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2015.07.01

6/30 総合計画と景観計画にパブリックコメントを提出しました

昨晩ぎりぎりに総合計画と景観計画のパブリックコメント(論点公開)を挙げました。
パブリックコメント手続きというのは、市が重大な決定を行うときに、市民に意見を求め、意見した人を特定せず公開しながら応答していく手続きです。論点を公開して整理することで、政策の水準を底上げする仕組みですが、一方で意見が出なければその手続きが機能しないので、議員となった今でも、議場で議論する場が保障されない限り、私はできるだけ意見を出すようにしています。

1.景観計画の意見の内容
市景観計画は、景観条例で守るべき景観に法的誘導策を取っていくための基準となるものです。朝霞市の場合全域が指定されること、市民活動との協働を支援していくことが主課題になっています。
私からは、景観行政を推進していくための人員体制が大丈夫か申し上げました。先日の学習会ではそんなもの市民がやるからいらんという意見がありしまた。市街化調整区域の自然の景観保全活動はそれでよいのですが、市街地などは土地利用規制がないところに景観規制が乗るので、法的強制力を行使して景観を守らなくてはなりません。市民活動団体だけでは不可能だと考えています。

景観というと、黒目川や斜面林に目を奪われていますが、加えて、東上線の沿線から見える緑の風景が朝霞市の特徴です。これが朝霞市を大切に守っていこうという意識づくりにもなっていますし、他市の市民からのイメージにもなっています。原案では、公共的景観に黒目川周辺の景観が書かれていますが、これに加えて、シティーセールスの観点から東上線から見える景観も対象にしたらどうか、と書きました。東上線の景観は、和光市から入る曲線部の公園と畑の広がり、岡の切り通し、黒目川を上からまたがる広がりのある景観、志木・新座市境に向かう防風森が朝霞市のイメージを形成しています。
それとともに、もう一つは、市街地としての景観。とくに美しい建物を並べよとは思いませんが、木造の低層住宅地の真ん中に高度規制ぎりぎりのマンションが建つことや、低層の商店が並ぶにぎわいや暖かみをどう作っていくのか、ということも問題提起しました。

2.総合計画の意見の内容
来年度からの10年の朝霞市の仕事を規定する市総合計画に対して全般的に書き、量は膨大ですのでかいつまんで紹介します。
主には財政計画の無いこと、ベッドタウンなのに住宅政策の無いことを問題視し、その他細かい政策では10年前と全然問題意識が変わっていないことを細かく指摘しました。これでは近隣市が政策競争に突っ走っているなかでどんどん遅れだけが目立ちます。また基本構想の高らかな内容から、あまりにも格落ちな感じもしています。
貧困対策や出産直後の福祉などの政策は日進月歩なので、今の水準が語られてなければ10年間はもたない政策ではないかと思います。また教育委員会関係はかなり主観的な価値観を施策に打ち出して、疑問を呈しています。

●議員として、総合計画の意見は、議場で詳細にやるべきことだと思います。日本の行政法の特殊性から、いくら予算が最上位の拘束力を持っているとはいえ、結果として長期計画は予算編成を縛るし、長期計画は予算を縛るべきだからです。
しかし今回は、私の再三の議会にかけよという質問に、理念を書いた基本構想部分しか議会にかけない、と答弁。したがってパブリックコメントでつまらない質問から重要問題もで山ほど指摘いたしました。

●締切が重なるのでやむを得ませんが、なかの仕事ばっかりやっていて、まずいなぁ…。

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