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2023.08.23

8/22 わくわく号は夕方~夜間に各路線1便程度の減便へ~市の地域公共交通協議会

22日14:00~地域公共交通協議会に委員として出席しました。

バス労働者の勤務時間の制限強化(制度では「改善告示」というのです)の対応で、コミュニティーバス・わくわく号の減便をする提案でした。
減便の内容は、各路線、夕方~夜間にかけて片道あたり1便減便することになりそうです。4路線中3路線で1便あたりの実乗車数が、10~20人で思ったより堅調な調査結果にむしろほっとした感じです。休憩時間込みではあっても勤務時間が13時間を超えないようにという制限で、それでもバス運転士きつい勤務に耐えているなぁ、という感じです。
調査の結果、わくわく号・宮戸線のわくわくどーむ・北朝霞間のピストン便が全然乗られていませんでした。前回の検討のときに関連施設の委員の強い要請でそこだけ便数を膨らました感じですが、その分、宮戸線全線運転が減便になった結果でした。実際には朝夕の福祉施設の利用者以外ほとんど乗られておらず、運転士の労働時間制限にあわせつつ宮戸線全体の本数確保をするために見直すよい機会ではないか、と発言しておきました。

積水工場跡地の「あさかリードタウン」から和光市までの、飛鳥交通が担っている会員制のオンデマンド交通は、12月から有償運送に切り替えることも了承されました。
会議のなかで、朝霞市がお金を出さないのになぜ議題なのか、という問いかけがありました。地域公共交通協議会を提言し、設置条例の議案審議をした私からは「市のお金や権限でなくても、朝霞市の公共交通を整備するために、公共交通事業者の課題をそれぞれ確認しあって利害調整する会議の場としても設置されているのだから、みなさんで中身を確認してお答えしてあげるのがよいのではないか」と発言しました。
競合区間を抱える国際興業バスさんからは、既存路線の業績悪化にならないように、と釘は刺されました。理にかなった発言です。

交通不便3地域の新しいワゴンバスの導入では、最も進んでいる根岸台7丁目の検討の詳細状況の報告がありました。
地域協議会と市で決めた、「ねぎし線」という路線名称、300円の料金を示した上で、沿線住民にアンケートした結果が公表されました。おおむね前向きな回答でしたが、料金への意見が多いことと、買い物に行けるのか、という反問が多く、買い物に行く都合を配慮しなければならないんだなぁ、と思わせる結果でした。回答者の平均年齢が64歳で、高齢者の多い地域であることから、その支援が課題の路線となります。現在の路線設定は、何かに遠慮してスーパーに近付けずに設定されています。ちょっと気になっています。

議題外でしたが、前回の地域公共交通協議会で、国際興業バスから市内路線の廃止・減便を検討している旨の発言があったので、もし「改善告示」がスタートする2024年4月から廃止があれば、今から対策打たなければならないはずだが、議題に無くどうなったのか、と聞きました。
市からの答弁があり、委託しているわくわく号の内間木線は撤退することは確定し代案を考えることにしているが、その他の自社路線は市からバス会社に路線維持を要請して回答待ちの段階、何かあれば交通協議会に諮るという答弁で終わりました。
廃止の申請手続きの時間軸や手続きを考えると、来年4月の改善告示の実施までの時期で廃止される路線は無いのかなという感想を持ちました。ただ、運転士不足と、運転士の労働時間を守ることの二点が課題なので、来年4月を超えても危機感を持ち続けながら利用促進していくしかないなぁと思いました。

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