12/1 きょうも歩く・くろかわしげる
このブログタイトルです。今回の選挙では、日程の3~4割、選挙カーの運行を止め、歩きの街頭宣伝を入れています。
朝霞市には、急傾斜地で狭い道路しかないところに多くの住宅があります。こうしたところに選挙カーで乗り付けても、有権者のみなさまとていねいなコミュニケーションができない、と判断したからです。せっかく家から出てきてくださっても、すれ違いざまに話しかけていただいても、選挙カーが停められないがばかりに通り過ぎざるを得ない、前回、そうしたことが多くあったからです。
朝霞市のように、18平方キロの狭くて人口密度の高いまちに、選挙カーが27台(現職の1陣営は選挙カーを不使用)ひしめいていて、選挙期間の前から私のことに関心を持っている方でなければ、選挙カーから情報を得ようという気力を失っているのではないかと思っています(期間前の議会報告の街頭演説では多くの方が関心をいただいていたのに、選挙期間が始まってから、駅頭の街頭演説をすると、耳をふさぐように通り過ぎる方が増えたと思います)。
宣伝効果がないことはないので、必要なところに選挙カーを使う、という考え方で運動を進めています。あくまでも有権者のみなさまとのコミュニケーション・ツールだと思っています。根性論だけではなく実務上の要請です。
そういうことを今回の選挙準備の段階から、仲間と意志合わせしてきました。
●20年前から、公共交通に関心を払うなかで、自動車事故死をしたお子様をお持ちの保護者の方々と交流ができたことは、ひっかかってきたことです。自動車の利用に警鐘を鳴らして、脱マイカーの運動をされています。社会に必要な要素もあり、そのラジカルな主張の全てに賛成するわけではありませんが、狭いまちで必要以上にクルマを走らせるのは、可能な範囲で控えた方が良いと思っています。
世論調査で今は原発再稼働反対という声が過半数です。しかし福島原発が大事故を起こすまでは、原発をやめていこうという主張はラジカル過ぎて非現実的、と批判され、節電も何もまったく注意を払わなかったものです。危険なものを使うときは、その被害にあわれる方のことを想像しながら、使うことが大事ではないかと思っています。
●自治体議員選挙では、公職選挙法が宣伝ツールとして認めるものとして、①選挙カーの走行、②電話かけを自由放任にし、③2000枚上限の選挙運動用はがきの差し出し、④自治体が配布する小さい枠の「選挙公報」、⑤指定した街頭の掲示板ボスターなど、宣伝ツールを極めて少なく限定しています。そうしたなか、選挙運動を強化しようとすると、その分すべて選挙カーに出てきてしまう制度になっているなぁ、と痛感しています。
●そのようなことを考えながら、今回「きょうも歩く」街頭宣伝に取り組んでいます。
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