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2017.02.02

2/2 朝霞市の選挙がなぜこの時期か

今月下旬に市長選があり、市役所に垂れ幕が掲示されました。

多くの自治体は統一自治体選に市議選があるなか、朝霞市の選挙はなぜこの時期なの、という問い合わせをときどき受けるので調べてみました。とくに市議選、市長選ともに寒い時期なので余計にそう思われるようです。

市議会議員選挙は、統一選の半年後の12月第一週の日曜日が投票日です。
1955年の朝霞町と内間木村と合併のときに、議会は任期を1年延長する特例を受けたものの、議員が議場が入りきらず、当時の小さい庁舎ではたまらないということと、農閑期にということで12月定例会で自主解散したことで、12月17日任期満了で選挙をしたことです。このことは二代目市長の岡野義一さんの「一農夫から市長まで」という本に書かれています(市立図書館には未所蔵だがアマゾンで購入可)。イニシャル入りの話もあり、朝霞市の歴史に書かれた本で一、二を争う面白い本です。

市長選挙は、統一選の二年後にまわる直前の2月下旬に投票日です。
これまでその理由が確認にできず、本日図書館のレファレンスで調べていただいた資料が届きました。「朝霞市史通史編」に理由が軽く触れられているのみです。1回目のずれは1955年に町村合併で町長選があり、統一自治体選より1年ずれています。さらに1961年1月25日に当時の綿谷新之介町長が病気で急逝し、それで行われた町長選の任期が1961年3月17日から始まることから、年度替わりの大変なときに市長選が市長交代が起きるようになったということです。
綿谷さんは、当時唯一の中学校だった第一中学校の改築を町民ぐるみで進めて、町民の寄附を募ったり大変な努力をされた方です。
天命にともなう日程なので仕方ありませんが、年度替わりに市長の任期交代があって、予算審議をする市議会の招集権は市長にあることから、予算を扱う部門や、議会事務局がはらはらとしながら議会日程を組むことになっています。

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