4/15 市内三原・六道交差点の歩道整備不調のお詫び
選挙の公約を実現できず、お詫びがあります。朝霞市三原の六道地蔵前の交差点に関することです。この場所は、12月の市議選で事務所を貸していただけた場所で、公約といい場といい思い入れのある場所です。そこの歩道整備の機会がうまく活かせなかったことをお詫び申し上げます。
朝霞駅南口から東上線の南側にそって志木駅南口に至る、市道1号線二本松通りの歩道整備が停滞していることに、多くの市民からご意見をいただいています。私もPTAのスクールガード係を担当したり、自分の子どもの通学に同伴したりするなかで、危険箇所が多いと感じています。また、幹線道路的に使わざるを得ないなかでクルマ運転者の視点でも課題だらけだと痛感しています。
5年ほど前から、二本松通りの総合的な改善が必要と訴え続けています。二本松通りの危険ヵ所はいくつかあり、市議会でも全線の地図を配布して議論したこともあります。以前、朝霞市役所では、全く新しく並行して道路を作る計画もありましたが、現実離れしているからと中止になり、やはり二本松通り自体を整備しなければならない必要はあるけど、さて、地権者の善意による売買以外に、どのような手段があるか、と考え始めていたところです。
このなかで、二本松通りの五小校区の区間は、畑やマンション新築などでかなり歩道の整備は進みました。最近も20メートル弱ですが、駐車場所有者が協力してくれて、歩道がつながった場所があります。
それでもまだ課題は多く、通行量的に一番問題になっているのは、六道地蔵前の交差点の南西側の歩道が、ブロック塀に阻まれた狭く短い歩道となっています。4つの道路の方向から2つに分かれていく「首」みたいな場所で、通行人の数も多く、朝の通学時間には子どもたちだけで溢れて、対向方向から歩かれる方や通勤のおとなたちは車道を歩いています。平時もすれ違えなくて、両方が横ばいになっている状況です。
今年に入って、急きょ、お住まいの所有者が土地を手放され家を取り壊し、歩道整備の機会が出たと市と連携した対応を進めてまいりました。
朝霞市役所は、さまざまな条件を提示して、不動産事業者に交渉をし続けました。
その結果ですが、写真のとおり歩道整備はされないまま、再び、元の敷地いっぱいで住宅地が販売されることになりました。引き続き、通学時間は人があふれ、通り抜ける人も這いつくばりながら歩くような状況は変わらないようです。
朝霞市として二本松通り全体をどうするという考えをめとめる検討にすら入る前だったので、規制の網も土地利用の制限もかけられず、ただ土地を購入なさった不動産業者との交渉の善意にすがるしかなかった状況です。自治体が買うとなると是が非でもと札びらを積んで交渉することも難しく、結果として不調となりました。
校区の課題なのに、せっかくの機会を活かせず、お詫びしてもお詫びしきれません。
●なんで朝霞市の不動産はこんなに高いんだろう、と思うことが多くあります。不動産が高くて事業者が進出できない。ここ数年の金融緩和で、換金性のある「物」の値段は上がる一方です。価値があるんだないんだかわからないものも、中古市場で高値で取引されてきました。そのような経済環境のなかで、朝霞市の土地は値段が上がり続けて、今や住宅地にして売ることしかペイしなくなりつつあります。そういう背景のなかでの、今回の残念な結果です。
今回も、4つの区画のうち二本松通りに面しているところは、買い手がついていざ住み始めたら、地域住民の交通障害になってしまっているということに、きつい思いをされるのではないか、と思ったりもしています。
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