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2023.09.30

9/30 避難所開設訓練に出てきました

第五小学校で行われた避難所開設訓練に参加してきました。
毎年、行われているもので、避難所の間仕切り設置、受付のリハーサル、wifiの開通などを地域の町内会の呼びかけで参加されたみなさまと一緒に行うもので、実際に被災が起きたら議員も地域で支援活動に声がかるだろうと思って、できるだけ参加しています。

終了後帰宅。9月議会で疲労気味。内勤に切り替えました。
4年間の議会の行動を整理しています。一般質問の内容、採決の態度など、集計しています。
市長提出議案318本を、16回の議会でどれだけ厳しく審査したか、という指標を、反対と退席の数で採ってみました。その結果、単純に反対の比率が高い順には、
①田辺議員 100議案31.4%
②山口議員 81議案25.5%
③石川議員・斎藤議員 80議案25.2%
⑤黒川 51議案16.0%
⑥本田議員 49議案15.4%
⑦大橋議員 5議案1.6%
⑧佐久間議員 4議案1.3%
その他16人はゼロです。

毎年の当初予算と決算の議案は「市長の政治姿勢に対して賛否だ」とおっしゃる革新系議員がいるので、そこは純粋な内容の審査ではなく与党だ野党だというような政治的な評価も入っていると考え、該当する(6会計×4年×(当初予算+決算))48議案を外すと、
①田辺議員 52議案19.3%、
②黒川 41議案15.2%
③山口議員 40議案 14.8%
④本田議員、斎藤議員、石川議員 39議案14.4%
⑦大橋議員 5議案1.9%
⑧佐久間議員 4議案1.5%
となります。

世の中では、提案に反対ばかりせず対案を、ということがよく言われるのですが、実際には、ただ反対するより対案を出す方がハレーションが大きいのが実態です。そのなかで、修正案は2回提案があり、いずれも提出者は私、賛同者は本田議員です。
1件目の2022年度一般会計補正予算第5号は私、本田議員、佐久間議員が賛成
2件目の2023年度一般会計予算は、あさか未来6議員、立憲歩みの会2人、大橋議員、佐久間議員が賛成
という結果になっています。

市民から提出された請願の賛成率は、提出された請願14件のうち12件に採決が行われ、
①共産党3議員(斎藤,石川,山口) 12件100%
④田辺議員 11件 91.7%
⑤立憲歩みの会2議員(黒川,本田) 9件75%
⑧大橋議員 8件 66.7%
⑨佐久間議員,外山議員 5件 41.7%
⑪田原議員,山下元議員,小池議員,原田議員 3件 25%
⑮公明党5議員(利根川,岡崎,駒牧,遠藤,宮林),獅子倉議員,野本議員,福川議員,須田議員 2件 16.7%
です。
請願は共産党議員が紹介議員になって提出されるものが大半なので、賛成率だけで議員としての仕事っぷりを断定できませんが、一つの参考指標ではないかと思います。

●避難所開設訓練の最中に、国会議員になりたいという人がやってきて、知合いが紹介してくれましたが「黒川さんってNHK党とバチバチやっている方ですよね」と言われました。作業中だったので聞き流しましたが、悲しいやら面白くないやら。しかしその国会議員になりたい人、そういう話題の方に関心が高いんだと思うばかりです。それ市内に不必要にポスター貼っている「あつひこ」さんですよ。

「類似品にご注意」という感じです。

一方でその類似品に宣伝活動が負けているということなので、気をつけて前に進みたいと思います。

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2023.09.29

9/30 9月定例市議会が終わりました

29日、9月定例市議会が終了しました。最終日は、各常任委員会からの審議報告と、それに対する本会議としての討論、採決を行いました。

9月定例市議会は、前の年度の決算を審議しました。決算というと終わった会計帳簿のチェックという感覚がありますが、日本の政府・自治体は予算の有無が権限にも勝る「予算主義」を採るので、決算はお金に留まらず、事業の中身の評価も行い、これからの改善点を指摘することになります。進歩した自治体議会は、議会の合意として改善要望事項をまとめて決議することもあります。
決算議案を6本審議し、議会としてはすべて認定されました。うち5本の特別会計は予算やコンプライアンス的に大きな問題はなかったので、私も賛成しています。一般会計決算は、事務のなかでの重大な人権問題がいくつか露呈したので、反対しています。
例年、決算議案では議場にいる部長級職員が、賛成・反対の理由を述べる議員の討論内容を事務改善の課題としてメモしているのですが、今年は見当たりませんでした。かなり気になる現象です。全員でやっているので統一した指示でも下りているのかと思いました。

