« 11/18 選挙違反と類似品にご注意を~朝霞市の民主主義の荒れっぷり | トップページ | 11/20 朝霞市議選、立候補者は28~32人か~事前審査の経過発表 »

2023.11.21

11/20 市民が自ら望む地域社会を作れるために~政策シリーズ第5回

実際に豊かかどうかはともかく、日本は世界から見れば高度な先進国であり、それゆえの課題もたくさんあります。開発途上国のように不足しているものを埋め続けていれば社会に安心感や満足感が充足するということでもなく、QOLがあらゆる場面で問われる社会です。

民間企業が企画して対価として提供される有償サービスと、役所が公権力で一方的に提供する公共サービスだけで、そのQOLが充足されることはなく、市民の自発的な活動から、そのすき間を埋めたり、少数の人のための課題解決の取り組みが不可欠となっています。地域でその動きを起こすためには、人が集まる場所が確保できること、必要な人材が紹介されあう仕組みがあること、公費や民間経費、自助のすべての面で資金的な調達ができる社会環境がなければなりません。
その逆張りをやれば、地域に市民の自発的な活動は作られなくなります。場所が確保しにくい、人材が紹介されない・応募してこない、誰も財布を開けようとしない、ということになります。

私は朝霞市民はもはや画一的な行政サービスで課題解決できるような状況におかれておらず、地域に多様な問題可決の仕組みが、市民自らの手で開発されるような環境を作らないと、様々な困難や不満が放置されてしまいます。そうなると、池袋への近さとシティープロモーションだけで地域への満足感を自己確認するような街になってしまうと思います。その限りにおいては、宣伝費の浪費しか自治体の価値が見いだせなくなると思っています。

公共施設を借りやすく・適切な資源配分
 まずは人が集まれる場所が必要です。公民館や市民センターなどの貸し会議室の使用ルールを変えて、条件をすこし緩めました。まだ時間設定などに課題が残されています。
 公民館には、昔はロビーに机があったものを、私が札幌から戻ってきたら、中高生がたむろするからと撤去してしまいました。がらんどうのロビーしかなく、少人数で打ち合わせしようにも会議室をいちいち借りなくてはなりませんでした。無駄な利用だと感じ、ロビーに机といすを設置させ、小集団の打ち合わせを気軽にできるようにしました。小集団の打ち合わせから、市民の有用な活動が始まりますし、密室ではなく広場のような空間で打ち合わせすることで、活動にとって一番大事なスタートアップで議論がタコツボ化するのを防ぐ効果もあります。
 最初から団体登録制の必要人数の会員がいなければ、会議室を借りられないというのも、市民活動の立ち上げの壁です。数人が企画し徐々に輪が広がっていくものです。
 予約システム、団体登録制、複雑な利用資格の違いなど、解決すべき課題はまだまだたくさんありますが、市民活動が形成される貴重な場として運用の改革に取り組みたいと考えています。

公共施設で学習会の対価を取れるように
 以前、公共施設でイベントを開く場合、対価を取れませんでした。その結果、市のわずかばかりの補助金で活動を続け、学習会の講師も市の予算で呼べる役所のお眼鏡にかなう講師か、無償の講師ばかりになりがちでした。その結果、市民活動の情報量、情報水準が上がらないことが気になっていました。
 市民や市民活動がほんとうに聞きたい講師を招くことができるように、その勉強会の講師謝礼などの対価程度の参加費を取れるようにしました(収支報告の提出がいります)。
 これは札幌市での生活の経験があり、500円~1000円の参加費を取る市民の対価のもちよりで、市民活動が赤字にならず、活発に行われているのを見てきたからです。

