の相談機関だけで十分だったのか。部活動のなかでは子どもたちの心まで呪縛していた当該教員の呪縛に堪えてきたし尊敬もしてきた。それが一気に犯罪者として認識しなくてはならない状況に、専門性の高い心理士の派遣要請が必要だったのではないか。
A(学校教育部長).緊急でまずはやらせてもらった。
Q.逮捕以外の当該教員による不法行為について相談を受け付けたと思いますが、その状況は。
A(学校教育部長).こちらの方に届いているものはありません。
Q.教育委員会に届いていないことをどう受け止めているのか。
A(学校教育部長).性的な部分があったりするのではなさいないというのが事実でありますが、どれだけ捉えられるかが課題。
Q.身内だけの内部調査だけで真相究明や再発防止に向けて何をしようとしているのか。
A(学校教育部長).検証についてはまだ述べることができませんが、この問題に関しては一個人の問題というよりは組織体として同僚のなかで言えない雰囲気、部活動のあり方、保護者の関係性が絡みあっている。多角的な面から分析していくことが必要。検証はある程度のところでやりたいが、まずはできることに全力を尽くしたい。
Q.時間が経過したらわからなくなる。多角的という話があるが、構造的な問題なら有識者を交えての検証が必要。今は内部の話ばかりではないか。中の論理に呑み込まれますよね。有識者をさがさなくてよいのですか。
A(学校教育部長).外部を入れての検証については検討したい。
Q.当該教員はどういう扱いになっているのか。
A(学校教育部長).一般的な欠勤になっている。
Q.現に授業ができなくなっている不可抗力のなかで代替教員の確保の仕組みはないのか。
A(学校教育部長).つけてもよいという判断から人を探してもらって12月1日についた。
Q.容疑となった教員は在籍教員としてカウントされるのか。
A(学校教育部長).在籍教員として扱い、代替教員は加配となっている。
Q.逮捕されて現にいない職員に代替教員が必要と判断するのにそんなに時間がかかるものか。留置場から教壇に立たせるわけにもいかず、事実上の欠員にもかかわらず、ありがたがらせて加配なんて、教員社会の論理でしかない。子ども不在ですね。
ヒヤリハットをどう捉えてきたのか。
A(学校教育部長).反省材料としている。
Q.子どもの権利擁護機関を作ろうという利根川議員への答弁がありましたが、どのような部署に作ることを想定しているのか。
A(市長).子ども未来課か人権庶務課を想定している。内容やん医はこれから検討して詰めていきたい。人員は弁護士などを配置して第三者の目が入るようにしたい。
Q.範囲があるので、子どもの権利条例か子どもへの暴力防止条例が必要ではないか。
A(市長).現時点では考えていないが、子どもたちが気軽に相談できる場として作らなくてはならないと考えている。
Q.前に進めていただきたいが、子ども健康部に関して、昨年人権問題を起こしている。過去の問題の整理が必要ではないか。
A(子ども健康部長).担当の意識の持ち方については、人権に対する研修を受けるなど必要だったと思うので務めているところ。今回の件で所管になったときには子どもの権利など人権が大前提。
Q.市役所全体として人権意識に課題があると認識している。悪代官を追い払ったらまた別の悪代官が来たという時代劇みたいなことにならないようにすることが大切。
学校での人権教育を徹底していくべきではないか。
A(学校教育部長).そういうものに力を入れていきたいと思っている。
私:具体的にお願いしたい。子どもどうしのいじめ、親子関係も、人権という視点の補助線で解決をすることになる。

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2023.12.25

12/25 きょう午後後半、4期目の初質問をします~朝霞市議会一般質問

2023_4t_kurokawa議員が自らの持ち寄った課題を質問する「市政に関する一般質問」、22日から3日間の日程で始まっています。
きょうは25日は2日目、午後後半(14~15時頃開始とみられます)、私の質問時間となります。

一問一答方式で質問時間のみ(片道)60分の持ち時間のなかで、教育逮捕事件や部活動の外部指導者の広がりに関する課題を中心に取り上げ、その他この3ヵ月で気づいた交通や公共施設、国民健康保険税の課題などを質していきます。

質問通告した項目
1.教員逮捕事件について
2.学校部活動の改革
3.公共交通の課題
4.駅前のあり方
5.諸計画の策定
6.公共施設等マネジメント実施計画の件
7.会計年度任用職員
8.開票所の治安維持
9.国民健康保険税の今後

議場の傍聴もありがたいですし、youtubeでも中継・録画公開しておりますので、聞いていただけたらありがたいです。

なお、ご案内が遅れました。今期市議会の「市政に関する一般質問」の質問順と各議員の通告書です。
質問順
・朝霞市議会「一般質問の日別割り振りを更新しました」
22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原

各議員の質問内容
・2023年第4回定例会市政に関する一般質問通告一覧表(pdf)

●ここでご紹介した菅源太郎さんが、昨日の武蔵野市議補選で当選したとの報せがありました。よかったと思います。
今回、PTAや保護者としての活動を通じての内在的な立候補動機、政策の訴えがあり、今まで苦労してきた人生のなかで良かったと思っております。
同時に行われた市長選と、市長立候補者の後継候補が想定外の落選をしたなか、重苦しい当選だと思います。心中察するところです。
政治の変革期が始まっているのでしょう。そういう時期には、平時では有効な敵をつくらない構図より、明確な旗印がある候補者が有利なのではないか、とも見ました。

