4/23 朝霞市内の水関係の施設を視察
視察という言葉があまり好きではないのですが、他に変えようない言葉なので使いますが、23日、朝霞市内の水害対策はじめ水関係の施設を視察いたしました。獅子倉千代子議員の発案で、市議会建設常任委員の同僚議員とみてまいりました。
1カ所目は、朝霞水門。北区で合流する新河岸川と荒川の水を新河岸川で氾濫させないために、朝霞市内で双方の川をつなぐ水路を通して、水量を調整する施設です。
通常は水門を閉じて、新河岸川は新河岸川、荒川は荒川の水を流しますが、新河岸川が氾濫しそうで荒川に余裕があるときに門を開けて、荒川に水を流すものです。巨大な施設です。朝霞市や志木市の水没を避け、新河岸川下流の和光市や板橋区などの氾濫も防止するためのもので、国土交通省が所有し、朝霞市が運転しているものです。大雨が予測されるときに市職員がこの水門で操作をします。
2カ所目は、赤野毛(あかやけ)排水路。朝霞市内間木と志木市宗岡の水害対策で、ふだんは水路でもないような川にポンプをつけて新河岸川への排水路としているものです。朝霞市が所有・運転して、水害対象地の面積にしたがって、志木市にも多くを負担していただいている施設です。
3カ所目は、田子山排水路の新河岸川に出る水門です。野火止用水沿いの高台のなかで低地や、朝霞市と志木市の境界の地域に洪水が起きやすいところがあり、その雨水の排水をする施設です。水路自体は見えませんが、新座市から朝霞市の三原・朝志ヶ丘・宮戸の何度も続く高低差をサイフォンの原理でのりこえて、新河岸川に放流されます。ただ近年想定以上の豪雨が発生し、三原4丁目5丁目で排水管に入りきらない水があふれることが起きています。現在、三原4丁目に雨水の貯留施設を増設したり、高地になる新座市側での排水対策を行い防止のために動き出しています。
4カ所目は、朝霞市の泉水浄水場と水流を使った小規模発電施設。一番遠くて高台の栄町の水圧を見ながら、圧力をかけて送水している施設です。朝霞市の場合井戸水が取れるので、河川の「表流水」の浄化施設が不要でこの分は安く供給できるのですが、混ぜている県水道が高価で、水道料金が高止まりしています。災害時や人口増のなかで、朝霞市だけやめたと言いにくい県水道の購入、頭が痛い課題です。
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