7/20 わくわく号の改革が10月から
6月の定例市議会で、朝霞市のコミュニティーバス・わくわく号の改革が10月からスタートすることが明らかにされているが、14日の検討委員会で詳細が明らかになっています。
取り寄せた資料では、検討委員会報告書の改革提言35項目のうち、見送りは台数を6台から7台に増やすことの1項目、実現に向けての検討を継続する(当面保留)は13項目、条件が整い次第実施が2項目、その他が10月から実施されます。
主な変更点
【膝折溝沼線】
・栄町のルートを四中前の「観音通線」からイイダ前に変更。新たに「栄町三丁目」「栄町市民センター入口」バス停を増設。
・わかりにくい本町関係のルートを整理
・北朝霞駅からわくわくどーむへの直通を廃止(無料のりかえ券で対応)
・朝夕に膝折5丁目・北朝霞駅間などの区間運転を行い、乗り残し問題への対応を行う。
(膝折5丁目バス停は、朝霞駅方面からの6:50、7:55、9:06の間に、7:22と8:27の始発を追加)
※この区間運転の追加はよい工夫だと思いますが、北朝霞駅から膝折5丁目に送り込む回送運転の一部営業運転をすれば保育園送迎等に活用できそうな感じはしています)
【根岸台線】
・バス停の増設(実施済)
【宮戸線】
・始発・終点を1本除きわくわくどーむに変更
※北朝霞駅起終点でなくわくわくどーむ起終点となることで、わかりにくく、バス停によってはわくわくどーむで分断されるので、利用率が低下すると心配するところがあります。人口密度も高く、駐車場などのインフラが弱い地域なので利用者の発掘が可能な路線だと思うのですが…。
【内間木線】
・北朝霞駅・内間木公園間の幹線と、内間木地域の循環バスとの分離
・循環バスは無料
・幹線部分は経路を朝霞市斎場・博物館立ち寄りに変更。
【全般】
・運賃改定は消費税10%改定のときに実施し、同時に割引制度の実施
・北朝霞からわくわくどーむへの乗り継ぎ割引を実施
など。
・北朝霞駅の乗り継ぎ時間の調整はかなり困難ですべての時間で十分な対応は難しい
ということも明らかにされています。
台数の増加がなかったので、本数の増加は、乗車率の少ない区間のカットや大回りのルートを短縮化した効果と、通勤時間帯の区間運転の実施で捻出した、運用面の改善による1路線数本程度にとどまり、利用者のニーズとして高かった、おおむね30分間隔の運行の実現はできませんでした。また都内のコミュニティーバスで採用されているようなパターンダイヤも実施できませんでした。
宮戸線は、ほとんどの便の起終点が「わくわくどーむ」になったことで、宮戸地区から北朝霞駅に行くのに反対側ルートを利用することが難しくなり、駅利用者には、反対回り路線が使えず、利用できる便数が半減する案となっています。とくに宮戸のわくわくドーム寄りの地域は、北朝霞駅に大きく迂回するルートとなり、バスを利用する意味を見いだせるのか疑問です。
事前調査で、北朝霞駅・朝霞駅を中心に利用者は利用して、駅をターミナルにする運用をすべき、という結果にもとづいた提言がぐらついているように見えます。
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