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2016.02.17

2/12 来年度予算のアウトラインの説明を受ける~全員協議会

行政側から、来年度予算案のアウトラインの説明を受けました。

総額では、382億円で3.5%の伸びで、政府予算の拡大や景気の拡大(自治体は1年遅れで波及)が影響しています。

市税収入は控えめで0.9%の伸び、212億円を見込んでいます。このうち、法人市民税の一部が、地方交付税財源に供出することになったので、個人市民税や固定資産税はその分伸びていることになります。

市の借金の残高は、新規借入が19億、返済が29億なので利息を引いて7~9億円程度減少し、今年度末の予定の297億円から、来年度末には288億円程度に圧縮される予算ではないかと見ています。

借金は順調に圧縮される見込みですが、その内容が建設債から、国から払えない地方交付税がわりに借金を強要されている臨時財政対策債が中心で、下手に朝霞市の税収が改善したり国の経費見積もりが下がると、全額市民負担になる借金が増えてしまっていることが要注意です。

来年度の歳出では、「新たな取り組み」が多くあるものの「事業を見直した取り組み」が少なく、金額も少ないことから、その帳尻あわせがどこで行われたのか細かい検証は、19日の予算書配布以降に行わなければなりません。
このうち、放課後児童クラブを新たに民設で開くための財源確保が行われています。2015年度には、朝霞駅南口の第八、第六、第四小学校のエリアがオーバーフローしましたが、その傾向はおさまらないことから、来年度の事業となります。
復活するものとしては、重度障害者、ひとり親家庭、子ども医療費の無償化のうち、入院時のホテルコスト自己負担が2014年度から始まりましたが、市民税非課税世帯に関しては、無償化を復元することになります。
資源回収を行う団体に出した補助金「地域リサイクル活動推進補助金」が、2014年に㎏あたり10円→5円に削減されましたが、一部復元して、7円になります。
職員の育成に関して、他の自治体のエリート職員と混ざりながら高度な研修を受ける自治大学校への派遣が復活したことは評価したいと思います。職員にお金を使うだけ切り取ってそのことには批判的な意見も根強いですが、毎年、職員に毎年数百万の人件費を払うなら、適度に研修コストをかけながら能力開発をしていかないと、と思います。
将来に金額の大きな話になりそうなものとしては、本町・栄町地区に児童館を建設するための候補地の選定・設計が始まります。また市民会館の耐震化工事も設計が始まります。

一方では、保育園の新設にからむ予算がありません。今年のオーバーフローの状況を見る限り、事業者や個所付けが決まっていなくても、当初予算で確保しておくのが筋でなかろうかと思います。

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