8/31 第四小学校の跡地利用や福祉部門の再編成の計画が示される~市議会全員協議会から
31日の市議会終了後、市議会議員が集められ「全員協議会」が開かれて、行政からいくつかの政策判断の説明が行われています。
1.教科書選定に関わる職員に教科書会社の親族がいた件での影響
教育長の親族に教科書会社の職員がいたことが判明したことで調査が終わったことを受けての報告。営業エリアが該当しないこと、議事録等の検証から、影響力は見られない、との3人の弁護士(埼玉弁護士会に人選を依頼)の調査結果を受けての報告
2.来年度の市役所の機構改革
福祉部に高齢者福祉を移し、総合相談窓口を設けて、地域福祉と高齢者介護との有機的な関係をつくること、子ども家庭福祉関連の2つの課を健康づくり部に移し、「子ども健康部」とすること、住宅政策を担当する課を設置すること、定員管理などの報告
3.本町児童館の設計
本町2丁目3番地に、2019年度に開設される予定の本町児童館の基本設計の説明
4.わくわく号の最終見直しの結果
内間木線の路線のうち、内間木地区の現行路線を乗り継ぎ分離対象とせず、直通路線として現在のまま残し(朝霞台駅からのアプローチは若干変更)、上内間木のみ乗り継ぎ路線を設定することを報告と、改めてコミュニティーバス全体の改革を再説明
5.第四小学校の跡地利用
社名は明かせないものの化学メーカーの1000人規模の研究所が移転してきたいと打診があり、その資料として必要な土地鑑定、有害物質の有無の調査、校舎跡に保存している博物館資料の移転をする予定の報告
が行われています。
1.教科書選定に関する件
〈私の考え〉
誰も気にしてこなかったこの件は、:安倍政権が前文部科学省包囲網の材料として、教科書会社を攻撃した題材として使った政治的経緯があることから、過剰反応すべきではない案件と私は考え対応しました。
2.機構改革
〈私の考え〉
福祉部門の組み替えは高齢者福祉の観点からは必要なのだろうと理解しています。残るは福祉を必要とする人の権利擁護をどうしていくのか問われていると考えています。これは市議会一般質問でうかがっていこうと思います。また住宅部門が「空き家対策」が全面に出されていますが、それより前の、総合的な住宅政策が必要であること、個別には、住宅の質、安全、公共サービスの提供量と連動した開発のあり方、メンテナンス指導など重要な仕事もたくさんあると思っています。
職員数がどうあるべきかという点では、非常勤職員の働き方・働かせ方も課題があると思っています。
3.本町児童館の設計
〈私の考え〉
中高生にもという児童館なので、本来はどういう機能が必要か、という議論があって設計書があるべきものではないかと思っています。また中高生向けのノウハウをどう獲得していくかが課題だと思っています。タコツボ化した管理の論理ではなく、他市の先行事例や、専門家の助言などを貪欲に吸い取ってほしいと思っています。
4.わくわく号の最終見直しの結果
〈私の考え〉
既存路線をベースにした改革、となった時点から今回の改革は一定の着地点だったと思います。内間木地区の路線の最終段階での混乱は、重要な改革なのに内間木地区の委員が入っていなかったことや、内間木地区でのワークショップ等の開催が必要だったんだろうと、それを提言しきれなかったことを反省しています。
いずれにしても、採算が見込めない内間木地区の路線以外は、多くの市民に乗ってもらわなければ始まりません。そのことについて、一般質問で追加して聞いていきたいと思っています。
5.第四小学校の跡地利用
私のなかで矛盾する気持ちがあります。中学の同級生にもいらっしゃるので出身校の土地を失う人の気持ちと、一方で、次々に働く場所を失いのっぺりとした住宅地になってしまう朝霞市において貴重な企業進出であり、それによって多数の労働者が市内で就業することなど、プラスの面も捨てがたいものがあります。今回は交渉の前段階に必要なことを認めよ、という行政側の要請ですが、進出の是非は、具体的な交渉の進展を見て企業や扱う研究内容などを見ながら判断していきたいと考えています。
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