12/17 会派「立憲・歩みの会」を結成します
国会も地方議会も、議会内の政党的な議員グループとして「会派」があります。政党と何が違うかというと、政党の党籍のある人だけではなく、もう少し緩く広く無所属や少数政党の議員なども入れて、一定の政策的な共通目標を取り組み、議員がそれぞれ独立した存在では調整がつきにくい、人事など議会内の庶務を調整する単位ともなります。
前の4年間はおおざっぱに人権という価値観で、大会派に対抗する意味もあって「無所属の会」として小山議員と会派を組んできましたが、小山議員が17日の任期満了で引退することにともない、自由の身になった私としてはまっさらな立場で会派を考えることとなりました。
そこで新たに、12/1の市議選で当選した新人で、立憲民主党の本田麻希子さん(18日から議員)と会派を組むことにいたしました。
会派名は「立憲・歩みの会」としました。本田さんの所属する立憲民主党の名前の一部を入れつつ、党籍のない私からの何らかの名前を組み合わせようということで、ブログのタイトルにもある、歩く、という価値を大事にしていることから、この名前にしました。
私は党籍はなく無所属で当選し自由な立場ですが、立憲民主党の政策に関することは本田さんは尊重しなければなりません。会派を組むなら共通課題を整理する必要があります。また、会派が政策集団であるなら、めざす目的を明らかにした方がよいと考え、政策目標を「綱領」としてまとめました。綱領は、人権のうち自己決定の支援に関わる社会権、市民の能力を開花させる教育、議会改革を掲げ、また脱原発を志向する内容となっています。
2人の弱小会派ですが、政策中心に結成しつつ、開かれた会派として、市議会のなかで活動してまいりたいと考えています。
なお、結成に向けて、当選後から3度の協議を行い、16日、私と本田さんと会派の政策目標である「綱領」、運営の約束である「会派規約」をまとめ、「綱領」は市民に公表することにしました。
会派代表としては、私が就任することになりました。
会派として送る議会内の人事は、18日の議会開会以降、確定していくことになります。
・議会運営委員会委員
・4つの常任委員会の所属
・議会だより編集委員
・一部事務組合議員などの議会が送り出す人事案件
●会派綱領は下記のとおりです。規約は最小限としましたが、週1回程度開く団会議の役割を重視する内容です。
朝霞市議会会派「立憲・歩みの会」綱領
2019年12月16日団会議で合意
1.当会派は、朝霞市で、日本国憲法が目的とする開かれた民主主義と公正な市政運営をさらに向上させ、市民の不幸を最小化し、市民の自由を高めることを目的に結成します。
2.当会派は、情報公開、当事者参加、市民参画、公正な手続を前提とした市政運営の向上に取り組みます。
3.当会派は、前条の目的と市民福祉の向上を目的に、二元代表制の一つの代表機関として機能する朝霞市議会の議会改革を積極的に推進します。
4.当会派は、基本的人権が尊重される社会を構築し、基本的人権が調和する朝霞市の行政運営を求め取り組みます。
5.当会派は、基本的人権の社会権を重視し、自己決定を支える基幹的な社会サービスの強化をめざし、取り組みます。
6.当会派は、教育の民主化と不合理な規制撤廃を進め、これからの世界に生きていくことを想像した人材育成に資する提言に取り組みます。
7.当会派は、原子力発電の利用をできるだけ早い時期に停止することを求め、取り組みます。
8.当会派は、都市計画、土地利用、住宅政策を抜本的に見直し、市民福祉の向上をめざす取り組みをします。
9.当会派は、地域の経済的格差はじめ格差社会の問題の解消に取り組みます。
10.当会派は、構成員が政策研究活動に取り組むこととし、政務活動費もそのために使用する。
以上
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