6/15 全国一般労組オルグの田島恵一さんを偲ぶ
15日夜、全国一般労組でオルガナイザーをされてきた田島恵一さんを偲ぶ会が都内であり、出席してまいりました。1月に亡くなり、急なことで驚いておりました。
2007年、出向先から自治労本部の職員に戻ったときに、全国一般労組も自治労本部に事務所を移しており、初めてお目にかかりました。この「きょうも歩く」の愛読者で「きついこと書くからどんな人かと思っていたら・・・」というところから会話が始まりました。戻った後は、公務員非正規労働運動を担当したので、不安定雇用におかれた人の労働運動をされてきた先輩として、いろいろ相談に乗っていただきました。
闘士として有名な方ですが、法律も良く知っておられ、組合や政治分野以外にも知り合いが多く、思わぬ方を紹介していただきました。
自治労本部職員という組織官僚の立場もわかりながら、風穴を開けなければならないときに、とても理解して応援してくださいました。田島さんの存在は、私が潰れずに働き続けられたのではないかと思うところがたくさんあります。
田島さんの言葉で頭にこびりついているのは、
・奇妙な論理で抑圧する鉄壁な相手でも、何度も何度もトライして、風穴ができるときが来るので、そのときに手を抜かない
・相手を包囲して攻撃するだろう、でもどこかで「ね、社長このへんじゃないのかね」と逃げ道を作ってそこそこの成果を出さなきゃダメだ
・活動がルーチンワーク化したらダメだよね
などなど。
田島さんは猛烈な読書家で、意外な本を「読め」と貸してくれたり、労働関係ばかりではなく、経営学書やエッジのかかった小説もある程度目を通しておられました。
お酒が飲めないのが残念でした。飲まなければ田島さんのようにいろいろなことができるのか、とも。
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