1/9 新年となりました
これが新年初めての「きょうも歩く」更新となってしまいました。新年おめでとうございます。みなさまにとってよい年となりますよう、お祈り申し上げます。
全世界的に政治は、通俗道徳だけをふりかざしながら、それにつき従わない人間には何しても構わないんだ、という偽悪趣味が流行して、それをある程度の人が応援しています。私は、大変な時代になったと受け止めています。真っ正面から歯止めをかけようと努力している人もいますが、人々が苦痛を感じ、それを嫉みや足の引っ張り合いにエネルギーを変えているわけですから、人々に安心感ができない限り、正面突破は難しいのではないかと思っています。
市町村の仕事は、人々の苦しみを取り除き、力づけをする仕組みをつくる最前線です。偽悪趣味の政治が流行するなかで、人々の嫉みや足の引っ張り合いを引き起こさないで済むような、力づけられている、欠けたるところを後押ししてくれる、居場所があって、参加している、ということが実感できる地域社会になるように、無力な野党議員ですが、力を使っていきたいと考えています。
細かい政策の話では、人材不足と複雑化する制度の上で、サービスの基盤の維持すら危機的状況など介護保険制度の混迷には心を痛めています。
一方で、悲観ばかりもしていません。
労働問題では、その偽悪趣味とも言える安倍政権といえども、最低賃金の引き上げや、非正規労働の問題の解消に向けて動き出しています。サービス残業に対して、刑法的な統制をかけ始めていて、働く人たちが家庭も何も犠牲にして生きる社会から足を洗う動きは始まっています。政権維持の都合とはいえ、この20年労働者の保護行政の後退と、学生運動世代の引退で労働運動も後退を重ねてきましたから、よい追い風となっていると思います。
保育政策の前進も、10年前には考えられないほどポジティブになってきましたし、朝霞市ではありませんが、商業主義的な保育事業者においても、保育にとどまらず、子どもと家庭を支える取り組みにチャレンジする事業者が出てきています。
子どもの貧困や、これまで忍従してきた様々な矛盾する学校の習慣への問題意識なども社会問題になってきています。
そういうなかで、朝霞市がどのような政策選択をしていくのか、どのように市役所が市民との協調的な関係を作っていくのか、市民が市の意思決定できる場でじっくり議論できない代わりに、私が議場その他で口を一所懸命動かしていくのが、議員としての第1の役割だと思っていますので、今年も様々な問題提起をしていきたいと思います。
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