6/29 LGBTパートナーシップ制度の実質化を進める~一般質問終えました①
私の「市政に関する一般質問」を終えました。
成果としては、2月に発表、4月に行政の判断で急転直下に始まったLGBTパートナーシップ制度がスタートした後、どのような運用をしているかというものを問うなかで、行政が停滞していた制度の実質化を確約したことでした。
経過を報告してほしくて通告した質問でしたが、質問に向けてヒアリングを続けてみると、9カ所の市立保育園と市の直営の福祉施設1施設の面会・送迎での家族証明にしか使えないことが判明しました。証明はただの結婚証明書みたいな運用になっていることが判明、民間保育所、学童保育、大半を占める民間介護事業者、障害者福祉事業者、市立学校に対して、通知文を出し、パートナーシップ制度を周知し、利用者・通所者・その家族が証明を出したときには家族として扱ってもらうよう要請する文書すら出していないことが判明、追及する質疑を繰り出したところ、市長がすくっと答弁に立ち「通知は必要だと思うので早急に対応したいと思います」との答弁があり、実質化が進められることになりました。
※市議会youtubeで10時間0分~6分ぐらい。
LGBTパートナーシップ制度への反発って、この制度が婚姻証明・役所による婚姻的関係の承認ぐらいの意味しか捉えられていなくて、当事者が家族同様の関係なのに家族とみなされず死別すら立ち会えなかった悲劇的なトラブルの解消ということがあまり理解されていないんだと痛感したものです。
三原・弁財・泉水地区にとって稀少でかつ利便性の高い公有地の利用である「溝沼浄水場跡地」(旧朝霞台中央病院隣接地)に何ができるかの市民参加が全く行われないことが判明しました。3月定例市議会では、施設に何を入れるかと決める「基本構想」の素案ができる前の6月ぐらいに一般市民が参加できる市民説明会が行われると答弁したにもかかわらず、今回の答弁では、素案の出た後、パブリックコメントとともに説明会を行うという答弁がされました。朝霞市の計画・構想・設計で「素案」が抜本的に修正されることはまずありません。最終案という意味です。
聞いた意見としては、12町内会中3町内会とわずかばかりの町内会役員への説明会、もとより入る施設に関連性の深い福祉事業者からのヒアリングしか行われておりませんでした。もそそもこの地域に何が必要かという検証はほとんど行われず、8月に結論が出されようとしています。他の地区の施設は、様々な市民参加による公共施設建設が行われています。それに対して、あまりにも朝霞台駅南口のこの地区の人たちの声を全く聞かないで前に進めるというのは失礼ではないか、と申し上げました。
その他公共交通、諸計画の策定、障害者の人権などを聞いていますが、また次回の記事として取り上げます。
●終了後、市議会会派代表者会議が開かれました。
・給食無償化を国に求める意見書案が公明党・利根川議員から提出されました。調整の結果、全会派提案で最終日に市議会にかけられます。
・研修日程が通知されました。
・議会としての次年度予算要望を協議しました。オンライン化、議会資料のデータベースづくりが議論になり、各課に持ち帰っています。
・2年に1回、人事を議題として断続的に協議される市議会本会議の時間に、答弁可能性のない行政職員の同席は不要と思い出席義務を外すよう提案しましたが、何度かの協議を経て全会派の同意で部長級職員は同席しなくてよいことに決めました。文案は議長がとりまとめ、9月議会までに形になります。
・朝霞市では○か×だけで趣旨採択を行っていない請願審査に、会派あさか未来から、近隣市の市議会のように、実施の拘束をしない趣旨採択させてほしいということで協議しました。話は不調気味で、30日夜の議会運営委員会で協議となります。