10/21 大分・由布市長選には小林かやこさんを
大分県由布市の市長選には、議会改革の運動でお世話になった、小林かや子さんが立候補しています。湯布院町のまちづくりの支援で住み始め、「ゆふいん文化・記録映画祭」の企画運営に中心的に携わってきました。町議になり、合併を経て由布市議会議員をしてきた方です。
自治体学会での議員会員の研究会に私を引き込んだ方です。そこでの活躍や、その他議会改革の運動で活躍され、私も何度も相談に乗っていただいた方です。、昨年の自治体学会日田大会の開催にあたって、企画部会員として仕事もご一緒いたしました。企画力や構想力、長い歴史のなかでものごとを見る目などがすぐれた方だと思っています。
ご本人の知っている以上の知り合いがいないので、こうしてホームページでご紹介いたします。
数年前、エイプリールフールに小林さんの引き回しで由布院のみなさまと飲食をともにする機会があったのですが、向かっているさなかに小林さんがSNSに放った冗談のおかげで、由布院駅に到着したときに、駅長さんはじめ、由布院のまちの方々に偉い目にあったことも、よい思い出です。
🌑FACEBOOKにご本人の演説の文字原稿が出ているのでご紹介します。
12年間、議会議員として働いてまいりました。大変お世話になりました。また、議会では大変ご迷惑もおかけしました。
わたくし小林かやこ、これまで議会の中でさまざまな政策提言をしてきたつもりです。条例策定の提案を数々してきました。自治基本条例の策定、議会基本条例の策定、景観条例、水源地保護条例、さまざまな条例を策定し、地域に見合った政策を打っていくことを提案してきました。
職員の皆さんや同僚議員のご協力のおかげで、いくつかの政策は実現することができました。しかし、それらの政策を実際に動かしていくのは行政です。わたくしは行政を中から変えていきたい。そう思って、今回は市長選挙に立候補いたしました。
合併して由布市が発足して、12年が経ちます。
当初、「合併しないとやっていけない」「避けて通れない道だ」そのようなことを言われて合併をしましたが、12年経ってみてどうでしょう。
財政状況は、決して好転しているとは言えません。財政力指数も落ち、自主財源比率も下がり、財政状況は厳しくなる一方です。
そして、職員の削減が進み、「地域から職員の顔が見えなくなった」「役場が遠のいた」「住民の声が届きにくくなった」、そのような声を毎日のように聞きます。
わたくし小林かやこは、「合併しなければ良かった」という人たちに対して、「本来合併というのは財政のためにやるものではなく、まちづくりのためにやるものだ」とお話をしてきました。仕方なく合併をするのではなく、新しい自治体、新しいまちをつくるのが本来、合併の目的のはずだったと思うのです。
由布市というまったく新しい自治体を作って、自分たちの住んでいるまちをどんな風にしていきたいのか、その新しいまちづくりのビジョンを掲げることが必要でした。しかし、この12年間、なかなか由布市としてのビジョンは見えてこなかったように思います。
そこで、わたくし小林かやこは、もう一度今から、由布市のまちづくりを始め直したいと思っています。
新しい由布市のイメージ、それは、一つは行政と住民の関係を変えていくこと。行政主導ではなく、住民の人たちが、地域のことは地域で話し合って決められる、地域自治が生きている、そういう行政に変えていきたいと思っています。
もう一つは、行政職員の皆さんの働き方を変えていきたいと思っています。
今、職員の数は減らされ、皆さんの業務は増えるばかりで、しかも少子高齢化が進み、業務は大変なことばかりです。皆さんが毎日毎日決められたことをやっていても、なかなか評価される機会は少ない。
公務員として評価されるのは、私はやっぱり、市民のために働けるかどうかだと思うのです。上司から褒められるのでなく、住民の人たちから、「あなたが担当者で良かった」「あなたがここにいてくれたからこの仕事ができたんだ」そういう言葉をかけてもらえるのが、公務員としての唯一のやりがいではないでしょうか。
わたくし小林かやこは、職員の皆さんに、ぜひ市民のなかにどんどん出て行って、市民の人達と一緒になって汗をかいてもらいたいと思っています。そういう地域づくりの仲間、パートナーとして働いてもらえるような環境を作っていきたいと思っています。
いま、どこの自治体も必死で頑張っています。財政が厳しくて、少子高齢化が進んでいるのは由布市だけではありません。
でも、全国各地でさまざまな人達が知恵を絞って必死で生き残りをかけています。隣の別府市も、竹田市も、豊後大野市も、大分市も、さまざまな施策をどんどん打って前向きなことをしていっています。
次は、由布市の番だと思っています。職員の皆さん、私と一緒に前向きな由布市に変えていきましょう。そして、皆さんのやる気を引き出して、一緒に地域づくりの仲間として働いていただきたい。そのためにも、これまでの由布市行政を大きく変えたいと思っています。
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