3/17 DX、学校への看護師配置のための予算修正動議を提出しました
市議会では、16日から一般質問が始まり、17日午後は私の番でした。14:20頃から16:20ぐらいまでの休憩挟んで約2時間にもなってしまいました。
公共施設の改築・長寿命化・改装に関するマネジメント、市民参加のあり方、こども家庭庁発足による自治体施策へのこどもの意見反映のあり方、歩道確保に困難をきたしている大きな道路の都市計画指定などを問題提起しました。市民参加の庁内での徹底に関しては、市長公室長と面白いやりとりができて、来年度から始まる大量の行政計画の策定作業に落とし込めるのではないかと思ったところですが、他の課題は、獲得目標を下回る結果でした。
だたこども家庭庁の発足にともなうこども施策の課題はまだ始まったばかりなので、今後しつこく追いながら、こどもの不幸が解決できる自治体としての能力をつけていくことをしたいと思います。
本会議終了後、会派代表者会議が開かれ、主提出者が私で他1人の議員の賛同を確保して、第1号議案「2023年度一般会計予算」に対する修正動議を提出、受理されました。20日の議会運営委員会での議題化、24日最終日提出、予算の採決の前に修正動議の提案・質疑討論・採決となる見込みです。現在のところ2議員だけの賛同なので、また昨年12月の定例市議会での修正動議のように私どもの会派だけの賛成になるのかなという覚悟ですが、できるだけ正面から最善を尽くす、ということを作風で提出しました。中身にはこれまで修正動議までしなくても働きかけることを働きかけたこともあります。
内容としては、①自治体のデジタル化(DX化)の推進のために外部人材を任期付職員で任用できるよう人件費約1500万円の積み増し、②自治体のデジタル化推進のための職員研修費を7人分計・年20万円から7+増2人分計・年270万円に増額、③医療的支援を必要とする児童のため小学校1校に公立保育園同様に看護師配置できる人件費約500万円の3点です。財源はひとまず積立金の取り崩し2100万円と、③にかかる国の補助金140万円で構成しました。
提案した理由として、①②に関しては、朝霞市役所のデジタル化の取り組みの遅れが著しくなって、国の出方論に依存して、表層的なデジタル化の取り組みに留まっている状態を改善したいこと、③には法律が求める対応を遅らせている予算内容に、議会として容認してよいのか、という考えからです。
デジタル化に1700万円もの追加予算という議論になりやすいですが、75億円にもなる職員の人件費を、その0.3%程度の予算をけちって、ショーワのままの作業に費やさせていること、つきあわされる市民の不便などを考えるべきではないかと思います。
私も社会人の振り出しは不得手なはずのシステム部門に配属されましたが、3~5年で配置換えになる法文官の職員だけで何とかなる世界ではありません。担当するだけでも相当な初期研修だったり他自治体への見学やヒアリングが必要になるはずです。
朝霞市では、先に取り組んできた議員や職員たちの努力で、公立保育園を中心に保育園にも看護師配置が進んでいます。軽度の医療的ケアが必要な児童は、保育園においては医療的な注意が必要な行動以外、他のこどもとほぼ同様に保育を受けられます。ところが卒園して小学校に入った途端にそういうものがなくなるので、支援や管理が必要であれば、保護者付きそいや、自宅待機を求められます。
長い目で見れば、小学校に看護師配置が進んでいけば、個別性のある医療的ケア児の対応だけではなく、もっと普遍的に学校内で医療的処置できる対象が広がることになります。
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