12/18 きょうから新任期スタートです
12月1日に投開票が行われた市議会議員選挙。その当選者の任期がきょうから始まります。
朝霞市議会は任期初日に議会を開き、議長の選出ほか、議会人事を確定させ、議会としての体制を整えます。任期が始まってもしばらくは議会を開かない自治体もありますが、任期初日からきちんと議長を決めておく、ここは、朝霞市議会のよいところです。
きょうのダンドリですが、4年前にしたがえば、9:00に本会議が開き、
臨時議長による開会→議長選挙の開始→休憩①→議長選挙の投票→休憩②→議席の確定→副議長選挙→4つの常任委員会の所属の確定→休憩③→議会運営委員会の体制と所属の確定→休憩④→12月市議会の日程の確定→議長報告→市長報告(→市長提出議案があれば議案の提案)と進みます。
休憩①の時間は、別室で議員全員による全員協議会が開かれ、議長選挙の候補者の所見を議員が確認します。本会議でやればと思うものの、地方自治法の解釈をわざと難しくやっていることから、本会議でやることは疑義がありということで、別室でということになっています。議長選挙をめぐって与党を巻き込む候補者が複数出るとこの時間は延びます。2015年はこれがなく1時間弱で休憩は終わりました。
休憩②の時間は、その後の議席の確定や議会人事の調整に入り、かなりの長時間にわたって、会派代表者会議と、会派内の会議を繰り返します。いろいろなポストを各会派の数に比例してより不満の少ないかたちにおさめるために、いささかまどろっこしい手続をします。ここが最も長い休憩になります。
休憩③の時間は、24人の、4つの常任委員会の配置が決まった後で、常任委員会の委員長、副委員長を選ぶための作業が行われます。休憩時間は1~2時間です。
休憩④の時間は、議会の舞台回しを調整する議会運営委員会の委員が決まった後で、その委員長、副委員長を選ぶための作業と、後で本会議で決める18日以降の議会日程案を確定させます。休憩時間は1時間程度です。
この結果、2011年12月18日は21時過ぎ、2015年12月18日は22時過ぎに終了しています。2011年は議長選挙をめぐって調整で時間がかかりましたが、2015年はそうした混乱はなく、①~④の休憩時間は短かったのですが、最大会派が、議会から送る人事のいくつかを多数決で決めると慣例にないことを言いだして、休憩がもう1回、2時間分追加されて、結果として遅くなりました。
●議会本会議の様子はネット配信されますが、調整済みのことを決めるだけで、あっという間に議事が進み、長い長い中断、ということを繰り返します。後日、録画したものをご覧になることをお勧めします。また事務調整、会派内調整の待機場所に困らなければ、議場やその他の会議室での公式な場での調整は傍聴することも可能です。
●結果的に議長になるであろう与党側の議員たちがどのような議員候補を擁立し、何を所信として話すかが最も焦点です。次の4年間、埼玉県内の各市で進んだ議会運営の改革が行われるのかを問いたいと思います。県内最低ランクの議会改革度が変わるのか、野党議員にターゲットを当てたと見られる質問時間の削減しか改革案か出てこない状況が変わるのか注目したいと思っています。
●昨日をもって議会を去られた、船本さん、本山さん、小山さん、津覇さんのこれまでのご厚誼に感謝し、次の人生に幸いが多くあるよう願っております。
| 固定リンク
コメント