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2023.12.21

12/20 学校部活動の課題など、一般質問にエントリしています~25日午後

改選の新議会、12月定例会は、議会内の調整ごと以外に市長提出議案がないようです。先に国の予算による7万円給付の補正予算を通しましたが、その他の国の交付金案件、やらなくてよいのでしょうか。
次は3月定例会です。3月下旬に議決して、31日までに支出の根拠となる納品的な事実を作り上げることができるのでしょうか。
また、最近多用されていますが、即日採決を要求される議案など、十分な内容審議ができず、また後から気づくことばかりなので、もってのほかです。

そのなかで、新議会の12月議会で議論される政策的な話は、議員がそれぞれ持ち込む、「市政に関する一般質問」だけです。
12月22日、26日、27日の3日間設定され、以下のような順番、日割りになっています。議長を除く23議員のうち18人がエントリしている状況です。

22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原

私は25日の時間からいって14時~15時に始まり、今回項目が多いので90~120分間になる見込みです。
質問事項としては、
1.教員逮捕事件について
2.学校部活動の改革
3.公共交通の課題
4.駅前のあり方
5.諸計画の策定
6.公共施設等マネジメント実施計画の件
7.会計年度任用職員
8.開票所の治安維持
9.国民健康保険税の今後
の大項目で、少し多めです。

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2023.12.19

12/18② 任期初日・市議会の体制づくりが終わりました

18日の初議会の続報です。任期最初の18日、改選後の市議会の体制づくりを行いました。

まず私のことが先で恐縮ですが、
所属委員会は引き続き建設常任委員会、議会の役職としては議会だより編集委員会の委員長を引き受けることになりました。会派「立憲・歩みの会」の代表として会派間交渉に出席することになります。
消防など、四市で共同事業をする朝霞地区一部事務組合の議員に12年ぶりに就任することになりました。
議席の位置、控室の位置は変更ありません。
一般質問をエントリし、25日14~15時スタートとなりそうです。

18日の議事を追ってご報告します。議員名の多くを敬称略としたのはご容赦ください。
●議長選挙は、公明党の岡崎議員、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
岡崎 12票(公明党+進政会+1)
福川 11票(立憲歩みの会+あさか未来+1)
石川 1票
という結果で、岡崎議員が議長に就任しました。

●副議長選挙は、あさか未来の福川議員、共産党の石川議員が立候補し、
福川 23票
石川 1票
という結果で、福川議員が副議長に就任しました。

●一般質問は18日17時締切までに、18議員がエントリし、初議会の特例による抽選の結果、以下の順番になりました。
22日9:00~ 石川,西,小池,権,兼本,飯倉,遠藤,渡部
25日9:00~ 利根川,高堀,田辺,黒川,増田
26日9:00~ 宮林,本田,外山,駒牧,田原

●各議員の所属委員会と、委員長、副委員長は以下のとおり決まりました。

  立憲・
歩みの会
あさか
未来
進政会 公明党 無会派
議席数(24議席) 2人 8人 6人 5人 3人
総務常任委員会
6人
  ◎田原
飯倉
野本
○陶山
利根川
岡崎
 
建設常任委員会
6人
黒川 福川
○兼本
石原
◎遠藤  
教育環境常任委員会
6人
  ◎小池
○高堀
獅子倉 駒牧 田辺
外山
民生常任委員会
6人
本田 西
渡部
○増田 ◎宮林 石川
議会運営委員会
8人
本田 ○田原
小池
兼本
石原
野本
◎利根川
遠藤
(田辺)
(石川)
(外山)
議会だより編集委員会
7人
◎黒川 西 増田 ○宮林 田辺
外山
石川
会派代表者
(議長による会派代表者会議の招聘対象)
黒川 田原 野本 利根川 (田辺)
(石川)
(外山)

◎委員長 ○副委員長 カッコ内はオブザーバー

●広域自治体・朝霞地区一部事務組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),石原(進政会),黒川(立憲歩みの会),宮林(公明党),飯倉(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は消防,し尿処理,知的障害者入所施設,新たに建設される予定の火葬場の運営を、朝霞,志木,新座,和光の四市で運営する広域自治体です。

●広域自治体・朝霞和光資源循環組合の議員(5人)には、
岡崎(議長枠),田辺(無会派),遠藤(公明),小池(あさか未来),高堀(あさか未来)
が選出されています。
この一部事務組合は2030年頃に稼働開始する朝霞市,和光市の共同のごみ処理施設の運営をする広域自治体です。

●広域自治体・埼玉県都市ボートレース企業団議会の議員(1人)には、
野本(進政会)
が選出されています。
この一部事務組合は戸田競艇場の半分の開催を県内自治体で共同して行う広域自治体です。

●広域自治体の議員選挙は、前任期は少数派に不利になっていることから議長別枠をどのように扱うかで議論になりました。
この4年間は、引き続き議長別枠1人は外数として勘定し、残り、4人×2組合+1人×1組合の合計9人枠を各会派の構成人数によっておおよそ公平に割り振る調整を行っています。その結果、前半2年間であさか未来が3,進政会が2,公明党が2,立憲歩みの会が1,無会派が1となるような数字で割振りが行われました。この4年間はその扱いでいきます。
今回はこれでおさまりが良く終わりましたが、大会派から議長が就任しやすいことから、次回改選後も、広域自治体の議員枠は、議長を会派の内数として扱うことを求めていきます。

