7/14 3年後を考えると都知事選を笑って見ていられない
きょうから都知事選です。与野党ともに推薦候補がドタバタなことが続き、政治への不信がまた増大したな、と思います。参院選のスケジュールは決まっていたのですから、舛添ヤメロと東京都議会が騒ぎすぎたのではないかと思います。
私にとって都政に関しての関心は2つ。①朝霞・志木・新座・和光の四市は、明治の郡再編で東京都から埼玉県に線引きされてしまった地域。東京に労働力を供給する地域として、東京の23区とは言わないまでも多摩地区同様の財政支援を検討していただけるのか、②東京都のあふれる保育園待機児童が、保育難民として朝霞市にも流入しています。東京23区が待機児童問題を解消してくれて朝霞市の保育事情の緩和に協力してくれるかどうか、の2点です。
①は冗談半分みたいな話ですが、②に関しては重要です。東京23区は潤沢な財政があり、お金はあるわけです。保育にお金を使い、事業者と保育労働者を育てる公約を掲げている人に当選してもらいたい、くれぐれも規制緩和を最初に言いだして無策をさらけ出す人にはなってほしくないと思っています。23区の保育事情が改善して保育難民の流入が止まれば、非正規労働者にも保育園に入る枠があいてきます。朝霞市の財政も保育園対策に追われなくて済むようになります。
●ところがこの都知事選のドタバタ、3年後の埼玉県民にもふりかかってくる可能性のある話です。
都知事選の混乱は、6月定例都議会での自公民共の舛添批判のボルテージが上がって、15日に辞職、そのあとただちに6月22日から7月9日までの政治活動規制がかかって新知事候補たちの政治運動が不可能、10日投票箱のふたが閉まるまでの参院選への副作用を与える危険性などがあっての候補者調整の棚上げなどがあって、結局10日の夜から立候補届出の14日8:30までの短期間にいろんな決断を強いられたことがあると思います。
こういうことを考えると、舛添をやめさせようとした都議会与党はともかく、一緒になって叩いた都議会の民進党、共産党はスケジュール管理ができていたのか、と思わざるを得ません。
しかしこの状態、実は他人事じゃないとわかりました。
3年後の同じ時期、埼玉県知事選挙があるのです。次回、埼玉県知事選は、2019年8月30日任期満了をふまえ、その30日前までに選挙をやるということになります。
投票日は、日曜日だとすると、2019年8月3日、10日、17日、24日投票の4つの候補日。それぞれ2019年7月17日、24日、31日、8月7日公示となります。
この年は参議院議員選挙の年でもあります。会期延長がない場合の参院選の日程では、今回同様7月7日か14日投票、延長国会になれば28日か8月3日投票、参院選の日程次第では、今回の都知事選のように主要政党が候補者選びができない、地獄バターンになるかも知れません。
その場合、参院選の告示日までに候補者を選びを済ませてある程度知名度を上げないと運動が成立しない危険性もあります。参院選に入ってから候補者選びをしなければならない事態におちいると、今回の都知事選のようにすきまの数日に候補者選びをしなくてはならなくなり、選挙グッズの作成から打ち上げる政策の決定まで作業が遅れて不信感を生じさせるような混乱が生じるように思います。
●東京都知事選にNHKから国民を守る党の立花党首が立候補されています。ポスターとして、同党が配布している撃退シールが使われてます。届け出をもってあのシールは公式な選挙ポスター扱いを受け、掲示板以外の掲示は規制を受け、選挙違反となる場合があります。朝霞市内も少なくないご家庭で玄関先に貼られていますが、東京都民が通るような場所に貼られている方は、注意が必要です。
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