決算が終わると前年度の剰余金が各会計ごとに確定するので、それを原資に補正予算を組みます。法律でそのほぼ半額を貯蓄に回さなくてはならないので(国はこれをやらずに補正予算で使い切るので借金がいつまでも減らない)、その残額で緊急性の高い仕事を決定します。
そのための補正予算の議案が、企業会計の水道・下水道以外の4本の議案が必ず出ますが、今年はそれとは別に、水道、下水道事業も補正が出て6本審議しました。全議案可決しています。
私は、このうち適法性に疑義があり独立採算制を空洞化させる水道事業会計の補正と、6億円の武道館の修繕予算を図面もなく決裁して予算化した一般会計補正予算に反対しました。

その他事務的な条例改正が5本、新人の人権擁護委員の推薦、教育委員会委員2人の任命の議案はすべて可決しています。これらは賛成しました。
国民健康保険税の妊娠後半、産後の保険料減免に関する追加議案が出ました。わが会派としては、議案の提出時期が遅いと苦言を呈して賛成しています。
※詳細の議案の審議は「続きを読む」以降に記載します。本日、午前中さらに追記する予定です。

●閉会後、そのまま本会議で市議会議員の引退を決めた須田議員、獅子倉議員からあいさつが行われました。
須田議員は昨年12月新会派結成でリーダーを務め、はじめに結論ありきというような議会の空気を見事に変えていただきました。保守系が黙って賛成し、革新系が長時間、責めのような質問を続けるという議会のワンパターンな構図も変えていただきました。私どもの出した予算の修正動議にも会派をまとめて賛成していただきました。そうした議会の活性化の功績があっての今回の候補予定者のたくさんの参戦があるのではないかと思います。
獅子倉議員は、拓政会系保守としての矜持を保ち1人会派であった時期がありました。そのときには同室だったことがあります。1期目、初めて修正案の提案しようとしたときに「期数の若いうちにいろいろやっておかないと勉強にならん」と負け戦の背中を押していただいた記憶が強くあります。議長になってからも、私たちの会派室に寄ってくださり、勉強せよ、と励ましていただきました。議会に介入することが多い行政に対して、議長としてブロックしていただいたことも記憶に深くあります。

●議会だより編集委員会がありました。副委員長をされた維新の佐久間さんが会派「進政会」に入ったことで、1人会派の委員でなくなって副委員長ポストが空いたので、選挙が行われました。指名推選で副委員長となりました。任期は12月17日まで。実質的には9月定例会の記事を作る機会のみの副委員長です。

●1ヵ月議会の傍聴者を見ておりましたが、ほとんどの市議選の新人候補予定者が来ませんでした。一般質問はそれでも何人かお見えになりましたが、議会の本務である議案質疑、討論、採決はかつて立候補された方のみでした。
職場見学、職場研究もせず就職活動ばかり熱心にやる業界ゆえのパフォーマンス至上主義の問題点を改めて指摘しておきたいと思います。当選後、自分が不自由にならないために必要だったのではないかと思います。

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2023.09.23

9/22 ごみの有料化の意図はなし~一般質問より

22日、市議会一般質問で、私の質問時間がありましたので、気になることを質問しています。

1.ごみ政策のこれからを聞きました
① 朝霞市では廃棄物減量等推進審議会で、次期の廃棄物行政の計画策定を行っています。そのなかでごみ有償化を推奨する環境省の「一般廃棄物処理会計基準の導入の検討」が書かれていて、この会計システムを導入しないとごみ焼却場の建替え費用の国庫補助が受けられないというからくりのなかで、ごみ有償化をするのかを聞きました。
 これにはごみ減量の会計システムに過ぎず有料化を誘導しているが、市としては有料化はしないが、減量化はさらに進めていく必要になるだろうという答弁でした。
 ミクロ経済学みたいなものがしたり顔で普及していて、利用料の導入やその上げ下げするだけで需給調整ができるという俗論が社会に蔓延しています。しかしごみは生産と購入の段階で減らさない限り減るわけがありません。低所得者ほど負担の重い問題や、収集してもらう側がお客様化して偉くなる問題もあります。慎重な態度を引き続き求めたいと思います。
② その減量化のなかで最大の眼目が、生ごみの減量ですが、これには建ぺい率一杯で建てる建物だらけのなかで、自家内処理が期待できません。また生ごみ分別収集もある程度の量がないと厳しいところで、うまい解がないようです。せいぜい食品ロスの解消ということですが、徹底するのは難しい問題です。うまい答えもなく、具体策はこれからの検討だということです。
ごみ排出に関しての啓発事業が10も並んでいることを問題視しました。意識に訴えることの限界が、ごみ出しのトラブルじゃないかと思うので、意識の低い人をナントカしようとするより仕組みが大事とも申し上げました。また紙ごみを発生させ、いらぬ電力も使う話です。当局からは、自ずとごみを分別したりきれいに出す仕組みを考えたいという答弁でした。
このブログでも問題にしましたが、障害者・高齢者・外国人・子どもをひとくくりにして、ごみ出しの意識改革を要求している記述があり、偏見だと指摘したらそれぞれ必要な支援を考える方向性で書き直すことになりそうです。
⑤ 市役所内部のごみ減量の話で、引き続き裏紙使用の推進が書かれていて、セキュリティーやトラブル回避に見直しを求めましたが、引き続き取り組むそうです。紙を大量に出さないで済む事務処理の合理化が不可欠なのですが、あまりピンと来ていませんでした。