●会派代表者会議では、議員から選ぶ監査委員についても議論が行われました。
監査委員は行政運営の適正さを確保するための職です。そのうち1人は議員から選ぶことになっていますが、これまでは、市長が一方的に任命した議員を議案として提出され、市議会が同意してきました(水面下で根回しはあったのでしょうが、私には事前にこの人をという打診は来たことがありません)。
地方自治法では市長が任命権があるものの、市長のすることを監視すべき職を市長が議会から一本釣りする人事は、行政を監査する監査委員制度の趣旨や、他市の運用などを比較すると良くないと思い、制度運用の問題として2019年、2021年の改選では、市長の任命提案に私は反対してきました。
今回、あさか未来の田原議員が、監査委員制度の目的からは議員から選ぶ監査委員を会派間で公式に協議して推挙していくべきではないか、という提起がありました。私も同様の問題意識から賛同し選び方を協議しました。
他会派も同意し、監査委員候補は市議会会派代表者会議の協議の結果として推挙し、議長が任命権のある市長に伝えることとしました。協議の結果、石原議員を推挙することとしました。
議員から選ぶ監査委員の建て付けの悪さは、地方議会のあり方として議論になっているものです。元々は住民の代表機関である地方議会が市民から人選していたものですが、1943年の地方自治制度の改正で行政自らが選任する制度に変わり、戦後の民主化で、監査委員を議会承認人事とすることと、議員からも選ぶ制度に変わった経緯があります。本来のあり方からすると中途半端な制度ゆえの矛盾や運営上の工夫が必要な制度です。

●議員の住所は、pdfでの議員名簿は公開することが継続することとなりました。政党所属が正直に表記されていないので「所属政党」という欄が実態を表さないので「党派」という欄とし、さらに市議会議員としては所属会派が重要として、会派名を付記することになりました。
一方、議会HPに直接公開している議員名簿に関して、おおよその住所だけの表記にできる選択肢を設けました。

●昔の議会運営委員の選出基準に、会派がなくても「ただし、国会に議席を有しており、全国的な組織を持ち、国民に認知された政党は、構成議員数が1人でも委員を選出する」という条件があり、2000年6月に削除されています。それを復活を求める声がありましたが、今回は認めることにはなりませんでした。
私も、地域政党の所属議員や他の無会派議員と比較して、国政政党所属議員だけを優位に扱うのはおかしいとして、反対をしました。大選挙区制の今の市議会議員選挙の仕組みのもと、1人会派として拒否権を容認する例外を認めていくと、都下某市議会のように合意形成する力より遠心力が働きます。
現在も朝霞市議会では、議会運営委員会や会派代表者会議にも無会派議員を1人ずつ招聘しており、ほとんどの問題を全会一致で処理しているので、正規委員とほぼ同等の実態があります。
調べてみると、1992年に議会運営委員会の選出基準を決めたときに、民社党の小南議員が該当し、廃止された直近では1999年市議選で日本社会党の八巻議員が引退しています。

●その他議席の位置、控室の割振りを決めています。

●人事に関して議長選からガチンコの対決になることが予測されていたので、その他人事でも対決型になり長時間議会になることを想像していましたが、かえって緊張感で短くすることができたように思います。また、長老議員と新人議員ばかりで、議会役職を任ぜられる2期~5期の中堅世代の議員が少なかったことで、調整しようがないところもあったと思います。

●速報していくはずでしたが、場面展開が多くて、なかなか情報発信できなかったことをお詫び申し上げます。

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2023.12.18

12/18① 本日から新議会が始まります~朝霞市議会

18日になりました。きょうから新任期です。私は4期目に入ります。2027年12月17日までが任期になります。

朝霞市議会、そうあるべきなのですが、律儀に任期最初が日曜日であろうが招集かけらます。議長選出他、議会の体制づくりを行います。
二元代表制という考え方から言えば、任期が始まっているのに議長が決まらないということは、議会としてスキがある状態なので、私はこの慣習は好ましいと思っています。

きょうは、議長選、会期の決定、議席の確定、副議長選、常任委員の指名、議会運営委員の指名、各委員会の委員長の選出、広域自治体である一部事務組合に送り出す3団体計11人の議員の選挙という流れになります。
その他、控室の部屋割り、附属機関委員の決定など本会議で諮らない様々なことも決定します。
それらを単純多数決で力で押し切って決めるのは乱暴なことから、会派間交渉と調整、それを確定させる会派代表者会議が本会議を停め何度も入ります。
夕方には、一般質問

スタートは9時、15分ほどで議長選挙を議題とします、と宣告されて休憩に入り、全員協議会に場面転回して、議長選の立候補者のエントリと所信表明(法律上不要ですが、何をしたい誰だかわからない人を選ぶ不透明さをなくすために2011年議長選から立候補させる慣習を入れています)、続く休憩中に会派の代表者が集められ最初の議会人事・庶務の調整課題を示され、休憩が終わり議長選の投開票が行われ、また休憩に入り、という感じで休憩、再開が繰り返されます。

●2019年12月18日の議会までは、4年に一回のこの日に、義務である市長、副市長、教育長のほか、全部長も出席していました。答弁する機会もなく、いつ開いたり閉じたりするかもわからず、他の仕事もできなくなることから、議会人事の審議に部長級の出席は不要と提案し、2023年9月の会派代表者会議で、議会対応を行う総務部長以外の部長級の出席を求めないことになりました。

●夕方には、今議会の一般質問のエントリが提出され、今週後半から来週に想定される新議会の議員の抱える課題が質問として示されます。youtubeで中継がありますので、投票した議員、投票しようか迷った議員がどのようなことを聞いているのか、ご覧ください。

●議会日程、議長選の結果など断続的にいろいろなことが決まります。時間が作れるときに続報を発信したいと思います。

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12/17 武蔵野市議補選・菅源太郎さん応援

武蔵野市長の辞職による選挙、それに立候補する市議2人の辞職による玉突きで、武蔵野市では24日投票の市議補選がスタートしました。2000年からの友人である菅源太郎さんが立候補しているので、応援に行ってまいりました。

