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2021.06.03

6/1 水道料金の改定の検討が始まっています/市民参加型の公共交通のルールづくりが始まりました

2つの行政内の会議を傍聴してきました。

●1日10時~市の水道庁舎で、上下水道審議会が行われました。新年度の初回の会議ということで、上水道・下水道の行政、財政、課題などをオリエンテーリングしていましたが、3点の協議課題が提示されて、次回から10月までの5回にわけて審議、結論を出していくことになります。
・上下水道料金の水準(つまり水道料金の値上げ改定)
・膝折浄水場(幸町2丁目)の廃止
・あずま南地区土地区画整理による下水道整備(カインズの東側の地域を市街化区域に組み込むことによる整備の計画化)

水道料金のうち、上水道は、水道経営計画で最大30%の値上げ改定をしないと将来には水道管や浄水場の改築のための資金が捻出できないという課題を示されています。下水道に関しては、夏に示される下水道経営計画の結果によって、長期的な資金不足が明確になるなかで料金問題が出てくる可能性が大きいです。
膝折浄水場は施設の老朽化で全面改築しか存続する道がないことと、水道使用量が下がっていることから、廃止という提案は妥当だと思います。そのなかで廃止後の姿をめぐって協議が行われ、廃止という結論が出されるようです。

●1日14時30分~市民会館で、地域公共交通協議会が開かれました。バス空白地域のバス路線づくりの手順が示されました。
3月にこの協議会で策定した「地域公共交通計画」にもとづいて、交通不便地域がバスや乗合タクシーを誘致する際の手続き「公共交通空白地区への導入ガイドライン」が市から示されました。次回10月に結論を得る予定です。町内会を中心に、地域協議会を立ち上げ、どういうダイヤ設定にしたらよいか、バスの通行経路の納得性、住民の使用目的などを話し合いながら需要と採算性(経費の30%以上の運賃収入)を見定め、路線決定をしていくというものです。現在、根岸台7丁目、上内間木地区、溝沼3丁目&膝折4丁目の3ヵ所が想定されて、市が地域団体を触発しながら、住民がアイディアを出して公共交通を作っていく絵姿になると思います。

●行政の審議会で、議員委員が意見を言いすぎることが課題だと思いました。議員は市民のなかで日常的に行政情報に接する機会があり、議場でも様々な立場の考え方を聞くことができています。そのなかで、市の審議会で意見を言いすぎると、市民や業界団体の意見が出なくなるなぁ、と気になっています。市民や業界団体の委員の方が話しにくいなと思ったら口火を切る役割と、市民や業界団体が行政に萎縮して意見を中途半端にさせているときに、助力するというようなことに徹すべきかなと思いました。
行政の法解釈権に属する自己規律ですが、自治省が「行政実例」という地方自治法の解釈を出していて、1953年、昭和28年にこうした行政の委員会・審議会に議員が委員で参加することは、適切ではない、という解釈がされています。議会と行政のけじめのなかで、議会は、議会のなかでやれ、ということではないかと思います。
他市では、不適切という行政実例を再確認するなかで、議会の議員が行政の委員会の委員になるのをやめています。
私は2期目のときに提案のあった審議会・委員会の設置条例には、議員委員が入っているのが問題、と何度か修正案を提出していますが、否決され続けています。ケースによっては、革新系の議員にまで反対されています。

●議員の委員から出た意見のなかには、これみんなで話し合って決めましたよね、というものがあって、一事不再議みたいな世界だなと思いました。票をとるためにはこの話でごねてやったと証拠を残すのは大事なのでしょうが、と思ったものです。

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