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2023.10.19

10/19 朝霞市議会の姿をどう伝えられるか~議会だより編集委員会

まだ議会用務は続いていて、9月定例市議会を受けて、その議会の様子を報告する「議会だより」を作る「議会だより編集委員会」が開かれました。
朝霞市の議会だよりは市の広報に背乗りして発行しています。独立していなくてよいのかというべきだ論も当然ですが、一方で背乗りしているからこそ読まれている面もある、と思っていて、今後の改革の方向性が課題です。

議会だよりが読みやすいかというと、一般質問のやりとりのところ以外は課題だらけだと思っています。また説明責任という考え方からは、まだ課題だらけです。
現在の記事の大半を占める一般質問は議員の個人芸です。これはこれで大事ですが、議会の本質的な役割は、議案をめぐって調査し、質疑し、議員どうして意見交換し、最後、採決を通じて変えるか変えないか決定していくことです。
市が提案する議案に対する質疑の記事は、前はとても薄いものでした。何より、提案している議案の説明が外形的な情報だけで適当だったものを、この4年間である程度は、市民にとってどんなことが変わる議案なのか、実質的な内容を書くように改良してきました。
一番の問題は、議員にしか権限のない採決の態度に関して、市民に報告する欄がありません。長年、一つの会派が「紙面がムダ」といった理由で拒絶されてきました。しかし他の掲載分量を抑制したり、時にページを余計にとって数十万のお金がかかったとしても、何百億もの政策決定の権限がある議員の態度を報告しないのは、市議会として責任ない態度だと申し上げて、特に反論はありませんでした。採決結果の公表は、改選後の議会だより編集委員会に検討するよう申し送り事項として決議しました。
国に県に議会で議決して市として出す意見書案は、全文掲載でしたが、昔、国政課題に関してA4、4枚にもわたる意見書を提出した議員がいて、不採択となりながらも全文掲載したことで2頁取られることになったことから、記事に関しては要約して掲載するルールができました。

採決結果の掲載のほか、紙面改革、そのための広報技術の研修の実施に関して、改選後の議会だより編集委員会への申し送りとして、19日の議会だより編集委員会で決定しています。改選後の委員会が検討する義務づけはできませんが、検討しなければ責任能力が問われることになると思います。

全会派一致の前提のもと、一つの会派でも足を引っ張れば改革が止まる状況のなか、今あるものの微調整の改革しかできていないことは多くの委員に問題と認識されています。思い切った改革をしたいものですが、そのためには市民がどのような議員を選ぶか、ということが重要です。

●佐久間議員が進政会入りして、一人会派でなくなったことから、9月議会中から副委員長ポストが空きました。ピンチヒッターとして、指名推選で副委員長を拝命してのたった1回の出番でございました。

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