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2015.08.10

8/10 知事選が終わる。低投票率が埼玉県の政治課題。

知事選が終わりました。投票された票のなかでは上田氏圧勝という結果。仕事をしているし、現職だし、敵にしにくいし、ということではそうなるだろうと思う結果です。

事前の予測では2位争いを自民党と共産党の推薦候補がしている、という情報もありましたが、開票結果を見ると差はあっても大差ではなく、そんな感じです。
自民党推薦候補が代議士3人分ぐらいの票しか出せていないということは、低投票率に加え、どんな地方選挙にも行く自民党を支えている層の多くが、上田知事と対決しようというムードではなかったのではないかと思います。
共産党は、来年の参院選の準備体操としての意味もあるのでしょうから、この低い投票率で、推薦候補がこれだけの票を取ったということは弾みがついたのではないかと思います。

問題は、前回知事選は、自公民総与党的体制の選挙で選ぶ意味が、と説明づけられますが、今回は、政党や支援団体がバチバチやるはずの対決型選挙だったのに、やはり3割を切る低い投票率で終わったことです。言いにくいのですが、各陣営と県民そろって負けたという感じがします。
県内、国政選挙の投票率は下がらないのに、自治体の首長、議員選挙では目も当てられないほど低い記録が続いています。有権者の意識が語られますが、構造的な問題を考えて、政治や自治体の運営について考えていく必要があります。

●この秋の朝霞市議会議員選挙も、有権者数が伸びている中、30%に届くか心配です。
有権者数は今回の知事選で約10万7000人ですから、3万2100人が投票に行かなければ30%を切ります。
朝霞市議選は、1960年以降、住民数の増加に比例して微弱に投票者数が増えるかたちで投票率が低下し続けてきました。1995年以降はマンション急増で人口が増え続けたものの、投票者数は3万7500人前後と増加がぴたりと止まりました。さらに前回市議選で初めて投票者数がガタッと3万4500人に減り、投票率は全国の市のワースト2位を記録しています。
だからといって無理して投票させるようなこともおかしいですし、選管の啓発も限界でしょうね。投票に行くのはこれこれだからだ、という動機づけが市民の多数のなかにできない限り、なかなか投票に行ってくれないでしょう。

●昔いた北海道に比べると、地域の政治情報がなさすぎることも感じます。口コミと政治家発のビラとネット情報しかありません。もっと地元紙を育てなくてはと思うところです。

●投票率が下がりすぎると、選挙に行っている人のなかで、絶対に選挙に行き、積極的に意思表示する有権者の割合が高くなります。そうなると、絶対に選挙に行くような見える有権者を政治家は優先します。
その結果、目立つ公共工事でもなければ、ますますその自治体の政治は多くの人にとって無関心なものになり、さらに低投票率になるという悪循環の構造があります。日本には堅牢な行政機構があるので、だからどうだということでもあるのかも知れませんが、しがらみのない市民が何かを変えたい、仕組みを作りたいというときに、低投票率で作られた政治構造が足を引っぱることになります。
市議会議員選挙の投票率の高い自治体と、低い自治体で先進的な政策の実現度合いは大きく異なります。

●知事選で、安全保障法案の是非が争点にならなくて良かったと思います。国政課題なのでここでガス抜きをせず、来年の参院選で国政を変えたいという気持ちに集中することが大切ではないかと思います。

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