9/28 ブロック塀の除去予算の増額修正を出しましたが増額部分は否決
28日、9:00~20:10市議会本会議で9月定例会の最終日として、議案の採決が行われました。
32本の市長提出議案のうち、重度心身障害者医療助成に所得制限を加える条例改正案に、障害当事者の誰にも説明も相談も合意形成もしていないとして、まさに差別だと私は反対しました。
それ以外の31本の市長提出議案には賛成いたしました。
市民から出された請願には、
・憲法九条改正に慎重に臨むよう意見書を出せ、という内容のものに私は賛成しましたが議会としては不採択
・消費税10%の改定をやめるよう意見書を出せ、という内容のものに私は反対し、議会としては不採択
・給付型奨学金の拡大を求める意見書を出せ、という内容のものには私は賛成しましたが議会として不採択
という結果になっています。
市長提出議案のうち、一般会計補正予算が出されていて、このなかには大阪北部地震を受けて、民間の危険ブロック塀除去の時限的な緊急対策の予算1050万円が計上されていますが、規模が小さく、塀を除去したあとの再建を促すものがないため、1970万円と増額する、予算修正動議を主提案者として提出しました。賛同して提案者となっていただいたのが小山議員、斉藤議員、田辺議員です。
壇上で提案説明した後、山下議員、獅子倉議員、津覇議員から「再建費用は私有財産の助成になるがどうか」「生け垣助成じゃだめではないか」「事故発生したら保険は使えないのか」など8本の質問をいただき、答弁いたしました。質問ばかりしているので、答弁を手抜きしたら笑いものです。緊張いたしました。
質疑答弁のやりとり、先立つ一般質問で多くの議員からブロック塀除去に関する真剣な質問があったので、内容については同感していただいたのではないかと思いますが、残念ながら、野党系議員6人の賛成にとどまり、反対多数で修正案は否決されました。市長かとりまめとた予算を与党議員が直すことに賛成するのは政治的に筋が悪い、ということなのだろうと思います。
しかし国会ではそんなことやって色々なことが妥協できずデッドロックに乗り上げているのだと思います。残念ですが、少しずつ風穴あけて、与野党を超えていろいろな妥協と合意ができる議会になっていってほしいと思います。
●世の中いろんなことの妥協や折り合いで成り立っていますから、議場に出される議案が100%完璧ということは滅多になくて、心からの賛成か心からの反対となるような100%の話なんかほとんどありません。
ここを直せば反対理由がなくなる、ここを直せばもっと良くなる、という議案がたくさんあります。行政職員では踏み切れないこともあります。そうしたことを議会内でのかけひきで妥協しながら最善のものにしていく、ということがもっと活用されていいのではないかと思います。
しかし、日本社会あらゆる場面で修正案を出すというのは、出す方も出される方も慣れていないせいか、政治的には明確に反対するより空気が悪くなるところがありますね。もったいないことです。
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