初めてお目にかかった頃は、政治青年で国政ばかりに関心がありました。あえて地方の選挙区で2度、国政をめざされ、苦杯をなめてきました。今回、市議会という基礎的なコミュニティーでの政治に手を挙げ、同じ基礎自治体の課題が取り組めるということでは、友人として諸手を挙げて応援しています。
子育ては私の方が先行し、子育てでドタバタしている私を見て「よくやっているなぁ」という感じでしたが、ご自身も2010年に結婚され、今では子どもを育てていくなかで、私以上のお父さんとしての活躍しています。PTAや学童保育の保護者会の役員をされるなかで、保護者としての肌感覚が今回の選挙での訴えに全開しています。
補欠選挙で被選挙数が2人と小さい中で、有力候補3人、全候補数6人という激戦ですが、ぜひ当選してほしいと思っております。

●武蔵野市の選挙は、朝霞市と対極の文化だなぁと感じることが多くあります。住民に選挙への忌避感がなく、誰が誰を応援しているか旗色が鮮明です。誰を応援しようが、あまり不利にならないで地域社会に生きられるのでしょう。
ポスターや拡声器の多さでいうと、武蔵野市の方が強いです。そこから聞こえてくる内容は、連呼より政策です。
いろいろ学びますが、取り入れられないこともあるなぁ、と思いながら見てきました。

●18日から議会なので、応援は17日だけとなります。後ろ髪引かれますが、ここから9日間は朝霞市のために時間を全部さきます。

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2023.12.16

12/15 会派「立憲・歩みの会」を継続します~新議会に向けて

32830_015日午前、市議会会派「立憲・歩みの会」現任期最後の団会議を行いました。
当面の日程、住民相談の対応、市の政策の動きなどを確認し、新任期に向けての課題を話し合いました。
そのなかで、新任期も本田まきこ議員と市議会内の政党ともいえる会派は「立憲・歩みの会」を継続し、「人間の安全保障」が求める自治体施策を推進する活動を続けます。会派としてめざす社会を記した「綱領」も内容にはわたらない文言修正を合意し、修正しています。
新議会の体制を決める18日の会派間協議では、市議会の権限強化や、公正な議会慣習の改善を求めていくことも確認しました。

●いろいろな議員の情報を総合すると朝霞市議会の会派は以下の通りになったようです(敬称略)。
あさか未来 8議席 福川,田原,小池,飯倉,西,兼本,渡辺,高堀
進政会 6議席 石原,野本,増田,権,獅子倉,陶山
公明党 5議席 利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
立憲・歩みの会 2議席 黒川,本田
無会派 3議席 田辺(社民推薦),石川(共産党),外山(つばさの党)

●会派が人事のためだけの仲良し集団であってもよいですが、市民にはわかりにくいものです。私たちは国政政党の単位で結成しておらず、政党の綱領で目標を指し示すことができませんので、2019年に結成するときに、以下の10か条のめざす社会・行動原則を示した綱領を決めています。
朝霞市議会会派 立憲・歩みの会 綱領
1.当会派は、朝霞市で、日本国憲法が目的とする開かれた民主主義と公正な市政運営をさらに向上させ、市民の不幸を最小化し、市民の自由を高めることを目的に結成します。
2.当会派は、情報公開、当事者参加、市民参画、公正な手続を前提とした市政運営の向上に取り組みます。
3.当会派は、前条の目的と市民福祉の向上を目的に、二元代表制の一つの代表機関として機能する朝霞市議会の議会改革を積極的に推進します。
4.当会派は、基本的人権が尊重される社会を構築し、基本的人権が調和する朝霞市の行政運営を求め取り組みます。
5.当会派は、基本的人権の社会権を重視し、自己決定を支える基幹的な社会サービスの強化をめざし、取り組みます。
6.当会派は、教育の民主化と不合理な規制撤廃を進め、これからの世界に生きていくことを想像した人材育成に資する提言に取り組みます。
7.当会派は、原子力発電の利用をできるだけ早い時期に停止することを求め、取り組みます。
8.当会派は、都市計画、土地利用、住宅政策を抜本的に見直し、市民福祉の向上をめざす取り組みをします。
9.当会派は、地域の経済的格差はじめ格差社会の問題の解消に取り組みます。
10.当会派は、構成員が政策研究活動に取り組むこととし、政務活動費もそのために使用します。」
2019年の綱領決定時にはですます調の不揃いなところがあり、15日の団会議で修正いたしました。

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2023.12.14

12/13 新議会に招かれました

現議長から11日付「市議会定例会招集について」という文書が届きました。新議員として出席せよ、という通知です。

12月18日9時に招集、新議員によって始まります。この議会を、初議会と呼びます。議長も何も決まっていない、議員対等原則の混沌から、古事記でしずくを垂らして島が形成されたり、キリスト教の創世記の7日間のような、初期動作を始めます。このあたり、会社的組織に慣れ親しんでいる普通の日本人にはなかなか馴染めない状態です。

届いた文書で議事として通知されているのは、
1.議長選挙について
2.副議長選挙について
3.各常任委員の選任について
4.議会運営委員の選任について
5.朝霞地区一部事務組合議員の選挙について
6.朝霞和光資源循環組合議会議員の選挙について
7.埼玉県都市ボートレース企業団議会議員の選挙について
が示されています。

このほか、議席の指定、会議の日程、議事録署名人の指定など諸議題も加わります。
また本会議に諮られないなかでは、控室の指定、議会だより編集委員の決定などもあります。
議員説明会でも示されたとおり、当日の議事運営を決める会派代表者会議の結果によって、18日中に一般質問の通告締切が行われ、初議会に限り締切直後の事務局の抽選で質問順番が決まります。

