6/29 政治的スタンスをめぐるやりとりの多い一日~市議会6月定例会最終日
29日は6月定例会の最終日、提出された各議案、請願、意見書への評価をする討論と、採決。
補正予算と条例はすべて可決。放課後児童クラブの定員超過の緊急対応に予算的裏付けがついたことと、介護保険料の低所得者5%減免の国の対策が具体化します。
税制の変更もあり、環境対策の基準を満たした軽自動車税の軽減が制度化されます(すでに国は実施すると約束済)。
市長提出議案のうち、根本的にダメという議案はなく、今回は議案をめぐっても、意見書でも、各議員の政治的スタンスをめぐる議論が多かったように思います。
一方、市民から出された「給食の放射能測定の改善に関する請願書」は委員会で採択されたものの、本会議ではわずか1議席の差で否決。残念でなりませんが、今回請願者は、所管常任委員会で請願趣旨を説明されたり議員の質疑に答弁したり、議員どうしで議論しているところにも積極的に傍聴にお見えになったり立派なものでした。
選挙権年齢が引き下げられることになって、政治教育が話題になっていますが、自らの要望を議会に伝え、その審議経過を見守り、採決まで見届けるとしたこうした大人がもっと評価されるようになってくれたらよい、と願っています。
●市長提出議案に対して私は、補正予算では賛成討論、市税条例の改正(専決処分)、権利の放棄について(債権放棄議案)で反対討論を行いました。
意見書では、ヘイトスピーチ対策の法整備の強化策を求める意見書には反対討論、安全保障法案の廃案を求める意見書には賛成討論を行いました。
請願では、給食の放射能測定の改善に関する2本の請願書(学校給食分と保育園給食分)には賛成討論を行いました。
市税条例の改正と権利の放棄については、賛否微妙なものでしたが、すべてよしではなくて指摘すべきことを言うべき場面でした。朝霞市議会では、全員賛成の場合、討論で発言すべきではない、という不文律があったため、あえて反対として意見を申し上げました。
●各議員の賛否は公開、議事の録画公開は約1ヵ月後、議事録サイトの公開は8月末頃になります。
●私の行った討論の詳細は続きを読む以降に記載します。