9/8 この国の危機管理は大丈夫なんですかね
私は中道左派であり、日本では危機管理に首を突っ込まないものだと思い込まれているし、現に軍事拡張的な志向には反対側を向いています。一方で、北海道に暮らし、国境を意識することはたびたびでしたし、引き揚げ者の子孫でもあるので、安全保障は苦手といいながらもいろいろ考えることがあります。
昨日の太陽フレアという危機に対する政府の対応、どうでしょうか。もし広範囲に太陽フレアによって引きおこされた電磁パルスがやってくれば全電源停止です。電子機器のすべてが過電流で使い物にならなくなります。水は来ません、電車は動きません、電子化された最近の自動車も動きません。もちろん原発の冷温停止もあやしい状態になります。
それぐらいの危機にさらされると、まともに生存できるのは、水、炭水化物、タンパク質を水から調達できるような農村にいるような人だけです。
そういうなかで、国土を守り、日本国憲法の理念である人権や平和や民主的諸権利が守られる状態に保持して、、人々が略奪や強盗をしないようにするのが政府として必要な対策のはずです。
しかし市役所を訪れて危機管理を聞くと、政府から公式の連絡が来ないから、本当に来たら困る、といいます。もちろんここで私は自治体議員ですから、「何やっているんだ」と怒ることはできるかも知れませんが、太陽フレアの災害は一市町村で対処すべき問題ではありません。
北朝鮮が核ミサイルを日本を標的に飛ばしたり、中国が日本の領土を略奪しに来たり、という安倍政権が支持される前提となっている脅威より上回る危機です。
もちろんそんな状態になったら国家が維持されるのかという話かあるのかも知れませんが、それでも人々は死に向かってできるだけその危機を緩慢に受け入れて、残酷な社会の終焉、残酷な人生の終焉を回避するための対処を呼びかけることはできるはずです。
でも何にも連絡がありませんでした。いろいろ外国に対して勇ましいことをいう最近の政府でずか、本当に社会マヒになるような問題に何もせず、本当に大丈夫なのでしょうかね。
しかし想定外をなくすだの、菅政権の地震対策はどうの、強弁している今の政権が何もしていないわけです。報道も政治家がフリンしたのしていないのばかりです。
逆に危機を煽って不必要なろくでもないことをしそうな感じもしますが。
| 固定リンク
コメント