●上司も部下もいない議会のなかで、人事案件は全議員が「しょうがないか」と納得するように組み立てなくてはなりません。そのため、上記7つの人事の下準備が終わるまで、何度も本会議を開会したり閉会したりしながら、公正な配分、という前提をふまえながら、会派の代表者で人事の調整を行っていきます。

●今回の初議会から、議会人事案件を協議中の本会議に、総務部長以外の部長出席を免除する申し合わせをしています。
人事議案を扱っているときには、議員や会派の間での協議次第で再開したり休憩したりを繰り返す必要があります。そのたびに、部長級職員が議事に無関係にもかかわらず出席したり退席したりを繰り返します。また本会議の様子はインターネット中継もそれています。
議事に必要ないのに出席を求めるのは非効率という理由で私が提言し、何度かの協議ののちすべての会派が同意してくれました。

●他自治体の議会は、任期が始まってもしばらく議会が開かれないところもありますが、朝霞市議会は厳密で、選挙後の新任期の初日(12月18日)が日曜日であっても集められ、そこで議長を確定します。初当選の2011年は日曜日でした。
空白期間に議会で決めるべきことが起きる可能性があることを考えれば、議会が機能し続けるためには、よい運用だと思っています。

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2023.12.11

12/10 新議会をめぐる動きを伝えました

10日の昼間、朝霞駅東口、南口、朝霞台駅南口、北朝霞イイダ前で、本田議員とともに会派の街頭宣伝を行いました。
内容は、会派継続のご報告と、新議会の会派結成をめぐる動きをお伝えしました。

話の内容としては以下のとおりです。
・8日に市議会会派の立憲歩みの会としての団会議を行い、会派継続の意思確認と、会派の理念にあたる綱領、会派の紀律にあたる規約の再確認を行ったこと。
・市議会の保守系会派は、現状維持派の進政会が6人、改革派のあさか未来が8人で結成し、変革志向の改革派が10議席、現体制擁護派が11議席と拮抗している伯仲状態になること、そのなかで市民が政策の議論をリードできる機会が出てきていること。
・市議会からの市政改革のなかで、私たち立憲歩みの会は、政策改革のエンジンのなかでは、大きな燃焼室になれなかった、今も発火プラグのような存在であること。
・荒れた市議選に、真面目な議論で対置していきたいこと。

●せっかく選挙が終わったのに騒々しいかなぁ、と思いましたが、朝霞駅周辺では本田さんの選挙ブースト(選挙結果がさらに支持を上げていく様子)を感じましたし、朝霞台駅周辺では、私の政治的生存にほっとしている有権者にたくさん出会えました。

●終了後事務所撤収作業を始めました。明日返却です。

●故障した拡声器の代替機が到着しました。選挙期間中は、参院奈良選挙区で立候補した猪奥美里さんから拝借して乗り切れました。感謝しています。

 

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2023.12.10

12/10 臨時事務所を閉じます

本日をもって選挙事務所にもいたしました、朝霞市三原の線路沿いのくろかわしげる後援会臨時事務所を閉鎖します。
昨晩は、事務所お別れ会を開きました。運動員や、他陣営の参謀もお見えになり、激励をいただくなかで、今後の方向性も話す機会をいただきました。
今後の日常活動は、自宅と議会控室を拠点に引き続き行います。
2ヵ月の間、事務所運営に協力してくださった方々、近隣店舗のみなさまには感謝申し上げます。

選挙が終わってからの日々です。
4日11:00~当選証書交付式が行われ、当選証書を受領した他、議員個人にまつわる諸届けをしています。
5日 本田議員と、連合加盟産業別労組の一部にあいさつ回りをいたしました。優先度では市民が先とは思いますが、遠方の組合もあるので行けるときに行くということで参りました。
6日 臨時議会がありました。ブログの記事にしています。
7日 議会事務局から議会説明会がありました。すでに承知のこともありましたが、改めて仕事のルールの再点検に拝聴しました。石川、田辺議員は欠席されていました。午後は、総評OBOG会の学習会があり、労働問題に取り組んでこられた熊沢誠先生の話を聞くことができました。労働問題が政治依存で解決されていないか、職場でのラディカルな「産業民主主義」として労使関係が形成されていないのではないか、と戦後労働運動の問題点をバシバシ指摘されていました。高齢な先生なのに問題点の指摘は新鮮です。
8日 諸打ち合わせ、午後は会派の団会議を開きました。会派の団会議では、会派のあり方と18日からの議会対応を協議しました。
綱領・規約の再点検をしました。規約に関しては2019年に決めたものの内容が引き続き適切としました。綱領も内容に問題はないものの、ですます調に統一されていない点があり文言修正することとして、次回の団会議で正式に決定します。
議会対応のことでは、議長経験者中心の当選6回以上のベテランが7人、新人~2期が13人という議会構成のなかで、当選3~5回の中堅議員が4人しかおらず、議会の役職の分担などから、十分な議論ができるバッターを確保できるのか議論になりました。また、これまで革新系に議会の役職を与えないことをしてきた朝霞市議会として、議会を回すためだけにでもそれでは立ちゆかない状況になったことも共有しました。市議選での共産党の自滅的な候補絞り込みの結果、4つの常任委員会に十分な議論ができるバッターを配置できるのかも課題になりました。
夕方、連合朝霞・東入間地協の幹事会があり、当選あいさつを本田議員としてまいりました。
新座市議選で国民民主党の山口歩候補予定者、衆院選の埼玉8区で立憲民主党の市来ともこ候補予定者の推薦決定がされ、ごあいさつをいただきました。市来さんは旧知の友人で、近くで活躍をされることを楽しみにしています。
9日 午前中川越高校後援会役員としてPT会(PTA)の役員選出の方法の確認作業、午後事務所の片付けし、夕方から事務所お別れ会を開きました。