2.学校施設の改修の方向性を聞きました
 朝霞市立の小中学校の施設改修の中長期的計画である「学校施設長寿命化計画」の改定作業が進められています。今までどおりの問題解決しない校舎になってはならないと思い、いくつか聞きました。
① 学校バリアフリーの推進
 市民から、朝霞市の小・中学校には四肢障害の子どもが少なくないか、と指摘されて確かにそうだと思うところがありました。保育園からの障害者ととも生きる社会づくりが立ち後れている問題が大きいのですが、受け入れ側の学校のバリアフリーが課題でもあり確認しました。学校施設の改修にあたっては、バリアフリーの整備を取り込むことで答弁を受けています。問題は、四肢障害の子どもが一般学級に行けるための相談支援体制づくりだと思いました。
② 学校プールの改革
 従来型の露天の学校併設プールは、ここ数年、気温などの条件からプール授業を満足にできないでいます。にもかかわらず、教員によるプールの安全・水質管理に注意力をそがれて負担になっています。また学校の建替えにあたっては、プールに取られているスペースがあればスムースにできることもあります。志木市や和光市では学校のプール授業を市民開放のプールを使ったり、民間施設を使って、利用施設を集約する方向が取られていることを引き合いに、学校施設の未来像としてどうするのか聞きました
 朝霞市としては、2021年から教育委員会内部の計画として近隣市の手法も材料にしながら検討に着手しているという答弁がありました。
 管理に失敗したプールの水をめぐって、川崎市では教員に個人求償権が行使され弁償させられたこともあり、各学校での管理は手に余るものがあるのではないかと見ています。
③ 屋上断熱の必要性
 朝霞市は比較的早く学校にエアコンが設置されましたが、建物の断熱をせずに導入されたため、最上階はいくら冷やしても暑いのに、下層階は冷蔵庫のように寒く生徒がジャージの上着を着ているということがあります。
 できるところから屋上断熱などを進めていく必要があるのではないか、という問いには、順に改修機会を捉えて取り組みたいという答弁を求めました。さらに私からは窓断熱もあればと要望もしています。
④ 将来的な教育のあり方の変更にあわせた学校施設の改修
 ICT機器の導入で、公立小中学校の授業の手法が大きく変化しています。またアクティブラーニングの言い換えとして使われている「主体的・対話的な深い学び」の進化で、授業スタイルも変化していくことが考えられるなか、学校施設の改修・建替えにあわせた教室の変化を考えるのか、と確認しました。答弁としてはそのときどきの教育のあり方を取り込んで設計していく答弁を受けています。

