2/3 卒業式・入学式に参列制限を残しながらマスク外させるんですかねぇ
文部科学省が、5月8日で一般人にマスク着用を求めなくする前に、3月4月に行われる卒業式・入学式にマスクをつけさせない方針を出すようですが、なんだかなぁ、という感じです。教育現場を政治的デモンストレーションの道具にする自民党政権の体質を如実に表しています。
新型コロナウイルスは飛沫と空気の中間ぐらいの「エアロゾル」で感染します。空気感染ではないので、同じ席にいるというだけでは感染する可能性は低いですが、飛沫より細かいものをどれだけ口から外に出さないかが対策の第一歩となります。
そういう点では、騒がない、大声を出さない、という空間であれば、マスクをつけていれば感染拡大の拠点になることはなさそうだ、と考えてよいのではないかと思います。
一方で、卒業式・入学式で参加人数制限を極端にかけているところがあります。某県立高校では保護者は1人までというお達しが出るみたいですが、マスクを外してよくて、保護者が1人しか参加できないというのも変な話です。やることなすこと逆だなぁと思います。
文部科学行政が、政治の俗論に弱いというのはいつも感じるところで、そのしわ寄せは、学校現場での精神主義的な、念力対応が横行してしまうところです。文部と科学によりそった対応をしてほしいと思うところです。
●マスクの是非なんか議論するのはエアロゾル感染の感染症対策の最終段階だろうと思うのですが、不自由さのシンボルとして真っ先にやり玉に挙げられて政治運動化していると思います。つけようがつけまいが、多くの人は日常生活は可能ですし、その程度の多くの人が対策していればよいことです。
人間は視覚で把握できるものに弱いと思いますね。
●市町村教育委員会では、是非論の論争に巻き込まれることになると思います。大迷惑です。
●朝霞市議会にも、毎回反マスクの質問があって、そのときになると、マスクをわざわざ議場で外す傍聴者が大量におしかける事態が続いて、他の傍聴者が恐れて退席することが起きています。インターネット傍聴ができるのにかようなことをするのはデモンストレーションにほかなりません。
議長に感染症対策の権限を付与する傍聴規則を加筆する必要があると思っていますが、抵抗する議員さんがおられてまとまりません。
●政治的には、自民党政権が参政党やNHK党に屈服したみたいな構図です。
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