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2021.04.07

4/5 市議会の「会派」立憲歩みの会の機能

3月定例会が終わったので、市議会の私たちの所属する会派の内情をお話したいと思います。
などと書くと我が会派に内紛があるかのように思われますが、会派は何をしているのか、ということを紹介したいと思います。

世界中、独裁政権のもとの議会か、派閥を作ることが困難な小さな議会でなければ、議会のなかには似た意見や立場、感覚の人の声を集約する政党や「会派」というのが発生します。制度のように勘違いしている人がいますが、会派そのものは憲法の結社の自由にもとづくもので自然発生的なものです。
議会ルールの変更のような全員が一致して決めなければ危ないものは、全議員24人が一同に合意することは困難なので、各会派を通じて全議員に合意形成を図るようにする機能があります。また、朝霞市議会では滅多にありませんが、役所以外から持ち込まれる議案を作る過程で、会派として賛否をまとめていきながら修正かけて政策が磨き上げられていきます。そのときに大事な意見集約の機能です。

朝霞市議会にも会派が5つあり、現在(所属政党の意向と聞いていますが)1人を除いてこのどれかに入っています。
私は、立憲民主党の本田議員と会派を組んでいて、私は同党の党員ではありませんが、市町村に大きく関わる社会保障などの考え方に大きな方向性の違いがないことから、市議会で会派を組んでいます。

朝霞市議会の会派は、政党による2つの会派以外は、人事派閥として機能してきました。ハナから議会内人事では太刀打ちできない私たちは少し駒を進めて、政策集団としての機能も強化することにしています。
会派を組んで最初にしたことは、市議会のなかの「政党」のようなもので、考え方を一致させているものを明確にするために、会派の理念や目標を「綱領」にしました。また会派運営がデタラメだと不信感ばかりになるので、簡単だけれども会派の規約を作り、意思決定は会派の団会議で行うこと、会派の脱退や解散のルールまで決めておきました。

市町村議員は全市1区の個人名選挙で選ばれているので、基本は個々の議員の公約や問題意識や良心を優先させて、一方で政策や議会ルールの改定、グループ作業した方が安定することや効率が上がることを会派でやる、という考え方で個人と会派の関係を整理しています。

議会に出される条例案や予算案、議会ルールの変更に対する質疑や賛否は、最終的に自由もありにしていますが、基本的には会派としてまとまって議会内で行動することが大事なので、採決の前には団会議で一議案ずつ対応を協議しています。
一方、議員が自由に議場に持ち寄りで課題を提起する「一般質問」は、ひとりひとりの議員個人の固有のものとして、会派の団会議では会派の綱領に矛盾しないか、内容確認するに留めています。

議会の開会中だけの活動にならないように、おおむね週1回の団会議を行い、行動日程などの報告や、情報の共有をしています。研修の情報なども共有して、できるだけ良質な知見を取り入れるようにしています。

市政野党なので政策実現は思うようになりませんが、それでもわが会派としては指摘しておきますから、という立場で、秋には予算編成権を持つ市長に予算要望を提出しています。私たちの会派の思いが、思いつき提案にならないように、昨年から、夏に団体ヒアリングを少しずつ始めるようにしています。これを予算審議でチェックして、実現度を検証もしています。

●茨城県議会での居眠りや議事中の資料閲覧が新聞によって問題になっています。ご指摘もっともなのですが、一方で日本の議会は、国も地方も、議員どうしで議論をする場面が極端に少なくて、議場でのやりとりは議員個人と行政がやりあっているだけで、人によっては関係ない、と思えてしまうものです。また、その結果、議員が行政にお願いするか文句言うかばかりで、なかには行政にナントカなんて言わずに議員どうしで話し合って条例でも意見書でも予算修正案でも出せば、と思うようなことを言われたり聞かれたりしているのだと思います。
2007年からの全国的なテーマですが、改めて議論の仕方の改革が必要なのではないかと思うところです。

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