3.朝霞台地区の不遇な状況を問いました
 朝霞台南口・旧朝霞台中央病院の隣地に、新しい公共施設が建設されますが、その施設に必要な機能を検討する際の市民参加がほとんど行われずに設計が進んでいます。一方で根岸台の馬堀東・南公園では、模型まで使って市民に公園に求める機能や設計までワークショップして設計図を書いていくということが行われ、この市民参加の扱いの差を問題として指摘しました
 福祉事務所的窓口、児童館などが整備されるほか、都市計画で西部地区と規定されている三原・東西弁財・泉水にはあまりにも公共施設が少ない地域で、とりわけ公民館と図書館がありません(一応、西朝霞公民館が定義されていますが、地図上にあるだけで、道路を含めて交通アクセスは膝折に向かっていて上記3町からはとても行きにくい場所です)。
 公民館については、実質的に会議室が確保されるので中身の話だけになりますが、無いのが図書館です。
 以前は志木駅南口にあった新座市のほっとぷらざを四市の連携の制度で利用していた地域です。それも新座市の財政事情で廃止されて、今は公共図書館のアクセスを絶たれた地域です。
 都市計画で朝霞市5地区に分けられますが、他の北部(朝志ヶ丘・宮戸など)は北朝霞公民館と北朝霞分館、南部(本町・膝折・栄町など)は図書館本館、中央図書館、南朝霞公民館、西朝霞公民館の4カ所、東部(根岸台・田島)では東朝霞公民館、内間木では内間木公民館が図書館の機能として存在します。新しい施設のなかに公民館図書室までいかなくても、図書館の窓口が必要ではないか、と指摘しましたが、今のところは計画にない、として答弁を忌避しました。
 市役所にとってはこの地区には図書館みたいなものは無くたっていいやと思われているのかも知れません。

4.公共交通をどう残すかを確認しました
 4月1日のバス労働者への労働規制強化に向けて、国際興業バスの一部廃線の提案は、まだ未確認ということですが、もし本当に廃線があるなら、地域公共交通協議会での対策込みの確認が必要という答弁を受けています。すでに10月1日から一部路線で数便の減便があり、その後どのように展開するのかまだ不透明な情勢のようです。
 そのなかでわくわく号内間木線の運営受託の撤退だけが決まっていて、早急にわくわく号内間木線の代替交通手段の開発をしなければならないことと、車両をダウンサイジングして運行することを視野に、朝霞・志木地区タクシー協議会宛に協力を要請した、という答弁を受けています。車両は小型バスからワゴンに変わり、内間木地区の町内会等との協議をしながら、代替の交通手段の姿が決まってくるのではないかと見ています。
 わくわく号も労働規制強化にあわせて減便が求められています。内間木線以外の3路線では、夕方・夜間を中心に各路線1~2便減便となる案にまとまっています。そのなかで宮戸線の、北朝霞駅・わくわくどーむ間の短縮運転がほとんど利用客がいない一方、数少ない全線運転では乗車人員が想像以上に多い実態がありました。この短縮運転の往復時間と全線運転するのとさほど時間が変わらないことから、宮戸線の短縮運転を潰して全線運転に振り替えられないか聞きました。答弁としては、運転士の休憩をわくわくどーむ前で行っているので、それと矛盾しない範囲で検討してみたいという答えが返っています。
 猛暑の夏休みの学校部活動で公共交通を利用した登下校ができないのか、と聞きました。中学校には「原則徒歩」という校則があるからできないというので、過去の答弁と違うと指摘しました。また校則に「原則徒歩」と盛り込まれた経緯、立法事実のなかには、非行防止の観点があるはずで、公共交通での通学に非行を助長する可能性はないだろうということを指摘し、改善を求めました。各学校には事情にあわせて柔軟に対応するよう求めると答弁を受けています。

5.都市計画審議会がてんこもりで都市計画マスタープランの検討が30分しかされていない問題
 朝霞市の都市計画の長期計画である「都市計画マスタープラン」の検討が始まっていますが、審議会の場が専門委員会から、都市計画審議会への抱き合わせとなりました。その結果、生産緑地指定の指定・解除など大量の議案がある都市計画審議会で30分しか審議されていない問題を指摘しました。ナントカ時間を取っていきたいという答弁でした。都市計画審議会を2つに割り、規制権限系の審議をする保守的な役割の都市計画審議会Aと、計画や未来構想を検討する拡散系の役割の都市計画審議会Bに二つに分けたらどうかという提案は、却下される答弁となっています。
 審議会に示された策定作業では、「都市計画マスタープランの策定」が検討ではなくて、報告了承となって、庁内検討委員会の追認を要求しているのではないかと問いました。当局からは議案として「報告了承」を求める、と言い続けるので、専門の検討委員会と同等の機能であるなら「報告了承」ではなくて委員たちに検討を求めるべきだろうと申し上げました。この言葉づかいのずれは、役人はすべてのことを知っている、庁内で決めたことが無謬の決定であり、役人の役人による役人のための統治、となりかねない問題です。

