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2023.01.15

1/14 いけいけどんどんの政権運営

共通テストの陣中お見舞い申し上げます。よりよい人生の選択になるように、と思っています。
一方、大学に行かない方々もこの社会には少なからずいます。そうした人も忘れられない政策が執られるように注意を払っていきたいと思います。

●コロナの拡大に心配しています。日頃、小さな政府・ムダゼロを医療に押しつけるので、毎度のことで、すでに救急車の手配、救急医療が課題になっていますが、そのようななかで、岸田首相は何もしません。むしろ感染を拡大させるような、マスク奨励を取りやめることを提案したり、感染症対策からの撤退を意味する感染症法の適用を変えて、不自由さに反発してキャンキャン騒ぐワイドショーや政治関係者の気分への対策に躍起です。感染症対策から専門家の声を反映させなくしています。専門職軽視をする今の日本社会そのものの構図です。
外出禁止も、レジャーも禁止しているわけではありません。今一歩、マスクをしましょう、感染拡大のタイミングでは感染症対策を強化しましよう、ということではないかと思います。自由でいるための規制です。

●中国の感染症対策では、極端な外出規制をかけたゼロコロナ政策と、今日の全面解放と両極を歩いて感染爆発を起こしてしまいました。今回のcovid19、新型コロナウイルスに関しては、必要な対策を求めながら、自由さも両立させ、その両極端は執らない方がよいということが結果で示されている感じがします。

●ここ数日、中国に問題があるものの、中国の問題点を指摘するニュースばかりがメディアに溢れています。メディアで解説する中国通の先生たちの起用の仕方も変わっています。その一方で、岸田首相がアングロサクソンの諸国とイタリアで、軍事同盟的な約束をどんどんしてきている状況です。メディアで変に力を持っている政治部が、いくつも結んで歩いている軍事同盟の問題点や課題を報道する割合を減らすために、何らかの働きかけをしているのではないかと見ています。
今回の岸田首相の外遊とそれで結んできている軍事同盟的なものが、直ちにそれが第二次世界大戦の道とは言いませんが、軍事膨張とその成功体験は、どこかで自己規制しないと、どんどん暴走していく危険性もあります。戦前の日本も、成功体験からの撤退・ブレーキができなかったことの悲劇です。戦後も高度成長の成功体験からの転換ができずに、みんなで貧乏になりつつあります。社会の変化に十分に注意が必要になっていると思います。

●こうした政治を牽制して注意を払うように促す政治家がいるかと言えば、首相による国会の任意解散をちらつかせて、与党国会議員から文句を言わせないようにしています。体質は安倍・菅政権時代と変わりません。岸田政権の決断は、問題点のある政策を、世の中こんなもんだろと言う感じでの、偽悪趣味のオンパレードです。
ちゃんと議論して、仮に軍拡が必要だとしたら、どのレベルの軍拡が必要なのか、軍事同意を多国間で展開していくことの必要性は何なのか、公開の場で議論が必要だと思っています。
議会が行政権をコントロールすることになっている議院内閣制の国でこんなに頻繁に首相が解散をする国は、滅多にありません。「首相の専権事項」「常在戦場」なんて、法的な根拠が薄弱な言葉を政治業界が自明のものとして受け入れてしまっていることが問題です。
イギリスは首相解散権が肯定されていますが、解散するには国王への説明責任が問われますし、使われたことはありませんが、国王が拒否することが明確に否定されていません。日本は天皇に拒否権がないことになっているので、首相が議会にやりたい放題、ということになります。

●外交は怖いもので、日本の法体系では、憲法→外国との条約→国の法律→国の政令→自治体の条例という序列になっているので、対外的な約束は国会の立法権を上回る法的な地位があります。首相が国会なんか怖くもないと思っているとしたら、注意が必要です。

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