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2015.09.25

9/24 修正案は粉砕され、政局がらみの条例多く 9月定例会が採決・閉会

本日は9月定例市議会の最終日。4年の任期のなかでは定例会の最後でした。
マイナンバー、新教育長制度、安保法案廃止の意見書など中央政局を反映する議案が多く、討論が白熱しました。一方で、総合計画条例の議決対象を広げる修正案を提出しましたがこれは与党議員の結束のもと多勢に無勢で否決されました。
清く正しい条例案は「日本手話言語条例」の可決ぐらいで、全会一致可決の議案は少なかった珍しい9月定例市議会でした。

マイナンバー関連では、左派系議員が猛烈に批判を加えていました。そのなかで私は個人情報保護の体制づくりに関連した2条例はマイナンバーに不安があればあるほど必要と賛成し、再発行手数料に関する条例は「税金を取る側の利便性のためにつきあっているのになぜ手数料を取るのだ」と反対しました。市税や事務の追加など、市の事業での利用は、市民が不安に思っているなら待とう、という考えで反対しました。

新教育長制度関連議案は教育委員会制度が無責任体制と文部科学省のいいなり教育になっていると批判しましたが、市長がどうこうするより、合議機関をダウンサイジングした方がよい、と制度そのものに反対しました。また、新教育長の勤務条件のなかで裁量権が低いことも気かがりで反対理由としました。

朝霞市総合計画条例では、修正案を提出して、具体的な計画部分も議会の審議の対象にしてもらおうとしましたが、与党の壁に阻まれ粉砕しました。

日本手話言語条例は、埼玉県初の「日本手話(手話のなかでの一つの言語で、耳による日本語習得の前に手話を習得した人が使える手話。文法等が全然違う)」言語を明確に位置づけた普及条例として成立しました。

最後に安全保障法案の強行採決に反対し廃止を求める意見書。ここはと思って賛成しましたし、内容に大きな問題があるわけではありませんが、集会アピールみたいな文案に、うーんと思ったものです。また、賛成側も反対側も、政治家というものは一般市民より安全保障の議論が好きなんだと改めて確認した晩でした。

閉会直後、議場で、引退を決めた2議員からごあいさつをいただきました。長年のご活躍に敬意を表します。

採決結果等は続きを読む以下に掲載します。
なお内容は速報的なものなので、正確な内容は議会ホームページから採決結果、議事録(12月上旬公開)でご確認ください。

議案第57号 平成26年度一般会計決算
討論者 賛成 大橋(進政会) 反対 斎藤(共産)、黒川(無所属)、小山(無所属)、田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山
〈私の反対討論〉
平成26年度の市政の問題点
①中期財政計画も行革計画にも位置づけのない仕事が予算提示のときに突然カットされ、当事者たちが異議申し立てもできなかった。
②とくに障害、子ども、ひとり親家庭の医療費無料化から入院費負担という裁量性のない費用負担が増えた。
③職員給与カットを1%行いましたが、労使合意がなかった。一方、削減されたとは言え、もらっている賃金は、国の指定した地域手当に3%を上乗せして、その額は1億円にもなる。行政改革をするならまず法定外の賃金からではないか。
④国の問題だが、3月末補正で大量の国からの事業押し込みがあり、単年度決算の原則とする地方財政のあるべき姿からは問題。
⑤清掃工場を単独で建設するという方針を決めた。これは将来財政的に大きな負担になる。
⑥子ども子育て計画で保育・学童保育は考えてもらったが、出産からの安心や保育以外の遊び場の課題が、多忙だったとはいえ考えていただけなかった。
⑦市内の学校が政党の幹部を講師に研修を行って問題になったが、そのときの会場費等の原資が公会計としてあるべきものなのか。一向に改善が報告されていないので放置されているのではないか。
一方評価点として、
①事務執行としては大きな変動はなく堅実な運営をしておおむね適正だったと思う。
②土木費では国庫補助金の活用に努力された。
③地方財政法第7条の運用を厳格に守るようになり、財政調整基金を積み増しした。債務残高も順調に減少させて将来に向けた財務体質の好転の努力がされた。
④基本的な財政情報がインターネットに網羅的に公表されるようになった。
⑤総合計画、景観条例・景観計画、わくわく号、都市マスタープランなどの策定で多様な市民参加の手法が用いられ、市民の納得感の強い策定作業が行われた。
以上、問題点と評価点を比較すると問題点の方が重い課題が多いことから反対する。

第57号 平成26年度国民健康保険特別会計決算
討論者 賛成 駒牧(公明党) 反対 斎藤(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山

第58号 平成26年度都市計画下水道特別会計決
討論者 賛成 須田(絆) 反対 山口(共産)、田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川、小山
 反対 共産党、田辺

第59号 平成26年度介護保険特別会計決算討論者 賛成 駒牧(公明党) 反対 山口(共産)、田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川、小山
 反対 共産党、田辺

第60号 平成26年度後期高齢者医療特別会計決算討論者 賛成 駒牧(公明党) 反対 斎藤(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川、小山
 反対 共産党、田辺

第61号 平成26年度水道事業会計決算・剰余金処分案
討論者 賛成 石原(進政会) 反対 田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川、小山
 反対 共産党、田辺

第62号 平成27年度一般会計補正予算第2号
討論者 賛成 小池(明政会)、黒川(無所属) 反対 山口(共産党)、小山(無所属)、田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川
 反対 共産党、田辺、小山
〈私の賛成討論〉
 地域包括ケアの実現に向けた研究会を設置することは評価したい。現状分析と対応策がまとめられないと地域包括ケアはかけ声で終わってしまう。
 保育園の整備に関して、低年齢のみの小規模型から認可保育園整備に転換した補正内容は評価したい。その方が効果的・効率的である。
 埼玉県の第3子保育料無料化の導入にあたって県補助分のみ半額としたことも評価したい。今在園している子の保育料よりも入れない子や、地域子育て支援の課題も取り組まなくてはならない。そのことを決断した市長は評価したい。
 債務負担行為に大きな金額のものがある。その運用は厳正に効果的にお願いしたい。