6.公共施設の会議室の利用時間の見直しを求めました
 朝霞市の公共施設の会議室の利用時間が、朝9:00~12:30、昼13:00~16:30、夜17:00~21:00という設定になっています。このうち昼の時間を使う利用が間尺に合わないと思うことが多く、また終了後に懇親を深めようと思っても退出時間が早すぎて、流れ解散になりやすいことを指摘して、見直しを考えるべきではないかと問題提起をしました。
 これに対して既存の利用団体に不満はない、アンケートでも特に異論はないという回答がありました。しかし、私自身の利用でも、他の団体のイベントに参加したときも、終了時間が早すぎて、時間を食い込んで片付けをしていることによく直面してきました。アンケートだけではなく、清掃員などにどの時間が定時に終了できていないかなどを確認しながら見直しを検討を求めました。

7.雑踏警備の考え方と花火の中止
 彩夏祭の中止で、次いつ打ち上げるのかという娯楽的な関心ばかり注目されてしまいました。その裏側で「雑踏警備」の危機になりかねない事態が進行していたことを指摘し、兵庫県警察が作成した「雑踏警備の手引き」を紹介しました。朝霞市民より多くの人が集まる花火では、急なトラブルでボランティアの実行委員会が手に余る事態に陥ったときには、権力としての市が乗り出して、危機管理に当たるべきと申し上げつつ、適切な情報発信ができていなかったことを指摘しました。このことは田原議員、福川議員も指摘していたので、私の方からは、とりわけ対応が遅れたSNS発信に関して問いました。今の若者にはスマホにない情報は、ほぼこの世に存在しないもののように扱われていると言われているからです。市として彩夏祭にあたり、広報担当を置き、トラブルにあたって情報収集と広報を適切にしたいという答弁を受けています。
 以前から近隣市と比較して感じていることですが、災害時の情報発信の課題でもあるように思います。

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2023.09.21

9/21 きょうから市議会議員の持ち寄り課題を議論します

21、22、25日の3日間の日程で、市議会は、議員が持ち寄った市政の課題を行政に問う「市政に関する一般質問」の日程となります。
選挙前の最後の一般質問ということで、今回の問題提起は、続投をエントリする議員にとって、市議選の争点・公約になっていくのではないかと思います。

質問者とその日取りと順番(敬称略)
21日(木)9:00~ 福川,田原,小池,駒牧,宮林.遠藤,岡崎,柏谷,須田,大橋,
22日(金)9:00~ 石原,田辺,外山,本田,黒川,
25日(月)9:00~ 佐久間,山口,石川,利根川

各議員の質問通告はリンクのPDFファイルに記載されています。
  ※過去の通告書はこちらのページから調べられます。

オンライン中継・録画公開もありますので、ご活用くださればと思っています。

私の番は、22日の15時前後からではないかと見ています。

●私の質問通告です。
1 ごみ処理と次期計画
(1)生ごみ処理
(2)ごみ有料化の検討
(3)ごみ出しの不完全と啓発
(4)庁内のごみ削減とセキュリティ
(5)朝霞和光資源循環組合においての入札不調について
2 学校施設の改修
(1)四肢障害児に対応するバリアフリー
(2)学校プールのあり方
(3)屋上断熱・防水の改修
(4)多様な教育カリキュラムに対応する教育施設のあり方
3 朝霞台地区の不便さの克服
(1)総合福祉施設の検討状況
(2)朝霞台南口地区のサテライト図書館の必要性
4 公共交通の維持と利用促進
(1)バス路線の対応
(2)わくわく号のダイヤ見直し
(3)わくわく号内間木線の対応
(4)学校部活動の登校のあり方
5 まちづくりの課題
(1)都市計画マスタープランの検討体制
(2)マンション管理計画の検討状況と課題
6 利用を保障される公共施設のあり方
(1)市民の活動のしやすさと貸出時間の設定
7 彩夏祭の花火の中止の対応
(1)雑踏警備の対応と情報発信の課題

●12月の市議選に向けて、10月3日午後に市議選にエントリする人への手続き等の説明会が行われます。そこでだいたいの立候補しようとしている人が確認できますが、今回は定数+10人出るのではないかという感じです。
その方々のなかで、一般質問より重要で、議会の本務である議案の質疑には、傍聴に来ていただいた方は見ませんでした(本会議・委員会とも全日程終了・本会議のみあったオンライン傍聴していたらすみません)。職場研究をしないで就活ばかり力を入れてプレイヤーになってくるこの業界の問題があるなぁと思っています。

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2023.09.19

9/19 9月定例会・ここまでに見えたこと

9月定例市議会、議案に対する質疑はきょうの民生常任委員会、教育環境常任委員会の審議で終わる見込みです。
ここまで本会議議案質疑などで議案に関して見えてきたことの概略をご紹介します。

