8/27 毎年改善される決算資料
9月定例会には、2017年度の市の決算が提出され、2017年度の朝霞市の仕事の点検が行われます。
私が議員に当選したばかりの頃は、決算審査で提供されてくる資料は、内容を点検するには不十分な状態で、事業実績がどのくらいだったのか、その結果その金額になっているのか、検証が難しい内容でした。そこで追加資料を請求することになるわけですが、これが市職員に多大な負担をかけることになるわけです。
そうしたガバナンスと議会対策の庁舎内の業務の合理化の両面から、決算資料の充実を求めてきましたが、今年度、また改善されてきました。
・決算書に添付が義務づけられる「主要な施策の成果に関する説明書」に金額の大きな事業の内訳や事業実績数字を中心に掲載されることがさらに進んだ。
ex 子ども医療費は年齢別利用状況、子ども子育て支援給付費では保育園別の受け入れ児童数など
・決算概要として、事業別に前年決算額も掲載されるようになり対前年比のチェックが容易になったこと
・決算収支、自主財源・依存財源、歳出性質別分析が推移表になり、過去5年の比較が容易にできるようになったこと
が改善点です。これまで個々の議員がエクセルで作り直ししたこうした資料を、全議員が、こうした資料で財政の課題や評価点を見つけて審議できるようになったのは、朝霞市の財政ガバナンスの観点から大切な改善だと思います。
昨年も一昨年も公表される決算資料に改善が見られ、財政当局にとって資料公開の拡大が、適切な財政評価になることが認識されたのではないかと思います。
また、「主要な施策の成果に関する説明書」は全庁的な情報作成の努力がなければなしえなかったので、実績数字をまとめて公表できる体制が施策の理解が広がると考えていただけるようになったことてはないかと受け止めており、協力した各課の努力は評価したいと思っています。
●現在のところ議員に配布されているにとどまりますが、31日の議会開会後は、市のホームページ、「行政情報」のなかの「決算」「決算書」のなかで公開される見込みです。
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