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2017.08.21

8/21 東洋大撤退

21日書類が投函されており、市役所から議員あてに、2021年4月をもって東洋大学の朝霞キャンパスに残存していたライフデザイン学部が北区の校舎に移転すると連絡を受けたことが通知されています。

●安倍政権に都会の大学の定員増を権力的に規制させてまで、地方がほしがっている大学から、あっさり去られたのは残念です。とりわけこれからの地域運営に重要な戦略となる福祉政策のブレーンであった東洋大学ライフデザイン学部がなくなったことは、ボディーブローのようになってくるように思います。
また地域のさまざまな福祉活動をしている団体にとっても、学生ボランティアとの連携を受けているとこも少なくなく、影響は小さくなさそうです。

●一方で、朝霞市が戦略的に東洋大学と関わってきたのか、と問われると、部分的に市民活動団体との間に積極的な関わりがありましたが、包括連携のような動きは低調でしたし、東洋大学の社会実験みたいなことに市の資源を差し出すこともありませんでした。キャンパスのある都市に責任を感じてもらい引き留めるにはあまりにも素材が足りない感じです。学園都市のようなたたずまいを形成するのもできていません。
市役所では、昔、大御所と言われるような先生に審議会や委員会の座長役だけ押しつけて余計なこと言わせないようにした場面も見たことがあり、大学があるということに対する敬意があまりにも欠けていたのではないか、と思わせることもありました。審議会・委員会の委員になっていただくに当たり、きちんと政策目標をどうしたいのか、ご意見を聴いて意思疎通を図るということをしていなかった話も聞いたことがありました。
シティープロモーションという言葉が議員や企画畑の公務員に大流行で、そのなかで〇〇№1みたいな気合い言葉に飛びつきがちです。しかしそれとともに、市民所得県内4位にふさわしい街になるよう、知的資源を積極的に活用して質実のともなう都市にしていかなくてはならない時代になっているのてばないかと思います。

●跡地が関心になるのが、いまだに土地神話の残っている首都圏のいやらしいところですが、またわかりません。旧校舎が閉鎖後10年以上そのままであったことや、市街化調整区域であること、交通の便が整備されていないことなどから、他の用途が見つかるまでは、このままではないかと思います。

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