議案第34号 2022年度一般会計決算
・ワクチン接種40億、コロナ関係8億などの国費の注入以上に膨張し、平時420~450億円規模のところ、520億円に達する決算規模。税収増は好調だが、この予算規模の拡大にははるかに及んでいない。
・起債が認められなかったものが多く、結果として現金収支は悪化。最終黒字に当たる実質単年度収支は1000万円のプラスに留まる。
・起債が抑制され将来負担比率は大幅に下がった。
・貯蓄にあたる財政調整基金は財政規模に見合う増加はなく、厳しい予算査定した割に支出が多い予算である。どこが使いすぎかは、討論・採決日までに解明したい。
・一方でこの年度は「枠配分予算」という各部で独自裁量で予算を組む制度を入れたが、その際、総枠7.6%カットをさせたことで、歪みや納得性の低い予算カットが行われた。
・重大な内部統制の対象案件である、児童扶養手当の資格喪失届の提出を強要した事件について、提出された内部統制報告書ではマニュアルの改訂しか報告書では言及がなく、職員の人権意識と、事件が人権侵害であるという認識がされていない。窓口規制的な手法、提出された公文書の改ざんなど、危機的な問題などの具体的な事象も問題としてとらえられていない。
・外郭団体を含む公営の福祉事業での人員確保が十分でない。そのため、集団主義的な福祉サービスになじまない人の利用拒絶なども行われている。そのしわ寄せは障害者福祉の特定のメニューの利用の膨張に反映し、排除と非効率な福祉となっている。
・公文書管理がなっていない。施設の改修において、過去の工事の竣工図面がなく二度手間となった案件があった。
・コロナ対策では、事業者に対しては、一般的な支援のほかに、困窮する事業者を特定して支援を加算するなど、きめ細かく行われた。一方、個人に対しては一般的なばら撒き施策ばかりが採用され、困窮する個人への支援は国が制度にしている貸付金制度を利用させるだけで冷淡だった。もっともコロナの経済的な影響を受けた結果となっている、貸付金が積み上がった人に対する施策は何も行われていない。
・土木建設分野では、具体的な施設建設では抜本的な市民参加の手法が入れられ、公共施設が地域住民の共有のものであるという意識付けが進められているが、一方で、根幹となる各計画策定では逆に審議会審議を弱め、議会における議案としての審議もなく、庁内組織だけで決定するような風習が定着している問題がある。
・公共施設の修繕が進んだが、その手法に計画性も、利用者の利用動向を見た未来志向の改修もなく、多額のお金をつぎ込んで現状維持をしている状況。
・業務のデジタル化の準備・対応がほとんど見られない。検討が着手されたのは届出書類のOCR読み取りレベルのみ。デジタル化の前提になる業務改革の推進はない。
・会計年度任用職員(正規職員でない職員)への処遇改善は進んだが、格差解消や物価上昇に追いつく水準ではない。短時間で人を入替える雇用をやっており、社会保険逃れやダブルワークしないで済む年収確保という観点で課題がある。
・公共交通空白地区(根岸台7丁目・上内間木・膝折4丁目と溝沼3丁目)に対する新たな公共交通システム導入への取り組みは住民と共同して大きく前進した。
・学校教育のICT化では、教育技術の改革も含めて大きく前進した。ICT運用支援や、生徒の自主的な調査への支援などの強化が課題である(2023年度一部改善)。
・生徒の多国籍化・多文化化に対しては、日本語通訳を行う支援員の確保が、規模が拡大しているにもかかわらず、いまだにボランティアに依存している。
・決算書に対する補助説明資料の提供がいまだに不十分で、審議に対して、予算項目に対する事業実施内訳に関する資料請求が大量に発生している。昨年指摘したことも不十分にしか記載しない資料を出している。

議案第38号 2022年度水道事業会計決算
・値上げの効果は見られて、収支のほか、キャッシュフローの改善も見られた。また人口増にともなう水道利用の増大もあり、水道事業経営計画を上回る改善となった。債務の増大には歯止めがかかった。
・水道管交換の年間5㎞というノルマは達成した。
・浄水場1カ所と取水井戸の廃止が行われたが、残った井戸の設備不調などがあり水量確保に課題があった。結果としてコストの高い県水道を追加購入している。

議案第39号 2022年度下水道事業会計決算
・下水道事業経営計画が未策定であり、料金問題や債務削減などの目標が立っていない。物価高騰などで経営計画策定で数字を固められなかった。
・雨水下水道は税、汚水下水道は料金と説明されてきたが、この年度は1億円程度、汚水処理のために一般会計から繰り入れられ、そのあり方について監査委員から意見がついている。

