12/27 選挙後初の12月定例市議会が終わりました
27日、市議会議員選挙後初の定例市議会が終わりました。
議長、副議長、常任委員会などの人事案件を決め、3日にわたる「市政に関する一般質問」の日程を経て、最終日に監査委員を選任して終わりました。
最終日にかけられた監査委員の選任に対する同意は、市長から、議会枠として獅子倉千代子議員が提案されました。
これに対して、私の属する立憲・歩みの会では反対としましたが、賛成16、反対7で同意されました。
賛成 議長を除く輝政会、公明党、佐久間、外山
反対 立憲・歩みの会、共産党、無所属クラブ
私の所属する立憲・歩みの会の反対理由としては、
・獅子倉議員は、判断力も高く、公正な視点もあり、監査委員になる人物としての問題ない。
・ただし、議員枠として選ぶことに関しては、見直すべきではないか。2017年に地方制度調査会の答申を受けて、議員から監査委員を選ばなくてもよくする地方自治法の改正が行われている。市長はじめ市政運営を監査する監査委員を、監査される市長が、議員から一方的に選任する仕組みが監査制度のあるべき姿に矛盾する。地方自治や行政運営に見識がある人材が限られていた1950年の制定時期からはやむを得ない選び方だが、今日、専門家が近くにいないわけではない朝霞市において、監査委員を議員で選ぶ必要はなくなっているのではないか。合議の議会としては決算審査の強化で議員は行政運営の監視監督に力を入れるべきではないか。
・仮に議員から選ぶにしても、不透明までは言わなくても、市長はじめ行政を監査する役割として、市長が一方的に選んでいるのでよいのか。議会全体での選任の前の推挙の手続など必要ではないか。他市では議会の同意を楯に、市長に一方的に指名させず、会派代表者会議で推挙したり、引き受ける要件を決めて誰がどう見てもこの人が監査委員になる、という運用にしているが朝霞市ではこのようなことが行われていない
といった理由で、制度や運用に問題があることを指摘しました。前回までは、野党系に相談はなくても、保守系会派と公明党という多数の会派間の人事調整のなかで選出されて、それなりにバランスが取られるメカニズムが機能していたものの、輝政会一極集中の人事のなかで、野におかれた会派としては注意・警鐘を鳴らすしかない、という立場です。
この議案の採決をめぐって、無会派の新人が、賛成か反対か数え間違える危険性のあることをした方々がおられました。採決のとりなおしは禁じられていますし、採決ミスを誘発するとしばらく議長がその責任をめぐって収拾に苦労をされます。副次的には個々の議員の賛否の公開の障害になります。そのことには注意喚起が必要です。
議案には、懐疑主義と思われるほど十分な吟味をして、周辺情報をさぐり、提案に至るまでの背景などをある程度おさえて、主体性をもって採決に臨んでほしいものです。市議会議員は市民の権利・義務のゲートキーパーです。
●次の議会の予定は、3月定例市議会となります。2月21日に議会運営委員会が開かれ日程が決まりますが、議員には、2月27日開会、3月25日閉会という予定表案が配布されています。
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