●この間、市議会の会派結成の情報が入っています。あさか未来に8人の議員が、ということはお伝えしましたが、市長直系の会派・進政会も6人で結成することになったようです。これで4会派21議席の会派構成がまとまってきました。
あさか未来(8)福川,田原,小池,飯倉,西,兼本,高堀,渡辺
進政会(6)石原,野本,増田,権,獅子倉,陶山
公明党(5)利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
立憲歩みの会(2)黒川,本田
現時点で会派をどのようにするのかまだ情報がないのは、田辺,石川,外山の3議員です。

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2023.12.07

12/6 困っている人は困っているけれどもそれでよいか~市議会臨時議会

6日9:00~朝霞市議会臨時議会がありました。岸田政権が住民税非課税世帯に7万円を給付する補正予算を提案、11月30日に国会を通過し、政府からも自治体に年内給付をめざせ、と「通知」されていることを受け、年内給付のためならと、開かれた市議会です。

臨時議会では、一般会計補正予算(第4号)として、1万1000世帯に7万、事務費込みで約8億円の支出に、全額国庫補助金が歳入となる内容が提案されました。
これに対する質疑者は、田辺議員、石川議員、外山議員、大橋議員、本田議員、黒川、田原議員の7人でした。
その答弁内容からは、10月の非課税世帯3万円給付の対象者には12月27日口座振り込みで送金する予定、その後の振込先変更がある人は18日まで訂正を求めること、口座番号がわからない人には2月末まで受け付け、3月末までに支払をすること、銀行口座のない住民には職員立ち会いのもと現金支払をすること、などが確認されています。

採決の結果、可決していますが、私ども「立憲歩みの会」2議員は、防衛予算確保の玉突きで赤字国債が原資であること、4万円の所得税減税との組み合わせがわかりにくい手法であり混乱を招くことなどから、全会一致で可決すべきではないとして反対としました。
討論者 本田(反対),野本(賛成),大橋(賛成)
採決の結果
賛成:20 あさか未来,公明党,進政会,共産党,無所属クラブ
反対:2 立憲歩みの会

●報道では、さらに住民税非課税世帯の子育て家庭に5万円を給付するという話が飛び込み、こういう場当たり的な現金バラマキでよいのか、疑問ばかりです。先日、朝霞市の子ども子育て会議でも、この話がくすぶっている段階で、子育て世代のためといってバラマキをやるけれども結果としてそれは赤字国債なら子どもの未来を苦しめるだけではないか、という委員の発言があったそうで、むしろ不安感や将来に対する不透明感を強めてしまっているのではないかと思います。

●朝霞市7万世帯に住民税非課税世帯が1万1000世帯もあるということですが、大半が年金生活者で、税の年金控除を使うと、住民税非課税世帯に該当してくるという方の割合が高いと思われます。現役世代で住民税非課税世帯として暮らしていくのには、持ち家でもなければ相当な困難があるのではないかと思われます。

●物価高騰は、物やサービスに対してお金がだぶついているから発生しています。物価高騰で儲かっている分野からの税収を確保せず赤字国債で給付金を出せば、市中に流れるお金を増やしむしろますます物価高騰を誘発する環境を作ってしまいます。「国民が困っているから政府が身銭を切る」という美談・義務感で何もかも政策を進めていくのがよいのか、立ち止まって考える必要があると思います。
通常、物価高騰の対策は、お金のだぶつきを回収する緊縮財政政策が取られるものです。そうした緊縮財政政策を回避するなら、物価高騰に連動した賃金上昇や税収増がなければ、どこかで誰かがお金をだぶつかせているわけで、それを政府が代わりに払うのではなく、そこにお金を吐き出させる政策が必要なはずです。

●臨時議会終了後、議会だより編集委員会、議員会役員会に役として出席。これで2019年改選の議会任務は天変地異でもなければ終了です。また会派として、今後の方向性を打ち合わせいたしました。引き続き立憲民主党所属の本田議員と「立憲歩みの会」という会派を組む方向を確認しています。本田議員の足を引っ張るのではないかと、思うところもあります。また、他会派の交渉も増えるなかで、どのように向き合うべきか基本原則を確認しました。
18日の初議会から、新任期の開始となります。

●先の市議選の得票の大幅減について、多くの方からご心配いただきました。支持者の自然減や運動の弱点を原因とした減少分を上回る減りについて理解しきれず悩み続けてきました。多くの議員他から、他候補に関連する同姓の活動家が、youtubeを舞台に炎上狙いの活動を市内の駅頭で展開して、そのイメージダウンをかぶって票が溶けたのではないか、という指摘、証言をいくつもいただきました。他責的な結論はいやですし、いろいろ考えましたが、残余の理由がそれしか考えられません。選挙中たまたま遭遇した公明党の元議員からも「何が何でも生き残りなさい」という忠告がありました。他候補の方が私から離れた票が見えやすかったのではないかと思います。情報提供に感謝しています。呆れて「黒川」という名前を忌避した票ですから、溶けてしまった500票を次の4年で挽回する自信は失っているところです。信用第一の仕事だなと痛感しています。
ただ臨時議会で落選したり引退した議員たちと同席する前で、いただいた議席は大事にすべきものと恐縮しました。4年間の議会活動、それにともなう広報等の政治活動は引き続き精一杯取り組んでいきます。