第63号 平成27年度国民健康保険特別会計補正予算
討論なし・全会一致

第64号 平成27年度都市計画下水道特別会計補正予算
討論なし・全会一致

第65号 平成27年度介護保険特別会計補正予算
討論なし・全会一致

第66号 平成27年度後期高齢者医療特別会計補正予算
討論なし・全会一致

第67号 市税条例の改正
討論者 賛成 野本(進政会) 反対 山口(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山

第68号 新教育長制度の整備に関する条例
討論者 賛成 船本(絆) 反対 山口(共産)、小山(無所属)、黒川(無所属)、田辺(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山
〈私の反対討論〉
現在の教育委員会制度は、独立性と言いながら議会承認のもと市長が任命し、しかも地域と切り離された意思決定をするので結局は中央集権的な文部科学省の縦系列の支配にある。高度な先進国なら裁量のダウンサイジングが必要で、コミュニティースクールを志向すべきだと思うしそうした改革なら賛成するが、首長におかしな教育思想を持った人が入るととんでもないことになる制度だと思う。教育のガバナンスは合議機関が行うべき。

第69号 個人情報保護審議会条例改正
討論者 賛成 野本(進政会)、黒川(無所属) 反対 山口(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川
 反対 共産党、田辺、小山
〈私の賛成討論〉
マイナンバーにいろいろ不安はあるからこそ、それから市民を守る体制整備は必要だから賛成すべきと考える。第71号議案も同じです。

第70号 手数料条例
討論者 賛成 船本(絆) 反対 山口(共産)、黒川(無所属)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山
〈私の反対討論〉
マイナンバー制度の最大の目的は、税徴収の効率化と正確性だ。市民が不安に思う中で導入を強行するのにいくら再発行とはいえ手数料を取るのは論理的におかしい。また紛失しないような番号通知になっているとは思えない。国の問題ではあるが市民が負担を背負うものではない。

第71号 個人情報保護審議会条例改正
討論者 賛成 野本(進政会) 反対 山口(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川
 反対 共産党、田辺、小山

第72号 総合計画条例修正案の提出 黒川、田辺、小山の連名
修正案の内容 議会の議決事項に、基本構想に加えて基本計画を加える。
修正案への質問  野本(進政会) 答弁者 提出者黒川
 ①行政計画に議会がどこまで関与すべきなのか。
 →予算を上回る重要事項であり議決すべきと考える。
 ②議会が議決すると基本計画に矛盾することを自由に意見を述べられなくなるのか。
 →市の向かう方向を議会や議員も共有して、自らの固有の政策との差は自由な意見として述べればよいと考える。
 ③災害など社会情勢の変化のときに、どうするのか。 
 →災害のような生命と財産に急迫する事態はほとんどの計画をほ超越した対応が必要。緩慢な社会情勢の変化には、きちんと議論して内容を変更していけばよいと考える。
修正案の討論・採決
討論
 修正案に反対・原案に賛成 野本(進政会)
 修正案に賛成・原案に賛成 黒川(無所属)、田辺(無所属)
採決結果
 修正案
  賛成 共産党、黒川、田辺、小山
  反対 進政会、公明党、絆、明政会
 原案 全会一致

第73号 個人番号の利用に関する条例討論者 賛成 野本(進政会) 反対 山口(共産)
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会
 反対 共産党、黒川、田辺、小山

第74号 朝霞市日本手話言語条例
討論無し・全会一致

第75号・第76号 教育委員の任命の承認
提案内容 岡野委員、比留間委員の続投
討論無し、全会一致

議員提出議案第6号 市議会委員会条例改正
提案理由 新教育長制度になって委員会に招致すべき執行部名の変更が必要
採決結果
 賛成 進政会、公明党、絆、明政会、黒川、小山
 反対 共産党、田辺

議員提出議案第7号 安全保障法の強行採決に抗議し廃止を求める意見書
提出者 田辺、小山、斎藤
討論者
 賛成 山口(共産)、小山(無所属)、黒川(無所属)、田辺(無所属)、斎藤(共産)
 反対 野本(進政会)、遠藤(公明党)、駒牧(公明党)、岡崎(公明党)
採決結果
  賛成 共産党、黒川、田辺、小山
  反対 進政会、公明党、絆、明政会
〈私の賛成討論〉
 自衛権は、片山・芦田内閣が「前項の目的を達するため」とすくい上げた。定着した自衛隊と日米安保条約に関して村山首相が受け入れて、日本の安全保障政策に安定性が増した。それがいつの間にか日米安保体制が日米同盟になってしまって、一体化してしまっている。そうした中、国際情勢が変化し、紛争地は敵味方が不明確な泥沼のたたかいがおこわれるようになっている。そうした活動に参加してよいのか。
 公明党の修正や日本を元気にする会の修正は意味はあったと思うが、13日の討論番組で自民党のとりまとめ役の高村さんがそれをすべて打ち壊すような発言があった。いったいこの法律のできることできないことは何か、全くわからなくなってしまった。そういう状態に自衛隊をおいて、自衛隊員は守れるのか。将来の子どもたちを守れるのか不安。ぜひ多くの議員に賛成してほしい。

閉会

閉会後、2015年12月17日の任期満了で引退を決めた2議員からのあいさつが行われました。
佐野昌夫議員(明政会・1999年~当選4回)
小池正訓議員(明政会・1995年~当選5回)

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