5/6 いろいろな人が生きやすい社会に~GWの過ごし方
昨日6日昼から、いろいろな性のあり方を認めみんなが生きやすい社会にしようと、LGBTの人権に取り組む「レインボーパレード」に参加してまいりました。代々木公園から明治通りに出て戻ってくるコースを、LGBTの人権に取り組む「LGBT自治体議員連盟」など全国の自治体議員のみなさんと歩いて、街頭にアピールしました。中野区の石坂区議、豊島区の石川区議に誘われての参加です。
写真でご一緒したのは、出身労組の関係で親しくさせていただいている越谷の松田市議です。
前日の5日、同連盟の主催する研修会に参加しました。子どもが同性に対する恋愛感情を自認したときに、男女間しか正しいものがないという価値観をそのままに放置したり、男女の属性を強調して区分させることが多い学校生活で自分を抑圧することが、子どもの不登校や自殺につながっている、という宝塚大学の日高先生の統計調査からの指摘がありました。そうした現実があることから文部科学省の通達でも指摘されている、LGBTの当事者が孤立したり差別や偏見がない環境作りや、性教育や道徳のなかでの人権教育の取り組みなど、自治体議員としてチェックすべきことと受け止めました。
日高先生が紹介した、先生が生徒にうけてもらうために、かつてはしばしば同性愛者を笑いものにするような言葉遣いが頻繁にあり、実際にやってしまって不登校になり後年、その保護者に偶然あったときに許してもらえなかったエピソードなどを紹介され、今でも同性愛者たちを揶揄するバラエティ番組が作られていることからまだまだなんだよなぁ、と思って拝聴しました。ただそうした気づきをした教員たちが全国でLGBTの課題に取り組んでいるという報告もありました。
終了後の懇談会で、何がLGBTの人権の障害になり、それをどう解決していくか、というグループ討論を参加者どうしでしました。権威主義的な社会秩序を問題する発言のほか、下からは行政や企業がどんなに変わってもそれを受け止める地域がなかなか変わりにくいことが相次いで指摘されました。LGBTの課題は自民党から共産党まで、多くの政治家がやらなきゃと言っているのに、動きにくいのは、地域社会での厳しい受け止めがあるからなのだろうと思います。
自分の子も思春期に入り、性的なことで悩みや問題を抱えて生きることになります。何もかもものわかりのよい親を装おうと思いませんが、性的なことに関して重い荷物を抱えて生きないことと、性にまつわることで他人を傷つける鈍感な言葉遣いはしないように働きかけていかなきゃと思っています。
●映画「武蔵野」も見てまいりました。三芳町から川越市にかけて江戸中期に開発された三富新田を守り続ける農家の方々の生活を記録した映画です。栄養が少なくて荒野だった埼玉県西部の大地が、人の手が加わった自然循環で維持している。ほどよいエコというのこういう感じではないかと思って拝見しました。地価が高いため相続税も高く、転売してしまった方がつらくないということで、朝霞市の農地同様、どんどん農地がなくなっている、ということも切々と訴えられていた映画です。
●3日は憲法集会に参加してまいりました。私は消極的護憲派といったスタンスです。改憲論で出てくる話がろくでもないものばかりなので、それなら護憲でいた方がまだよいと思っています。
一方、マンション政策に関わっていたり育った商店街がマンション街に化けている現状をみると、青天井で無秩序な土地利用を認めている財産権の自由はどうなのか、首相の任意解散権はどうなのか、戦後にも続く総力戦体制のなかであまり強調されてこなかった地方自治の本旨はどうなのか、政権交代を前提とした様々な首相が任命・指名権をもつポストを、政権交代のない社会でどうしていくのか、などの問題を常日頃考えています。あと婚姻の「両性の合意」という表現もLGBTの問題とも関連しますね。公務員の働き方も「全体の奉仕者」という奇妙な言葉で、官僚的な労働ばかりではない公務員のあり方がある以上、もう少し普通の言葉にしたらどうか、とは思っています。
●28日午前中連合埼玉主催のメーデーに参加、昼から原宿に移り中央メーデーの終わった後のブース展示を拝見してきました。
●GWは混雑するので遠出をせず、日々の電車でうろうろできるようなところに出かけています。子どもが中学生になり部活をやるようになって、GWにも部活が入るので家族でどこかにということなくなりました。景気は冷えますね。そのながで川越に行ったのですが、ここも大混雑でした。観光を煽るのよいですが、体力のない人には気分転換は自宅にいること、という感じなのかも知れません。
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