●議案質疑の際、議長が私を指名する際、「外山さん、失礼黒川さん」と言い間違える場面がありました。私は上記のような事情があったので議長も「そう間違えられましたか」と冒頭申し上げました。うっかりの勘違いとは存じていましたが、議長からは後ほど丁重なお詫びをいただきました。それくらい、混同されていたんだと改めて自覚しました。昼食中にも、息せき切ったような女性から、参政党の街頭宣伝活動に対処しろ、という電話がかかってきて、わけわからないのでどなたにお掛けかと問いましたら「つばさの党の黒川さんではないのですか」と言われました。

●週明け月曜日の朝、朝霞台駅に立った後から不特定多数の方々の前に出ると震えが出ています。いろいろ報告しなければならないこと、遅れてしまうことをお詫び申し上げます。

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2023.12.05

12/5 当選証書を受け取り日常の活動へ

5日11:00~朝霞市役所で、選挙管理委員会に呼び出され、当選証書授与式が行われ、証書を受領しました。式終了後、連絡先の確認、議事制度の説明会の連絡など、いくつかの事務手続きをして終了しました。

午後、図書館友の会の定例会に出席。新たな会員志願者が来て、会としてどのような活動をしているのか、ということを整理して伝えました。
・図書館利用者のニーズや声を専門的な市民活動団体として課題を整理して運営者に伝える
・図書館まつりの中心イベントを検討する
・他の図書館の見学会を主催する
・通信を発行して図書館を考える市民の声を伝える
次回通信の記事内容を確認して、終了しました。もっと活発な団体であれば図書館関連団体の結節点とか言えるのでしょうが、現時点ではそうした機能は図書館事務局に依存しており、図書館を利用する並列的な団体の一つです。

夕方、臨時議会の議案の調査を提案部署を呼び行いました。1日の議会運営委員会では、市議会のルールで「全体会議」と位置づけられたので、質疑の事前通告はありませんが、中身を確認する作業のなかで、当局側には質疑の内容は伝わったのではないかと思います。
簡単な打ち合わせでしたが、本田議員と意見交換して、今の「立憲歩みの会」は継続していく方向です。

開票日の翌日という落ち着かないなかでも、日常の活動に復帰しています。

●ご案内し忘れましたが、住民税非課税世帯への7万円給付を議案とする臨時議会が6日9:00~開かれます。これは前任期中なので、選挙で選ばれる前の市議会議員が出席します。
天変地異によるさらなる緊急の臨時議会でもなければ、佐久間議員、斎藤議員、山口議員、獅子倉千代子議員、須田議員、柏谷議員、原田議員と議場で一緒にするのは最後の機会となります。

●地方自治制度で、選挙管理委員会の位置づけは独特です。
選挙が、有権者の自治的に行われるタテマエで、行政職員の長である市長に指名権限がなく、市民の代表機関である議会にあります。選出条件も同一政党に所属している人を過半数選んではならないとなっており、政党や会派から委員が選ばれることが想定されています。
市長も議員も対等とあからさまに意識されるのは、選挙管理委員のいる選挙管理委員会の前だけです。当選証書授与式での市長あいさつも、そこを意識して言葉を選んでおりました。
もともとは監査委員会も同様の成り立ちでしたが、1943年の自治制度の改正で、首長指名の制度に変わりました。

●市議会のなかには政党のような「会派」というものがあり、政策調整、人事配分はこの会派単位で行われます。
帰宅して同僚議員のフェイスブックを見ていたら、動きがありました。会派・あさか未来の新議会での構成メンバーで、福川,田原,小池,西,飯倉,兼本,渡辺,高堀の8人です。このメンバーでスタートすれば、最大会派になる見込みです。また外山議員はこの会派から外れることが読み取れます。
その他の保守で一人会派を望む議員がいなければ、6人で進政会となると見られます。
公明党は政党で単位を組みますので、そのまま5人で構成することになるはずです。
残る新議会での会派構成の不確定部分は、田辺,石川,外山の3議員のなかから、それぞれの立脚点を重視して一人会派でいくのか、便宜的な会派を組むのかのみです。

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2023.12.04

12/4 4選いたしました~朝霞市議会議員選挙

朝霞市議会議員選挙の開票が終わり4選いたしました。票は1479票から激減し、957票となり、23位、ギリギリの当選です。
統一選での勝敗の傾向から対策を打ってきましたが、それでこの結果なので、パーソナリティーに課題があるんのだろう、と改めて自分を見ています。

18日から新市議会です。議長選、副議長選、議会人事が終われば、議案の対応や一般質問が待ち構えており、きっちり仕事をしていきたいと思います。
いつもは詳細な選挙分析を書いてきましたが、少し頭を冷やしてから書きたいと思っています。

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2023.12.02

12/2 あすは投票日~朝霞市議選の選挙運動が終わりました。

407640825_3342379155908262_1487237657365選挙運動が終わりました。あす、投開票です。
私にしてはベタなこと書きますが、朝霞市民のみなさま「くろかわしげる」と投票してください
もうちょっと政党色がいるなら、もうちょっと保守なんだよね、とかいろいろ紹介したくなりますが、とにかく安心できていません。その理由の
一つは「黒川さんなら大丈夫でしょう」という声。定員が多い選挙区で大丈夫と言われることは、大丈夫じゃなさそうな候補に票が逃げます。確証のある票はそんなにありません。
一つは「黒川あつひこ」という人物の存在で、なさそうでありそうな姓で、彼のの品行方正の悪さが私のことと勘違いされています。
406470416_24238538142461442_342438458692一つは、街頭が荒れていたので、投票率が下がる可能性があります。
自分の実感では全然安心できない状況です。