市民活動への事業費補助を求めました
 朝霞市は市民活動に分野によって一律1~3万円程度の補助金を配っています。大半の団体がこれとわずかばかりの会費が原資です。啓蒙活動や場づくりの活動はこれでナントカなりますが、人を助けたり、互助的な事業をするには会の維持にしかなりません。
 特に介護分野の市民活動は、事業費補助なしに育つことはありません。ご近所の方々を集めてのサロン活動、要介護にならない段階での様々な生活面の支援など、住民どうしのたすけあいの仕組みでしか解決できません。そうしたことを育成するために、介護保険制度の「地域支援事業費」を介護に関わる市民活動団体への事業費補助に使うよう、他会派の議員ともども求めてきました。朝霞市はこの財源の余裕部分をほとんど筋力トレーニングにだけ使ってしまっています。課題です。

市民活動支援センターの改革・民間委託
 市民活動を起こしたい市民と、市民活動に参加したい市民をつなげることをしなければ、地域社会に市民活動が育つことはありません。それを最も効率的にやるべき場所が市民活動支援センターです。 また市民活動に様々なノウハウや先進事例を紹介することも、市民活動支援センターの役割です。そうしたことの成果はまだ不十分です。
 現実には、朝霞市の市民活動支援センターの成果目標は、NPO法人の設立数で、そこに多大な補助金が配られています。センターも定款の作り方の支援が中心業務になってしまっていて、市内には十分に理念や役割、人材がまとまらないまま、活動の実態も作る裏付けのないNPO法人が、法人要件だけ満たして次々に作られては開店休業状態になっています。本末転倒な状況です。市民活動はNPO法人を作ることが目的ではなくて、自分たちの周囲にある様々な問題を解決したり、生活の質を高めることを、市民が協同して実践することのはずです。
 市民活動や非営利活動の中身を育てられるように、市民活動センターの運営改革が課題です。それとともに、実際に市民活動を実践して様々な問題を経験しながら解決した経験のある方々に運営することも考えるべき課題とも思えます。

開発許可条件で設置された集会室を地域で利用できるように
 マンションや大規模な住宅地を開発するときに、開発許可にあたって、地域の活動に必要な集会室の設置が求められていますが、実際の運用はその開発後の居住者の内部活動だけに限定されてしまって、マンション内部の構造もあり、なかなか公開する方に緩和されてないでいます。開発条例に書かれているとおりの本来の役割を果たし、公民館や市民センターだけではまかなえない、地域住民の集いの場としての集会室の設置となるよう、新規開発から是正するように求めてまいりましたが、市役所からは強い抵抗がされています。
 市内の一部のマンションでは高齢者サロンなどでそうした実践が始まっています。マンション建設の周辺住民の迷惑対策のような意味合いもあるはずで、そのための地域と開発した住宅との融合という目的も含め、本来の条例のめざすかたちにしていくことを引き続き求めていきます。

市民活動と政治の適切な距離感
 市民活動のめざす問題解決のなかには、役所を動かしたり、公共的な資源の配分の変更や拡大を求めるものがあります。そのなかで政治との付き合いは発生することはあります。子ども食堂の活動など、地域で比較的自由に動ける政治家が、市民活動に直接参加することも、よく見られる光景です。ムリに中立を要請することには限界があります。
 一方で、政治的に恭順しないと補助金が配分されないとか市の運営するHPで紹介されないとか、信用にハクをつけたりつけなかったりすることはあってなりまんせ。また、かつては多かったのですが、政治的な立場によって本来の市民活動の効果以上に、悪く言いふらされたり、ヨイショされすぎたりする状況は差別です。
 市民活動のと政治が不適切な関係になっていないか、そこに行政が公権力でうっかり手を出していないかを監視していきます。

|

« 11/18 選挙違反と類似品にご注意を~朝霞市の民主主義の荒れっぷり | トップページ | 11/20 朝霞市議選、立候補者は28~32人か~事前審査の経過発表 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 11/18 選挙違反と類似品にご注意を~朝霞市の民主主義の荒れっぷり | トップページ | 11/20 朝霞市議選、立候補者は28~32人か~事前審査の経過発表 »