2/12 前提となる大事な話がみんな抜けている~清掃工場の焼却炉の説明会
11日午前、中央公民館で、朝霞市クリーンセンターの焼却施設の建て替えの説明会がありました。
この件の意見募集が始めたのを機会に、説明をするというものです。周辺住民でもない市民にも、こうした機会を作ってコミュニケーションを取ることは大切だと思います。補助金カットのときもそうでしたが、どんなしんどい話でも、デュープロセスを踏まえていこうとする姿勢は評価したいと思います。
朝霞市の公共施設では最も高価な施設であることから、参加した市民の関心事はコスト管理だと思います。
しかし、費用見積もり、人口の将来予測、運営方法など前提となるものが一切資料になく、参加者からのご質問からも、費用見積もりも総額ベースの話しか出てきませんでした。少し長めの説明会になり、参加者からの質問は、どう考えても高いもの買わされているのではないか、という問いかけが多かったように思います。
きょうび、多くの勤労者市民は職場で細かいコスト管理に追われています。そういう時代に、アバウトな前提の話で百億円以上の支出を決めようと話をしている状況に、すっきりとした気持ちで焼却施設の建て替えを見守ることにはならないのではないか、と心配しています。数字を示して、根拠を示して、いろいろな行政内部の試行錯誤の情報を公開できる状態にして、計画の可変性のある部分はどこかということも示して臨まないと、必要以上にこじれてしまうのではないかと思っています。
傍聴者から市議だと気づかれ、私に感想を意見をされましたが、細論に持ち込んで本質的な話があまりされていないことに驚いた、と言われました。そんな感じがします。
●百億円の仕事は、大きな計画に位置づけられて、財政計画の後ろ盾があって、トップマネジメントとして行われるべきなんだろうと思いました。担当職員だけで説明つけられる話ではないのだろうと思います。
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