きょうの最終演説(19:45事務所前)でもそこに触れました。
「市議選に当確なんてない。世論調査したところで、1サンプル変われば100票違う。誰が大丈夫なんて保障はありません」とお話をしました。

13418_0●19:45の最終演説では、まず運動員のみなさまの労を順にご案内しました。そして「本来は会派で議席を伸ばしたかったけど、候補者発掘が思うようにいかずに、全員当選しても議席を伸ばせないのは申し訳ない。あさか未来系の未来志向の会派と協調して、議会を新しくしていくしかないが、中堅世代が私しかいなくなってきているので、がんばるしかないと思っている。
選挙の混乱、それにともなう市民の選挙へのアレルギーを見ていると、危機的な状況の選挙だと思うが、それでも民主主義を前進させていくために努力するしかないと思っている。どうかお力を貸してほしい。
さらに、朝霞市の良いところは住みたい街ランキングに出るような街と違い、学歴などを比較されることもなく、肩ひじを張らずにほどよく生きられる街であり、そこに能力を開花させることができたらこんなに良い街はない。そこをこれから作り上げたい」
と申し上げました。

聞いていた我が子に感想を聞いたら「論理構成がぼくと一緒だった」と言われ、少し舞い上がっています。

●選挙運動外のことがありました。
1日、議会運営委員会が開かれ、6日に開く臨時市議会の議案の説明と議事の確定が行われました。それを傍聴してまいりました。
2日 午前中PTAの用務で三中校区ふれあいまつりの制服リサイクルの参加者の対応をいたしました。選挙期間中に大丈夫なの、とPTA会長、校長、教頭、穂坂衆議などに心配されましたが、土曜日の朝8時から拡声器でガンガンやるより、こうした作業に携わる方がwinwinじゃないかと思っています。

●32人の全候補者の内訳です。
立憲歩みの会(2) 黒川,本田
市長系保守・進政会系(8) 野本,石原,柏谷,すやま,ししくら,増田,すざき,ごん
是々非々系保守・あさか未来系(8) 福川,田原,小池,原田,西,飯倉,高堀,渡辺
公明党(5) 利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林
日本共産党(1) 石川
社民系(1) 田辺
その他(7) 外山,鈴木,兼本,山下,千野,浅川,掛川
※未確認情報ばかりなので、その他のうち市長系保守、是々非々系保守に属する議員が何人かいる可能性がありますことをお含みおきください。

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12/2 投票しないと事態は変わりません~朝霞市議会議員選挙

朝霞市の投票率は下がり続けています。1995年頃から投票者数はほとんど変わらないまま、人口だけが増えているなかで、投票率は低下しています。単純なことを言うと、1995年以降のマンション急増で増えている新・新住民がほとんど投票に行っていないということになります。国政選挙が低下傾向とはいえ、6割前後の投票率を維持し、全国平均をキープしていることと対照的です。政治は国政だけなのでしょうか。

朝霞市役所が変わらないと言われるのは、この層が投票しないし、候補者からも可視化されていないからではないかと見ています。
確かに今回の市議会議員選挙は駅頭を中心に荒れていますし、過去の市議会議員選挙も、何が争点なのか見えにくいと言われています。大選挙区制で平板な候補者群からはとても選べるシロモノではないという感じがしてしまうのはわからないでもないですが、それでもよりましな選択をしない限り、ましな議員が増えることはありません。
市議会議員選挙は大選挙区制の個人名投票ですから、有権者の99%が嫌っていても、1%の固着した支持者がいる市議会議員が誕生させることができます(この構造が悪趣味な宣伝をはびこらせる仕組みだとも感じています)。

私に投票してください、という思いは強いですが、その前に、みなさまにはまずは投票所に行って投票してほしいと思っています。

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12/1 電話かけに来訪した菅伸子さんの応援~朝霞市議会議員選挙

選挙運動期間になってしまうと、もう刷り物も作れませんし、今さら言うことを変えるということもないですし、有権者を晒すこともできませんので、ネットに挙げる記事がなくなってきます。自分も○○駅にいました、○○さんの応援を受けました、という記事になってしまいますが、ご容赦ください。

370323039_881077030469524_8500590378495028日、菅直人さんの配偶者であり、お茶の師匠の菅伸子さんが来訪、電話をかけたい、手伝うと言ってくれました。
街頭演説と、電話かけをしていただきました。今回は、電話架設にかかる費用が高いため、わが事務所では電話設置を断念していましたが、菅さんご自身で持ってこられた電話で私の議会報告の送付先から電話をかけていただきました。留守番電話に入っていてびっくりされた方もいたかと思います。ご容赦ください。

街頭演説で菅さんは私のことを「フェアにものを見られる人」と言われました。
自分のなかではいろいろな先入観や思い込みも渦巻いているのですが、過去の人生でそうしたものに振り回されて、議論をして失敗したことが何度もあり、できるだけ多角的にものごとを見るように注意しています。そのことを言われたのではないかと思います。
ただ多角的に見るからって、ああでもあり、こうでもあり、と何を言いたいんだかわからない話をしないように気をつけています。

405308559_307430472172351_23966986162821首長の写真入りの選挙ポスターには大変驚かれていて、議員たるもの自分で立って選挙しなければ、というようなことも話をしておりました。

●今回、首都圏とは限らず、自治体議員の仲間のみなさまが来訪して、応援に歩いてくれました。選挙カーに乗らないので、ほんとうに大変な思いをされたと思います。感謝しています。

●そのなかで仙台市議会議員のひぐちのりこさんのブログが私の運動の状況を書いてくれています。

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