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2015.05.28

5/22 総合計画の詳細が示されました

22日午前中、全員協議会が開かれ、行政から、①来年度からの総合計画の素案の説明、②街路灯交換に関する不正支出、③国保会計から貸付金の貸し倒れの処理の報告がありました。

1.総合計画は6月1ヵ月間の市民からの意見募集(パブリック・コメント)に向けて審議会が出してきた素案の要点を説明したものです。この計画に書かれていることしか基本、この先10年(途中5年で見直しが入りますが)やらないということなので、大事なものではないかと思います。市民の多くの人が読んでいただいて、意見を出していただけたらと思います。
私のなかでざっと感じた大きな課題は、①総合計画は、市の財政・財源との裏付けがなければ単なる祝詞です。提案する行政は巧妙にそれを避け、「最小のコストで最大の効率」など一般的な財政規律の話にすりかえています。10年間で3500~3700億円の予算をどう配分するのか、という話がなくては計画なんて意味がなくなります。②ベッドタウンの総合計画なのに住宅政策に一節を割いていません。空き家問題、マンションの維持、マンションのコミュニティー、空き室だらけのアパートをどうするか、商住一体型の空き店舗をどうするかなどなど、景観にとどまらない問題をたくさん抱えているはずです。しかもその住人は資産家ではないので、生活と密接不可分です。③問題ではありませんが基本構想の部分のとらえ方が複雑で難解。表現の工夫がなお必要です。何が横串さす共通の視点なのか、何が行動指針なのかわからない。シロウトの視点でもう一度ポンチ絵から言い方まで変えていかないと、と思います。

2..不正支出は、要綱にない支出をしてしまった問題です。
2013年度、他の支出がどれもこれも圧縮させられている中、まだ使える街路灯を全て交換した団体に補助金を出してしまい予算不足に陥ったことがありました。膨大な補正予算が計上されたことを問題として、私が2013年9月定例会で質問し、意見したことがあります。そうした議会の議論を受けて、翌2014年4月から交換の必要性のない街路灯の電球の交換はさせない要綱に変えたところ、うっかり間違って使える電球を交換するための支出をしてしまったという監査委員の報告があったという報告です。うっかりミスということで職員の処分はなかったのですが、市長からも「使える電球は引き続き使っていただくということをやってもらわないと財政が持たないので、今後もこの要綱は堅持する」という表明が行われました。

3.国保会計からの貸付金は、借用証書を紛失していたという話です。
国保会計が立替支出したものを貸付金として債権管理していたが、滞納者の分の借用証書を書類の保存年限で廃棄してしまったという話。それがすべて焦げ付き債権となって債権放棄したい、という報告でした。
債権放棄の話は次の議会で審議しますが、朝霞市役所は、「保存年限」でどんどん資料を捨ててしまって、市議会議事録以外、行政運営の過去資料がなくなりつつある状況は問題で、公文書管理という考え方が必要ではないかと思っています。
私も待機児童問題がいつからという資料請求をしたら、2000年代半ばからの資料がない、という答えでした。問題の発端がつかめなくなるということは、政策が何のためにやっているかわからなくなる、何をやれば解決するかわからなくなります。それでいいのでしょうか、と思います。

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