議案第40号 2023年度一般会計補正予算(第2号)
・武道館の改修予算約6億円が盛り込まれているが、資料請求を拒絶され、そのなかで、事業決定や予算査定で決裁権限者たちが図面も見ずに見ずに決定されたことが明らかになっている。12月議会で提案すればよいことを性急に行っている。
・毎年、社会福祉協議会が、指定管理を受けている放課後児童クラブ、児童館で職員を十分に雇わず、多額の返還金が返し、補正予算で雑入に計上されているのを問題にしてきたが、今年は低めで抑制され改善傾向が見られる。ただし引き続き職員不足は続いており、それに対して単価の高い派遣労働者を利用することで返還金が抑制された面もあるので引き続き注意する必要がある。
・人事院勧告を反映して人件費の修正の大量の計上は通常12月議会で行っているが、4月の人事異動による給与額等の変更は、一部の部署で一時金支給よにって不足する可能性があるので、今議会で提案されている。
・最低賃金改定による会計年度任用職員の報酬改定は補正予算に先行して10月に実施するが、今後(12月定例市議会以降)補正予算を提案する。
・水道料金の基本料金を4ヵ月半額にするために、水道事業会計に入れるお金を1億円計上している。
・これまでなかった補正予算の事業内容の詳細説明資料が添付されたのは改善点である。

議案第47号 職員定数条例改正
・45人の増員要求があり、16人について認め、いま残っているのが4人のみなので、13人引き上げる。
・火葬場設置による一部事務組合派遣で2人、後期高齢者医療広域連合派遣で1人、生活保護のケースワーカーの配置基準で1人、他民生で7人、土木で1人、教育で4人などを内容として予定している(4月までに変動要素はあり)。
・増員分を職員の平均賃金で換算すると2億8557万2千円/年の増となる(初年度は初任給ベースなのでこの6割程度)。

議案第50号 工事契約の承認(第九小学校増築)
・予算提案から契約までの変更点としては、既存校舎の給食搬入のエレベーター改修を変更している。
・エレベーターが設置されるので、四肢障害者も来校・登校できる。

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2023.09.08

9/8 2022年度の事業のふりかえりなど議案質疑が行われます~市議会本会議

首都圏に台風が接近しています。周辺ご注意くださるようにお願いします。

きょう8日は市議会の本会議で議案質疑が行われます。2022年度の事業の点検をする決算議案、市の事業を補正したり剰余金を処理する2023年度補正予算、その他条例改正、教育委員の任命など、議案第34号から54号までの21本の議案への大綱的な質疑が行われます。議案の提案では簡単な説明しかされないので、全体像を確認する大事な審議です。

ただし、台風情勢よっては議事を中断したり、ときには日延べすることもありえます。

9時スタートです。審議する議案と質疑予定者は下記のとおりです。
議案第34号が長時間になる見込みです。市議選を前に大きな事業が盛り込まれている議案第40号は少し長めになる見込みです。
本会議は、youtubeによる動画配信もありますので、気になる議案がある方はご利用ください。

《2022年度決算》
議案第34号2022年度一般会計決算
〈質疑者〉須田,田原,外山,大橋,田辺,山口,本田,黒川
議案第35号2022年度国民健康保険特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第36号2022年度介護保険特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第37号2022年度後期高齢者医療特別会計決算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第38号2022年度水道事業会計決算
〈質疑者〉本田,田辺
議案第39号2022年度下水道事業会計決算
〈質疑者〉本田,田辺

《2023年度補正予算》
議案第40号2023年度一般会計補正予算
〈質疑者〉柏谷,外山,大橋,田辺,本田,黒川
議案第41号2023年度国民健康保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第42号2023年度介護保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第43号2023年度国民健康保険特別会計補正予算
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第44号2023年度水道事業会計補正予算
〈質疑者〉本田,田辺
議案第45号2023年度下水道事業会計補正予算
〈質疑者〉本田,田辺

《条例改正》
議案第46号 印鑑条例改正
〈質疑者〉本田,田辺
議案第47号 職員定数条例改正
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第48号 市税条例改正
〈質疑者〉黒川,大橋,田辺
議案第49号 道路占用手数料条例改正
〈質疑者〉本田,田

《契約の承認・指定管理・人事案件》
議案第50号 工事契約の承認(第九小学校増築工事)
〈質疑者〉本田,田辺
議案第51号 指定管理者の指定(わくわくどーむ)
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第52号 人権擁護委員推薦の同意(さん・新)
〈質疑者〉本田,田辺
議案第53号 教育委員選任の同意(上野さん・現)
〈質疑者〉黒川,田辺
議案第54号 教育委員選任の同意(森嶋史枝さん・現)
〈質疑者〉黒川,田辺

