2/9 朝霞市に一部該当する羽田新航路の説明会に行きました
8日夕方、国土交通省が主催する「羽田空港のこれから」というパネル展示方式の説明会に行ってまいりました。悪天候時は朝霞市上空の一部も飛ぶということで、朝霞市産業文化センターで説明をしています。本日夕方まで開かれています。
参加者に1グループに1人ずつ説明員がついて、丁寧に説明していただき、疑問も深掘りできる点はよいと思いますが、一方で、問題を共有していろいろな角度から疑問点を照射するというのではスクール方式の説明会より弱点があるなと思っています。
2014年8月、羽田空港の陸上ルート構想がNHKニュースで報じられました(11月には読売新聞でも報じられています。そのときのブログ記事)。私は、地図で羽田滑走路に定規を当てて、A滑走路の延長線上に朝霞市が該当していることから、国土交通省の審議会のホームページの資料に当たり、電凸して朝霞市上空が航路になることを確認してからの取り組みです。
何度も行った議会の一般質問を通じて、市当局から、国土交通省や県への対策を求めたり、醍醐県議と同じ会派の井上県議(和光市選出)を通史での県の対策を求める議会質問への支援、こうした説明会の当初から押しかけ航路下の住民に対する不利益変更であることを繰り返し言い続けました。
働きかけの甲斐あってかなくかわかりませんが、2016年4月に、国土交通省は埼玉県内はやや東のルートに変え、朝霞市は悪天候時のみ、良天候時は、和光市に2ルートとも該当したのが1ルートのみになって、朝霞市としての騒音被害は軽減される結果となりました。
今回は、さらに詳細なルートの提示となり、朝霞市では悪天候時の15~19時、下内間木→根岸台8~7丁目の北部が該当することが明示されしまた。
残るは、このルートの残存と、長距離路線につく氷の落下防止策、同ルートを活用してのさらなる増便を求める外圧の跳ね返しとなっています。
●都内では今頃、区議会や区当局が問題にし始めていますが、もっと早く対策に動き出していただいたらと思いました。2014年の頃、知り合いの該当区の区議に働きかけをしましたが、動いていただいても「国際化だもんねしょうがいよね~」という当局などの反応で何も話が進みませんでした。
●横田がなくなれば航空便はもっと便利になる、という野党系の人たちの妄想があるのですが、そのことはこうした民間航空便が経済原理にしたがって増発に増発を重ねて、航路下の住民は我慢するしかないことになります。安全保障政策の話だけではなく、生活の安心という観点でも横田基地の問題と、国が航路設定しほうだいの航空法のつくりは考えていく必要があります。
●世界の航空路線の利用者ランキング上位5本のうち3本が日本の国内線となっていて、日本人は航空機を利用しすぎと言えます。キャッシュレスだ何だという時代に、出張と転勤が多すぎで、そのことと東京一極集中が相乗的なムダになっているように思います。
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