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2023.09.05

9/5 市長の提出した議案への質疑準備に追われています

8月29日には議員のもちより課題を議場で問う「一般質問」のエントリをした、と書きましたが、本日、8日に行われる市長の提案に対する議案質疑の通告が締切られます。

本会議では、大綱的なことか、議員全員が共有しておいた方がよい課題を質疑し、それをベースに、今度は専門的な委員会でそれぞれ議員が分担して議論しながら、最終日の採決に向けて議案を可決してよいものかどうか審議をします。

私の所属する会派「立憲歩みの会」では、会派のなかで市長提出議案を様々な過去の積み重ねの方法論から調べ、締切日までの約1週間から10日の間で分析して、上記の条件に該当しそうなことを分担して質疑にあたります。

そのようなスケジュール感のなかで、9月定例市議会では、2022年度の決算書と関連資料が、通常の議案書に加わるので厚さ20㎝ぐらいの資料と格闘しながら、過去の議事も調べ続けるという日々が続いています。

9月8日の市長提出議案への本会議質疑も、インターネット中継があります。

●前年度の市の決算書は、5月末に集計作業が締切られ、7月末には監査委員による監査が終わって公文書になっています。その頃から情報提供を受け、分析が始められれば、結果として確認に終わるような質問を完全に取り去ることができると思います。

9月21日、22日、25日の「一般質問」の割振りが1日の市議会本会議による議長の宣告で決まっています。
21日 福川,田原,小池,駒牧,宮林.遠藤,岡崎,柏谷,須田,大橋
22日 石原,田辺,外山,本田,黒川
23日 佐久間,山口,石川,利根川

●本会議の会議はすべて、youtubeによる市議会中継・録画公開が行われております。
委員会の中継・録画公開の実施が今後の課題です。
なお、議会事務局からyoutubeから専門業者による中継・録画公開への移行を提案されています。

●9月は定例会日程に加え、通常月より多い国民の祝日等での行事の多さで、なかなかみなさまにお会いする日程を確保するのが難しい月になっているなぁと思います。
なんて思い返すと、4月年度始まりの企業、団体、官庁が多いのに、決算月3月と、半期決算月9月に国民の祝日が多いのはどうかと思ったりします。安倍政権が国民の歓心を買おうと、国民の祝日を増殖させることを頻繁に行いましたが、サービス化社会では、全国一斉に休日ということがむしろやりにくい上、そういう休日はレジャーに使うお金がかかりすぎたり、渋滞や混雑がひどかったりして、残念なことになることが多くあります。
休暇日のあり方について、もっと深めてどうあるべきか議論される必要がありそうです。

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2023.09.01

9/1 防災の日・9月定例市議会が始まります

防災の日です。ふだんから防災は多くの人が意識されていると思いますが、改めて意識してみて、点検する機会にしたいと思います。
市議会では、防災、とりわけ朝霞市では水害に関する議論は、多くの議員から盛んにされており、ぜひとも市議会の会議録で検索して拾い読みしてくださればありがたいと思います。

きょうから市議会9月定例会が開会します。
行政(市長)からは議案が20件提案されています。
・昨年度の決算の審査6件
・決算の結果を受けての剰余金処理を中心とした補正予算4件
・事業会計の事業追加による補正予算2件
・印鑑登録のオンライン化に関連する条例改正
・扶養控除の届出の一部簡略化などの市税条例改正
・道路上での露店が払う占有料の改正などの占用料徴収条例改正
・第九小学校の増築の工事契約の承認
・わくわくどーむの指定管理者の更新指定
・人権擁護委員の推薦の同意1件
・教育委員会委員の任命の同意2件
きょうはこの提案理由説明だけで終了し、その後、質疑の通告手続きを5日までに行うことになります。

8月26日の議会運営委員会では、この議案をもとに議事日程を再確認し、以下の日程と決定しています。会議日は9時開始です。
9月1日 本会議 開会
9月5日 本会議での議案質疑の通告締切
9月8日 本会議 市長提出議案への質疑
9月12~13日 委員会 総務常任委員会・建設常任委員会
9月14~15日 委員会 民生常任委員会・教育環境常任委員会
9月19日 委員会予備日
9月21日,22日,25日 本会議 市政に対する一般質問
9月28日 本会議 委員長報告・討論・採決

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